Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2006年12月18日(月)  She'll drive you crazy with the way she talks

今日から5歳児の授業はナシ。少し前にスクール側にやめたいと話しておいたら、昨日OKが出たのだ。そもそも最初から15歳以上しか教えたくないと希望していたが、「まあまあ先生、何事も経験・・・」と上手くおだてられ、まずは12歳、そして5歳まで担当させられていたのだ。
12歳の子はアメリカン・スクール上がりで英検2級を持っているからまだいいが。5歳児も表面上は問題なく授業をして、なつかれてもいるが、私は子守がしたいんじゃない。一度引き受けてしまったので、責任を持って半年はやってみたが、毎回何をどうすればいいのかさっぱりわからない。このまま先の見通しも立てられない授業を続ける方が無責任と判断した。やはり幼児教育は専門家に任した方がいい。

きのぴーに、一ヶ月前にした例の賭けがどうなったのかメールしてみる。「クリスマスまで一週間切ったけど。イヴを一緒に過ごす彼氏出来た?」
私側の条件「彼氏をつくってイヴを一緒に過ごす」に比べ、きのぴーのクリア条件はものすごく低い。つまり、「イヴに一緒にいてくれる男がいればOK」
この賭けをした時、きのぴーが「公園で一緒にビールを飲むだけでもいいよね?」と言ったので、私が「・・・でもそのビール代、自分で払っちゃダメよ」と言ったら、「ええっ? マジで?!」と叫んでやがったし・・・。
でも結局返事は、「出来ない。太ったのもなおらない」 ・・・あーあ。
まあどうせこの賭けは、去年のmちゃんとの時もそうだけど、二人ともどうせダメだから、女同士で飲もうかということなんだけどさ。

同じメールに、「Bunnyは? ひつまぶしの彼は?」とあった。「ひつまぶし」?
何故ここに鰻の混ぜご飯が出てくる。まさか「ひまつぶし」の打ち間違い?と思いつつ、「ひつまぶしって?」と訊いてみたら、「暇つぶしとかけてみました〜」という返事が。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おまえ、「かける」って意味わかってねえだろ!!!!!
きのぴーはいい奴だが。彼女と会話していると、ちょくちょくキレそうになる。笑顔で「死ね」と言ってしまうことも。
きのぴーは以前つきあっていた年下の彼氏と電話中に、「お前と話してると頭おかしくなる!!」と突然怒鳴られたことがあるそうだ。・・・彼氏に同情するわ。聞けば当時彼は20代。その若さではムリもない。

きのぴーは前にCROSS ROADで横にいたお客に、「さっき高円寺の民家でヤギを見たんです」と話して、「ノイローゼですね?」と言われていたことがあった。その時は、もしかしたら本当にヤギがいたのかもなと思ったが。先日BLACKで隣り合わせたジンナイくん(初対面)に同じ話をして、「でね、そのヤギの角にゴルフボールが刺さってたの」と言うのを聞いた時は、こいつラリってんのかと思ったっけ。

ところで「暇つぶしの彼」って何だよ。Nobuのことなのはわかってるけど。わざわざつぶさなきゃいけない暇なんかないって。
寝る間も惜しんでるのに、この日記の更新がこんなに遅れてるんだっての。

She'll drive you crazy with the way she talks (彼女と話してると頭がおかしくなる)  *Stop, Look And Listen / Bill Haley & His Comets (1965) の歌詞。



2006年12月15日(金)  Johnny you're too bad

新宿ロックバーBに出勤。なかむらさんご来店。今日も恒例のウォッカ一本飲み・・・をするかと思いきや、疲れがたまっていたようで、珍しく飲みきれず。初の「キープ」となる。・・・いやー、珍しいもん見たなあ。

