Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 タケオ・キクチのサングラス
2004年06月12日(土)

 丸井に行ったら、タケオ・キクチ(菊池武生)のカッコイイサングラスを発見してしまいました!僕はサングラスコレクターでもあるのですが、自分で似合うと思うサングラスは結構限られているんですよね。学生時代から卒業後数年までは、いわゆる「ウルトラマン型」の細めのタイプが好みだったのですが、3年ほど前に同じく丸井でグレーのゴーグル型を見つけてからは、その手のタイプが好きになりました。ちなみにそのゴーグル型のサングラスを掛けている写真は「S2000ニュース」に載っていますので、見たい方は探してみてください。特に見たくもないという方は探さなくて結構です。

 ゴーグルタイプにも形が色々とありまして、上下がかなり広いものから比較的狭いものまであり、バイザー部分の色は全てグレーに透けていて、広めのもの、狭めのもの、そしてその中間のものと3つほど持っています。しかし、色が薄いので目が透けて見え、僕自身気がゆるんでニタ〜ッと笑うとかなり目つきがいやらしくなるので(実際いやらしいんですけどね)、最近飽き始めてきたところなんですよ。

 そこへ今回見つけたタケオ・キクチ。本来タケオ・キクチというブランドは、特に最近ではカジュアルな中に浮世絵チックな和風のテイストを盛り込んでいるのが特徴で、それ自体はあまり僕の趣味ではないのですが、今回見つけたサングラスに限っては大きめの丸みを帯びたタイプで、色もダークブラウンとシックでかなり気に入りました。手にとって装着してみると、高いだけあってよく似合っており(だいたい値段の張るものは誰がつけても似合うようにできているのだ)、今まで僕が買ったどのサングラスよりも自分にフィットしていました。これは運命的な出会いかと思い、思わずカードで3回の分割払いで買ってしまいました。

 いやいや、まいったなあ〜!これからの季節、このサングラスを掛けて街を歩いたらまたモテてしまう。僕のサングラス姿に騙された女性は数知れず……すいません、わたくし今、嘘をついてしまいました。




 物議を呼んだグランプリ
2004年06月11日(金)

●F1第7戦ヨーロッパグランプリレポートをアップ

 ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)と佐藤琢磨(BAR・ホンダ)の接触で物議を醸しだしたF1第7戦ヨーロッパグランプリのレポートをアップしました。とりあえず今週末に行われるカナダグランプリの前にアップできてホッとしています。今週、来週はカナダ、アメリカと2週連続でF1グランプリが開催されますからね。

 さて、バリチェロと琢磨の接触に関してはBarでも触れましたが、否があるのはレース後の記者会見で「琢磨はアマチュアだ」と言い放ったバリチェロの方です。Barではかなり過激な書き方をしましたので一部のフェラーリファンの反感を買いそうですが、そんなものは気にしません。僕の考えは「正当」ですから。まあレポートではもう少しやんわりと書いていますけどね。

 それから、このグランプリでもミハエル・シューマッハが優勝しバリチェロも2位に入りフェラーリがワンツーフィニッシュを決めましたが、特にミハエルの優勝に関しては触れていません。書かんでもいいでしょう。今シーズンは雑誌「F1速報」でも優勝したミハエルを差し置いて佐藤琢磨を表紙に載せているらしく、ごくごく一部の(唯一1人、ともいう)「病的な」ミハエルファンはかなりご立腹のようですが、愉快な話ですね。はっきり言って今年のF1を本当に楽しんでいるのはフェラーリファンだけでしょうからねえ。僕なんか琢磨が活躍していなかったら、フェラーリがFIAと連んでチャンピオンシップをぶち壊している今年のF1なんか見ていませんよ。

