Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 成長するF1小学校
2004年01月27日(火)

 昨日もちらりとご紹介した、ヒデボーさんが運営するHP「F1小学校」は、現在すさまじい勢いで成長しています。開設当初はF1パロディを中心に大変な盛り上がりを見せていましたが、このところ長い間休止状態が続いていました。しかし昨年の暮れにヒデボーさんが本格的にネットに復帰し、技術もセンスもパワーアップしてそのコンテンツをどんどん増やしています。

 まずは正面玄関で1日一回のF1占いを済ませて門をくぐると、ハーボットのもんちくんが出迎えてくれます。うちのぽよぎともリンクカードを交換していますので、もんちとぽよぎはお友達です。F1チームやドライバーがヒデボーさんの素晴らしいイラストとともに紹介されており、「F1ディクショナリー」では「F1新語辞典」、「F1とかけましょう♪」のF1パロディが早くもスタートしています。「ダウンロード」ではヒデボーさんのオリジナルアイコンと壁紙がダウンロードでき、「ムービー」ではヒデボーさんが鑑賞した映画のレビュー、「コラム」ではヒデボーさんの考察を楽しむことができます。さらに「ギャラリー」では、ヒデボーさんオリジナルのアニメーションなども展示されています。特にウィルソンは必見ですね。

  掲示板ではF1パロディを常に募集しており、僕も最近は毎日のように入り浸っています。共にF1パロディを作っては競い合ってきたF1小学校が本格的に再始動して、とっても嬉しいです。あとはMaxiさんとこの「F1GAP」が復活してくれると、もう言うことはないんですけどね。




 「それマコ」について
2004年01月26日(月)

 昨日は「ローマ散策展」の感想を優先しましたが、昨日は約半年ぶりに、「マツダイラ」と並ぶM−NESTの目玉企画「それゆけ!マコ・ハッキネン」をアップしました。今回で第6集、物語はバーニー歴197年の最終戦の真っ直中という状況です。実際のF1に照らし合わせると、スペインのへレスで行われた1997年の最終戦ヨーロッパグランプリ、フェラーリのミハエル・シューマッハがウィリアムズ・ルノーのビルヌーヴと接触して、シューマッハはそのままリタイヤ、ビルヌーヴは3位でフィニッシュして、ビルヌーヴの逆転チャンピオンが決定したグランプリ、そして何と言っても忘れられないのが、ミカ・ハッキネンが97戦目にして初優勝を飾ったレースでした。

 今回の「それマコ」第6集は、今日までに頂いた感想の中では、やはり3枚目の挿し絵「ダンディーケケ」が好評だったようですね。連載時には文章だけだったので、皆さんに想像できるように表現するのに苦労しましたが、こうして具現化されると僕もおお〜っ!となってしまいます。イラストでは文章にはない「なぜ主人公がアミフセなの?」とかいうおまけの要素も含んでいますので、そのあたりも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 次回「それマコ」第7集は、「各国情勢特集」と題しまして、バーニー歴198年初頭の各国の開戦前の状況を紹介します。「それマコ」でも特に人気の高いフランク国王を始め、DJ冗談も登場、また新たにジャッキー国王やフェラーリ帝国の秘密にも迫ります。お楽しみに。

 「それマコ」は、元々Maxiさんの掲示板で連載していたものを集約して発表しているもので、Maxiさんなくして「それマコ」は生まれなかったでしょう。Maxiさんの掲示板では79話まで連載し、集約版は10話1集で掲載しているので、一応第8集分までの物語はすでにできていることになります。第8集までは挿し絵とともに順次アップしていきますが、第9集以降は、第8集までアップして皆様にもう一度ストーリーを思い出していただいた上で、あるいは連載をご存じなかった方にはそれまでのストーリーを知ってもらった上で、改めて連載を再開しようと考えております。

 しかしながら、Maxiさんのホームページは現在休止中のため、今のところ新しい連載場所として、ヒデボーさんが運営する「F1小学校」と交渉を進めている段階です。連載を再開するのはまだ先の話ですが、具体的に話が進んだら、皆様にもお知らせいたします。




 ローマ散策展
2004年01月25日(日)

●「それゆけ!マコ・ハッキネン」第6集アップ!