5時に上がって、JT、なかむらさん、BZ(g)とロックバーMへ。なかむらさんは先に帰る。本当に疲れてたのね。
その後入ってきた、体のでかい外人客。重低音のメタル系インストがお好きなようで。リクエストしまくるのだが、どれも長くて、CDプレイヤーの表示が9分とか16分とか出ている。・・・うええ。
こっちが対抗するとしたら、何をリクエストしたら一番嫌がるかな?と3人で盛り上がる。結局私が、とにかく一発短いの聴きたいなあと思い、ジョニー・サンダースの'Chinese Rocks'をかけてもらったら、かかった途端にその外人客が帰った。・・・威力すげえな、ジョニーw

Johnny you're too bad (ジョニーは最悪)  *Johnny Too Bad / Lords Of The New Church (1983) の歌詞。



2006年12月06日(水)  You're gonna know me now

結構な寒さ。夜、冷えきったNobu(b)が来たので、買っておいた赤ワインを飲む。体を温めるには室温の赤ワインに限る。いつものジンでは駄目だ。ジンはもともと医療用の解熱剤なんだから。

音楽DVDを見ていたら、Nobuが「このドラマー、叩き方ヘンだよ!」と言う。見れば画面はフー。・・・キース・ムーンの映像を見るのが初めてなのか。そりゃびっくりするだろうなあ。「ベース上手いなあ」とも言うNobu。・・・ああ、フーの映像を山ほど見せてやりたい。ワイト島もウッドストックも。映画の「トミー」も。
キース・ムーンほど、誰もに愛情込めて「おかしい」呼ばわりされるドラマーが、アーティストがいるだろうか。そして誰もがそれを絶賛の代わりとして口にする。・・・実際キース・ムーンの音を前にすると、その言葉しか出てこない。
皆がツェッペリンのボンゾを「凄い」と言い、キース・ムーンを「おかしい」と言う。けれどそのふたつは同じような感激に裏打ちされている。
そして、キース・ムーンの横でベースを弾いているジョン・エントウィッスルは、個性派集団フーにおいて実は一番異常だ。静かに一人別世界にいて、誰のことも気にしていない。シルクのようになめらかなやわらかな狂気は、触れるものの指がすべり落ちるつかみどころのなさだ。
そのリズム隊の二人が死んで、一昨年のロック・オデッセイは観に行く気になれなかったし、後で映像を見ても全く後悔しなかった。───同じ日のエアロスミスの映像を見た時は、行かなかったことを心底後悔したけど。

今日、夕方OS(g,b)から電話があったので、授業中だから夜遅くにかけ直すよう言ったら、また30分後にかかったので、夜の0時にかけてくれてと指定したが、更に2度間をあけずにかかった。そして結局、夜にはかからず。
・・・相変わらず脳に虫がわいたままなんだなあ。

You're gonna know me now (これから俺を見せてやるよ)  *Out In The Street / The Who (1966) の歌詞。



2006年12月04日(月)  But you're the only one who can make me feel like this

武道館。先行予約の抽選で取ったチケットは、アリーナ真ん中のBブロック。とはいえ整理番号176番では、そう簡単には最前に行けないと思っていたら。
気づいたらど真ん中の前から2〜3番目にいた。右手を伸ばして、前の手すりをつかみ、死んでも放すもんかと思った。私の前にはやたら背の高い男が二人並んでいるが、その二人の肩の間の広く開いた空間に視界が開けていて、そこにドラムセットと、その前のスタンドマイクがしっかり見える。
そこにデイヴ・グロールが、普通に現れて、私の予想、いや確信していた通りの一曲めを歌った。───何で確信していたのかって? これじゃなきゃ嫌だったのよ。
待ちに待ったフー・ファイターズ。一曲めは"All My Life"。
私とフーファイが出会った、記念すべき、"One By One"の一曲め。

