遠くにみえるあの花火に
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2005年05月13日(金) あかるい夕暮れ

もう5時半だというのに、外は明々として、
まるで真夏の午後3時のようです。

季節も気温もないような、外気からの影響を全く受けない室内にこもっていると、
その明るさばかりが際立って、
本当に、真夏の午後3時のようです。


ぽんぽんと肩をたたかれて顔をあげると、
一瞬自分がどこにいるのか、判然とせずにぼんやりしてしまうような、
それと似ています。





美容院の予約をしなくては、と思うのに、
なかなか電話をかけることができません。
電話というのは、便利なのか不便なのか、
妙にそれに頼ってしまったり、
ものすごく怖いもののように思ってしまったり。





川上弘美さんの「古道具 中野商店」読了しました。
この方の描く主人公の「はぁ」という相槌が、とても好きです。






夕暮れについて考えていると、「落下する夕方」が読みたくなってきました。
そろそろそういう季節ですね。






夫と待ち合わせをして買い物をし、家でお好み焼きを焼いて食べました。
中華そばも合わせて、モダン焼き。



2005年05月11日(水) 母の目じり

この間ひさしぶりに母とふたりだけでお茶をしました。
仕事の話を楽しそうにする母の、目じりに刻まれたいくつもの深いしわばかりを眺めていました。
母と向かい合って話をしているのに、
私は母の向こう側ばかりを見つめているような感覚がずっとしていて、
年齢のせいですこし濁った瞳をみることができずに、目じりのしわばかりを見ていたのかもしれません。

少し前の母にくらべて、ずいぶん優しい目をしていました。

私は自分がどういう表情をしているのか、あるいはしたらいいのかわからず、
ずいぶん戸惑ってしまいました。
泣いているのかしら?とふと思ってしまって
泣きそうなのは自分だということに気づいたのでした。


2005年05月10日(火) 5月って結婚式をするのにいいころですね

大きな四角い窓から、京都の山々が見えています。
あれは東山でしょうか。
黄葉かしら?と思うような鮮やかな黄色が、
山のあちこちから萌え出ています。

新緑のまだ黄緑色のつややかな葉っぱが、
山を黄色く見せているのかもしれない。
なんだかのんびりとした気分で、あくびが、少し出ました。



眠っても眠っても、眠り足りないようで、
少しでもエネルギーを使うようなこと
たとえば、ごはんを食べる、とか、お風呂に入る、とか、
家から駅まで歩く、とか、をしただけで、
たちまち眠気が襲ってくる。





もう5月なんだな。
5月は風がさわやかで、晴れの日が多くて、
ついでにお休みも多くて、
いい月だなと思う。




去年の5月は何をしていただろう?
さっぱり思い出せないけれど、たぶん、
結婚式の準備で衣装屋をまわったりしていたと思う。

このあいだ、同い年の男の子が忙しげに駅へゆくところに出くわしたので
最近どう?と声をかけたら、
親に挨拶に行ったりしてて忙しい、という返事だった。

来年の春くらいに結婚するらしい。


へー。
みんな大人になってゆくんだねぇ。と思う。

男の人が結婚すると聞くと、そんな風に思う。
女の子だと、そうは思わないのに。







母から、友人の披露宴のときにつけるアクセサリーを借りました。
パール。

ひとつも持っていないので、ひとつくらい、
自分で買ってもいいかもしれない。


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