Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 勝手に「ゴルゴ13」(その1)
2004年11月04日(木)

早すぎた遂行

依頼者「よく来てくれたねゴル……いや、デューク東郷。」
ゴルゴ「……………………………………」
依頼者「おっと!君には“握手”という流儀はないんだったな。」
ゴルゴ「……用件を聞こうか」
依頼者「ああ、報酬は指定された口座にすでに振り込んである。」
ゴルゴ「……狙撃の対象は何だ?」
依頼者「それが、ちょっとやっかいな依頼でね。」
ゴルゴ「もったいぶらずに、簡潔に話せ。」
依頼者「……実は、この私を狙撃して欲しいんだよ。ただし……」

ズキューン!

依頼者「……は……話を……最後まで……」(ガクッ)

(完)



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 ブッシュ氏再選
2004年11月03日(水)

 2日投開票の米大統領選は3日、「暫定票」の扱いから結果が判明していなかったオハイオ州を共和党現職ジョージ・ブッシュ大統領が制し、選挙人274人を確保して、民主党ジョン・ケリー上院議員を破り再選を果たしました。ブッシュ氏は同日午後3時(日本時間4日午前5時)過ぎから、ホワイトハウス近くで勝利宣言しました。

 ブッシュ大統領はホワイトハウスの執務室で受話器の向こうのケリー上院議員を「あなたは尊敬に値する見事な相手だった。自身の努力を誇りに思うべきだ」ねぎらいました。
 敗北受け入れを伝えたケリー氏とブッシュ大統領の会話は3、4分。電話をかけてきけたケリー氏が「大統領、おめでとうございます」と祝福すると、両者は長かった選挙戦での互いの健闘をたたえ合ったといいます。
 ケリー氏は米国が分断の危機にあることを訴え「団結しなくてはならない」と強調。イラク政策や対テロ戦で、党派を超えて大統領と協力していくことを約束しました。

 個人的にはケリー氏というよりはブッシュ以外の人にアメリカ大統領になって欲しかったわけですが、再びブッシュが当選し、アメリカと世界は今後4年間、ブッシュと共に歩み続けることになりましたか。
 小泉首相はブッシュ大統領との蜜月関係において、「大統領は映画『真昼の決闘』で、孤立無援で悪に立ち向かうゲーリー・クーパーだ」と例えていましたが、ブッシュ政権が「孤立無援」であるというのは大きな間違いです。単なる「単独行動」という表現が最も正しい表現でしょう。

 国際問題は協力してのみ解決できるものです。国際テロ、大量破壊兵器拡散、地域紛争に加え、貧困、気候変動、感染症の脅威もあり、こうした課題を克服するには一致協力した取り組みが必要だと思います。ブッシュ氏が大統領を続投することになった以上、ブッシュ大統領の今後の舵取りに期待するしかありません。そして新しい任期では、ぜひとも自らの過ちを真摯に受け止めて、正しい方向へ軌道修正してほしいものです。

 今回の選挙では、首都圏などの大都市ではケリー氏優勢、その他の地域ではブッシュ氏優勢だったというのが大きな特徴だったと思います。つまり、政治の中心に住む人々の多くがブッシュ政権に疑問を持っていると言うことになります。ですから今回のブッシュ大統領再選は、アメリカ市民がすでにブッシュ政権のやり方を認識しているという点で、ブッシュ大統領が誕生した頃と大きく状況が変わっています。
 ブッシュ大統領としても、そのアメリカ市民の疑問を払拭するためにも、様々な政策の見直しを余儀なくされるはずです。そしてその見直し方も、これまでの彼の思想や理念を180°改めるようなものでなければ、アメリカ市民は決して納得しないでしょう。



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 南河内伝説
2004年11月02日(火)

