そよ風


2004年12月22日(水) 私は元気なのに

今日の私は、再び病院デーだった。
今回は、予約だったので、待ち時間は約1時間、
しかし、予想外の先生の言葉に、今も困惑の真っ只中という状態。

医学の進歩の速さは、すごいものだ、とつくづく感じる。

この七、八年の間、元気なのをいいことに、ずっとサボっていた。
私が知らない間に、医学はどんどん進歩していたのね。
当時は、まだ詳しく表われなかったウイルスの状態なども
きちんと数値で出るなんて、びっくりだわ・・・

「我々は(1)以下の値を「軽い」と言ってるんですよ。」と先生。

私は・・・(18)

こんな項目、十年ほど前の検査には、なかったよ。
私はずっと元気だし、当時何度か受けたエコーの検査後も、
特に、たいしたコメントはなかった。

半年に一度の通院も、自分では意味がないように思えてきて、
せっかくの休日を、病院通いでつぶされるのなんて、まっぴらだ! 
私は、こんなに元気なのにー
と、自然と病院に行かなくなった。(それがダメなんだよね)

今でも、私は、とても元気だ。
平均睡眠時間5時間、遅寝早起きの毎日だけど、
この何年間、風邪ひとつひかない。

健康って何?  病気って何?

それに、ごく一般的な健康診断の血液検査の数値、けっこう優秀だと思う。
私は、平均以上に健康体のはずよ。

ということは、普段の健康診断で何が判るというの? ってこと。

それにしても、あまりにも無関心過ぎた自分に反省。
ネット検索で、いろんなことを調べたり、勉強したりするくせに、
この病気に関しては、10年以上前に買った本を読んだきり。

私の知識は、10年前から全然進歩していないなんて、
肝心なところで、私は、時代の流れから取り残されていたのね。
やれ、インターネットだ、ホームページだの、と遊んでいる間に。

昔の本には、この病気の人は、食後すぐに横になるべし、とあった。
摂取した栄養が、できるだけ吸収されやすいようにと。
でも、今日、病院でもらったパンフを読むと、今は、そうではないらしい。

もう、オオデをふって、食後にゴロリ〜ンとなれないってことか。(困るよ・・・)



2004年12月16日(木) 第二の故郷

昨日は、十八年前まで住んでいた兵庫県川西市は多田神社周辺を散策。
この地で子供達を出産し、幼稚園時代を共に過ごした、かつての若ママ達三人が多田に集合、
私も、約二時間近くかけて、遠路遥々、懐かしい町にたどり着いた。
昔住んでいた家、子供達といっしょに通った幼稚園、子供図書館、多田小学校などを巡る。

「ねぇ、ねぇ、あの(シルバー編み機)の看板、昔のままよ!」
「昔、ここにあったパン屋さんは、もうないのねぇ」
「あっ、全日空の女子寮もなくなってる。」

ちょっと、あかぬけた美人が歩いていたら、
「あの人、きっと全日空のスチュワーデスよ」と、囁きあったものだけど。

のどかだった猪名川沿いの道には、店舗やマンションが隙間無く立ち並び、
以前と雰囲気がずいぶんと違っている。

でも、よく通った細い脇道は、昔のままだった。
国道に平行した、片側が小さな工場の川沿いの道、車が滅多に通らない。
この道は、ほんとうに十八年ぶりで歩く。でも、当時は三日に一度は歩いた道。

最初は、懐かしいねぇなどと喋りながら歩いていたが、
いつの間にか、まるで昨日までずっと、歩いていたかのような感覚になる。
いつもの、歩き慣れた、馴染んだ道を歩いている私達。

十八年という年月は、どこへ行ってしまったんだろう。
友達も同じことを言う。

でも、悲しいかな、十八年の時間を逆行できるのは気持ちだけ・・・

昔と変わらないのは、ぺちゃくちゃと賑やかに喋って歩く姿と、猪名川の流れ也。


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