Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 中国と韓国はおかしい
2005年06月07日(火)

 昨年中国で開催されたサッカーアジアカップで、日本代表が中国のサポーターに猛烈なブーイングを浴びて問題になったことは記憶に新しいですが、今年に入ってからも、日本の国連常任理事国入りに猛反発して中国各地で反日デモが繰り広げられ、日本企業や日本車などが相次いで破壊されるという事態に発展しました。

 また、先月末には韓国の漁船が日本の排他的経済水域に入り込み、日本の海上巡視船の停船命令を無視して逃走するという事件も起きました。一旦は日本の巡視船が韓国漁船に強引に接近しますが、海上保安官が韓国漁船に乗り込むと、その保安官を乗せたまま再び逃走を始めてしまいました。
 その後韓国は日本領海への侵犯を認め、日本と韓国はこの件では一応和解しましたが、漁船の船長や船員は、日本の海上保安官に暴行を受けたとして「行き過ぎ行為」を批判しました。

 さらに、中国と韓国はともに小泉首相の靖国神社参拝に激しく反対しており、「日本は60年経った今も戦時中にしてきたことを謝罪せず、戦犯を英雄視している」などと長きにわたってしつこく批判しています。

 皆さんもよくご存じのように、僕は理不尽なことは大嫌いですが、こういった中国と韓国を巡る様々な問題、憤りを感じずにはいられませんな。北朝鮮はもはや問題外ですが、中国も韓国もおかしいでしょう。

 日本は中国と韓国に戦後ずっと多額の政府開発援助(ODA)をおこなってきましたし、日本政府はすでに複数回、公式に戦争責任について謝罪しています。しかし、中国も韓国もそのことを国民には全く知らせておらず、歴史の授業で明らかに間違った歴史解釈を教えているために、戦争を知らない現代の若者たちが反日感情を抱き、暴徒と化してしまうのです。
 特に中国は、日本企業にとってはかなり有益なマーケティング市場だと思いますが、あれほど言われない怒りをぶつけられ、ビルや店を破壊されてしまうんだったら、中国に進出している日本企業は、さっさと中国は見切りをつけて、台湾あたりに新たな市場を開拓した方がいいのではないかと思ってしまいます。どうせ今後も日本政府がどれだけODAを支払い過去の過ちに対して公式に謝罪したとしても、その事実は中国国民にはいつまで経っても伝わらないんですからねえ。

 先月末の韓国漁船の件ですが、船長は韓国に戻ってから、日本の海上保安官の暴行を激しく批判していますが、一方の海上保安庁側は、暴行などしていないとして双方の言い分は食い違っています。
 しかし、そもそも韓国漁船が日本の領海を侵犯したことが問題なわけで、さらに巡視船の停船命令を無視してバックレようとしたわけですから、韓国漁船の船長らの、自分たちのしたことを棚に上げての「逆ギレ」は馬鹿げてるとしか言いようがありませんな。これがアメリカだったら、アンタらの船はとっくに沈められてますよ。

 小泉首相の靖国参拝について某社が世論調査をおこなったところ、6割が「首相の間は参拝するべきではない」と答えたそうです。しかし一方で、小泉首相が国会で「靖国参拝について他の国が干渉するべきではない」と発言したことに関しては、わずかではありますが支持する人の方が上回ったそうです。
 僕もこの世論調査の結果と同じ考えですね。「参拝はしない方がいいと思うが、他の国がこれに干渉すべきではないという考えは賛成」ということです。
 中国や韓国政府は日本の官僚が靖国神社に参拝するという行為を「戦犯を英雄視している」とはき違えていますが、小泉首相は両国に対し、靖国参拝の意味と理由について明確に説明しているわけですから、僕個人としては小泉首相が靖国神社を参拝することは、何ら問題ないと思っています。しかし小泉さんも、何だか中国や韓国、それに自民党内でも靖国参拝について反対されていて、少し意地になっているところもあると思うんですよね。僕的には参拝すること自体は何ら問題はないと思いますが、中国や韓国の反発を買ってまで、無理して参拝を続ける必要もないんじゃないかと思います。靖国参拝を続けるよりも、辞めた方が問題は減ると言うことですな。

 このほど中国の卓球リーグでデビューした福原愛ちゃんは、中国でも大人気のようです。彼女が架け橋になってくれると嬉しいんですけどね。



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 DTM、フレンツェンが3位表彰台!
2005年06月06日(月)

 ドイツツーリングカー選手権(DTM)の第4戦が昨日チェコのブルノで行われたましたが、昨年度のチャンピオン、マティアス・エクストロム(アウディ)が今季初優勝を飾りました。2位には僚友トム・クリステンセンでアウディがワンツー、そして今シーズンここまでまったく良いところがなかったハインツ−ハラルド・フレンツェン(オペル)が3位表彰台を獲得しました!