 「F1速報」の表紙でミハエルではなく琢磨を載せたりしているあたり、「F1速報」は読者の気持ちをよく理解していると思います。毎回毎回シューマッハばかりの赤い表紙じゃ面白くも何ともないし、いつのグランプリ号かわからないですからねえ。買う人に「あれ?まだシューマッハが表紙の号が置いてある」などと古い号だと思われたら売り上げにも影響しますし。記事を書いている人も大変だと思いますよ。ミハエルが毎回勝ってしまって、書くことも同じになってしまいますからね。だから表紙も記事も、ミハエル以外のことに触れないと書くことがなくなってしまうんですよね。いっそのことミハエルに関しては「今回も強かった」の一言で十分だと思うのですが。

 フェラーリファンの方々も、毎回毎回フェラーリばかりで飽きませんか?僕なんか表彰式でフェラーリを讃えるイタリア国歌、はっきり言って聴いててムカつきます。イタリア人が優勝した場合に最初に流れるイタリア国歌はもう少し厳かで気にならないのですが、フェラーリを讃えるために演奏されるイタリア国歌はくだらない茶番にしか聞こえませんね。

 え?僕が言っているのは単なる負け惜しみに過ぎないって?と〜んでもない!フェラーリが強いのは、FIAと癒着してライバルチームにイチャモン付けて何かと禁止させて戦力を削ぎ、自分たちはFIAの恩恵を受けて「容量可変燃料タンク」や「重量の軽い燃料」の使用をまかり通らせてアドバンテージを受けているわけですからねえ。「5mmは許容範囲」(99年マレーシアGP)ってどういうことやねん!いい加減にさらせよフェラーリ!

 誤解されたくないのですが、ミハエルは強いドライバーですし、実力も文句なしのナンバー1ですから別に嫌いではないですよ。とにかく僕は、フェラーリが嫌いなんですよ。今のフェラーリの汚いやり方がね。バリチェロはもうすっかりフェラーリに洗脳されてしまったようですねえ。バリチェロがチャンピオンになることはもうないでしょうね。実力があったドライバーなのに、最近ではすっかりやる気を無くしてしまっているし……(合掌)。




 ウィリアムズの来季は誰に?
2004年06月10日(木)

 F1チーム、ウィリアムズの来季ドライバーラインナップに注目が集まっています。今季はラルフ・シューマッハとファン・パブロ・モントーヤというラインナップですが、モントーヤはすでに来シーズンマクラーレンへの移籍が決まっており、ラルフはチームへの残留を希望しています。
 ウィリアムズといえばフェラーリ、BARに次ぐトップチームとして多くのドライバーがそのシート獲得を狙っていますが、ウィリアムズは「チームが強いのはドライバーではなくマシンのおかげ」という考え方なので、チームオーナーのサー・フランク・ウィリアムズさんはドライバーがサラリーのアップを要求するのを嫌い、実際サラリーアップを要求したドライバーがチームを放出された例も過去にありました。モントーヤはラルフよりもキャリアが短いながら、デビューシーズンの2000年からエースドライバーであるラルフよりも活躍し、それなのにサラリーがラルフの3分の1であることが不満でチームを離れたのではないかと言われています。

 ウィリアムズの来季のラインアップを巡っては、様々な憶測が飛び交っています。現役ドライバーではジェンソン・バトン(BAR)、マーク・ウェバー(ジャガー)などの名前が挙がっており、テストドライバーではアンソニー・デビッドソン(BAR)、アントニオ・ピッツォニア(ウィリアムズ)などが有力視されています。その他、97年にウィリアムズ・ルノーでタイトルを獲得し、99年から昨年までBARに在籍していたジャック・ビルヌーヴや、はたまた2001年に引退したミカ・ハッキネンの復帰説までまことしやかに囁かれており、その注目度の高さを物語っています。