すぐそこにデイヴがいる。黒ずくめの格好の、一番デイヴらしいデイヴだ。
音響があまり良くない。音が小さい。けれどあまり気にならない。フーファイだ。すぐそこにデイヴがいる。その後ろにテイラーがいる。脇の二人は首を曲げないと見えないけど。正直そっちはどうでもいい。
わくわくする。嬉しい。家を出た時から、いや、チケットを取った時から、ずっと嬉しくて嬉しくて。
フーファイは不思議だ。私がロックに対してずっと持っていた美学を見事にぶち壊した。そして今までどのバンドも与えなかった感覚を与えてくれた。───喜び。生きる喜び。
カート・コバーンが死んでニルヴァーナというバンドがなくなったことで、フー・ファイターズは生まれた。カートという偉大な「負」があり、それに抑えられていたデイヴ本来の個性が、カートの死によって爆発したのがフーファイだと思う。カートが死んだ時、誰がこんな展開を予想しただろう。粗野で力強い「正」そして「生」のエナジー。

3曲目の"Best Of You"で感極まり涙ぐむ。この曲にこんなに感動するのは、やはり"Skin And Bones"のアコースティック・バージョンを聴いたから
続いて"Times Like These"だったので、思ったよりタイミングが早かったこともあり、さぞや号泣するかと思ったこの曲にわりとすいっとはまりこんだ。でも───ああ、この何ともいえないポジティヴな決意、切ない決意、生きていく決意。2002年以前に死んだ全てのロック・アーティストに、これを聴かせてやりたい。───カート・コバーンが降りてきてこれを聴けばいいのに。

デイヴが喋る。日本人にもわかるように、ゆっくり一語ずつはっきりと。
8年前の赤坂ブリッツ公演で、俺は5、6曲やった後に腹痛をおこしてトイレに行ったんだ。そのまま二度と戻って来れなかった。そんなことをマイクを引き下げて中腰になってみせて喋る。客は大爆笑で、私もげらげら笑った。ロックのライヴでこんなに笑ったのは初めてだ。

"Learn To Fly"の出だしの"Run and tell all of the angels"という音の快感にうっとり。次いで"Stacked Actor"は間にギターのかけあいやドラムソロも挟んでかなり長くやる。

「俺はテイラーを愛してるんだ」と喋りだすデイヴ。「本当に愛してるんだ」「愛してるよテイラー」とかなりしつこい。「愛してるってなかなか言えなかったりするけど、今夜は告白するのにうってつけの夜だ」
・・・他のメンバーとこんなに差をつけてもいいのか?とこちらが気になる。そりゃ私としても、フーファイは正直デイヴとテイラーがいればいいのであって、他のメンバーは名前さえ知らないが。
実は後の方でメンバー紹介もあったのだが、何とデイヴがテイラーに、「こいつらを紹介したら?」とひとこと言って任せたのだ。・・・うわ〜。

テイラーに捧げた"Big Me"を甘い前戯にして、'DOA'───ああ、私としちゃここが今日のクライマックス。愛の囁きのような、しかししっかりと元気な"Generator"へと続く。
この時の私の状況は、とにかくぎっしりと人に埋まり、前の手すりをつかんだ右腕は前にいる男の肘打ちにさらされ、髪の毛は始終何かにからまって引っ張られもみくちゃにされ、姿勢が不安定なため体重は常に片足にかかり、暑いし、横の男は汗臭いしで。
いつも思う。閉所恐怖症で、動きが制限されることが何よりのストレスになる私が、よくこんな状況で1時間半とか2時間平気でいられるなって。今日はそれほどでもなかったようだが、レッチリハノイのオールスタンディングの時(どちらも最前ど真ん中かそれに近い位置にいた)なんて、気が遠くなって係員に運ばれる客が後をたたなかったのだ。
そして普段なら、パニックのことを考え始めるのが一番パニックを誘発する筈だが。ライヴの時に限っては全く平気だ。がんとして、パニックを寄せつけない何かがある。

