Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 来季「F1レポート」の是非
2003年09月22日(月)

 先のF1イタリアグランプリのレポートを書き上げ、ようやくシーズン終盤に向けて追いついたわけですが、来シーズンもF1レポートを続けるか否か、自分の中で悩み続けています。お気づきの方も多いかと思いますが、昨年、一昨年のものと比べ、今年のレポートはすべて「毒」をできる限り取り除こうとしています。特に今月書き上げた5戦分に関しては、内容も無難なレースの感想に留まっています。しかしながら、やはり今年のレポートは、自分自身が本当に書きたい内容とは異なります。

 元々僕がF1レポートを書こうと思ったのは、自分の考えを押しつけるのではなく、僕が思う率直な意見を開示して、それに対する意見や反論を、掲示板でみんなでぶつけ合って熱く議論したいと考えたからです。しかし、なかなかそういう熱い議論というのはできないものですよね。熱くなれば和気藹々とした雰囲気が壊れてしまいますし、嫌な気分になることもあるでしょう。僕が理想とした「議論」は、少なくともうちでは無理だという結論に達したわけです。議論するどころか、距離を置かれる方々が増え、うちもすっかり常連客の方が限られてきました。

 そんなわけで今年から、あまり持論をレポートに繁栄させず、どこにでもあるような感想に留めているわけですが、書きたいことを書けないレポートは、やはりうちらしいレポートではないような気がします。来季はレポートを書くのをやめるか、あるいは現状のまま平凡な感想を書き連ねていくか、はたまた我が道を突き進んでいくか、来年のF1開幕までには結論を出そうと思っています。たぶん来年は書かないことになると思います。




 「ウォーターボーイズ」
2003年09月21日(日)

 今日観たのは「ウォーターボーイズ」というドラマの最終回。このドラマは妻夫木聡主演の映画のその後の話で、高校生5人が高校生活最後の思い出に、学園祭での男子シンクロナイズドスイミングの公演に向けて、様々な障害を乗り越えて成長していくというお話です。障害というのは、主に市の教育委員会からのシンクロ公演中止命令だとか、教頭先生によるシンクロ同好会の解散命令、それに家族からの反対(受験勉強をしろなど)など、まあ観る側からしたらかなり理不尽なものが多いのですが、それはドラマですからね、多少誇張している部分はあります。

 しかしそんな中で、5人が力を合わせて頑張っていく姿は、観ていて本当に素晴らしいと思いました。こんな友情で結ばれた仲間が羨ましいですね。高校生ながら、公演が実現できるようにいろいろ試行錯誤して次々と障害を解決していく、典型的なパターンではありますが、観ていて本当にすがすがしさを感じるドラマでした。

 最終回ではそれらの障害が全てクリアされ、シンクロ公演がいよいよ実現し、そのほとんどがシンクロのシーンでした。このシンクロがまた素晴らしいの何の!オリンピックなどのシンクロと違って、オリジナリティに溢れバラエティに富んだ振り付けがとても良かったです。このドラマも、是非皆さんにも見てもらいたいですね。

 このドラマの主題歌は福山雅治の「虹」、うーむ、こりゃ4週連続で1位になるわけだ。いい歌です。




 「Dr.コトー診療所」
2003年09月20日(土)

 僕はいつも仕事が忙しくてドラマが観られないので、毎週ビデオに録画してもらっているのですが、今クールのドラマもどんどん最終回を終えてしまったようですね。中には視聴率が全然なくて1話早く終わってしまったドラマもあるようですが、僕が観ていたドラマも放送では全て完結したようです。

 今日は「Dr.コトー診療所」というドラマの最終回を観ました。「北の国から」のじゅん君でお馴染みの吉岡秀隆主演のドラマで、マンガが原作、孤島にやってきた外科医の話なのですが、すごくいい話でした。東京での外科医時代に忙しさの中で少女を死なせてしまい、自分を見つめ直すために孤島へとやってきた主人公のコトー、しかし島の住民たちは、初めはなかなか新しい医者を信用し切れませんでした。孤島の診療所には十分な設備がほとんど整っておらず、本土からやってきた医者たちは、みんなすぐに島を出ていってしまったからです。しかしそのうち島の住民は、コトーの命に対する誠実さと思いやりに徐々に打ち解け、いつの間にか島になくてはならない医者になっていきます。

 このドラマを観ていると、自分がいかに傲慢で自分勝手な人間かと言うことを思い知らされますね。毎回コトーの誠実さに触れては涙を流してしまいます。本当にいいドラマです。主題歌も中島みゆきだし。たぶんビデオ化されると思うので、皆さんにも是非見てもらいたい作品です。




