Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 2012年のオリンピック開催地は……
2005年07月08日(金)

 国際オリンピック委員会(IOC)は6日、シンガポールで総会を開き、2012年夏季オリンピックの開催地選考を行い、最終的にIOC委員による4回目の投票で、ロンドンが54―50のわずか4票差で、最有力候補と言われていたパリを破り、開催地の座を射止めることとなりました。ロンドンで夏季オリンピックが開催されるのは1908年、48年に続き3度目となります。3度目のオリンピックを開く都市はロンドンが初めてです。

 開催地には、ニューヨーク、パリ、ロンドン、マドリード、モスクワが立候補しており、総会開幕数時間前にニューヨークが早々と勝利を予告する声明を副市長が発表するという心理作戦を打ち出す一方、パリが今回3回目の立候補で最も有力視されていました。しかし、オリンピック開催地に世界の主要5都市が立候補したのはこれが初めてで、誘致合戦はオリンピック史上最も熾烈なものでした。

 2012年夏期オリンピックには当初9都市が立候補。書類審査などにより昨年5月、パリ、ニューヨーク、モスクワ、ロンドン、マドリードの世界有数の大都市5カ所に絞られました。総会では、5都市がそれぞれプレゼンテーション(招致演説)を行った後、IOC委員が投票を行い、過半数を獲得する都市が出るまで、最少得票の都市を順に除外する方式で行われました。
 投票では、1回目にまずモスクワが落選。2回目にニューヨーク、3回目にマドリードが落選し、最後はロンドンとパリの決選投票となりました。

 招致争いは、前回の08年大会招致で北京に敗れたパリが、凱旋門やエッフェル塔など名所を取り込んだコンパクトな開催計画を提案。事前のIOC評価委員会から最も高い評価を受け、本命視されていました。
 しかし、ロンドンは英国政府の強い後押しを受け、「五輪公園」を設置する市東部ストラトフォード地区の再開発のほか、約300億ドル(約3兆3000億円)をかけた鉄道・道路の整備計画を立案。五輪後、同公園に建設する五輪研究所構想など、詳細な跡地利用も高い評価を受け、パリをしのぎました。

 さて、晴れて2012年夏季オリンピックの開催地に決まったロンドンの招致委員会は、地下鉄の整備を五輪の輸送計画の中核に位置付けました。僕も何度か利用したことがありますが、従来「遅れる」「止まる」と評判の悪い鉄道網の改善が、ロンドン五輪の成否に直結しそうだといえるでしょう。
 招致委員会が輸送計画を記述したパンフレットには「地下鉄を含め列車は15秒ごとに発着、1時間に24万人の乗客を運ぶことができる」と書かれているそうですが、現状と程遠いと言わざるを得ませんね。
 19世紀に世界で初めて開通したロンドンの地下鉄。その遅れは日常的で、信号機の故障などで運休となることも多いです。今年6月下旬には朝のラッシュ時に駅と駅の間で立ち往生し、気温30度超の車内に乗客800人が1時間も閉じ込められたなんてこともありました。

 このオリンピック開催を機に、世界初の地下鉄は生まれ変われるでしょうか?



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 東海大地震が来ませんように
2005年07月07日(木)

 今日は七夕ですな。七夕と言えば、遠距離恋愛をしているおり姫ちゃんとひこ星くんが、年に一度だけ天の川のほとりで逢い引きし、浮かれついでにみんなの願い事を叶えてくれる日として知られていますが、皆さんは何か願い事、しましたか?

 最近なかなか笹を見かけないので僕は短冊には書いていませんが、一応願い事はしましたぞ。世界が平和でありますように。今年も健康でいられますように。そして東海大地震が来ませんように。

 静岡に住む者としては、もう何十年も前からいつ来てもおかしくないと言われている東海大地震は、驚異ですからねえ。日本では何年も前から大地震の最有力候補に挙がっていながら、阪神淡路や新潟県中越地方など予想外の場所で大地震が起こり、東海地方もいつドカンとでかいのが来るのだろうとヒヤヒヤしながら毎日を過ごしていると言っても過言ではありません。

 静岡県には伊豆半島があり、これが本州にぶつかっていて年々少しずつ奥へ奥へと潜り込んでいるのですが、その伊豆半島に本州の部分が巻き込まれるように下へ下へ反り返っていて、それが耐えきれなくなって一気に跳ね上がるのが東海地震であると言われています。しかし、東海地方は実はしょっちゅう小さな地震が起こっていて、それらがエネルギーを少しずつ放出しているので、大きなプレッシャーにはなっておらず、大きな地震は来ないのではないかという説も出ています。

 いずれにせよ東海地方は、高速道路や新幹線などの高架橋の橋桁も頑丈に作られており、住宅やビルなども耐震対策が施されています。さらに定期的に防災訓練なども行われており、他の地方と比べて地震に対する心構えはしっかりできているのではないでしょうか。

 備えあれば憂いなしとは言いますが、できればこのまま東海大地震は来ないで欲しいですな。ね、東海地方在住の方々。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 マツダイラ最新作
2005年07月06日(水)

●「MAZDAIRA」最新作を公開

 本格F1小説「マツダイラ」の最新作、第10話「Visitors before dawn」をようやく公開する運びとなりました。第10話ですよ皆さん!連載開始から早2年6ヶ月、あまりにも長い月日を費やしてしまいましたが、ようやく10話目に到達です!

