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■ 参議院選挙
2004年07月12日(月)
皆さん、昨日は参議院選挙の投票行きましたか?僕は自宅から歩いて50mほどのところにある公民館が投票所になっているのでそこで投票してきました。
昨日はどのチャンネルも選挙一色だったわけですが、結果は民主「50」自民「49」でした。第20回参院選は今朝開票作業が終了し、比例代表を含めて212議席が確定しました。自民党は勝敗ラインの51議席を割る49議席にとどまり、公明党と合わせた与党でも改選過半数の61に届きませんでした。民主党は50議席を獲得して「改選第一党」となったほか、得票総数でも自民党を上回り、二大政党政治の流れを加速させました。一方、小泉純一郎首相と公明党の神崎武法代表は今日の午後、首相官邸で会談。連立体制の維持を確認したが、51議席を割ったことで首相の求心力が低下し、自民党内で郵政民営化などに対する慎重論が強まることも予想されます。
国政選挙のたびごとに感心するのは、投票結果には「神の見えざる手」が働くことですね。民主50、自民49という数字は「絶妙」という形容詞以外見当たりませんね。自民が民主に一議席差で敗北した事実は、年金や自衛隊の多国籍軍参加など重要な政治課題で、説明不足や驕りが目立った小泉純一郎首相の政治手法に厳しい反省を迫ったことにほかならないでしょう。その一方、6年前の参院選で当時の橋本龍太郎首相に退陣を決断をさせた「44議席」はクリアさせ、極端な政局の流動化も望まない民意もまた数字で示されました。 今後、小泉首相が衆院解散・総選挙を決断しない限り、国政選挙は次期参院選が予定される3年後の平成19年までありません。というよりも、民主党に追い風が吹いている現状では衆院解散は怖くてできないのが現実でしょう。自公政権は有権者から「執行猶予3年」の判決を下されたといっていいですね。
今回勝利した民主党も、所属議員の安全保障や憲法問題に関する意見がバラバラで、「統合力」はまだついていません。年金問題を具体的にどうするかという「政策力」もこれから試されます。各党は次期衆院選までの「執行猶予」期間中にどのような答えを出すか。戦いはすでに始まっています。
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