 レース序盤はハインツ−ハラルド・フレンツェン(オペル)がリードしますが、4番グリッドスタートのエクストロムが中盤にトップの座を奪い、優勝を獲得しました。前戦初優勝を果たしたミカ・ハッキネンは5番グリッドからスタートしたものの、3周目にコース上でスローダウンしてピットイン、最終的に13位という結果となりました。また開幕戦の勝者ジャン・アレジは9位でした。
 エクストロムはこの優勝により、27ポイントでランキングトップに躍り出ました。ランキング2位はゲイリー・パフェット(メルセデス)、3位はクリステンセンとなっています。ハッキネンとアレジはともに17ポイントで4位タイですが、エクストロムとは10ポイント差、メルセデスの勢いを考えたら、またすぐに優勝争いに絡んで追いついてくれると期待しています。ミスターDTMと呼ばれるベルント・シュナイダー(メルセデス)が今シーズンは元気がないのがちょっと残念ですけどね。

 オペルはライバルのメルセデス、アウディと比べてマシン的にもピット戦略的にも遅れをとっている感がありますが、今回の3位表彰台で、アレジ、ハッキネン、フレンツェンの元F1ドライバー三巴対決がいよいよ現実味を帯びてきました!今回の結果は、きっとフレンツェンファンののりPさんもお喜びになられたことでしょう!

 ……で、今日はスカパーでは5月1日に行われたDTM第2戦ドイツ・ユーロスピードウェイ・ラウジッツの模様を放送していたのですが、いや〜久しぶりにハッキネンのレースを最初から最後まで観ることができました!このレースでは最終的にハッキネンは3位表彰台を獲得したのですが、3番グリッドからのスタートでF1時代の得意技ロケットスタートを炸裂させ、いきなり2位に浮上しました。その後ピットでジャッキが下がらないというトラブルでタイムをロスして3位に後退してしまいますが、DTMのベテランクリステンセンとの2位争いは、結果はわかっているんですけどかなり攻めた走りを見せてくれて、手に汗握りましたぞ!

 6月29日は、いよいよハッキネンはDTMで初優勝を果たした第3戦スパ・フランコルシャンの模様が放送されます!見逃さないようにしなくては!



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 観たい映画が盛りだくさん(その2)
2005年06月05日(日)

(昨日の続き)

 「フォーガットン」は、飛行機事故で最愛の息子を亡くし、何ヵ月経っても立ち直れずにいた一人の女性に降りかかる想像を絶する出来事を驚愕の展開で描くサスペンス・スリラーで、主演は「ハンニバル」「エデンより彼方に」の演技派ジュリアン・ムーアです。予告編などでは「シックスセンス」以来の本格サイコスリラーと詠われていますが、確かにストーリーを読むと、主人公のテリーが、飛行機事故で亡くした息子サムと夫と3人で撮った記念写真からサムだけが消えているのを見つけ困惑するというSFチックな内容。異変はさらに続き、大切なアルバムからも、そしてビデオテープからもサムが消えてしまいます。動揺するテリーに精神科医は、「息子など最初から存在しなかった」と告げるのです。ショックを受けるテリーは、サムの存在を証明しようと躍起になるというお話みたいですが、ミステリアスですねえ。気になります。