時々、頭上にひとが降ってくる。ダイヴするアホ連中の一番信じられないのは、そこで退場させられるということだ。いつもならそういうアホが私にぶつかってきやがった時は、遠慮なく一発入れるのだが。残念ながら今日は右手が手すりをつかんでいて使えない。係員が目つき鋭くしてこちらに歩み寄るたびに、「来る!」と思って首をすくめて乗り切る。

ラストは"Monkey Wrench"。この曲が一番好きな三好くん(b)が、後ろから声をかけてきて「これが聴けて感激した」と言った。・・・そう、実は今日は連れが二人いるのよ。・・・ジンナイくん、どこ行ったんだろ。オールスタンディングのライヴで最前にいるとたいがいこうだな。はは。

もったいぶった間をあけずに、ほどなくアンコール。朝から何故かずーっと頭の中で連続再生になっていた曲───"Break Out"だ。今回も途中を客に歌わせた。私もしっかり歌う。
レッチリのライヴの時などは、横で大声で歌う客を「アンソニーの声が聞こえない!」と威嚇したりしたものだが。これがフーファイだと、全員大合唱ありありという感じになる。
フー・ファイターズは、私が他の多くのアーティストに抱く神聖な畏敬の念といったものを全く感じさせない。ただひたすら、嬉しくて満足して、────感謝する。そう、感謝する。
ありがとう。今日ここに来てくれて。

締めはお馴染みの"Everlong"。やっぱりこのイントロはじわっとくるな。
今日やった16曲中、2ndからの曲は"Everlong"を含めて5曲と結構な割合だ。引き換え、私の一番好きな4thからはよく考えたらたったの2曲。しかししっかりとツボをおさえてくれたせいか不満には感じなかった。

最後にスタッフがピックを数枚会場に投げ込んだ。途端に最前部が大騒ぎになる。今までで一番の大揺れ。・・・勘弁してよ。私はモノなんかいらない。ハノイの時にキャッチしたマイケルのマラボーも、後でみーこちゃんにあげちゃったくらいだ。そう思っていたら。
前の男の肩に当たったピックが、私の手の上にころんと転がり落ちた。
誰も気づいていず、床をはいつくばって探している。
はは。すごいオマケだ。何だか嬉しい。

三好くんと九段下駅で別れ、ジンナイくんと新宿へ飲みに行く。ハートフォード・カフェともう一軒。ジンナイくんにタクシーで送ってもらい3時帰宅。

setlist

But you're the only one who can make me feel like this (他の誰もこんな感じを与えてはくれない)  *The One / Foo Fighters (2002) の歌詞。



2006年12月01日(金)  リンゴ

Nobu(b)は15時過ぎにうちから出勤。私はその後、リンゴを食しつつ、メールの整理や返信。
今うちの冷蔵庫がリンゴだらけだ。いつも買っているのに加え、英語の生徒(長野出身)、Nobu(青森出身)、実家から、たて続けにいただいたり届いたりしたのだ。自分で買ったのは安物だけど、他のはみんなブランドリンゴで嬉しい。
もともと好きなのと、ダイエットの為もあってデザート代わりにしているんだけど。リンゴってのは何だか、きれいな食べ物って気がして好きなんだ。食感も、食べる時の音まですっきりしている。

夕方、BLACK出勤前にコンビニに寄り、レッチリの東京ドームのチケットの予約番号を伝えて発券する。夕べ深夜に当選通知メールが来たのだ。
そしたら。何と。アリーナA4ブロック30番台!!!!!
ぴあの抽選予約だったのだが、ネット上で他の人たちの結果を見ても、ほとんどがスタンドで、たまにアリーナでもCブロックなどが多い。なのにA4! しかもこれだと前から3〜4列目だ。
興奮して、コンビニ店内で「・・・やった!」と叫ぶ。