●新コーナー「南河内伝説」を開設

 かねてから予告していましたが、ようやく「PRIVATE」内に新コーナー「南河内伝説」をアップすることができました。この「南河内伝説」は、M−NESTが現在のデザインになる前の、一部の方以外非公開の頃に掲載していたもので、今回若干手を加えて一般公開することにしました。
 理由は至って単純で、せっかく書いたものだから少しでも多くの方に読んでいただこうと思っただけです。ただし、うちの多くのコンテンツ同様、このコンテンツも非常に個人的な内容になっていますので、万人ウケする内容ではないということは僕もわかっています。ただまあ、軽く読み流す程度でしたらそれほど文字量もありませんし、暇つぶし程度にはなるのではないかと思っております。

 それにしても……今回の扉絵はM−NESTの中でも特にえげつないイメージだなあと思います。関西っぽいエネルギッシュなイメージを目指したのですが、ちょっとやりすぎてしまったような気もします。他のコンテンツとあまりにもテイストが違っちゃって……。ま、プライベートのぺーじだからいいか……。



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 「CUBE2」を観る
2004年11月01日(月)

 ビデオで借りてきた映画「CUBE2」を観ました。「CUBE2」は1998年に公開された「CUBE」の続編す。

 まず前作の「CUBE」から簡単にご紹介しましょう。謎の立方体で目覚めた男がまったく同じつくりの隣の部屋に入ったとたん、罠にはまって賽の目に切り刻まれてしまいます。同じ立方体の中で出会う6人の男女、だれも何故そこにいて、そこがどこなのかわかりません。6つの面にあるどのドアをあけても壁の色の違う同じ立方体があるだけの空間に閉じ込められた6人は、罠を避けながらとにかく出口を求めてさ迷い歩きますが……。
 カナダの恐るべ新鋭監督ヴィンチェンゾ・ナタリが低予算で作り上げた密室サイコスリラー、限定された空間と限定された登場人物で繰り広げられるとにもかくにも恐怖の連続のドラマは一見の価値ありです。

 その設定上、全編がセットの中だけで撮影されており、制作費をほとんどかけず、アイディアだけで勝負した非常に優れた作品だと思いました。ストーリーも決して一発芸的なものに終わることなく、随所に盛り上がりを用意した飽きさせない展開で、とても面白かったと思います。
 物語の展開は、6人が立方体が並ぶ迷路をさまよい、誤った道へ進んでしまうと残虐な罠が待ち受けているという至って単純な構造ですが、そのさまよう6人の中でも対立関係が生まれてさらに事態を複雑化させたりと、非常にサスペンスとして完成された映画になっています。
 またこの映画はとても理不尽で恐ろしいお話ではありますが、すべてが「数字」によって、論理的に組み立てられているために、人智を超えることはないという安心感がどこかにあります。

 で、今回観た続編「CUBE2」ですが、前作で明かされなかったキューブの全ての謎がこの「CUBE2」で解き明かされると書かれていたのですが、いざ蓋を開けてみると、謎はおろか、全く前作のキューブとは別物になってしまっており、はっきり言ってがっかりしました。
 設定自体は前作とほぼ同じで、何も分からず迷路に放り込まれた男女が脱出を試みるという話なのですが、キューブに仕掛けられたトラップがCG処理された、非現実的な物になってしまっていたり、迷路の繋がりがめちゃくちゃになって、探索する意味がなくなったり、その理由付けが聞きかじりの安っぽい量子論だったり、センスがないというか、発想が安っぽかったです。ドアを開けて移動するたびに位置関係が崩れてしまっては、移動する意味がありません。閉ざされた空間という設定も台なしでした。
 ラストも謎は全く解き明かされておらず、それどころか別次元へと話が飛躍してしまい、結局誰が何のために作ったのかと言うことがわからずじまいで、見終わった後は、消化不良な印象しかありませんでした。

 あの優れたアイディアで観るものをあっと言わせた「CUBE」の続編としては、納得できないですねえ……。



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 なぜイラクへ……
2004年10月31日(日)