 「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」は広大なサハラ砂漠に潜む巨大な陰謀から世界の危機を救うため立ち上がる冒険家とその仲間たちを描いたアクション・アドベンチャーで、クライブ・カッスラーの世界的ベストセラー冒険小説「ダーク・ピット」シリーズより、第11作『死のサハラを脱出せよ』を映画化したものです。主演は「Uー571」「サラマンダー」のマシュー・マコノヒー、共演にペネロペ・クルスとスティーヴ・ザーンという顔ぶれです。
 この映画はあの「インディ・ジョーンズ」シリーズに変わる21世紀の新たなヒーローというのがウリで、シリーズ化を狙っているものと思われます。しかし冒険ものでもはや金字塔と言われる「インディ・ジョーンズ」に対抗して、これまでにも「キング・ソロモンの秘宝」や「ハムナプトラ」などの2番煎じ的なシリーズが出てきましたが、いずれも「インディ・ジョーンズ」には遠く及ばないものでした。今回はマコノヒーが新たなヒーロー役を担っていますが、果たして21世紀のニューヒーローとして定着するのでしょうか。
 救いは、原作の「ダーク・ピット」シリーズが「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」と並んで世界的ベストセラーの小説であることですかね。

 しかし、マシュー・マコノヒーって、「Uー571」ではその映画の設定上かなり地味でストイックな役柄でしたが、この「サハラ」ではかなり印象が変わりそうです。あんなに明るくて活発なマコノヒーはイメージからかけ離れてて……。ちなみにこのマコノヒーは現在、共演のペネロペ・クルスとプライベートでも交際しているようです。ペネロペと言えばトム・クルーズとも付き合っていましたが、マコノヒーの方が誠実そうだからお似合いのような気がします。

 ……えーと、次は何でしたかな?……あー、そうそう、「ザ・リング2」でしたな。「ザ・リング2」は鈴木光司原作のジャパニーズ・ホラー「リング」を、ハリウッドでリメイクし2002年に大ヒットを記録した「ザ・リング」の続編で、日本版の続編とは関係なく、ハリウッドで新たに書き下ろされた完全オリジナル・ストーリーだそうです。新たな地で心機一転を図るレイチェル親子に、再びビデオテープの恐怖が襲い掛かります。日本版「リング」を手掛けた中田秀夫監督がメガフォンを取り、記念すべきハリウッド・デビューを果たしました。主演は引き続きナオミ・ワッツ。
 オリジナルの「貞子」がこのハリウッド版では「サマラ」に変わっているのですが(そりゃそうだよな)、今回はどんなサマラが観られるのか楽しみです。しかし、やはり日本独特の怪談的な雰囲気に慣れている我々日本人にとっては、やっぱり欧米のホラーよりも日本のホラーの方が、ゾクッと寒気がしますな。



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 観たい映画が盛りだくさん(その1)
2005年06月04日(土)

 今年は観たい映画がたくさんあります。「スターウォーズ・エピソード3」「宇宙戦争」「バットマン・ビギンズ」「フォーガットン」「サハラ」「ザ・リング2」……ついでに「Zガンダム」「交渉人・真下正義」「亡国のイージス」「戦国自衛隊1549」も気になるけど、これら邦画はビデオでも良いかな。

 「スターウォーズ・エピソード3」は、いわずと知れた1977年から始まった「スターウォーズ」シリーズの完結編ですが、先の三部作(エピソード4〜6)がミニチュアなどのいわゆる特撮主体で作られたのに対し、「エピソード1・2」の新しい「スターウォーズ」は、あまりにもCGが多用されており、「エピソード4〜6」よりも過去の時代なのにメカが洗練されていたりと、僕的には結構評価は低いんですよね。やっぱりあの模型を使った旧三部作の独特の質感が良かったし、何よりもそういった映画の作り方でジョージ・ルーカスは評価を得たのですから、CGだったら何でもできてしまうし、ジョージ・ルーカスじゃなくてもできるじゃん、と思ってしまうわけです。
 しかしながら、今回はアナキン・スカイウォーカー(旧三部作の主人公ルークの父親)がダークサイドの道を歩んでしまい、ダースベイダーが誕生する歴史的瞬間がクライマックスとして待っていますので、やはり見逃せませんね。伝説の完結を、心待ちにしたいと思います。

 「宇宙戦争」はトム・クルーズとスティーブン・スピルバーグが組んだ話題作で、その詳細はまだほとんど知られていませんが、予告編を見る限り、「地球最後の戦争は、人類によるものではなかった」というコピーから伺い知るに、宇宙人の地球侵略がテーマになってくると思われ、こちらも気になるところです。