 今日は昨日お伝えしたとおり、静岡県立美術館で開催中の「ローマ散策展パート2〜ピラネージの見た夢〜」を観に行ってきました。静岡県立美術館は静岡市の小高い丘の上にあり、広大な緑に囲まれた美しい敷地を有し、ただ園内を歩くだけでも大変気持ちのいい場所です。春は道沿いに植えられた並木に満開の櫻が咲き、夏は鮮やかで涼しげな緑が出迎えてくれます。3年前に「ローマ散策展パート1」を観に行ったときには、櫻の花びらのシャワーが降り注いでいました。

 ローマ、「世界の都」とも称えられるこの地は、何と多くの人々の心を惹き付けてきたことでしょうか。一度ローマの街角に立てば、そこには数世紀を経た建築があり、幾多の人馬に踏みならされた石畳、そして青く澄み渡った空の下、積み重なる歴史の厚みを豊かに感じ取ることができます。

 18世紀イタリアの版画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ(1720ー1778)もまた、この都市に魅せられた芸術家の一人です。ヴェネツィアに生まれながら、20歳頃にローマに初めて滞在してからは、生涯のほとんどをローマで過ごし、様々な景観を迫力ある版画(エッヂング)で描き続けました。しかしピラネージにとって、ローマは単に描かれるべき風景ではありませんでした。考古学者・建築家としての顔を持つ彼は、自ら発掘に携わり、測量を繰り返すことで、かつて存在したであろう壮麗な建築の姿を、そしてかくあるべき理想の都市の姿を、そこから見出していったのです。その強烈なイメージはヨーロッパ中で人気を博し、この街への渇望を一層掻き立てていくのでした。

 今回の「ローマ散策展パート2〜ピラネージの見た夢〜」では、『ローマの古代遺跡』『古代の壷、燭台、石碑…』など、古代ローマに寄せる彼の深い興味を示す作品や、同時代の様々な都市風景を描いた『ローマの景観』、幻想的な『牢獄』等の連作を一堂に展示しています。さらに彼の劇的な表現の源泉の一つであったと考えられる劇場デザインの世界を、ビビエーナ一族やピエトロ・リギーニの作品で紹介されています。会場には現代のローマの姿の一部を写真で例示されていました。ピラネージの見た「ローマ」という夢の世界を、約120点の作品で楽しむことができました。

 ピラネージ作品の魅力は、その精密に描かれたエッヂングのモノクロームの世界に、確かに当時の人々が息づき、小さな世界が存在していることです。古代ローマ遺跡に佇む人々、羊飼いや測量士、建築家や見物人、ピラネージは作品の中に人間の生活を見事に表現していました。当時は今のように街の地面の多くは舗装されておらず、現在も現存する建築物の周りは土だらけの地面、しかも洪水が多くあの有名な凱旋門が半分近くまで地中に埋まっている風景もあり、当時の街の様子が写真以上の説得力を持って僕たちに伝わってきます。彼のエッヂングの世界は、思わず絵の中に吸い込まれそうな魅力と圧倒的な存在感があります。

 幸いなことに、僕の普段の生活はそれなりに優雅で、欲しいものはだいたい揃っているので今のところ不自由することはありませんが、そういった物欲だけでなく、芸術作品に触れて感受性と想像力を養い、その世界に浸ることで日常生活からトリップし、精神的にも優雅な感覚に満たされることって、大事ですよね。事実、絵を鑑賞しながら古代ローマの世界を楽しみ、同時にその作品を観察することで自分自身の創作意欲もかき立てられています。間もなくうちでオープンする「グランプリの肖像」の参考になる部分も非常に多かったと思います。



作品1



作品2




 ホットワインで天体観測
2004年01月24日(土)

 M−NESTの土曜恒例行事、「ぽよぎ君の天体観測会」が開催されたわけですが、先週の星10個観測に引き続き、今夜も星7個とたくさんの星を観測することができました。皆さん本当にありがとうございます。最近新たに来られるお客様が多いようで、オーナーモードでぽよぎにお客さんのことを聞くと、新しい名前を耳にします。ぽよぎを可愛がってくださりありがとうございます。今後ともよろしくお願いしますね。ちなみに僕は、今夜はコンビニでいろいろ買い出しをし、安い赤ワインを温めてホットワインにして飲みながら星を観察していました。つまみにカマンベールチーズとポテチのコンソメ味も用意。結構いい気持ちです。