 イラクでの日本人人質事件は今朝、最悪な結末を迎えてしまいました。Barでも何人かの方が意見を書いていらっしゃいますが、僕の個人的な意見を述べさせていただくと、これは事故責任であると言わざるを得ません。
 日本政府は、イラクへは行かないようにと言っているのです。なのに自ら危険なイラクへ行っているわけですから、政府としても対応のしようもありません。しかもイラク入りした目的が「ただ行ってみたいから」。そして所持金はたったの100ドル、さらに服装もイラクではあり得ない短パン姿……「誘拐してください」と言っているようなものです。
 イラクがどういう状況なのか全くわかっておらず、「何とかなるだろう」と考えが甘すぎで、はっきり言ってあまりにも浅はかで無謀な行為であり、自ら殺されに行ったようなものだという点で、自殺行為だったといえるでしょう。

 イラクでテロリストによって日本人が残虐なやり方で殺害されたからと言って、そのことだけを捉えて感情的になってはいけません。確かにその行為はあまりにも残忍で冷酷非道、それは決して許されることではありません。しかし、そもそもイラクという国はそういう危険な国であるということを認識しなければいけないのです。
 更に言うなれば、テロリスト側の置かれている状況にも、目を向けなければいけません。彼らは、罪もない人々や多くの幼い子供を含む何十万もの同胞を殺されてきたのです。彼らの怒りと憎しみは、計り知れないものでしょう。たとえ自衛隊が人道支援の目的でイラクで活動していても、一部のイラク人にとっては、罪もない家族を奪ったアメリカの仲間でしかないのです。その自衛隊の撤退を要求し、その要求が飲まれなかったから人質を殺害した。それはイラクではむしろ当たり前のことであるとも言えるのです。

 日本政府の対応にも、問題がありました。誘拐の声明が出された時点で、小泉首相が即座に「自衛隊撤退の要求は受け入れない」と言ってしまったのは、あまりにも軽はずみだったといえます。要求を即座に拒否したことで、テロリスト側との交渉、あるいは人質が自衛隊とは全く無関係の旅行者であることをテロリスト側に伝える余地が、全くなくなってしまったからです。

 しかし、現実問題として日本政府は自衛隊をイラクから撤退させることはできません。自衛隊のイラク派遣に関しては様々な問題がありますが、今自衛隊を撤退させてしまっては、国際的な信用を失ってしまうからです。
 さらに日本政府は今、台風や新潟中越地震の対応に必死の状況なのです。そんな中で一人の無謀な旅行者が勝手にイラクへ行って誘拐され、自衛隊撤退の要求をされる……政府としてはどうしようもないでしょう。

 今回の事件は、とても残念な結果に終わってしまいましたが、仕方がなかったという一言に尽きます。



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 またもハッキネン復帰説
2004年10月30日(土)

 ジェンソン・バトンの来シーズンのウィリアムズ入りがなくなったことで、再び元F1チャンピオン、ミカ・ハッキネンのF1復帰説が浮上していますね。
 ウィリアムズのマネージング・ディレクターを務めるパトリック・ヘッドはハッキネン獲得の可能性について「ミカは3シーズンもF1から離れており、獲得にはリスクを伴う。しかし彼はミハエルを2度も打ち負かしてタイトルを獲っているし、才能あるドライバーについては真剣に考えなければならない。」とコメントし,慎重に判断することを明らかにしています。

 また、ハッキネンは10月初旬にオッシャーズレーベンでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のテストに参加しており、これに伴ってドイツの『ビルド』紙がハッキネンのDTM参戦を報じましたが、メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグは「オッシャーズレーベンでのテストはもともと単発のもの。ハッキネンがメルセデスでDTMに参戦する予定はないし、ましてや契約金問題で決裂ということもデマだ」とこれを否定する発言を行っています。

