Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ♪三重でもし〜逢え〜たら〜
2004年10月05日(火)

 歌手、鈴木雅之が三重・鈴鹿サーキットで決勝が行われるF1第17戦日本グランプリ(8〜10日)の決勝前に、コース上で「君が代」斉唱を行うことになったそうです。
 鈴木雅之の国歌斉唱は昨年10月22日のプロ野球・日本シリーズ第3戦「阪神タイガース×福岡ダイエーホークス」(甲子園)に続き2度目。大の車好きで、今も自ら運転して仕事場へ行くという鈴木雅之は「モータースポーツの最高峰で大役を仰せつかり大変光栄。ボーカリストとしてこれほどの名誉はない」と大喜び。F1の生観戦は初めてで、楽しみにしているそうです。

 F1日本グランプリでは過去に様々なミュージシャンが「君が代」を斉唱・演奏してきましたが、98年のglobe・KEIKOの「君が代」は最悪でしたねえ!KEIKOはミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハの最終戦頂上対決という大舞台で、グリッド上に並ぶ22台のF1マシンを背にして無謀にも「君が代」の独唱(!)に挑んだわけですが、緊張していたのか、声は上擦り、途中放送事故にもなりかねない(言い過ぎか)ほどの間があったりと、国際問題にもなりかねないシロウト以下の恐ろしい「君が代」を披露してくれました。その後照れ隠しなのか、満面の笑みを浮かべながら拳を振り上げて何度もジャンプしたりとはしゃぎ回って去っていきましたが、あの光景は今観ても、どんなホラー映画よりも恐ろしい光景でしたね。

 まあ、「君が代」は独特のメロディとテンポで、非常に難しい歌ではあると思うんですけどね。かの坂本九もボクシングの世界戦で、リング上で「君が代」を斉唱しましたが、極度の緊張で声が出ず、「何だあのヘタクソな「君が代」は!」と世間からずいぶん叩かれて、九ちゃん自身もそれを認めて謝罪するというエピソードがありました。
 そもそも、「君が代」をポップス歌手が歌おうとするのが無理があるというものです。ましてやKEIKOに歌唱力は全くなく、オーディションで舞台から落ちただけで小室さんの目を引いた人ですからねえ……。
 99年は、当時フジテレビのF1中継のテーマ曲を提供していたB’zの松本孝弘がギター1本で「君が代」を演奏しました。思いっきり松本節が炸裂していて、自分のギターに酔いしれているのがありありと伺えましたが、あれはまあ、歌唱力は関係ないですし、品はないですがまだ許せる範囲だと思いました。

 僕が聴いたポップス歌手による「君が代」斉唱でなかなかいいと思ったのは、F1ではなく昨年末に行われたK−1グランプリ「ボブ・サップVS曙戦」での小柳ゆきですかね。彼女の「君が代」は、なかなか堂々としていて力強く、圧倒的な声量でハスキーボイスを響かせていて迫力がありました。ちなみに対するアメリカ国歌は、スティービー・ワンダーがハーモニカ1本で演奏するというこれまた何とも贅沢な演出でした。

 「君が代」斉唱は、別にF1だからといって特別なことをしなくても、スタンダードで良いと思うんですけどね。例えば児童合唱団が合唱するとか、笙(しょう)とか琴とか日本独特の楽器を使った演奏とか。あまり変な人が出てきて目も当てられないような斉唱・演奏をされては、日本の品位を落としかねませんからねえ。

 話がか〜なり横道に逸れてしまいましたが、まあ、鈴木雅之だったら問題はないでしょう。もうベテランの方ですし、きっと鈴鹿の空に、いぶし銀の「君が代」を響かせてくれることでしょう。



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 こちら小ネタ係長
2004年10月04日(月)

♪あなた〜に〜聞きたいことがある〜
♪だから〜山越え海越えて〜
♪ナントカカントカ アニョハセヨ!

上戸彩「小田和正がいたバンドは?」
ヨン様「オフコース!」

♪オロナミンC〜!