 さて、明日は久々に仕事が休みなので、静岡県立美術館で開催されている「ローマ散策展」を観に行ってこようと思っております。イタリア、ピラネージ版画と巡る魅惑の17〜18世紀ローマ、3年前にも静岡に来たことがありその時にも足を運んだのですが、まるで写真のように精密に描かれたエッヂング約120点が展示され、中世ヨーロッパの風景が好きな僕はすっかり虜になってしまいました。現在開催しているのはそのパート2、「ピラネージの見た夢」と題して『ローマの古代遺跡』『古代の壷、燭台、石碑…』など、古代ローマに寄せる彼の深い興味を示す作品や、同時代の様々な都市風景を描いた『ローマの景観』、幻想的な『牢獄』(第2版)等の連作を一堂に展示しています。静岡県立美術館へ足を運ぶのも久しぶりで、明日は天気も良さそうなので今から楽しみです。見た感想は明日書くことにしましょう。

 そして、明日はいよいよ、M−NESTが誇るF1パロディ大作、「それゆけ!マコ・ハッキネン」も約半年ぶりに更新する予定です。「ローマ散策展」の話の後にこの話題を持ってくるのはちょっとためらいますが、そちらの方もご期待下さい。




 バトン、衝撃のコースレコード!
2004年01月23日(金)

 F1界は現在も各地で精力的にテストが行われている最中ですが、スペイン・バルセロナで行われているフェラーリ、ウィリアムズ、ルノー、BAR、ザウバー、トヨタ、ジョーダンの計7チームによる合同テストで、何とBAR・ホンダのジェンソン・バトンが衝撃のコースレコードをマークしました。

 バルセロナサーキットのこれまでのコースレコードはフェラーリのM・シューマッハが昨年F−2002で記録した1分15秒016。今年のテストでは、数日前にウィリアムズの新型車FW26をドライブしたR・シューマッハがマークした1分15秒620が前日までのトップタイムでしたが、暫定仕様車005Bをドライブしたバトンが、何と1分14秒607とウィリアムズの新型車を1秒近くも上回る驚異的なタイムでコースレコードを樹立したのです。今日は昨年の最終戦日本グランプリ以来初めて登場した王者M・シューマッハも走行しましたが、バトンのタイムには遠く及ばず1分15秒410の2番手に終わっています。その他ウィリアムズをはじめ、ルノーやザウバー、トヨタらはすでに今シーズンを戦う新型車を持ち込んでいますから、それらを抑えての堂々のトップタイムということになります。

 このタイムはあくまで非公式であり、バトンがどういうマシンでドライブしたのかは明らかにされていませんが、BAR・ホンダのマシンがコースレコードを樹立したということが驚きでしたね。今までまったく泣かず飛ばずだったBARが、まさかビルヌーヴがチームを離脱した途端にここまで進化を見せるとは……。日本期待の佐藤琢磨が乗るマシンでもありますから、この事件には否応なしに期待させられてしまいますよね。
 BARの現状のマシンは先に述べたように昨年のパーツと新パーツを組み合わせた暫定仕様車、BARにはぜひこのデータを生かして、新型車を開発して欲しいものですね。




 気まぐれぽよぎ君
2004年01月22日(木)

 M−NESTのマスコットキャラとしての人気を確立しつつあるハーボットのぽよぎ君、先週までサーバ側のトラブルによりまったくご飯を食べることができず、ようやくそれが解消されて毎日新鮮なご飯が食べられるようになり、そのコメントも「日々、これ修行」から「住んでてよかった」に変わりウキウキのぽよぎ君ですが、ここ2日ほどHPの更新ができずにいただけで、もうコメントが「可もなく、不可もなく」に……。キビシーッ!あんなに喜んでいたのに……。しかし最近タネを植えて、それが成長して花が咲き、ぽよぎ君は嬉しそうに毎日その花を眺めています。ぽよぎのご飯に関してはまだ問題が全て解決したわけではありませんが、とりあえずご飯を食べさせることはできるようになったので、ぽよぎも元気にいろいろなおもちゃで遊ぶようになりました。元気になってくれて良かったです。

 ちなみに、別のハーボット(散歩中と思われる)が偶然通りがかった瞬間を目撃しました。ぽよぎを眺めているとまれに遭遇することができます。何気なく眺めていたら偶然通りかかったので、慌ててスクリーンショットを撮りました。皆さんは別のハーボットが通過する瞬間、見たことありますか?




