横山秀夫著「半落ち」、たった今、読み終えたところ。
学校時代、読書感想文の宿題が一番嫌いだった私なので、感想を書くのは控えます。
2002年にミステリー部門で話題となったこの本、
2年以上たった今でも、図書館で予約してから、どのくらい待たされたことか。
4冊もあるというのに、もう忘れた頃に図書館から連絡あり。
「待っている方がおられますので、延長の貸し出しはできません」と言って手渡された。
感想は書かないと言いながら、ひとこと。
「待った甲斐は、あったと思う」
最後にほろりと涙が出るなんて、自分でも予想外。
犯罪を追求する典型的なミステリーなのに、読み終えた時のこの清清しい後味!
湖のように澄んだ目のイメージが離れない。
でも、私って、もう消費期限切れなんだー(????)
でもって、ネットで検索したら、映画化されていたのね。
ガックリ・・・写真だけ見たけれど、イメージが全然ちがうよ!
とうとう怪我人まで出てしまって、ヨン様ブームは凄いですね。
先週金曜日の我が太極拳クラブの忘年会では、氷川きよしファンとキムタクファンの人が
お互いに、まるで自分の恋人を自慢するが如く、熱く語り合っていました。
ほんとうに嬉しそうに、顔を赤らめながら(アルコールのせいだけではないよ)
氷川きよしのディナーショーの時の報告をしているのは、70代女性、
かたや負けじと、キムタクを追いかけてスマップの公演に行った話しをするのは60代、
もう一人、「杉さま、杉さま」と唱えるように言ってる杉良太郎ファンも60代、
ディナーショーや公演に行かぬまでも、熱心なヨンさまファンもいるし、
「若さと元気の秘訣、ココにあり」と、つくづく感じた忘年会でした。
昔から、テレビや映画に登場する歌手や俳優に特に関心を抱けない私は、
きっと想像力に乏しい鈍感なタイプなのね。
なのに、子供の頃は、なぜか物語の主人公に恋心を抱いてしまう性格でした。
「十五少年漂流記」に出てくるブリアンは、小学生時代の長い間、私の憧れの人であり続けたし、
「パール街の少年達」の主人公にも恋心を抱いて、何度も何度も同じページを読みました。
そういえば、昔、ショーン・スカリー(ご存知かしら?)のファンだったことがあります。
これまた、けっこうファンだったウイーン少年合唱団に彼が入団する映画、
「青きドナウ」を見て、すっかり彼のクールな表情に参ってしまったのです。
あの頃、ウイーン少年合唱団のレコードが欲しくてたまらなかった時代、
レコードの音が壊れるくらい、何度も聞いたシューベルトの「野ばら」と「楽に寄す」のボーイソプラノ、
懐かしいな・・・
でも、今から思えば、単に外人カブレだったってことかな。