 ハッキネンは長くF1から離れており、今シーズンの中国グランプリから約1年ぶりにF1に復帰したジャック・ビルヌーヴの様子を見ても、復帰できたとしても完全復活への道は厳しいものになると言わざるを得ません。しかもハッキネンは36歳、再び過酷なF1で2時間近くもレースをし続けるには、同じ年齢でもずっと現役を継続しているミハエル・シューマッハと比べても、体力的に無理があるのではないかという疑問もあります。
 しかし、もしハッキネンがこのブランクの間にF1復帰に向けたトレーニングを重ねていて体力的に問題ないのであれば、シーズンオフのマシン開発の段階からマシンをテストして現在のマシンに順応し、ウィリアムズというトップチームでそれなりの結果が残せるのではないかという期待もあります。少なくとも、シーズン途中にろくにテストもできずにいきなり復帰したビルヌーヴのようなことにはならないでしょう。
 ウィリアムズも、本当にハッキネンを起用しようと本気で考えているのなら、一刻も早く契約を結んで早めにテストに参加させ、現在のF1マシンに順応させることが必要だと思います。

 しかし、ハッキネンと同様噂が挙がっている来季ウィリアムズのドライバー候補は多数いて、まったく見通しは定まっていない状況であることも確かです。



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 リンクページを作る
2004年10月29日(金)

●リンク専用ページを開設

 VoiceでHPの更新を告知するのも久しぶりですな。しかもエンピツになってからは初めてで、リンクさせるのにタグを使わなくてはならないのでちょと面倒だったりします。

 えー、更新といっても別に新しいコンテンツを増やしたり記事を増やしたりしたわけではありませんが、今までBarM−NESTの最下部に仮設していたリンクコーナーを、専用ページに移動いたしました。早くリンクページを作らねばと常々思ってはいたのですが、ようやく開設にこぎ着けることができました。リンクさせていただいている方々、今まで仮設リンクのままでろくにサイトの紹介もしていなくてすいませんでした。

 さて、今回開設したリンクページなのですが、当初ポインタを当てると色が濃くなり、ワンクリックで紹介文が表示され、ダブルクリックでリンク先へジャンプするというシステムでした。我ながら画期的なシステムだなあと思っていたのですが、一部のWinユーザーの方に不都合が出るという報告をいただいたので、ポインタを当てると紹介文が現れ、クリックでリンク先へ飛ぶというシステムに改良しました。
 ただこのシステムだと、ポインタが当たって紹介文が表示されるとそのサイト名と管理人の名前が消えてしまうので、一回ポインタを外さないとそこがどのページなのかわかりにくいという問題が出てきてしまったので、紹介文が表示されてもその下にうっすらとサイト名と管理人の名前が透けて見えるようにしました。ちゃんと紹介文読めますか?

 また、本来は各サイトさんのバナーを使用してリンクするのが通例なわけですが、こちらの都合で各サイトさんのバナーは使用せず、全てのサイトさんの扱いを統一させていただきました。これは、バナーの大きさや形がそれぞれのサイトさんで多種多様で、またバナーを持たない方もいらっしゃると言うこともあり、全てのサイトさんを平等に扱いたいという意向でそうさせていただいたのですが、もし「うちはバナーを使ってもらわないと困る!」という方がいらっしゃいましたらご一報下さい。バナーを使用した別の方法を考えます。



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 黒猫ロデム
2004年10月28日(木)

 うちのアパートのうちの階の廊下に最近よく黒猫が来ているのですが、この黒猫、うちの廊下に来るわりに警戒心がとても強く、どんなに手招きしたり猫じゃらしでおびき寄せようとしても、絶対に近づいてきません。常に一定の安全距離を保っており、僕が階段を上がってくると、約10メートルほど先で座り込んでいるのですが、僕が近づこうとするとすぐに中腰体制に入り、さらに近づくと立ち上がって逃走する構えを見せます。そこで僕はいつも近づくのをあきらめて自分の部屋に入ってしまうので、この黒猫に至近距離まで近づいたことはありませんでした。

