先日、名古屋で下宿している息子の在学証明書が急に必用となった。
パソコンからメールを送っても音沙汰なし。
携帯に電話をしても常に留守電。
「在学証明を送ってください」と、実際に伝言を入れたにも拘らず、音沙汰無し。
「期限が迫ってます。早く送って!」再度、伝言を吹き込む。
パソコンのメールも何度も送る。
でも、全然なにも返ってこない。
そして、提出期限の前日、
「今日中に学生証をイメージスキャナーで取り込んで、パソコンで送って!
明日中に、お父さんの会社に提出しないといけないから!」
と最後通告メッセージ。
これで何の音沙汰もなしだったら、いよいよ明日は名古屋に行かなくては・・・
息子の身に何か起こったのでは? と心配は頂点に達している。
事件に巻き込まれたのかも知れない・・(当方、かなりの推理小説愛好家)
病気で寝込んでいるのかもしれない。
あの高いベッドから落ちて、骨折して動けなくなってるのかもしれない。
夜の12時まで待ったけれど、何の連絡もない。
心配しながらも床に就いた。
翌朝、すぐにパソコンを立ち上げる。
来ていたよ。学生証のコピーを添付したメール。
ヤレヤレ・・・
でも、その言い訳が・・・
「ゴメン。掃除やらで忙しくて、全然気付かなかった。」だって・・
ええっ? よりによって掃除で忙しい? あの散らかった部屋の?
あのこの言い訳に、「掃除」が出てくるなんて・・・
いったい、あの息子に、何が起こったんだ???
ううん、またまた心配だわ〜
2004年11月09日(火) |
遠くの親戚よりも・・・ |
昨日は、主人の親戚のお葬式だった。
今年87歳になった主人の叔父に、私は数えるほどしか会ったことはないが、
主人と参列するために和歌山まで出かけた。
子供のいない人が、お歳を召して亡くなると、お葬式は寂しいものだなあと、正直思った。
子供がいれば、結婚し、親戚も増え、孫もできる。
子供の仕事関係の人、友人など、一般参列の人数も増える。
「お年寄りばかりの寂しいお葬式やなあ・・・」
最初は、たしかに、そう思った。
式も終わりに近付き、永眠する故人の胸元に花を置く時が来た。
親族は少なく、ほとんど面識もない私もその一人として、百合の花をそっと置いて、手を合わせた。
次に、司会者が「一般の方もどうぞ最後のお別れを」と案内した時、
一般参列の席から、ゾロゾロとお年寄り達が花を片手に、列をなしてやって来た。
手をつないで支え合って歩いて来る人、腰を曲げて歩いてくる人、
大事そうに花を握りしめて、ゆっくり、しっかり歩いて来る人、
その人数が多いのに、まずびっくり。
永眠する故人のところで、みんなポロポロと涙を流して、花を置き、
何度も故人の顔を覗き込み、手を合わせている。
故人を取り囲むように集まって、お棺の中は、花で溢れるくらいいっぱいになった。
その光景を見て、初めて、ジーン・・・となった。
そして、思った。
「遠くの親戚よりも、近くの友達!」
自分のお葬式の時に、どれだけの人が私の所まで来て、涙を流してくれるだろう・・・
どれだけの人がほんとうに私との別れを悲しんで下さるのか・・・
そんなことを考えてしまうなんて、やっぱり歳ねぇ。