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 「逃亡者」を追跡
2004年10月03日(日)

 1993年に公開されたハリソン・フォード主演の「逃亡者」をTBSがリメイクした、ドラマ版「逃亡者」をビデオで中盤まで一気に観ました。

 ハリソン・フォードの「逃亡者」は、妻殺害容疑で死刑判決が下った外科医キンブル(ハリソン・フォード)が、無実を晴らすため逃亡するというストーリーで、そんな彼の前に法の執行官ジェラード(トミー・リー・ジョーンズ)が執拗な追跡を開始するというサスペンス・アクションです。
 一方、日本版の「逃亡者」は、主役の逃亡者・保護観察官の永井徹生役を江口洋介、それを追う刑事・峰島隆司役を阿部寛が演じています。
 日本版もオリジナルの映画同様、「妻殺し」という身に覚えのない罪を着せられた男が、無実の主張が全く受け入れられないと悟り、逃亡者となることを決意するというストーリーを踏襲しています。常に追跡者に怯え、絶望にさいなまれる日々。しかし、無実を証明するため、そして、家族への愛のため、男は逃げ続けなければならないわけです。

 オリジナルの映画が好きだった僕はそのストーリーをよく覚えていますが、映画では逃亡者キンブルが唯一信頼を置いていた親友が実は黒幕であったことが最後に判明します。で、ドラマでも第1話からその映画版の親友に相当する、永井の無二の親友が登場します。この無二の親友は弁護士で、以前永井に命を助けられた経緯があり、永井の無実を証明するために協力しようとします。しかしこの親友の弁護士は、殺害された永井の妻とも親しく、さらにこの弁護士を演じる役者の演技もとても偽善くさかったので、映画同様主人公が信頼していたこの弁護士が黒幕なんだなと思い、第1話から犯人が誰かわかっちゃったな〜などと思いつつ、その展開を見守っていきました。

 すると、何とこの弁護士が第2話でいともあっけなく殺害されてしまったではありませんか!しかもその殺害現場に居合わせてしまった永井は、妻殺しだけでなく弁護士殺害の罪まで着せられてしまうことに!
 いや〜これには騙されましたね。さすがにあれだけ話題になった映画のリメイク版ですから、オリジナルのストーリーを知っている人も多いでしょうから、さすがに少しはストーリーを変えてくるだろうとは思っていましたが、見事にやられましたね。今にして思うと、あの弁護士役のいかにも自分が怪しいと思わせるような演技は、その視聴者の予想を裏切るための演出だったのでしょうか。

 日本版では、逃亡する側のみならず、追跡する側にも様々な状況・ドラマがオリジナル以上に展開していきます。組織から外れているが抜群の能力をもつ警視庁刑事、致命的なミスの失点を回復すべく必死な所轄の刑事、この事件の解決を図り更なる出世を狙うキャリア警官などが、警察の縄張り争いや組織事態の問題、プライベートな問題なども抱えながら追跡捜査に臨みます。それは逃亡の成否にも微妙な影を投げかけることになります。
 加えて逃亡先で主人公が出会う人々との間に生まれる人間ドラマ、絶望の淵へと落ち込みかける主人公を奮い立たせる我が子への愛など、様々な要素を織り込んだエピソードが盛り込まれています。
 やはり2時間でまとめ上げる映画とは違い、ドラマは全11話かけて毎週観る者を引きつけ続けながら展開していかなくてはならないわけですから、映画よりもさらに奥が深い作品になっていると思います。

 それにしても、このドラマの警察は本当に理不尽だなあと思ってしまいますな。もちろん犯人の巧妙な罠によって、犯行に使われた全ての凶器に永井の指紋が付着していたりと、あまりにも状況証拠が完璧なまでに揃いすぎていますので、犯人扱いされても無理はないとは思いますが、そこまで証拠が揃いすぎていたら、逆に怪しいとは思わないんでしょうかねえ。何せ全ての犯行に使われた凶器がご丁寧に同じ形のナイフでしたからねえ。普通あえて同じナイフを使わないし、指紋を残さないために軍手ぐらいするでしょう。
 特に理不尽なのが、永井を執拗に追う、阿部寛演じる峰島刑事。彼は過去に妻子を少年によって殺害され、当時は少年法が改正される前で、被害者の遺族に犯人である少年の情報を一切知らされなかったことに憤慨しており、「犯罪者に人権などない」と言い切り、永井への発砲許可を取り、永井を射殺することも辞さない構え。実際橋の上で永井を追いつめると、おもむろに心臓めがけて銃を発射したりという暴挙に出たりします。
 いくら妻子を殺害された過去があるとはいえ、「犯罪者に人権などない」だなんて、アンタ警察失格やんけ……。警察に容疑者を裁く権利などないで。