 僕なりに消去法でウィリアムズの来季ラインナップを予想してみますと、まずジェンソン・バトンは元々2000年にウィリアムズからデビューしたドライバーで、2001年にベネトン・ルノー(現ルノー)にレンタルされた立場なので一応古巣はウィリアムズということになるのですが、今シーズンはウィリアムズよりも現在彼が在籍しているBARの方が強くなってきているため、バトンがそのBARを離れてウィリアムズに戻るというのは考えにくいでしょう。
 現在ウィリアムズのテストドライバーであるピッツォニアは、昨年ジャガーからデビューしましたが活躍できず、シーズン途中でミナルディのジャスティン・ウィルソンにシートを奪われてしまったという経緯があります。その後はウィリアムズのテストドライバーに抜擢され、テストではなかなかの速さを見せています。しかし彼の場合、テストではそれなりのポテンシャルを発揮してはいるものの、現在のラルフ、モントーヤと比べてどうかといえばその実力はまゆつばもので、ジャガーでのレースを見てもレギュラーとして使うのはかなり不安が残るため、レギュラーへの昇格はないと思われます。

 ジャック・ビルヌーヴはウィリアムズへの復帰、そしてF1への復帰を強く希望しており、日夜体力トレーニングを欠かさず続けており、最近ヘルメットを新調し、いつ声を掛けられてもいいように準備は万全らしいです。しかしいくら元チャンピオンとはいえ、1年のブランクがあるドライバーをレギュラードライバーとして迎え入れるのは、かなりのギャンブルであると言えるでしょう。ウィリアムズは過去に一旦F1を離れたナイジェル・マンセルを呼び戻してシーズン後半からレギュラードライバーに起用したことがありますが、ビルヌーヴもその時のマンセル同様、起用するのであれば事前にテストをする必要があるでしょう。

 同様の理由でハッキネンのF1復帰も考えにくい話ですね。特にハッキネンの場合、彼自身にF1復帰の意志がなく、またその身柄は未だにマクラーレン・メルセデスの管理下にあるともいわれています。仮にモントーヤ移籍の見返りとして、ハッキネンをトレードさせるという内約がウィリアムズとマクラーレンとの間で交わされていたとすれば、正式発表まで復帰の意志がないとハッキネンがしらばっくれている可能性も考えられますが、その可能性は極めて低いでしょう。

 そうなると、残るはマーク・ウェバーとアンソニー・デビッドソンということになります。仮にラルフ・シューマッハがウィリアムズから放出されたとしたら、来季はウェバーとデビッドソンというラインナップになるのではないかと思っています。ウェバーは、僕の中ではポスト・ミハエルとしてかなり評価しています。現在はジャガーで埋もれていますが、そのジャガーのマシンで最大限の結果をもたらしており、特に予選では時にトップチームをも脅かす存在です。彼がトップチームに移籍したら、ミハエル・シューマッハに匹敵する才能を発揮するのは間違いないでしょう。現役ドライバーでは、ドライバーとしての実力はミハエルに次いでナンバー2でしょう。

 しかし、ラルフ・シューマッハが来季もウィリアムズに残留するとしたら、ラルフのチームメイトはデビッドソンになるのではないでしょうか。なぜならラルフのサラリーはすでにかなりの高額になっており、お金に細かいサー・フランク・ウィリアムズさんはラルフのサラリー分を、安いデビッドソンで浮かそうと考えていそうだからです。特にマーク・ウェバーのマネージャーはあの!現ルノー代表のフラビオ・ブリアトーレですからねえ。高いサラリーを要求されるのはまず間違いないでしょう。

 僕個人としては、ビルヌーヴ+ハッキネンのラインナップが見てみたいですけどね。ダブルチャンピオン経験者で皇帝ミハエル打倒に燃える、うーん、魅力的な構図じゃないですか!