 F1レポート5戦振りに追いつく!
2003年09月19日(金)

●F1ドイツ・ハンガリー・イタリアグランプリレポートをアップ

 ミハエル・シューマッハがイタリアグランプリで、第8戦カナダグランプリ以来6戦振りの勝利をものにしましたが、僕も残り3レースの熾烈なタイトル争いを前に、第9戦ヨーロッパグランプリ以来5戦振りにレポートが追いつきました。途中から仕事の方が鬼のように忙しくなり、あれよあれよという間にシーズンが過ぎてしまいレポートが溜まっていってしまったのですが、この1週間で5戦分のレポートを一気に書き上げるのはさすがにしんどかったです。しかしこれでイタリアまで追いついたので、残り3戦はなるべくレース終了後すぐに書き始め、なるべくタイムリーに皆様にレポートをお届けできるように頑張りたいと思います




 今年初サンマ
2003年09月18日(木)

 今日は仕事が比較的早く終わったので、サンマの美味しい店にサンマの塩焼きを食べに行きました。飲み屋なのでサンマの塩焼きに合う冷酒をグラス1杯、それにサンマの他に鳥皮とねぎま、刺身の盛り合わせ、鳥から揚げ、ホタテバターなどを注文しました。僕にとってはこれが今年初サンマだったのですが、やはり塩焼きは美味しいですねえ。大根おろしと魚の身を一緒につまんでお口の中へ。ちょっと脂が少ないような気もしましたが満足です。

 サンマと言えば、苦手な方も多いかと思いますが、やはりあのはらわたの苦みがいいですね。あとは上の身を食べた後、手で背骨をピーッと剥がして下の部分を、上を食べた後まだ下にも身があるってのが、焼き魚を食べるときの密かな楽しみです。頭も丸ごときれいさっぱりと食べてしまいました。他の料理もとっても美味しかったです。

 ところが、だいたい飲み屋というと飲み物が先に出てくるので、日本酒のグラスを注文した僕は、空きっ腹のうちから飲み始めてしまい、たった1杯グラスで飲んだだけなのにかなりお酒が回ってしまいました。いや〜自分としてはお酒は強い方だと思っているのですが、あまりに空腹だったので酔いが回るのが早かったのでしょうねえ。日本酒一杯でこんなに酔ってしまったのは初めてです。おかげで普段は真夜中まで寝られないのに、今夜は10時過ぎには眠ってしまいそうです。瞼が重い……。




 気になるBAR・ホンダの来季
2003年09月17日(水)

 F1グランプリも残り3戦を残すだけとなり、ストーブリーグ(来季のシート争奪戦)も加熱してきました。現在もっとも熱いのは何といってもBAR・ホンダ、今シーズン限りでドライバー契約の切れる97年度ワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーヴの去就が注目を浴びています。

 ビルヌーヴのアグレッシヴでパンチ力のある走りは未だに衰えていないはずですが、長年のBARに対するシャシーへの不満とホンダエンジンに対する失望感でモチベーションが低下しており、今シーズンはチームメイトのジェンソン・バトンの後塵を拝すことがほとんどでした。バトンとBARは来シーズンも契約をしているのですが、そのバトンの相棒を誰にするか、チーム側は決めかねているようです。単純に考えればビルヌーヴとの契約を更新するのが妥当なのですが、チャンピオン経験者であるビルヌーヴは契約金が高く、資金難のBARにとってはそれが大きな足かせとなっているのです。

 今のところ、ホンダ側が強く推しているといわれている佐藤琢磨の起用が濃厚ですが、チーム代表のデビッド・リチャーズが「バトンのチームメイトは、オーディション形式で決めたい」などと言いだしたことで、話は余計ややこしいことになってきてしまいました。リチャーズによると、オーディションで候補者を走らせて、最も速かったドライバーを起用するということで、もしこのオーディションが本気ならば佐藤琢磨は、ビルヌーヴ、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンなどの候補者に勝たなければシートは得られないと言うことになります。

 個人的には、来季のBARには佐藤琢磨が乗り、ビルヌーヴはトップチームへ行ってタイトル争いを繰り広げて欲しいと考えているのですが、トップチームは3チームとも来季のラインナップを変更しないと見られ、そうなるとビルヌーヴは引退を余儀なくされることにもなりかねません。複雑な心境です。ビルヌーヴが勝てるマシンに乗ったら、F1は間違いなく今より数倍は面白くなると思うのですが、今のところその可能性は極めて低いものと思われます。