 「バットマン・ビギンズ」は「バットマン」シリーズの続編ですが、何と言っても日本が誇る渡辺健がかなり重要な役所で出てくるそうなので、こちらも見逃せません。ちなみに僕は元々「バットマン」シリーズが好きなのですが、特に好きなのはマイケル・キートンがバットマン=ブルース・ウェインを演じ、ジャック・ニコルソンが悪役ジョーカーを演じた「バットマン」、そして僕が大好きな俳優ヴァル・キルマーがバットマン=ブルース・ウェインを演じた「バットマン・フォーエヴァー」ですね。
 「バットマン・フォーエヴァー」は鬼才ティム・バートンが制作しており、トゥー・フェイス&リドラーの強敵に、待望久しいロビンが登場するというにぎやか編で、前2作のダークなイメージをうまく陽性に転化しています。その悪役もトミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリーと豪華な顔ぶれ、さらにバットマンの相棒ロビンにラルフ・シューマッハ似のクリス・オドネル、バットマンの恋人役にはニコール・キッドマン、ロビンのガールフレンドにドリュー・バリモアとメジャー俳優のオンパレードと言った感じですぞ。

 豪華と言えば「バットマン・フォーエヴァー」の次、シリーズ4作目となる「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」では、何とアーノルド・シュワルツェネッガーが悪役で登場し、主役であるバットマン役のジョージ・クルーニーよりも前に名前が出てくるのがすごいです。ジョージ・クルーニーがバットマン役というのもすごいですが、原作コミックスでも主人公のブルース・ウェインはかなり年を取るまでバットマンとして活動していたようですから、それほど違和感はありませんでした。現に執事のアルフレッドなんて、寝たきりで死にそうでしたからねえ。……でも、ロビンはなぜか前作同様クリス・オドネルなんですよね〜。ロビンは年を取らないのか?
 え?「バットマン・ビギンズ」の話はどうしたって?……いえ、だって、まだ観てないですし……。

(長くなってしまったので続く)



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 ジーコジャパン、勝利の代償
2005年06月03日(金)

 サッカーワールドカップアジア最終予選、ジーコジャパンは敵地でバーレーンを破り、ワールドカップ出場に王手をかけました!日本は前半34分、ミッドフィルダーの小笠原が中央からミドルシュートを決め、最後まで試合の主導権を渡さず、逃げ切しました。窮地のジーコ監督が打って出た1トップの新布陣と、ピッチの指揮官中田英寿のリーダーシップで得た貴重な勝ち点3でした。日本は、北朝鮮戦(8日、バンコク)の引き分け以上で3大会連続のワールドカップ出場出場が決まります。

 小野伸二の右足骨折による戦線離脱で中田英がボランチに下がり戦術変更を余儀なくされ、ジーコはトップ下で中村俊輔と並べる代役に小笠原を選びました。前半34分、右に開いた柳沢から中央でパスを受けた中田英は鋭く縦に速いパスを入れ、中村がヒールで落としたボールを小笠原が右にフェイントでディフェンダーを1人交わして右足でゴール左隅に蹴り込みました。ジーコが最終的に配置した4人で取った決勝点でしたね。

 しかし、この試合で三都主、中田英、中村のミッドフィルダーの要3人にイエローカードが出され、3人とも累積枚数が2枚になってしまったため、次戦北朝鮮戦は、この3人に加え小野も欠く事となり、非常に厳しい状況に追い込まれてしまいました。
 北朝鮮はスタミナがあり、特に後半で強さを発揮してくるチーム、さらに当日は観客が全くいないタイ・バンコクでの試合、ピッチコンディションが日本のスタジアムに比べてかなり悪いと言われており、中盤でのパス回しで攻めていく日本代表にとっては不利な展開となる事が予想されています。

 北朝鮮戦で引き分け以上ならワールドカップ出場が決まりますが、最後の最後で主力4選手を欠いての試合、ジーコジャパンの進む道は、最後までいばらの道ですな……。



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 ジーコジャパンにまた試練!
2005年06月02日(木)