 真夜中の「西部警察」(後編)
2004年06月09日(水)

(前回のあらすじ……前回をお読み下さい)

 そしてクライマックス!組織にさらわれた恋人を救うべく、罠と知りながら単身組織のクルーザーに乗り込むジョー!そしてそれを知った大門刑事は、大門の足「MACHINE X」で出動!大門がクルーザーに到着するのとほぼ同時に他の大門軍団も合流!うーん!計ったように正確なタイミング!そしてクルーザーに乗り込む大門軍団!……犯人たちはなぜクルーザーを接岸したままだったのだ?クルーザーで沖まで出てしまえば邪魔されることもなかったのに、接岸していたら警察に簡単に乗り込まれてしまうから、クルーザーを使う意味がないような気がするのだが……。この組織、頭がよくないのだろうか……。

 人質を楯にジョーが犯人に撃たれようとしたその時!大門のトレードマークであるショットガンが火を噴く!このショットガンは、大門が出動に当たって(特に話の最後の方では)、散弾銃を携えて特車に乗り込むのが常なのです。ロス市警も びっくりです。彼の散弾銃はライアットショットガンのレミントンM31で、威力は抜群ですが、かなりの至近距離から撃った場合もあるので、相手の具合が心配でした。今回も何発も犯人めがけてショットガンをぶっ放し、それじゃあ犯人が死んじゃうじゃないかと心配していたら、何のことはない、犯人は意外と軽傷で、連行されるときも平然と自分の足でふてぶてしく歩いていました。……ひょっとして大門のショットガンは威嚇のための空砲で、他の団員が撃った拳銃が犯人に当たったのか!?ちなみにこの大門のショットガン、PART2の第9話から発砲音が変わります。

 そして人質の安全も考えずにドンパチを始めたばっかりに、犯人の凶弾がマストに縛られたジョーの恋人の肩口に命中!全てが片付いた後にジョーが恋人の元に駆け寄るが、なぜか恋人の表情がアップになった途端青白くなっている!まさか!まさか!今にも死にそうな分かりやすい顔色!恋人は最後に「ジョー、ごめんね……」(最後まで棒読み)と言い残して絶命!肩を撃たれただけだと思っていたのに、致命傷だったのかああああッ!あっけない!あまりにもあっけなさ過ぎる!設定上もはや登場させられないから降板させられたのか!ジョーは逆上し、連行される犯人のボスに殴りかかります。あのー……一応ショットガンで撃たれているんでケガしているんですけど……。そしてジョーは大門に「警察なんて辞めてやる!もう絶対警察になんか戻るもんか!」と言い放ち、手錠と警察手帳を投げ捨てて走り去ってしまいます。

 翌日、西部署では大門軍団が「ジョーは本当に戻ってこないのか」という話題で持ちきり、誰かが「あいつはきっと戻ってくるさ」と言います。そして何気なく窓を見ていた二宮係長(庄司永建:ポリデントのCMをしていた人)が、「おやおや、噂をすれば……」とにこやかな笑顔を見せます。窓の外では、何とジョーが照れくさそうに外に停まっているパトカーの陰に隠れて、中の様子をうかがっているではありませんか!そんなジョーをからかおうと、パトカーを洗車するついでに外に出てくる大門軍団の面々、そしてジョーもばつの悪そうな顔をしながら洗車を手伝おうとして和気相合の雰囲気!……ジョー!あのタンカ切った勢いはどこへ行ったんだ!?プライドというものがないのか!それから……恋人を殺されてしまった悲しみは、一晩で癒えたのか? 最後はその様子を木暮(石原裕次郎)がブラインドの隙間を指でカチッと押し下げて温かい目で見守るというお約束の仕草でエンディング。

 それにしても、渡徹也、峰竜太、三浦友和と大門軍団の面々がみんな若いのに対し、なぜか舘ひろしだけはあまり変わっていない!サングラスをかけているからなのか!?それともこの頃から老け顔だったからなのか!?ちなみに舘ひろしはPART1の第109話から鳩村英次刑事として登場していますが、実はPART1の第1話から30話まで暴走族出身の巽総太郎刑事として登場しており、巽刑事は第30話で通園バスに仕掛けられた爆弾を外して広場で放り投げた際にまともに爆圧を受け殉職し、西部警察における殉職第1号となりました。設定では巽刑事も鳩村刑事も、血縁関係は全くないそうです。誰も鳩村を見て「死んだ巽と瓜二つ!」と思わなかったのだろうか……。