 一度だけ接近したことがありました。そのときは真夜中に部屋の扉の外でがさがさと物音が聞こえ、初めは泥棒かと思ったのですが、その音がとても大きくて堂々としていたので、すぐに黒猫だと気づきました。そっと玄関の扉を開けて廊下をのぞき込むと、どうやら黒猫が次の日の朝にゴミ収集所に出そうと思って廊下に出してあったゴミ袋をあさっていたらしく、ゴミ袋が破け、中のゴミが廊下に散乱していました。そしてそのすぐ近くにはあの黒猫がいて、まるで「僕しらないよ」といった表情できょとんとこちらを向いていました。その距離約2メートル、これがこれまでもっとも至近距離に近づいた記録でした。

 そこで、この次遭ったらえさをあげようと思い猫缶を買っておいたのですが、今日仕事から帰ってきたら、いつものように10メートル向こうに黒猫がいたので、僕は早速部屋に入って猫缶を持って廊下に出ると、それを開けてお皿に移し、廊下に置く仕草をしました。
 すると、あれだけ普段警戒して近づこうとしていなかったのに、猫缶に気づいたのかてけてけとこちらに歩み寄ってくるではありませんか!しかし、やはり2メートルぐらいまで近づくとそこで足が止まり、そこからはまるで「だるまさんが転んだ」でもしているかのように、進んでは止まり、また進んでは止まりながら、僕の顔を見つめたまま少しずつ猫缶の方へ近づいてきました。
 仕方なく僕がその場から少し離れると、ようやく黒猫は猫缶にたどり着いて、軽く匂いをかいだ後、むしゃむしゃと猫缶を食べ始めたのでした。しかし、僕が音を立てるたびに食べるのをやめ、警戒するようにこちらに顔を向けます。食べている間にそばによってなでようと思ったのですが、近づきすぎると猫缶から離れて逃げようとするので、残念でしたが近づくのをやめ、猫缶を食べさせてあげることにしました。

 数分後に再び廊下へ出てみると、すでに黒猫は猫缶をぺろりと平らげた後で、さっさとどこかに行ってしまったようです。しかし、写真撮影には成功しましたぞ!







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 人間失格
2004年10月27日(水)

 以前「おれおれ詐欺」について触れましたが、あろうことか新潟県中越地震の被災者に安否を連絡するよう伝えるテレビ番組を悪用したとみられる新手の「おれおれ詐欺」があったそうです。

 ニュースによると、NHKの番組で新潟県内の親族に連絡を求めていた同区大杉の女性宅に、25日午後零時半ごろ、男の声で「被災者をまとめ、振り込みの依頼をしたり、お金を下ろして届けたりしている。親族がお金を必要としているので振り込んでほしい」と電話があったそうです。男は静岡県浜松市の地方銀行支店の口座番号と「セイキ ツトム」という名義を告げ、金額は「お任せします」と述べたといいます。女性が対応を不審に感じ、「どこの方ですか」などと聞くと、「消防です」と答え、電話を切ったそうです。女性が近くの同消防署へ出向いて相談し、振り込みをやめたため実害はなかったそうです。

 さらに27日には、新潟県大和町に住む50歳代の男性宅に、陸上自衛隊員を装った男から、「あなたの娘さんが川口町で交通事故を起こした。医療機関が満杯で交通もまひしている。相手の高校生2人は瀕死の重傷で、娘もけがをしており、病院に運ばなければならない。ヘリを飛ばすので、金を振り込んでくれ」との電話があったそうです。
 男性は相手が指定した金融機関の口座に2回に分けて計約300万円を振り込みましたが、その後、娘と連絡がとれ、だまされたことに気付いたといいます。最初に娘本人を装う女が電話をかけ、その後、自衛隊員を名乗る男が話したといいます。