 などと思っていたら!永井が妻や親友の弁護士を殺した犯人(実行犯)と思われる男を突き止めて追いつめた矢先に、どこからともなくライフルが撃たれ、犯人が死んでしまい、永井の無実の証明ができなくなってしまうことに!そしてそのライフル発射地点と思われる場所からは、峰島刑事の痕跡が!そしてライフルを抱えて立ち去る峰島刑事のカット。さらにその後の峰島刑事の回想シーンでは、峰島刑事の妻子を殺害した少年の傍らに、保護観察官の永井の姿が!峰島刑事が、阿部寛が真犯人なのか!?

 ……と、僕が今回観たのはここまでなのですが、ここまでで全11話中まだたったの5話なんですよねえ。今後の展開、まだまだ予想できない大どんでん返しがいくつも待っていそうです。いや〜!面白いわこのドラマ。


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 イチロー、イチロ新記録
2004年10月02日(土)

 大リーグ、シアトル・マリナーズのイチローが、ついにやってくれましたよ歴史的大記録!シアトルで1日に行われたレンジャーズ戦で、イチローは3安打をマークして今季通算259本とし、ジョージ・シスラー(当時ブラウンズ)が1920年に作ったシーズン最多安打記録「257」を84年ぶりに塗り替えました。シスラーの記録は154試合。イチローは159試合目での新記録。
 記録まであと1本に迫っていたイチローは「1番・右翼」で先発出場したこの日、第1打席の左前打で並び、第2打席の中前打で、「伝説の男」を一気に抜き去りました。第4打席は遊撃内野安打。試合はマリナーズが8−3で勝ち、大記録に花を添えました。マリナーズは残り2試合。

 5月21日、日米通算2000安打を記録したイチローは5月50本、7月51本、8月56本と今季3回の月間50安打をマーク。メジャー通算では4回目で、ピート・ローズの記録に25年ぶりに並びました。1試合5安打は4試合、4安打は6試合などマルチ・ヒット(複数安打)試合は78回(30日現在)。80年以上、本場のどんな打者も到達できなかった頂きを、メジャー4年目のイチローが得意の固め打ちで攻略したのです。
 打率もア・リーグトップの3割7分1厘(30日現在)で、3年ぶり2回目となる首位打者のタイトルもほぼ確実といえるでしょう。

 ヒットを打つことは、フェンスの高さやフィールドの広さに関係ありません。イチローは、長い歴史の中でも間違いなく最もヒットを打つ技術の高い選手であるといえるでしょう。そしてイチローのスイングはとてもエレガントです。グラウンド全体に自由自在に打ち分けることができる、まさに芸術的な打法といえるでしょう。
 イチローの大記録樹立達成の秘密は、その自在に打ち分けることのできる技術と内野ゴロを安打にできる俊足、そして何と言っても、「故障しない身体」であると僕は思います。イチローは試合前はもちろん、中継を見ていると試合中もグランド上で、ブルペンで、空いた時間を見つけては常にストレッチをして身体を動かしています。そうすることによって常に身体のコンディションを整えているため、シーズンを通して怪我がなく、今シーズンの欠場はたった1回という、素晴らしい安定感を誇っているのですね。

 どんなに安打を量産できても、試合に出場する数が少なければ、それだけ記録を伸ばすことが難しくなってきますからね。今回の大記録も全試合終了まであとわずか3試合を残すのみというところでの達成。イチローが今シーズン5試合欠場していたら、シスラーの記録には届いていなかったかもしれませんね。何事も、怪我や病気がなく健康であることが一番大切であるということですね。

 残り試合数はあと2試合、イチローがどこまで記録を伸ばすかとても楽しみですね!あと2試合ということは、打席数で言うとあと10打席ぐらいか?つーことは、全打席ヒットだと、269安打?