 サッカーワールドカップ、アジア最終予選の天王山、敵地のバーレーン戦は日本時間の4日午前1時半、運命のキックオフを迎えます。この試合から最終予選の後半戦に入るわけですが、現在イラン(勝ち点7)に続いて2位の日本(6)は今回、3位のバーレーン(4)に勝てば3大会連続3回目の出場に王手をかけます。また引き分けでも8日の北朝鮮戦(バンコク)の結果次第で出場が決まることになります。しかし、負けてしまうとワールドカップ出場は非常に厳しい状態となり、勝つと負けるとでは天国と地獄の大一番であると言えます。

 ところが、そのジーコ監督率いる日本代表に衝撃が走りました。何と1日のバーレーン入り後の初練習の際に右足の痛みを訴えたミッドフィルダーの小野伸二(フェイエノールト)が、「右足第5中足骨(右足甲外側)の疲労骨折」と診断され、今回のバーレーン戦と8日の北朝鮮戦(バンコク)の出場が絶望となってしまったのです。小野は紅白戦の途中、突然プレーをやめ、厳しい表情でピッチを後にしました。他選手との接触もなく、直接的な原因は分からないそうですが、日本協会関係者によると、オランダから帰国する前から痛みがあったということで、長いシーズンの疲労の蓄積が不運を招いた可能性が高いということでした。

 小野は3月のバーレーン戦(埼玉スタジアム)は警告の累積で出場停止だったので、今回の試合では「勝ち点3を取るために、自分のすべてを出し切りたい」と、人一倍の気合を見せ、ジーコ監督が採用した新布陣で守備的MFとして重要な役割を担っていました。それだけに小野の離脱は非常に痛いです。指揮官ジーコ監督の構想そのものを試合前日になって白紙に戻す可能性さえある、重大なアクシデントです。小野はシドニー五輪も右足の故障で棒に振っており、今季も足の状態には苦しみ続けていました。日本最高のテクニシャンだけに、度重なるけがの悲運があまりにも惜しまれます。

 明日の試合、ジーコ監督に何か秘策はあるのでしょうか。



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 バーレーンのオウンゴール男
2005年06月01日(水)

 サッカーワールドカップのアジア最終予選、日本VSバーレーン戦が2日後の6月3日に迫っていますが、日本で現在最も有名なバーレーン選手は、ミッドフィルダーのモハメド・サルミーンだといえるのではないでしょうか。

 サルミーンは3月30日に埼玉スタジアムで行われた対日本代表戦で、後半26分に中村俊輔のセットプレーをクリアしようとしました。ところがボールが自らのゴールに吸い込まれ、日本に痛恨のオウンゴールを献上してしまいました。日本はこのサルミーンからもらった1点を守りきり勝利、サルミーンは奇しくも日本勝利の最大の功労者となってしまったのです。
 サルミーンはこの試合が終了した直後に責任を感じてピッチ上で号泣し、しゃがみ込んで動きませんでした。バーレーン・サッカー協会のアルハリファ会長が「信じられなかった。彼は我々の最高の選手なのに……絶対に有り得ない」と嘆いたほどのこの出来事は、バーレーンサッカー史上最大の悲劇だったと言えるでしょう。

 しかし、「戦犯」として弾圧されると覚悟して故郷の空港に降り立つと、子供たちが「君の涙は尊い」「君は何があってもヒーローだ」「顔を上げろ」などと書いた紙を持ち、悲運の男を温かく迎えてくれたのだそうです。

 サルミーンは4月に膝を負傷し、一時は日本戦に間に合わないと言われていました。しかし、ドイツでの手術が成功し、5月に復帰を果たしました。さらに彼は今日、所属するカタールの強豪・アルアラビと07年終了時までの2年間契約延長したと報じられました。契約金はバーレーン史上最高の86万ディナール(約1億円)だそうです。サルミーンへの評価はこのところ際立っています。その彼が、2日後の日本との再戦でどのようなリベンジを見せてくるのか注目ですね。



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 ぽよぎホッケーの珍事
2005年05月31日(火)

 しばらくF1ネタが続いたので閑話休題です。

 今日は仕事の合間に久しぶりにトップページ下にあるぽよぎでホッケーをやってみました。このホッケーは「むずい」モードで勝った時の試合時間がスコアとして残り、短時間でぽよぎに勝った方がハイスコアと言うことになります。で、僕が以前「0分0秒」という誰も更新できないようなとんでもない記録をマークしてしまったので、今回すべてのスコアをクリアして再びチャレンジしてみました。

 すると!何と奇妙なことに、5回やって5回とも勝ったのですが、そのすべてが「2分8秒」という同タイムでの勝利となってしまったのです!そのためホッケーのスコアを見ると、現在「2分8秒」という記録が5つきれいに並んでいる状態です。……うーん、こんなことってあるんですねえ。


5回同タイム!