 真夜中の「西部警察」(前編)
2004年06月08日(火)

 夜中に何気なくスカパーをつけたら、何と「西部警察」が再放送されていました!シリーズPART2の第6話「あいつは予言者」、テーマ音楽が変わったシリーズですが、大門刑事(渡徹也)が乗る改造車(?)はまだ黒色地に金色の線の塗装で知られるスカイラインでした。
 この黒いスカイラインは「MACHINE X」と呼ばれ、PART1の第45話で大門軍団が強盗団の高性能車メルシークーガーに手を焼いていた時、既にこの車を制作させていた木暮捜査課長(石原裕次郎)が完成を急がせて大門に贈った、軍団初の特殊車輌です。2ドアハードトップを基に警視庁科学技術研究所が技術の粋を結集して制作した車で、様々な機能を有しており、以後金色の「SUPER Z」が登場するまで活躍しました。

 この「西部警察」の特殊車両については色々書きたいことがあるのですが、それはまたいずれ書くとして、久々に見た「西部警察」は、今回見た1話だけを取っても、とてもツッコミどころ満載でした!

 僕が見たのは途中からだったのですが、まずは若き北条刑事(ジョー)が公園で恋人と何やら口論となっているシーン、何とこの2人のやりとりを、シブいサングラスをかけた木暮捜査課長(石原裕次郎)が滑り台の影から見守っていたのです!部下であるジョーのことを心配してのこととはいえ、わざわざ捜査課長が直々に公園に出向くか?普通……。その後ジョーは一言二言言ってその場を立ち去りますが、木暮はその恋人とすれ違う際に「お嬢さん」とシブく声をかけ、裕ちゃん独特の眩しそうに目を細める表情でさらにシブく決め、「さっきの男は顔見知りなんだが……」と言ったあと、何と人差し指を振って「チッチッチッ」という仕草をしながら、「女性に冷たい男は、どうかと思うよ?」と言ったのです!キザすぎる!そして意味が分からねえ〜!是非ともその発言の真意を、文書でいいので説明して欲しいものです。しかも木暮はそのジョーの恋人に「怪しいおじさん」と思われたのか、冷たく「失礼します」とあしらわれてしまいました。このシーン必要あるのか?しかもその恋人役の女優……もろ棒読み!中学校演劇でももっとマシな演技をするぞ!

 さらにそのジョーの恋人が、実は麻薬の密売組織のスパイだったことがわかるのですが、実は彼女の父親が人質になっており、仕方なく恋人のジョーから聞いた捜査情報を組織に流していたのです。ジョー!捜査情報を外部の者に喋るなよ……。守秘義務ってもんがあるだろう守秘義務ってもんが……。そして怒ったジョーが恋人を激しく責め(自業自得でしょう)、組織のボスの所へ案内させるのですが、そのボスのいるビルからかなり離れた場所に車を停めて身を潜めていたのですが、ビルの1階、2階、3階にいた見張りに同時にいとも簡単に発見され、いきなり銃撃を受けます!ジョー!簡単に見つかりすぎ!そして見張り!いくら何でもビルの窓から人目もはばからず撃つか?距離も離れているし、当たるわけないだろ……。一般市民に通報されて別件逮捕確実やん……。

(予想以上に長くなってしまったので明日に続く)




 梅雨入り
2004年06月07日(月)

 今年も梅雨の季節がやってきましたね。僕は毎年梅雨入り前になると、S2000のソフトトップをきれいに手入れして収納し、その上からハードトップを装着して、オープンカーのオフシーズンである夏の間はハードトップを付けたままで過ごしています。ところが今年はこのところ仕事が忙しくて時間がなかったのと手伝ってくれる人がいなかったのとで、梅雨入り前にハードトップを装着するのが間に合いませんでした。