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 板橋への早い道のり
2004年10月01日(金)

 前回、9月23日に東京板橋に行ったときに、地下鉄大手町駅の都営三田線乗り場が予想以上に離れた場所にあって、たどり着くまでにえらい時間がかかって遅刻してしまったというお話をしましたが、今日も板橋に出張だったので、ルートを変えてみることにしました。ちなみに前回のルートをおさらいすると……

 1.静岡駅→(新幹線1時間)→東京駅
 2.東京駅→(徒歩20分)→地下鉄大手町駅
 3.地下鉄大手町駅→(都営三田線20分)→地下鉄板橋本町駅

 合計約1時間40分となります。

 で、今回は、東京駅から山手線に乗り、巣鴨で都営三田線に乗り換えて板橋本町駅へと向かいました。すると、東京駅から巣鴨までは山手線で約13分、巣鴨から板橋本町駅までは都営三田線で約7分と、大手町駅から都営三田線1本で板橋本町駅へ行くのとほぼ同じ所要時間になったのっです。ですから、前回のルートよりも東京駅から地下鉄大手町駅まで歩いた分の20分が短縮できたというわけです。まとめてみると……

 1.静岡駅→(新幹線1時間)→東京駅
 2.東京駅→(山手線13分)→巣鴨駅
 3.巣鴨駅→(都営三田線7分)→地下鉄板橋本町駅

 合計約1時間20分となります。

 しかもこのルートですと、新幹線の切符が東京都内のJR線で有効なので山手線の巣鴨駅まで新幹線の切符で行けてしまい、運賃も巣鴨から板橋本町までは210円なので、大手町から板橋本町まで行くよりも50円もお得!往復でたったの100円とはいえ、地下鉄の運賃で100円の違いは大きいですからねえ。
 おかげで今日は朝9時半現地入りのところ、9時20分には悠々と間に合ってしまいましたとさ。この次板橋に行くときは、このルートを使っていくことにしよう!……といっても、板橋に行くのって、おそらく今日が最後なんだよねえ……。

 行きと帰りに、山手線の途中にある日暮里に住む友達に「今、日暮里通過」とメールしたら、あからさまに迷惑そうな返事が返ってきました……。迷惑だけどしっかり返事を返してくる律儀な友人であった。



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 最近、涙腺が緩くなって……
2004年09月30日(木)

 ドラマ版の「世界の中心で、愛をさけぶ」、俗に言う「セカチュー」をビデオで一気に見ました。映画版の「セカチュウ」は全く見ていないのですが、「セカチュウ」と聞いて「ピカチュウの新しい進化型か?」などと思いつつ、よくあるお涙頂戴物の恋愛ドラマだろうとあまり期待しないで見てみたら、いやはや、見事に泣かされてしまいました。

 ドラマ版では、主人公の松本朔太郎役を「ウォーターボーイズ」「め組の大吾」の山田孝之、そしてヒロイン廣瀬亜紀役を綾瀬はるかが演じているのですが、相変わらず山田君の演技は熱かった!平凡で運動も勉強もきわめて普通な、それでいて様々な葛藤にさいなまれながら熱い情熱をうちに秘めている高校生役をやらせたら、右に出る者はいないでしょう。
 わずか17歳で白血病にかかってしまい、死がすぐそこまで迫っていることを知らされてからの綾瀬はるかの演技は、とても高校生とは思えない迫真の演技で、その事実をなかなか受け入れられない山田孝之の演技と相まって、ドラマ全体を非常に濃密な内容になっていると思います。
 また、彼らを支える松下由樹、高橋克実、大島さと子、手塚理美、三浦友和、仲代達矢らベテランの俳優陣も、山田孝之と綾瀬はるかの演技を周りから見事にバックアップしていて、とてもリアルな感情表現がなされていると思いました。