 別にこの「2分8秒」という記録は残しておく必要もありませんし、頑張ればどなたでも更新できるような記録だと思いますので、皆さんもぜひハイスコアを目指してみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、その他のぽよぎゲームのM−NEST公式レコードは以下の通り。

 ・ハーボカート(初級)………0分54秒181(Mako)
 ・ハーボカート(中級)………0分54秒124(Mako)
 ・ハーボカート(上級)………1分43秒563(Mako)
 ・ホッケー………………………1分08秒(ちぃちゃん)
 ・白と黒…………………………3分21秒(スカリー)
 ・スター☆ボウル(対戦)……252点(ヒデボー)
 ・スター☆ボウル(ペア)……174点(ヒデボー)
 ・ハーボカード#1……………19722点(スカリー)
 ・スター☆ウォーク……………2140点(Mako)

 ※2005年5月31日現在

 「ハーボカート」に関しては、僕の記録を更新するのはもはや不可能に近いのではないかと思っています。「ホッケー」ははっきり言って1分ちょいで勝ってしまうのは信じられないですな。「白と黒」はいわゆるオセロですが、僕自身オセロが苦手なので僕は手が出せません。好タイムをマークする以前に、まずなかなか勝てませんから。「スター☆ボウル」はほとんどやったことがないのでよくわかりませんが、今のところヒデボーさんがダントツのようです。ただ、ぽよぎとの対戦では252点も獲っているのに、ぽよぎとのペアモードでは174点、ぽよぎに足を引っぱられたと見た!「ハーボカード#1」は神経衰弱ですが、スカリーさんの記録にはとうてい届きそうにありません。「スター☆ウォーク」は今のところ僕がトップですが、僕もパーフェクトだったわけではないので、パーフェクトが達成できれば、記録を更新できるかもしれません。

 暇な方、れっつ・ちゃれんぢ!



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 BARはバトンに必死
2005年05月30日(月)

 先週末に行われたF1第7戦ヨーロッパグランプリでBAR・ホンダは、ジェンソン・バトン10位、佐藤琢磨12位という不本意な結果に終わってしまいました。そしてバトンはレース後に「予選はともかく、レースについては速さがあると思っていた。だからトップチームと同じペースでレースが出来ると思っていたんだ。それだけにレッドブルが我々よりも速かったことは驚きだった。非常に奇妙であり、理由がわからない。今回は全くグリップがなかったんだ。これは重大な問題だよ。」とマシンのポテンシャルに対する不信感を隠そうとはしませんでした。

 バトンとの契約の一部に、BARが2005年に一定のパフォーマンス目標を達成できなければウイリアムズへ移籍できるとの条項が含まれていることは周知の事実ですが、これはバトンの契約を巡る昨年の騒動の後に設けられたものです。バトンは昨年のシーズン途中にウィリアムズへの移籍を熱望していましたが、FIAの判断によってバトンの契約はBARに有効という判断がなされ、ウィリアムズへの移籍はなりませんでした。
 しかしその後新たに設けられた契約条項によって、来シーズンもバトンをBARに留まらせる(つまりウィリアムズへの流出を防ぐ)ためには、バトンがシーズンの折り返し点までに選手権リーダーのポイント数に対して一定の範囲内のポイントを得ていることが条件とされています。
 ところが、イモラでのポディウムフィニッシュを取り消され、さらにスペインとモナコの2レースにわたる出場停止処分を受けたため、バトンをチームに留まらせるために必要な目標に到達するのは、きわめて難しい状況になっています。

 BARはそれでも、何とかバトンを来シーズンも引き留めるために、必死になっているようです。BARの責任者であるニック・フライは「私たちのやるべきことは明らかだ。つまりまず1勝を挙げて、ジェンソンを残留させること。それしかない!」と語り、契約条項に含まれている条件には到達できないものの、BARで優勝できるマシンを作ることで、何とかバトンを残留させられるのではないかと考えているようです。