 ソフトトップのままで梅雨時と真夏を過ごすとどういうことになるのかといいますと、当然ソフトトップはビニール製の「幌」なので、雨の日は雨がソフトトップを打ち付ける音がうるさくてカーステレオが聞こえません。また僕のS2000のソフトトップは黒なので、日差しの強い夏は熱が車内にこもり、クーラーを付けても結構暑かったりします。特に天気がいいときに長時間太陽の下で車を駐車しておくと、帰ってきたときは蒸し風呂状態になっています。それ自体は一度オープンにすればいいんですけど、ソフトトップも長い間太陽を浴びているので熱を持っており、クーラーの効き目も悪いです。だったら開けっ放しにして走ればいいじゃないかと思われがちですがとんでもない!真夏に街中でオープンにして走っている人はいません。日に焼けるわ、オープンでも風は入ってこないから暑いわで、カーエアコンの存在理由がありません。だから夏はオフシーズンで、春・秋・冬がインシーズンなんです。特に真冬はトップシーズンですね。

 とはいえ、すべてのS2000ユーザーがオプションで30万円もするハードトップを持っているわけではないですし、僕のように屋根付きのガレージではないユーザーもいるわけで、贅沢といえば贅沢なのですが、やはり夏はボディと同じアルミ合金のハードトップをしっかりと装着して、快適な(というか普通車として当たり前の)カーライフを過ごしたいものです。梅雨が明けたら、誰か男の方1人、僕と一緒にハードトップ(約20kg・滑り止め付き軍手支給)の装着を手伝ってください。

 しかし、盆休みなどに涼しい山奥の避暑地などに行ったりしたときは、ハードトップだとオープンにできないのでちょっと残念に思うことがたまにあります。ハードトップの脱着が1人でできれば、夏の間でも涼しいところに行くときだけハードトップを外したりできるんですけどねえ……。




 全Voice一挙公開
2004年06月06日(日)

●「Mako Hakkinenn's Voiceアーカイブ」を公開

 このVoiceを書くようになってから早くも2年半になりますが、この度「PRIVATE」のページに「Mako Hakkinenn’s Voiceアーカイブ」を設置いたしました。「アーカイブ」とは「保存」とか「倉庫」などといった意味があるそうですが、その名の通り過去の全てのVoiceを保管してある場所です。文中に貼り付けてある画像は見ることができませんが、2001年の11月から開始したVoiceで、僕がこの2年半の間にどんなことを書いてきたのかというのを全て知ることができます。

 僕自身もこのコーナーをアップしてから改めて自分の過去のVoiceを読み返してみたのですが、こうやって読み返してみると、その時何があって、自分がどんなことを考えていたのかと言うことがよくわかりますね。書くことがなくてだらだらととりとめのないことを書きつづったり、興味深いことがあって堰を切ったように書き連ねたり、時には納得できないことややり場のない怒りのはけ口として自分の主張を書き殴ったり、その日その時によって書く内容が違えば語彙も違ったりと、なかなか面白い読み物になっているなあと自分で感心してしまいました。

 このVoiceを読んで下さっている方から、たまにBarやメールで感想などを頂いたりしますが、僕の書いたことに賛同してくれる方がほとんどで、反論を書いて下さる方があまりいないというのが意外だったりします。この間のF1ヨーロッパグランプリでの一件に関してや世の中の出来事に関して、結構過激な内容を書いていることも多いと思うのですが、「私はそうは思わない」という意見はほとんどないですね。僕としては自分の主張を書くことで、僕と違う考え方や捉え方をしている方が反論してくれるかなと期待して、時にはわざときっぱりと言い切るような語尾で挑発したりしているのですが、やはり気まずい雰囲気になったり険悪なムードになってしまうのを恐れて、なかなか反論してくれないということなのでしょうか。