 34歳の松本朔太郎役は緒形直人、そしてその親友である小林明希役は桜井幸子が演じていますが、緒形直人はもう言うまでもなく、非常にいい役者さんですよね。ドラマでは17歳の山田孝之がメインで展開していきますが、その頃を回想する緒形直人は、おそらく山田孝之の演技に合わせて34歳の松本朔太郎を演じているのだと思いますが、山田孝之と緒形直人、二人を比べてみると全然似ていないのですが、このドラマを見るとまるで本当に山田孝之が成長して緒形直人になったかのような錯覚すら覚えます。
 桜井幸子は、個人的に昔からずっと好きな女優さんなので、彼女がただ優しく笑っていてくれるだけで十分です。桜井幸子はどのドラマでもだいたい同じような役柄で、どちらかというとあまり派手ではなく、このドラマでもそれほど目立つことはないのですが、その桜井幸子らしい雰囲気が、このドラマにアクセントを与えていると思います。そういう女優さんって、なかなかいないですからねえ。どのイメージも染まっていない女優さんというと、桜井幸子ぐらいしか思い浮かびませんね。

 まあそんなわけで、もう物語の最後の方は涙が止まりませんでしたね。といっても頬を伝うほどではありませんでしたが、まぶたにすぐに涙が溜まってしまい、ティッシュなしでは見られませんでした。
 僕は昔から涙もろいですが、最近特に涙腺が緩くなってしまった気がします。草薙剛の「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」などでも泣いてしまいましたし、「ちびまる子ちゃん」でも泣いてしまったことがありますからねえ。歳なんでしょうかねえ……。



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 恋人も濡れる街角
2004年09月29日(水)

 姉さん、また、雨です。

 今年は台風がわんさかとやってきて、晴れたと思ったらまた雨、梅雨時よりも雨が多くないか?と思ってしまう今日この頃。おかげで恋人のシルバ(愛車S2000)も濡れ、洗車するタイミングを逸して早1ヶ月。いい加減艶が無くなってしまうので、この次晴れたら思いきって洗車してしまおうと思っています。でも、雨男の僕のことですから、きっと洗車した次の日、あるいは洗車した直後にまた雨が降ってしまうんでしょうねえ。

 雨の日というと、静かで緩やかな曲をかけたくなります。大学時代には、雨の音を聞きながら瑞々しいイメージの「アディエマス」なんかを流していたりもしましたが、今にして思うとコテコテすぎてちょっと避けてしまいます。かといって決して中村雅俊の「恋人も濡れる街角」を聴いているわけではありません。
 雨の日にはボサノヴァです。「イパネマの娘」に代表されるようなクラシックギターのナイロンの響きと、独特のアンニュイな歌い方が灰色の風景をロマンチックに演出して、エスプリの効いたフランス映画のようなメロウな雰囲気を醸し出してくれますって何だこの文章……。

 全然関係ないですが、某ネットアイドルのPさんが元気な女の子を出産なさったとか。もろもろの事情がありまして、直接掲示板にお邪魔してお祝いの言葉を書かせて頂くのはためらってしまいますが、おめでとうございます。
 全然関係ないついでにもう一つ、このVoice、今月の「エンピツ」ランキングでは、現在のところ29票を獲得し890位です。わーい!初めてランクインしたぞ〜!



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 「FormulaOne 2004」続報(グランプリモード)
2004年09月28日(火)

 今日も仕事が早く終わったので、22日に買ったプレステ2のF1ゲーム「FormulaOne 2004」を進めてみました。今日は「キャリアモード」ではなく、実在のドライバーを選んでシーズンを戦う「グランプリモード」です。

 最初マクラーレンのキミ・ライコネンでやろうと思ったのですが、開幕戦のオーストラリアグランプリ決勝で、わずか2周目でエンジンブローに見舞われてリタイアしてしまいました。僕はいつもF1ゲームをやるときはリアリティを求め、難易度を最高にし、ペナルティなどのルールもON、タイヤの消耗や燃料の消費もON、壁や他者にぶつかるとマシンが壊れるダメージ設定や、不測のトラブルが起こったりする設定もすべてONのもっとも過酷な条件にしていますが、これはあんまりだと思い、BAR・ホンダの佐藤琢磨に代えて再チャレンジしました。琢磨も現実では今シーズン何度かエンジンブローに見舞われてリタイヤを喫していますが、さすがにゲームではマクラーレンほどもろくはプログラムされていないようです。