 世知辛い世の中
2003年09月16日(火)

 昨日の阪神優勝とは一転して、今日はとても衝撃的な事件が起こってしまいました。「軽急便」名古屋支店に、別府昇容疑者が立てこもった事件、事件発生当初から警察や消防に混じってマスコミも待機し、テレビカメラが回る中、午後1時過ぎ、大きな爆発音とともに、名古屋市東区の「軽急便」名古屋支店の入る4階のすべての窓ガラスは吹き飛び、真っ赤な炎が噴き出しました。その瞬間、窓から大量の紙片、段ボール箱が舞い上がり、その後中からは大量の黒煙と、猛烈な勢いで火柱が噴き出すという、まさに決定的瞬間が映し出されました。またこの爆発で別府容疑者と、人質として残った吉川邦男支店長、それに愛知県警機動捜査隊の村瀬達哉巡査長の3人が死亡し、少なくとも40人以上が重軽傷を負うという大惨事となってしまいました。

 ニュースによると別府容疑者は7月から9月分の委託料を要求していたようですが、その収入は月平均10万円前後と、家族3人を養って行くにはあまりにも厳しい状況だったようです。またニュースでは別府容疑者は人質を解放する際、吉川邦男支店長だけを残して道連れ自殺をしたのではないかと報道していますが、実際はどうだったのでしょうかねえ。

 解放された人質の証言では、人質となった8人から現金約7万2000円を脅し取り、「この金で高飛びをする」と言っていたことから考えて、彼が自殺する気だったとは考えにくいんですけどねえ。この推測はあくまでも僕個人の推測に過ぎませんが、別府容疑者は、オフィスにガソリンを撒いて火をつけるつもりだっただけで、まさか大爆発を起こすとは思ってもいなかったのではないでしょうか。もちろんちょっと考えればガソリンは揮発性で、蒸発して気化したガソリンはある一定濃度で空気と混合されると、爆発を起こすことはわかりそうなものですが、僕自身ガソリンを撒いて火をつけただけで、まさかあのように爆発するとは思いませんでしたから。容疑者が死んでしまったのでその真意はもはや知る由もありませんが、要求通り7月から9月分の委託料が振り込まれ、さらに人質からお金を脅し取ってきながら、結局は自殺に至ってしまったというのは、どうも解せないですね。皆さんはどう思いましたか?

 いずれにしても以前にも述べたように、最近の日本は、いつ何が起こるかわからない危険性がどんどん増えているような気がします。今回の事件はたまたまカメラの目の前で起こった事件だっただけに印象は強烈でしたが、この事件以外にも凶悪で突発的な事件は後を絶ちません。長い間の不景気によって日本全体の心がすさんでしまってきているのでしょうか。悲しいことです。




 阪神優勝
2003年09月15日(月)

 プロ野球セ・リーグは今日、阪神タイガースが1985年以来18年ぶり4度目のリーグ優勝を、本拠地甲子園球場で決めました。阪神が広島にサヨナラ勝ちし、ヤクルトが敗れたためで1リーグ時代を含めると8度目の優勝となります。

  野村前監督の辞任による星野仙一の監督就任から2年、首脳陣、ナインが馴れ合った、万年Bクラスのチームを大改革して優勝までこぎ着けた星野監督の功績は非常に大きなものだったと思います。
 星野監督の阪神大改革は、彼自身が阪神OBでないのがポイントだといえるでしょう。OB監督ではしがらみがあって、あそこまで思い切った改革はできなかっただろうと、ダイエーの王監督も週刊誌でのインタビューで語っていました。日産自動車を立て直したカルロス・ゴーン社長もそうだったように、時には思い切ったリストラも必要、みんなからいい人といわれてばかりでは、いい仕事はできないものです。1985年のリーグ優勝後17年間でAクラスはわずか2度。ここ10年間に限れば4年連続最下位を含めすべてBクラスと低迷した「ダメ虎」を奮い立たせた星野監督は、やはりすごい人だと改めて実感しました。

 日本シリーズはおそらくダイエーとの戦いになるものと思われますが、僕としてはこのまま勢いに乗って、阪神には日本一の座に輝いてもらいたいものです。で、それによって日本の景気が少しでも上向きになってくれたらいいなあと期待しています。阪神ファンの皆様、おめでとうございました。同じ阪神ファン(星野ファン)として心より祝福いたします。




 F1イタリアグランプリ決勝
2003年09月14日(日)