 もちろん僕は自分の考えに自信を持っているし、自信を持っているからネット上で堂々と書いているわけですから、反対意見が出てくることももちろん予測していますし、その意見に対してさらに反論する自信はあります。しかし、他の人の意見や考えを知ることによって、自分の考えが正しくない、あるいは間違っていると納得できた場合は、それを受け入れられる柔軟な考え方を持っているつもりです。皆さん、もし僕のVoiceの中で自分の考え方と違うと感じることがありましたら、遠慮なく反論をお寄せ下さい。




 100円ショップで英会話
2004年06月05日(土)

 以前はよく海外に行っていたので、片言ながら何とか独りで外国人の方と英語でコミュニケーションができていたのですが、ここ数年は海外へ行くことが少なくなり、自分の中の片言英語が危うくなりつつあります。一方、数年前から海外旅行に行くようになって英語マニアになりつつあるうちの母が、100円ショップのダイソーでポケットサイズの英会話の本とCDのセットを買ってきて、趣味で英会話の勉強をしています。うちの母は昔から記憶力がよく、特に語学に関する記憶能力が発達しているのか、今では簡単な会話なら平気でできてしまうようになりました。

 このダイソーのポケットサイズ英会話本は、様々なジャンル別に分かれているのですが、当然100円ショップで売っているので価格はたったの1冊100円、各本に対応したCDも1枚100円です。しかしこの本とCD、100円のわりになかなか要点をついた作りになっていて、読んでみると140ページ以上となかなか充実しており、かなり実用的で使えます。しかもポケットサイズなので携帯に便利、巻末には日常よく使う単語がリストアップされており、CDと連動しているのでネイティブな発音も学ぶことができ、安く合理的に英語を覚えたい人には最適な教材になっています。

 僕はこのシリーズの中から「トラベル英会話(ツアー編)」「トラベル英会話(個人旅行編)」「グルメの英会話」「ショッピングの英会話」「困ったときの英会話」「日常英会話」「通じる!かんたん英会話」「そのまま使える英会話」の8シリーズの本とCDを買い、これだけ買ってもたったの1600円というのが驚きでした。

 人間が一度に見ることのできる最適な大きさって知っていますか?B6の大きさ、つまりB5版大学ノートの半分の大きさなのだそうです。だから本当は普通のノートを使って受験勉強をするよりも、B6の大きさにまとめていき、それをもう一度見返していく方が頭に入りやすいのだそうです。今回買った英会話本もB6の大きさなので、1ページ単位で勉強していくとスムーズに頭に入っていくのだと思います。なかなかよくできた商品です。

 本当に気軽に英語を覚えようと思ったら、これぐらいのもので十分なんですよね。これなら時間のあるときに手軽に勉強できるし、万が一飽きてしまったとしても1冊100円ですからねえ。よく英会話の教材がテキストとCDがセットで数万円で売られたりしていますが、何だか高いお金を出して勉強するのが馬鹿らしくなってしまいますね。




 文明の中で病んでいく子供たち
2004年06月04日(金)

 長崎県佐世保市の小学校で6年生の少女が首を切られ死亡した事件で、加害女児(11)は被害者によるインターネット掲示板の書き込みに、口頭ではなく掲示板上で「やめて」と求めていたことが警察の調べで分かったそうです。長崎県警佐世保署は、顔の見えないネット上でのやりとりが感情のもつれを増幅させたとみて、掲示板でのやりとりを詳しく調べている模様。同署の事情聴取に女児は、事件の数日前に複数回、被害者による書き込みがあり、これが事件の引き金になったと話をしているそうです。書き込みは女児の容姿についてや「自分の全体的な雰囲気、イメージを表すものだった」と述べました。女児は聴取に「(被害者に)ネット上でやめてほしいと求めたが、聞き入れてもらえなかった」と話していたようです。

 子供って、結構残酷な生き物なんですよね。幼さからか、相手の気持ちを考える、相手の立場になって考えるということが欠如しているため、それほど罪悪感もなく陰険ないじめを平気でしてしまうものなんです。子供のいじめは、ある意味大人よりも残酷なことが多いですからね。みんなで無視したり、寄ってたかって暴力を振るったり、机を隠したり、上履きを隠したり……。大人の世界でも考えられないようなことが、子供の世界では平気で行われてしまっているのが現状なんですよ。