 おそらくゲームの難易度を設定できない「キャリアモード」と難易度は同じだと思うのですが、「キャリアモード」でのトヨタのマシンに比べるとBAR・ホンダのマシンははるかに乗りやすく、開幕戦のオーストラリアと第2戦のマレーシアでは、何とかポール・トゥ・ウィンで開幕2連勝を飾ることができました。
 そして迎えた第3戦バーレーン。僕は今まで多くのF1ゲームをやってきたので、他のコースはだいたいどのコースも走り込んでいるので、ライン取りやコース攻略はわかっているのでそつなく走れます。しかしバーレーンは、ご存じF1初開催のグランプリ。さすがに初めて走るバーレーンはコースを覚えるのにひと苦労し、どのセッティングが最適なのか、このコーナーでは何速まで落とすのがベターなのかというのが見いだせず、結果予選ではミナルディのマシンに2秒遅れの最後尾からのスタートとなってしまいました。
 決勝は、何とかスタートの加速で何台かかわして、1コーナーまでに13位まで順位を上げますが、それでもライバル車たちは全員僕よりも2秒以上速いペースなわけですから、前方の集団はあっという間に見えなくなり、逆に後方は数珠繋ぎとなり、さすがにそれらをブロックし続けるのは無理でした。
 ジョーダンのマシンに抜かれ、ミナルディの2台にも抜かれ、最後尾に順位を落としてしまってからは静かなもんでした。おかげでトラフィックがクリアになり、最後尾を単独走行しているうちに徐々にタイムを上げていくことができるようになりました。
 しかし、ポールタイムと遜色ないタイムで走れるようになったときには既に遅し、いつの間にか先頭集団が追いついてきて、「道を譲りなさい」という意味のブルーフラッグが表示されて周回遅れになってしまいました。(ちなみに、ブルーフラッグが表示されても道を譲らず先頭集団をブロックし続けると、ピットスルーペナルティ、ひどいときには失格になります)結局一応最後まで走りきりはしたのですが、順位は完走18台中18位でした。

 気を取り直して、F1ゲームを通して僕が得意としているサンマリノと、このゲームでは「キャリアモード」のテストでも何度か走っていて勝手知ったるスペイン・カタロニア。
 サンマリノでは、他者を寄せ付けない圧倒的な強さでポール・トゥ・ウィンを飾り3勝目を挙げました。そしてスペインでは、ポールをラルフ・シューマッハに奪われて2番手からのスタートだったのですが、ラルフが異様に速くて追いつけず、僕は3位のジェンソン・バトンとBAR同士で熾烈な2位争いを繰り広げていました。レース終盤までそのオーダーは変わらなかったのですが、トップのラルフが突然ラインを外れてコースアウトし、その間に僕がラルフをかわしてトップに浮上。後方ではラルフとバトンでのバトルが始まり、バトンがラルフをかわして2位浮上。最終的に琢磨とバトンでBARのワンツーフィニッシュを達成しました。ラルフは3位に終わりました。
 このゲームは表彰式とシャンパンファイトのシーンも再現されているのですが、琢磨とバトンの表彰台のシーンは、ゲームとはいえかなり嬉しかったですねえ。来シーズンはバトンはおそらくウィリアムズへ移籍してしまいますが、BARのワンツーフィニッシュを見たいものですね。できれば一番高い位置は琢磨で。

 えー、計3回に渡って「FormulaOne 2004」のレビューをお送りしてきましたが、おそらくほとんどの読者の方がレースゲームには興味ないと思いますので、レビューは今回で終わりとさせて頂きます。今後の展開に関しましては、気が向いたらまたどこかで書きたいと思います。それでは皆さん、また明日〜!



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 「FormulaOne 2004」続報(キャリアモード)
2004年09月27日(月)

 今日は仕事が早く終わったので、22日に買ったプレステ2のF1ゲーム「FormulaOne 2004」を進めてみました。
 オリジナルドライバーを作成してF1シーズンの5年間を過ごす「キャリアモード」では、22日のVoiceで、オリジナルドライバーの「M.Nakano」でプライベートテストに参加したら、ミナルディとジョーダンからはセカンドドライバー、トヨタからはテストドライバーのオファーが来て、とりあえずテストドライバーでもより上位のチームの方がいいだろうと思い、トヨタと契約することにしたというところまではお話ししましたね。