 F1グランプリ第14戦イタリアグランプリ決勝で、フェラーリのミハエル・シューマッハがティフォシの声援を受け、見事にポール・トゥ・ウィンを決め、第8戦カナダグランプリ以来の今季5勝目をマークしました。

 スタートでは第2コーナーまでモントーヤが並びかけたのですが、シューマッハは王者の貫禄を見せつけて何とかトップの座を守りきり、モントーヤを退けました。その後ピットインのタイミングでモントーヤが前に出るかというシーンも見られましたが、結局モントーヤは最後までシューマッハの前に出ることができず、2位に甘んじました。この結果シューマッハとモントーヤのポイント差は3に広がり、4位でフィニッシュしたライコネンとの差は7にまで拡大しました。この時点で、事実上タイトル争いはシューマッハとモントーヤの2人に絞られたと言ってもいいでしょう。

 しかし、フェラーリとシューマッハとしては、ウィリアムズ・BMWが有利と言われたこのモンツァを制したのは大きいでしょうね。僕は今回のイタリアに関しては、シューマッハにとっては我慢のグランプリだと思っていました。そして残り2戦、シューマッハ得意のインディアナポリスと鈴鹿で一気にたたみかけるものと思っていました。しかしここで勝利を挙げてわずかながらモントーヤとの差を広げたことで、シューマッハにとっては非常に有利な展開になったと見ています。シューマッハはインディアナポリスで、2000年の初開催で優勝、翌年はライバルのハッキネンに勝利を許したものの、昨年は終始トップを独走し、最終ラップでバリチェロに勝利を譲る余裕を見せたりとシューマッハ有利、続く最終戦鈴鹿は、2000年以降3連覇中と、シューマッハにとっては得意中の得意コースと言えます。

 シューマッハの、ファン・マニュエル・ファンジオを越える史上最多、6度目のタイトル獲得が、いよいよ現実味を帯びてきました。F1の歴代記録を次々に塗り替えてきたシューマッハの、最大の記録更新は、もう目の前に迫っています。




 F1イタリアグランプリ予選
2003年09月13日(土)

 F1グランプリも今回の第14戦を入れてあと3戦、しかも今回はフェラーリの本拠地イタリアでの開催、第8戦カナダグランプリ以降優勝がなく、第10戦フランス以来表彰台からも遠ざかっているミハエル・シューマッハとしては絶対に落とせないグランプリです。モナコグランプリでのモントーヤの優勝以来波に乗っているウィリアムズ・BMWが有利と言われているサーキットではありますが、ランキング首位のシューマッハと2位モントーヤとのポイント差は最少点差の「1」、このイタリアでの一戦が、シューマッハの史上最多6度目のタイトル獲得の可能性を占う大きな一戦となるでしょう。

 その明日の決勝でのスターティンググリッドを決定する予選2日目、ミハエル・シューマッハはティフォシたちの熱い声援に応え、見事第6戦オーストリアグランプリ以来のポールポジションを獲得しました。対するモントーヤは第1、第2セクターではシューマッハを上回るタイムをマークしたものの、第3セクターで失速し2番手、さらにその後ろにはシューマッハの僚友バリチェロが控え、フェラーリとしては万全の体制が整った予選だったと言えます。

 先に行われたモンツァの合同テストでは、フェラーリはシューマッハ、バリチェロのレギュラー陣に加え、バドエル、マッサのテストドライバーも総動員して4人態勢で実に1000本ものブリヂストンタイヤをテストしましたので、その成果が現れた結果だと思います。明日の決勝は、グリップの良いポールポジションからスタートするシューマッハと、グリップは悪いがスタートのトラクションが抜群のモントーヤのスタートに注目したいですね。

  さらに注目すべきは、僕としてはマルク・ジェネの走りですね。ジェネはウィリアムズ・BMWのリザーブドライバーですが、ラルフ・シューマッハの欠場によって事実上2年ぶりのグランプリ出場、しかも予選ではライコネンに次ぐ5番手をマークし、その実力を伺い知ることができそうです。

 さて、僕が応援しているマクラーレンのキミ・ライコネンはどうだったのかというと、ミハエル、モントーヤ、バリチェロに次ぐ4番手と一歩及ばずでしたね。しかも偶数列なのでスタートでのジャンプアップも期待できそうもなく、前3台が元気なので、上位3台に何かが起こらない限りは、表彰台は難しそうです。今回の予選結果を見る限り、ライコネンの今シーズンのタイトル獲得は、無理かも知れませんねえ。


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