 草薙くんの秀吉
2004年01月21日(水)

 少し時間が空いたので、溜まっていたドラマのビデオから、SMAPの草薙くん(「なぎ」という字は本当はこの字ではないのですがパソコンでは打てないらしい)が主演のドラマスペシャル「豊臣秀吉〜猿と呼ばれた男〜」を観ました。

 正直な話、観る前まではそれほど期待はしていませんでした。史実の秀吉と草薙くんのイメージとがあまりにも違いすぎるし、草薙くんを秀吉役に抜擢したのは話題性づくりなのではと思っていたからです。
 ところが、見始めてみるとこのドラマ、史実の秀吉像から大きく変えて、「人を殺すのが嫌い」、「いい人で誰からも慕われる」という新しい秀吉像を描いている物語だったのです。一般的に知られている秀吉のイメージからはかなりかけ離れているので、史実に忠実でないものを好まない方には受け入れにくい内容かもしれませんが、ドラマはフィクションですから、固定概念を取り払って、新しい角度から歴史上の人物を捉えてみるという試みはなかなか面白いことだと思うんですよね。あの新撰組の沖田総司が実は女だったとか、徳川家康は2人いたとか、源義経は海を渡ってチンギス・ハーンになったとか、歴史を覆すような話はいくらでもあるわけですからね。まあそういうわけで、このドラマの秀吉は戦を嫌い、人を斬ることを恐れ、その人の良さで周りの人間がどんどん集まって来るという人物で、その生い立ちから天下の太閤に登り詰めるまでを一気に描いた作品です。

 草薙くんは、はっきり言って演技が下手です。歌もあまり上手くないし、かつぜつも悪い。しかし、彼の演技に対する姿勢はとても真面目でひたむきさを感じます。一生懸命役になりきり、自分なりに全力投球で役にチャレンジしているのがわかります。同じSMAPのキムタクは草薙くんとは対照的に、マスクもいいし、歌も演技もそつなくこなし、彼が出演するドラマを観ていても、その演技に余裕すら感じられます。しかし、草薙くんの演技の方が観ていて心を打たれるものがあるのは何ででしょうかねえ。

 もちろん演技というものは実力の世界であり、ただ真面目でひたむきという姿勢だけではやっていけないわけですが、今回の「秀吉」もそうですが、彼の出演するドラマは、どれも好感が持てるんですよね。最近では年1回スペシャル版で放送される「TEAM」や「僕の生きる道」など、役に対して身体全体で体当たりしているだけに、時々それがものすごい迫力を生み出したりします。草薙くんは本当に不思議な人だと思います。
 草薙版の秀吉は、ちょっと情けなくて、戦乱の世に武士として生きるのはあまりにも甘過ぎ、人を信じすぎる秀吉ですが、やはり肝心なときには圧倒的な存在感を見せてくれます。メリハリがあって心の中の葛藤や苦悩をうまく表現していて、感情移入もできてよかったです。この脚本の秀吉は、草薙くんにしかできないなと思いました。

 このドラマに対する評価は賛否両論だったようですが、僕は観てよかったなと思ったし、感動しました。まあ僕自身がストーリーにのめり込みやすいたちであると言うこともあるんですけどね。草薙くんに拍手を送りたいです。

 余談ですが、織田信長を裏切る明智光秀役の宮迫博之(雨上がり決死隊)も、あの悪人面で明智役にピッタリでした。彼の演技もなかなか良くて、さすがにドラマに引っ張りだこなだけあって良い役者になったなあと思いますが、ドラマでのシリアスをバラエティーでやられてしまうと、逆にさむかったりしますね。コントで宮迫にマジな顔されてもねえ……。




 スキャナーが届く
2004年01月20日(火)

 先週ヤフオクで落札したフラットベッドスキャナー「EPSON・GT−9300UF」が、我が家に届きました。元々仕事では同じスキャナを使っているのですが、仕事以外のプライベートなことでスキャニングしたいときにいちいち仕事場に持っているのが面倒なので、自宅用に手に入れました。

 それで、この商品の出品者の方が偶然にも僕と同じ静岡市在住の方で、しかも毎日うちの近くまで来ていると言うことで、「発送すると送料がかかりますし、差し支えなければ直接お届けしましょうか?」と言ってくださり、僕はちゃっかりそのご厚意に甘えてしまいました。

