遠くにみえるあの花火に
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2005年05月08日(日) 感傷的になることなんて何もない


パステル画教室の日。あるいは母の日。

絵を描いている間は無心になれる。
無心で腕と指先と目を動かして、
はっと息をつぐように時計を見ると、もう一時間がたっている。
それが2度続いたら、もう2時間の教室が終わってしまう。

今日は静物画でした。
パイナップルと、りんごとオレンジ、それからレモン。

「もっとトロピカルなフルーツにしようかと思ったんですけどね。」
「マンゴーとか。描いても何かわからないでしょ(笑)」
と、ひとり笑いながら先生が仰った。

若い先生だ。
こんな、ど素人にアドバイスするのは難しいだろうな、と思う。

マンゴーの、アーモンドのような細長い楕円と黄色いような緑色を思い出しながら、
またすぐに絵の中に戻っていった。
確かに、マンゴーを描いたとしても見る人にわかってもらえないかもしれないな。




パステル画教室のあと、実家へ寄る。
あいかわらず我が家はにぎやかで、父と兄がやいのやいのとしゃべっていた。
母は仕事が趣味という人なので、こちらもあいかわらず仕事にでかけていた。
母が帰ってくるまでコーヒーを飲んで待つ。

あいまに、父がブログのトラックバックについてあれこれ訊いてくる。
一緒にネットで調べたりしている間に、母が帰ってきた。


帰ってきた母に「母の日の贈り物」を渡して帰る。
「娘っていいわね〜」というお言葉をいただく。

親も子も、少し離れているくらいがちょうどよく仲良くできる。
相手にやさしくなれる。
メールだと、普段言わない言葉も添えたりできる。
リップサービスのような。。。




帰ったら、あいかわらず優しい夫が出迎えてくれ、
おいしい「かつおのハンバーグ」を作ってくれた。

「これは日記に書いとかないとね!」という夫おすすめの(自画自賛)絶品料理。

そもそも「かつおのユッケ」のようなものを昨晩の晩ご飯に夫が作ってくれ、
それを今夜、丸めて焼いただけの「かつおのハンバーグ」なのですが、
たしかに絶品。おいしかった。

というか、まぁ、かつおのユッケが絶品だったわけですが、
詳しい作り方は「クッキングパパ59巻」を読んでいただければと思います。


「クッキングパパ」を侮ってはいけなくて、
意外とおいしい料理がてんこもりなのです。





2005年05月07日(土) ゴールデンウィークって誰が名づけたんでしょう?

私の人生には、「車で移動」というものがこれまであまりなかったのですが、
夫と共に行動するようになって、それが急速に増えてきました。

ゴールデンウィーク中に、夫の母方の実家がある岡山まで車で行ってきました。
お義父さんと夫がそれぞれ交代で運転し、私は後部座席でずっと眠っていました。
車とか電車での眠りというのは、おそろしく深くて、
あっというまに山深い田園風景の中に連れて行かれていました。

山のあちこちに、木々に巻きついててっぺんから顔を出している藤の花の薄い紫が
あざやかな黄緑や緑の間からのぞいているのが、美しかった。
野生の藤の花ってたくましいのに、尚、たおやかでした。




この休みの間に、
あと二週間もすれば知人の結婚式があるのでドレスを購入しました。
つやのある、ベージュに近いゴールドのドレスです。
10月にも友人の式があるので、どちらでも着られるものにしました。

普段は着ることのないドレスを着ると、身も心も引き締る感じ。
なんとなくいい女になったような気分なのです。







恩田陸さんの「夜のピクニック」読了しました。
そのタイトルから、秘密めいた事件性のある話を想像していたのですが、
これはそうではなく、
もっと爽やかな、若者の心の交流、青春の1ページなのでした。

今は伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」と、
川上弘美さんの「古道具 中野商店」を読んでいます。
めずらしく夫が川上弘美さんの本には興味をしめしていて、
私のあとを追って読んでいるので、
めっきり「グラスホッパー」ばかり読むはめになっています。







そんなわけで、ゴールデンウィークももうおしまいです。
今日はのんびりすごして、明日は母の日なので、実家に行く予定です。

私の日々は、相変わらず平平凡凡で、毎日のらりくらりと過ごしています。


2005年04月30日(土) それは途方もないことのような


兄の家に遊びに行く。

いつのまにか、兄も家庭というものを持ち、
奥さんがいて、子どもがいて、家まで建ててしまった。

なんだかそれは途方もないことのような気がするのに、
あの兄が、
と、思わずにはいられないのに、
本当にいつのまにか、人というのは、すごいものですね。





私だっていつのまにか結婚していた。
愛する人と暮らしているという、ただそれだけのことだけれど、
その愛する人と、私の親や兄弟が会話をかわしているということが、
びっくりするような、恥ずかしいことのような、
10代の頃には想像もできなかったことで、

結婚とか子供とか、家族って、途方もないことだと思う。

すごい!







それにしても、父がブログを始めたという。
父親と、あまりにも趣味が似通っているというのは気恥ずかしいものがあります。






さて、
「からくりからくさ」、「図書館の神様」読了しました。
どちらも、うんと好みの話で、
言うまでもなくすばらしかったのです。

今は「夜のピクニック」を読んでいます。





ところで今、気づきましたが、少し前の日記で、
小川洋子さんのことを小野洋子と書いていますね。
ファンの方、いらいらしたことでしょう(笑)
ここにお詫びして、訂正しておきます。
ごめんなさい。


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