 ジェンソン・バトンはその甘いマスクで女性ファンも多いですが、容姿だけでなく実力も備わっているため、ドライバーとしても非常に魅力的であり、ストーブリーグでもとても人気の高いドライバーといえるでしょう。昨年の成績を見ても明らかなように、チームメイトの佐藤琢磨と比べても常に速く、ミスも少なく安定した成績を残していますからねえ。おそらく彼がルノー、マクラーレン、ウィリアムズのいずれかのマシン乗れば、間違いなく数戦のうちに易々と優勝できるだけの才能は備えているはずです。BARとしては何としてもバトンを残留させたいと考えるのは当然のことですね。
 琢磨も徐々に力はつけ始めていますが、F1キャリアの差を考慮したとしても、琢磨ではタイトルを狙うには頼りないのは否めません。さらに年齢を見ても、琢磨が28歳なのに対しバトンは25歳と3歳も若く、それでいて経験豊富で確実に琢磨より強い、BARがバトンでタイトル獲得を目指そうとするのも無理はないでしょう。

 しかし、BARがバトンを引き留められるか否かは、バトンがBARで優勝できるかどうか、つまりバトン自身の腕に懸かっているというのも、何とも奇妙な話ですな。



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 1分40秒の明暗
2005年05月29日(日)

 F1第7戦ヨーロッパグランプリ決勝、いや〜すごい結末になってしまいましたな。レースを最後までリードしていたマクラーレンのキミ・ライコネンでしたが、ハードブレーキングによるホイールロックでタイヤにフラットスポットを作ってしまい、それによりタイヤの表面がデコボコになってしまったためにマシンに激しい振動が出てしまうという展開。チームはタイヤ交換をせずに何とか2位アロンソの猛追を振り切って最後までトップをキープする作戦に出ましたが、ファイナルラップに突入した直後の1コーナー手前で、タイヤが悲鳴を上げる前にサスペンションが振動によって壊れてしまい、結局ライコネンはゴールまであとたった1周というところで力尽きてしまいました。
 この結果、ライコネンほどではないにしろ同じくタイヤがすでに限界に近い状態で、苦しみながら2位を守っていたアロンソが、最後の最後で幸運に恵まれて逆転勝利をものにし、価値ある4勝目を挙げました。これによりアロンソは10ポイントを加算して59ポイントとなり、ランキング2位ライコネンは今回10ポイントを獲得するはずがゼロポイントに終わり、その差は一気に32ポイントにまで広がってしまいました。

 レースというものは、本当に最後までわからないものですね。ライコネンも何とかタイヤを持ちこたえさせようと祈るような気持ちで走り続けていたと思いますが、まさかサスペンションの方が根を挙げてしまうとは……。
 今回のレースの舞台であるニュルブルクリンクは、1周を1分30秒台で走ることができますから、時間にしてあと2分、いや、ライコネンのタイヤが限界だったことを考えても、せめてあと1分40秒サスペンションが持ちこたえてくれれば、ライコネンは何とかフィニッシュラインまで辿り着くことができたんですけどねえ。
 今回アロンソがゴールするまでのレース時間は1時間31分46秒でしたから、そのうちのたった1分40秒という時間が、アロンソとライコネンの明暗を分けてしまったことになるわけです。

 ライコネンは第5戦スペイングランプリと前戦モナコグランプリで連勝し、一気に追い上げを見せようとしていたのですが、ここでのノーポイント、そしてアロンソに10ポイントを持って行かれたのは痛いですなあ。今年のポイントシステムだと、1位10ポイントに対して2位8ポイントですから、仮にここからライコネンが再び連勝街道を突き進んでも、アロンソも確実にポイントを獲得していけば、なかなか32ポイント差は縮まりませんからねえ。しかも今年のルノーは昨年にも増して信頼性が優れていますし、アロンソはここまで全戦ポイントを獲得していますから、今後も安定してポイントをコンスタンスに獲得し続けることでしょう。

 今年のチャンピオンは、このままアロンソになってしまうのか?それとも……。



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