 さて、その後いよいよトヨタのM.Nakanoとして最初のF1シーズンがスタートしたわけですが、僕はテストドライバーなので当然グランプリに出場できません。なのでレギュラードライバーのダ・マッタとパニスがオーストラリア、マレーシア、バーレーン、サンマリノと頑張る中、僕はグランプリの合間にあるインターバルテストに参加してテストにいそしむというわけですね。
 で、そのシルバーストーンとバレンシアでの2回のテストで目標タイムを上回るタイムをマークすると、チームからFAXが届き、何と次のスペイングランプリからセカンドドライバーに昇格するという通知が来たのです!おお!早くもM.Nakanoがグランプリデビュー!そしてパニスは哀れにもテストドライバーに降格!ごめんよパニス、でも確か君はレースよりもテストの方が自分に向いていると言っていたよね……。

 記念すべきデビュー戦スペイングランプリは、最初のうちは思うようにタイムが伸ばせませんでしたが、フリーセッションで走り込んでいろいろなセッティングを試すうちに徐々にタイムを伸ばし、最終的にフリーセッションでのトップタイムを記録することができました。しかし限界も限界、超限界走行で走ってやっとマークしたタイムなのですが、2番手のミハエル・シューマッハとはわずかコンマ01秒差でした。
 そして迎えた予選。そうそう、22日のVoiceでは書きませんでしたが、この2004年版は予選方式ももちろん、出走順を決める1回目の予選とスターティンググリッドを決める2回目の予選が行われ、実際のF1同様どちらも一発勝負のアタックです。この予選方式は、予選セッションがあるレースゲームでは初めての試みで、一昨年までのF1の予選方式のように何回かアタックしてそのうちのもっとも速いタイムが予選タイムになる方式と違い、現実同様たった1回のアタックで良いタイムを出さなくてはならないので、その緊張感は相当のものです。
 結果は、1ヶ所ミスってちょっとだけコースからはみ出してタイムロスしてしまい、フリーセッションで出したベストタイムにはおよびませんでしたが、他の上位陣も思ったほどタイムを伸ばせず、バリチェロ、モントーヤに続いて3番グリッドからのスタートとなりました。

 決勝は、スタート後の長い直線でバリチェロ、モントーヤをかわして1コーナーまでにトップに躍り出たのですが、リズムに乗るまで思うような完璧走行ができず、タイヤがまだ温まっていないこともあって僕の後ろは数珠繋ぎ状態。後方視点に切り替えると僕のすぐ後ろにはバリチェロとモントーヤの2台がピッタリくっついていて、コーナーでインを突かれたり直線で並びかけられたりと、まさに熾烈な争いを繰り広げました。
 何とかブロックし続け後続を抑え込んでいるうちにタイヤも温まり、リズムも掴んできてタイムも伸び始め、徐々に後続との差が開いてきました。しかし、毎周完璧な走行をし続けているというのにその差は一定以上には広がらず、逆にちょっとでもラインを誤って加速が遅れると、すぐに後続が追いついてきて再びテール・トゥ・ノーズ状態になってしまいます。
 1回目のピットインでバリチェロに抜かれて2位に後退。しかし、バリチェロのテールを追いながら何とかそのペースについていくうちに最終コーナー追いつき、ストレートでスリップストリームに入りコーナーでパスしトップに返り咲き。その後2回目のピットインでもトップを守り、バリチェロはその後もう1回ピットインしたため、その後は比較的余裕を持ってレースを進め、最終的にM.Nakanoは、見事トヨタでデビュー戦勝利をものにしました。ちなみにチームメイトのダ・マッタ(ファーストドライバー)は17台完走中15位でした。

 その後、チームから「期待以上の働きをしてくれました。チーム全員があなたの活躍を喜んでいます」という内容のFAXが届きました。
 いや、それはいいんだけど、それだけ?ファーストドライバーへは昇格しないのかな?え?まだ気が早い?……つーか、トヨタで優勝したら、フェラーリからオファーがあってもおかしくないんじゃないかと思うのだが……。今回の勝利が単なるプロットではないことを、チーム側は見極めたいと言うことなのか?というか、そこまで奥が深いゲームだったらすごいよな……。



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 F1中国グランプリ決勝
2004年09月26日(日)