今日もBLACK終了後にジンナイくんとMotherで飲む。ジンナイくんがオアシスをリクエスト。おお、きみはいい奴だなw
好きなシンガーはいっぱいいるけど。声の質で言えば、リアムはトップクラスに来る。この語尾を粘っこく引き伸ばす歌い方は、デビュー前にプロデューサーだか誰かがリアムがたまたまそういう歌い方をしたのを聞いて、「今のいいじゃないか! それでいこう」と薦めたんだとか。・・・誰だか知らんが、お前は偉い。
リアムは男としてもかなり好きだな。見た目も声も性格も、最強のアホなのもぐっとくる。でもこのタイプとつきあうのは無理だ。ものすごく自分勝手そうだから。
私、何だかんだ言って、やさしい男が好きなんだよね。実はね。

リンゴ  *矢野顕子の曲。(1986)



2006年11月28日(火)  I Still Haven't Found What I'm Looking For

結婚している友だちから、「彼氏が出来た」と明るくメールが来た。それを見て泣いた。
我ながら馬鹿みたいだと思う。先に説明すると、どうやら私は自分でも気づかずに、彼女の家庭を勝手に自分の理想とだぶらせていたらしい。とても仲が良さそうで、素直に羨ましかったから。
勿論彼女のやることには全く文句はない。彼女が楽しく毎日を過ごせればなんだっていい。「友だち」というのは、決して批判せず、泣いたら慰めるものだ。それは彼女自身がかつて私に示してくれた態度でもあるから、感謝している。
ただ単に、私が、一人のひとを愛したいという、それだけだ。

冗談めかして「恋多き女」とよく言われるが。
男は一生に一人でいい。そのひとに、染色体がXYのものには父親と猫以外近寄るなと言われたい。
すっかりそのひとだけのものになって、誰が見ても一目でわかる愛情をいつも顔に表していたい。
そのひとが、まだ見つからない。

I Still Haven't Found What I'm Looking For (まだ見つからない)  *U2 の曲。(1987)



2006年11月19日(日)  He, who is chosen by she

雨。寒いので珍しくバスタブにお湯をはって入浴剤を入れてみるが、2、3分つかっただけで出てしまう。長湯が苦手なのだ。
コーヒーを入れて、数日前にアメリカの古本屋から届いたサリンジャーの"Nine Stories"を少し読む。20年前から、日本語で英語で何度も読んだ本。時々人にあげたりするので、今は手元になくて(いつでもネット上で読めるが)、今回表紙の気に入った古本を取り寄せた。
関係ないが昨夜はヤフーオークションで軽くバトルして、コーネル・ウールリッチを2冊落札。

昨日届いたパティ・スミス・グループのDVDを見る。1979年ドイツでのライヴ。
このバンドのパティ以外の男性メンバー4人は、揃いも揃って私好みの痩せたヘタレ風。パティの趣味の反映に違いなく、ということは考えてみたらパティと男の好みが合うってことか。
見てみて驚いた。私が今までずっとベースだと思いこんでいた極上のヘタレが、ギタリストのレニーだったのだ。───見ているうちにわかったが、どうやらこのバンド、たまにベースとギターがパートを取り替えるらしい。見ればベーシストの方がギターが上手い。そしてレニーのようなナルシストにはベースの方が似合う。ギターという楽器は自己陶酔が出過ぎる。
しかし彼がレニーだとわかって、何となく気恥ずかしくなった。彼こそはパティの恋人だった男だから。・・・本当に趣味が似てるんだな。

とはいえ。この時には既にパティは"Frederick"を歌っている。そのすぐ後に夫となるフレッド──MC5のギタリストに捧げるラヴ・ソングを。
待てよ。ということは。MC5のフレッドも、私の好みのど真ん中の筈じゃないの? ・・・画像検索しなくちゃ。

* 後日見つけた。これがフレッド。・・・・・か、可愛いw

He, who is chosen by she (彼が、彼女の選んだ男)  *Dancing Barefoot / Patti Smith (1979) の歌詞。



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