 親族を心配している人の気持ちを悪用し、本当にボランティアをしている人にも失礼極まりないです。どうしてこんな卑劣なことを思いつき、実際に行動を起こそうと言う気になるのでしょうか。本当に許せません。こういうニュースを聞くたびに怒りがこみ上げてきます。もはやこういう連中は人間ではありません。
 法律的にはこの手の詐欺事件は、どんなに悪質でも無期懲役や極刑ににはなり得ませんが、例え殺人を犯していなかったとしても、こういう「非人間」に対しては死刑判決を下すことも検討した方がいいかもしれませんね。



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 新幹線転覆回避は奇跡
2004年10月26日(火)

新潟地震による上越新幹線脱線事故で、とき325号は脱線が始まったとみられる地点から約1・6キロ走行して停止していたことが判明しました。つまり列車は地震の衝撃で脱線した後も、軌道内をかろうじて走り続けたということです。地震による新幹線の脱線事故は、旧型の重い車両のおかげで転覆を免れていた可能性の高いことも判明しました。
 「最悪のシナリオは、先頭が横を向いた場合だ」と技術員もニュースで述べていたように、先頭車両が横向きになると、後続の車両が、進路を阻む先頭車両に次々と追突する可能性があるそうです。そうなれば、大惨事は免れなかったでしょう。
 事故調査委員会の調査では、レールの損傷は停止場所の約2キロ手前から始まっていたそうです。軌道から外れたレールは、あめのように曲がったり、破断するなどしていました。軌道上には後部車両の車輪が走ったわだちとみられる一直線の傷もありました。先頭車両の片側の車輪の一つは、上下線の間にある幅約1.8メートル、深さ約0・5メートルの「返送水路」と呼ばれる側溝に落ち、車体は上り線側の軌道に寄りかかるように約30度傾いていました。しかしレールと並行している側溝に車輪が落ちたことで、かえって列車が横向きにならずに済んだという見方もあります。現場がほぼ直線だったことも幸いしました。

 これらのことを考えると、今回の事故のケースは、上越新幹線だったからこそ転覆を免れて一人のけが人も出すこともなかったということが言えます。先頭車両の車輪が落ちた深さ約0・5メートルの「返送水路」は、線路上に積もった雪を両側のスプリンクラーで溶かして、その水を排水するためのもので、上越新幹線独自のもの。東海道新幹線の線路にはないものです。
 さらに重い車両が幸いして、転覆を免れた可能性の高い200系の上越新幹線。しかし、業界ではスピードを重視して、軽量化の流れが定着しています。「とき325号」の車両は「200系」と呼ばれ、1両あたりの重さは約60トンと、新幹線の中で最も重いものです。「200系」は東海道新幹線開業時の車両「0系」に雪対策などを施したもので、新幹線の中でも「旧式」の部類に入ります。最高時速も210キロに抑えられ、いまやJR東日本が保有する新幹線全体の16%を占めるに過ぎないそうです。
 一方、上越新幹線を最高240キロで走る「E1系」は55トン。さらに東海道・山陽新幹線の主力となっている「700系」や日本最高速の300キロで走る「500系」はいずれも40トン程度とされ、「とき325号」のおよそ3分の2にまで軽くなっています。
 交通評論家は「開業以来、初めてのことで騒ぎになっているが、直下型地震が線路付近で起きた場合は、脱線は防ぎきれないというのは定説だった」と言っています。さらに「地震による脱線・転覆は、高速走行して線路が地面に接している列車では、避けられないリスクだ。けが人がいなかったのは運が良かっただけ。今後、利用者も鉄道事業者もリスクを認識して、さらに安全性を高めていかなければならない」と指摘しています。

 もし東海道新幹線が同じような状況に陥ったら、新幹線は転覆を免れず、また上越新幹線の2倍もの利用者があることから、多くの被害者の出る未曾有の大事故に繋がっていたことでしょう。



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