 F1グランプリ第16戦中国グランプリ決勝、フェラーリのルーベンス・バリチェロが見事にポール・トゥ・ウィンを決め、前戦イタリアに続いて2連勝を果たしました。
 今回のレースでは、大本命ミハエル・シューマッハが予選の失敗により後方でのレースを余儀なくされたわけですが、シューマッハがまともに戦っていた前戦イタリアでのレースを見ても、フェラーリにはバリチェロに勝たせるだけの能力は充分あるということですね。
 つまり、バリチェロとシューマッハの2人のドライバーの実力に関係なく、フェラーリはレース戦略によって2人のレースをコントロールし、シューマッハのタイトルが決定するまでは、シューマッハ有利の戦略を敷いてきたということです。ですから、シューマッハのタイトルが決定しない限り、バリチェロがいくら頑張っても勝たせてはもらえないというわけですね。

 フェラーリはもう十分すぎるほど強くなってしまったわけですし、シューマッハもおしめが必要な子供じゃないんだから、いい加減シューマッハ有利の体制はやめて、他のチーム同様2人のドライバーを平等に扱ってレースをさせて欲しいものです。そうすれば、フェラーリ独走でも、バリチェロとシューマッハのフェラーリ同士のガチンコ勝負が見られるようになるわけですから、少なくともシューマッハ14戦13勝というアホみたいなシーズンにはならなかったと思います。
 そもそも、何としてもシューマッハにタイトルを獲らせなくとも、フェラーリのどちらかのドライバーがチャンピオンになればいいと思うんですけどね。いずれいしてもバリチェロは、フェラーリに加入したことでチャンピオンになることを完全に失ってしまったわけですから、哀れなものですね。「バリチェロはフェラーリに入って恵まれている」などというアホなことをいうやつはF1など見るな!
 今シーズンのF1が史上最悪のシーズンになってしまったのは、フェラーリとそれを養護するFIAの責任に他なりませんね。

 話をレースに戻しますが、シューマッハは今回、予選に続いて決勝でも同じようなスピンを喫し、またタイヤバーストにも見舞われて、完走こそしたものの14位と、散々な結果に終わってしまいました。
 決勝でのスピンも驚きでしたね。普段のシューマッハには絶対にあり得ない光景でした。やはりリアウイングのダウンフォースが足りなかったんでしょうね。しかも2回目の予選でスピンしてしまい、その後決勝までマシンをいじることはできませんから、シューマッハはスピンしたセッティングのママでレースに臨み、やっぱり決勝でも同じようなスピンをしてしまったということでしょう。ま、強すぎるシューマッハですから、たまにはこういったミスをしてもらわないと面白くなりませんからね。まあ、すでにタイトルは決定してしまっていますから、今頃ズッコケられても後の祭りなんですけど……。
 それでもファステストラップだけはきっちりとマークするあたり、シューマッハの意地を感じましたね。誰のせいでもないとはいえ、やっぱり相当悔しかったんでしょうねえ。初開催の地で初代ウィナーになれなくて。まあ今のフェラーリのマシンとシューマッハの技術を持ってすれば、ファステストラップをマークすることぐらい朝飯前だったのでしょうね。

 今回のレースで僕が一番褒めてあげたいのは、何といっても佐藤琢磨でしょう。ちまたでは「壊し屋」という異名まで付けられてしまいましたが、今回は金曜日のフリーセッションでエンジントラブルに見舞われてしまい、決勝グリッドの10番降格が決定しました。そこでチーム側は予選グリッドよりも決勝でのレース戦略を優先し、琢磨のマシンに多くの燃料を搭載したわけですが、琢磨はその重いマシンで9番手のタイムをたたき出しましたからねえ。しかもレースでは一番最後までピットストップを先延ばしにし、ライバルが3ストップ作戦の中2ストップ作戦で順位を上げ、最終的に6位という好成績を収めました。今回の琢磨は、ミスもなく、戦略を忠実に実行し、実にいい仕事をしたと思います。国際映像には全く映りませんでしたが、こういう琢磨の努力は、正当に評価されるべきですね。
 鈴鹿では2度目の表彰台(できれば2位、優勝はフェラーリがいる限り無理)を期待したいですね。いや、琢磨ならきっとやってくれるでしょう。



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