そよ風


2005年02月07日(月) 私が古いのか・・・

この週末、結婚式場との打ち合わせのため、娘が帰省、
東京に暮らしている二人が大阪で挙式するとなると、ほんとうに大変だなあ、
と、他人事のように呟く気楽な母親になっている私。

義母から、厭味をチクリと言われたりもする。
「昔はね、親が結婚式場へ行ったで!」なんて。

そうかしら・・・

私達だって、自分で式場を決めて予約し、引き出物、料理も自分で決めましたよ。
ただ、あの頃は、打ち合わせも簡単だった。
公立の安い式場だったからか、オプションなんて何もなかったもの。
ウェディングドレスもすぐに(二着目で)決定したし、お色直しの衣装は親戚から借りた。

東京にいる娘の替りに、母親の私が結婚式場に行って、ドレスや髪型はともかく、
テーブルのセッティング、ウェディングケーキ、引き出物、その他いろいろなオプションなどを、
母親の私の好みで決めたら、いったいどうなることでしょう。

自他ともに認める、超ダサい趣味の人なのに!
それに、できる限り、無駄遣いを慎むタイプだ。
きっと、愛想も素っ気もない結婚式となってしまいそう。

二人で頑張って貯金して、結婚式を挙げるんだから、
私達が、昔の感覚で、要らない口を挟まない方がいいと思う。
けっこう楽しんで、大阪と東京を行ったり来たりしてるのに、
どうも年寄りから見ると、「かわいそう、大変だ、」になるようだ。


そう言いながらも、今回、ちょっと強く口を挟んだことがあった。
娘の友人が、六ヶ月の赤ちゃんを式に連れてくるという。
話の感じから、「やむをえず」ではなく、連れてきたいらしい。

ついつい言ってしまった。

「私達の年代の人間からいうと(あまり言いたくないフレーズだ)、
6ヶ月の赤ちゃんを友人の結婚式に連れてくるなんて、非常識!」って。
身内や親戚の場合はその限りではないが。

誰も預かってくれる人がいない場合ならともかく、彼女のご実家、婚家は同じ町内だ。
ちょくちょく、赤ちゃんを連れて実家に帰って来ているし、御主人もいらっしゃることだし・・・

第一、赤ちゃんもかわいそうなのでは? なんて考えは、要らぬおせっかいか。
式場だって、そんなに近くというわけではない。
結婚式、披露宴、二次会、その間、ほんとうに大丈夫なの?

赤ちゃんを連れていることで、周囲の人達に、何も気を使わせないって自信はある?

と、こう書くと、いかにも私ってキツイ人間だなあ、と思ったりもする。
でも、決して赤ちゃんは嫌いではないよ。

これもまた、私が古い人間だからだろうか。



2005年02月04日(金) The Letter

昨日の日記の続きです。
実は、まだ続きがあったんです。
それを書こうかどうか、とても迷いました。
私にとっては、そっちの方が意味が深いのです。
でも、読まれた方は、おそらく、しらけてしまうかも。

あの幸運の二通の手紙の他に、まだもう一通、手紙を受け取っていた私。
それは、ほんとうにその何日か前に届きました。
実は、この12月にも例年通り届いたのですが、それは破棄されました。

そう、UNICEFからのレターです。

今回は、「緊急」と赤文字で書かれ、
「スマトラ沖地震、津波緊急募金」ということでした。
「津波が襲い、伝染病が襲う。もうこれ以上、大切な命を失うことはできない!」と。

それでも、とても迷いました。
12月に「国境無き医師団」の方に、自分としては頑張って募金したつもりでした。
でも、あの時は、まだスマトラ沖地震は起こってなかったのです。
いろいろ迷っているところに、ちょうど買う予定だったETC車載器が当選したという知らせ。
これを「早く募金に行きなさいという合図だ」と思ってしまう性格が古い。

それでも、その日に郵便局に行かなかったのは、とても寒かったから。
車で行かないのは、メチャクチャ使い勝手の悪い駐車場だから。
カードによる募金も可能だけれど、出来る限りカードNOを出したくない。
そして、何より、まだ迷い心もあったという往生際の悪さ。

そして、翌日、予想通り決心が薄れかかったところに、
またまた手紙が・・・という状況だったんです。
4年前の入院費の計算間違いによる差額返還、(そんなことって、ある?)
それも郵便局での受け取りなんて。
ほんとうに「郵便局に行けぇ〜〜!!」と背中を押された気分になってしまいました。
私って、昔な人間なんですね。
さすがに、その日は、すぐに行きました。

もちろん、募金もしてきました。
ヤレヤレです。

しかし、そこまでお膳立てしてもらわないと、振込みにいけないなんて・・・


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