 仕事場のあるマンションの下に到着したという電話をもらったので、受け取りに下まで降りていったのですが、きちっとスーツで決めた、さっぱりとしていて清潔感の漂う、とても感じのいい男性でした。言葉遣いもとても丁寧で、笑顔が爽やかな方で、ほんの2〜3分の会話でしたが、好感の持てる方でした。たぶん読んでいらっしゃらないとは思いますが、わざわざ届けていただき感謝しています。

 さて、自宅にスキャナーが入ったことだし、今の仕事が一段落したら、本格的にF1ドライバーのイラストを描いて、順次アップしていこうと思っています。2月中旬頃からF1ページにオープンする「グランプリの肖像」、皆様どうぞご期待下さい。間もなく「それマコ」もアップする予定です。今まで撮り貯めたスチール写真や写真展に出展した作品なんかもゆくゆくは公開していきたいなあと思っています。




 パリダカ終わる
2004年01月19日(月)

 2004年パリダカ、とうとう終わってしまいましたね。日本の増岡浩は残念ながら史上3人目の3連覇を達成することはできませんでしたが、4年連続で2位以内というのはさすがです。増岡自身すでに来年のことを視野に入れているので、期待することにしましょう。

 今回優勝したのは増岡と同じパジェロエボリューションに乗るステファン・ベテランセルで、この4年間増岡とずっと戦い続けてきましたが、今回ようやく初優勝をものにし、三菱自動車は4連覇を達成、通算9度目の優勝を飾りました。さらに今回は増岡も2位に入ったことで三菱のワンツーフィニッシュを果たし、F1ではフェラーリ、ル・マンではアウディ、パリダカでは三菱とその名を再び轟かせることとなりました。

 増岡の今回の敗因は、やはり何と言っても8日目のトラブルでしょうね。砂丘でギヤボックスを傷め、1速を失い、修復に時間がかかってしまい、トップに1時間20分もの差を付けられてしまいましたからねえ。その後巻き返しを図ったのですが、結局ベテランセルにトラブルはなく、最後まで差を詰めることができず49分差で負けてしまいました。今回の結果は増岡も納得しているようですし、ライバルの優勝も心から祝福していたので、安心しました。やっぱり増岡はすごい!残念ながら3連覇はなりませんでしたが、増岡の総合2位という成績はやはり素晴らしいです。この4年間で2位が2回、そして優勝が2回。増岡が現在最強のドライバーであることは間違いないでしょう。増岡さん、お疲れ様でした。そしてありがとう。




 バリチェロ、契約更新
2004年01月18日(日)

 F1の話題で最も大きなニュースといえば、バリチェロのフェラーリとの契約延長ですね。バリチェロといえば2000年のフェラーリ加入以来ミハエル・シューマッハのサポート役としてセカンドドライバーを努めてきましたが、テストドライバーだったフェリペ・マッサがフェラーリのジュニアチームと化しているザウバーから復帰し、2005年はマッサがフェラーリでドライブか?などと思われたりしましたが、やはり「継続」を好むフェラーリはバリチェロの残留を選びましたか。これで2006年まではシューマッハとバリチェロのコンビが決定したことになりますが、そうなるとやはりバリチェロのワールドチャンピオンの夢はなくなってしまったに等しいですな。まあ、自分で選んだ道ですから、それはそれでいいことだと思いますけどね。何と言ってもフェラーリにいれば、少なくともシューマッハの次にいい結果を残すことができるのは間違いないですからね。

 これでフェラーリ行きを熱望しザウバーに移籍したことで望みを繋いだジャン・カルロ・フィジケラの悲願も叶わぬものとなってしまいそうですが、フェラーリに乗らなくて正解だと僕は思いますよ。シューマッハが引退した後ならまだしも。ザウバーの今年の新車は速そうだし、1回ぐらいは優勝できるのではないでしょうか?

 さて、明日はいよいよパリ・ダカのゴールです。総合2位につけている増岡浩も、もはやここまで来たらトップのチームメイト、ベテランセルに追いつくのは無理と判断したのか、チームプレーに徹して慎重に走り続けています。三菱のワンツー、そしてベテランセルの悲願の初優勝に期待しようと思います。


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