 いじめた側はそのことをすぐに忘れてしまいがちですが、いじめられた側はいじめられたことをなかなか忘れることはできないでしょう。それが深い悲しみとなって自殺に発展するか、憎しみとなって復讐に転ずるかという両極端の最悪の事態に発展するケースも少なくはありません。そして後者の場合、その復讐方法は昔と比べると、年々残虐さがエスカレートしているというのも否めません。

 なぜ殺人などの凶悪犯罪が低年齢化しているのか、現代の子供たちに何が起こっているのか。それは、インターネットや携帯メール、テレビゲームなどが急速に発達したことが大きな要因だと思っています。今の子供たちは昔のように外で遊ぶことが少なくなったと言われています。そしてゲームの中でバーチャルで敵を倒し、インターネットや携帯メールで、お互い顔を合わせることなくコミュニケーションを図ったりと、現実と非現実の判別ができにくくなっているのが大きな要因だと言えます。だから顔の見えない相手との文章だけのやりとりで誤解やすれ違いが生じ、テレビゲームの感覚で自分自身にとっての「敵」を簡単に殺してしまうという発想が生まれてしまうのです。また、現実と非現実の判別ができないからドラマや映画の影響を受けて、それを現実に実行しようという発想が生まれてしまうのです。

 我々大人は、言うまでもなくテレビゲームと現実世界の区別はしっかりとつけることができますし、インターネットや携帯メールでの文字によるコミュニケーションでも、意味を判断し汲み取ることができます。しかし、現代の子供たちは、物心がついたときからそういった環境が揃っており、感受性の強い幼少期から現実と非現実の狭間で生活をしているのです。
 時代とともに技術が進化していくことで、テレビゲームのクオリティも年々リアルになっていき、現実と非現実との違いが少なくなってきています。インターネットの世界も年々高速化し、様々な情報が世界中から簡単に入手でき閲覧できてしまうようになりました。そういった文明の進歩が、現代の子供たちに深刻な影響を及ぼしているのです。我々にとって、今やインターネットや携帯電話は生活の必需品としてなくてはならない存在になっていますが、今の子供たちのことを考えると、複雑な気持ちです。




 F1レポート暫定アップ
2004年06月03日(木)

●F1第5戦スペイングランプリレポートをアップ
●F1第6戦 モナコグランプリレポートをアップ

 先週末にF1第7戦ヨーロッパグランプリがすでに終了していますが、溜まっていた第5戦スペイングランプリと第6戦モナコグランプリのレポートをようやくアップすることができました。佐藤琢磨が日本人最高位(スペイングランプリ終了時点)の予選3番手を獲得したスペイングランプリ、そして大波乱となったモナコグランプリ、ちょっと遅い更新ではありますが、レースを振り返る意味でご参考になれば幸いです。第7戦ヨーロッパグランプリのレポートは追ってアップいたしますのでもうしばらくお待ち下さい。

 予選3番手を獲得しながらピット作業ののろさとタイヤのミスマッチによって5位に甘んじたスペインといい、7番手スタートから1コーナーまでに一気に4位に浮上する素晴らしいロケットスタートを見せながらわずか3周でエンジンブローに終わったモナコといい、佐藤琢磨の表彰台への壁は厚いですね。ヨーロッパグランプリでは表彰台確実だと思われましたが、バリチェロとのアクシデントとその後のエンジンブローでリタイヤに終わっています。あと一歩のところまで来ているんですけどねえ。そこからがなかなかうまくいかないのが辛いところですね。何とか今シーズンのうちには、琢磨には表彰台に登って欲しいものですね。できれば中央に立って、F1では史上初めての表彰台での「君が代」を聴きたいものです。


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