 2004年11月14日付の『マツダイラ推敲』で、前回の第9話を書き上がった際、長くなりすぎたのでいくつかのエピソードをカットしたというお話をしましたが、今回はそのときカットした「マキシ、キャンプで張り込み」というエピソードを復活させました。さらに「松平家崩壊の危機」というエピソードを盛り込みましたが、前回カットしたもう一つのエピソード「マツダイラに捜査のメス」は、今回はその触りぐらいしか盛り込むことができませんでした。これに関しては今後徐々に明らかにしていきますのでお楽しみに。

 さて、先月28日に書いた『マツダイラを堪能する』では、「面白くて当たり前」などと豪語していましたが、実を言いますと今回のお話は、今までのエピソードと比べるとイマイチかなと自分では思っています。もちろん今後の物語の展開には欠かせないエピソードなのですが、何せ今回は基本的に最初から最後まで舞台が動かず、世界中を股にかけるマキシ・レッドフォードの機動力が全く発揮されない地味な展開、しかももう一人の主役とも言えるケン・マツダイラの登場はほんのわずか、神宮庄之助に至っては何とセリフがたった一言だけという状態で、読者は退屈して最後まで読む気がしなくなってしまうのではないかと心配しています。

 まあ一応最近登場するようになってきた新キャラ、ハイド・ボーン博士にボケを担当してもらっているので、そこそこ楽しめるようにはなっているとは思いますが、はてさて、いかがなものでしょうか。

 皆様からのご意見・ご感想はこちらで募集しております。ご協力お願いいたします。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 F1、2008年からスリックタイヤ復活か?
2005年07月05日(火)

 F1を統括する国際自動車連盟(FIA)は先月、2008年以降のレギュレーションについて素案を明らかにしましたが、昨日あらためてその内容を各チームに通達しました。その主な内容は以下の通り。

 ●エンジンについてECUを標準化、FIAから配布する。
 ●TCS等を禁止する。
 ●ギアボックスも標準化しFIAが配布する。
 ●現在よりダウンフォースを10%低減する。
 ●メカニカルグリップを向上させるためにマシンをより幅広にする。
 ●ドライタイヤをスリックに戻す。
 ●タイヤメーカーを1メイクにする。
 ●標準ブレーキを導入する。
 ●テレメトリーを禁止する。
 ●シーズン中のテストを計3万キロ以内に限定する。
 ●他チームからシャシーを購入することを可能にする。

 これらは主に「各チームの実力差を少なくする」「マシンの高速化を抑制する」「規格の統一化を図る」「コスト削減を図る」「オーバーテイクを増やす」などの狙いがあるわけですが、基本的に僕はこのすべての案に賛成ですね。

 まず、ECUとはエンジンを制御するコンピューターのことで、これによって燃料噴射や点火時期、アイドル回転数など複数の制御を集中的にコントロールし、エンジンを最適な状態で運転させるシステムです。ECUを標準化すれば、下位チームでもトップチームと同等のエンジン制御ができるようになり、各エンジンのリスクが統一化され、純粋にエンジンの性能と耐久性で競われることとなります。

 同様にギアボックス、ブレーキも標準化されることで、全チーム同じものを使うことになり、その点ではマシンそのもののポテンシャルをある程度統一化することができ、しかもこれらがFIAから支給されると言うことは、チームはギアボックスとブレーキの開発に時間と予算を費やす必要がなくなると言うことです。タイヤメーカーをワンメイクにするのも、標準化するという意味では同じことですね。

 TCSはトラクションコントロールシステムの略で、簡単に言うとマシンが前に進もうとする力(トラクション)をコンピューターで制御する機構ですが、これを禁止すると言うことは、スタート時や加速時にアクセルを踏みすぎるとホイールスピンを起こすようになり、それを防ぐためには、ドライバーの力量が必要となってくるというわけです。またこのTCSも高価なシステムなので、これを禁止することでコスト削減に繋がります。それからシーズン中のテストを計3万キロ以内に限定するのも、テストに係るコストの削減に繋がります。

 ダウンフォース(地面に押しつける力)を10%減らすことにより、マシンのグリップが少なくなるために結果的にマシンスピードは遅くなり、年々増していくF1マシンの高速化に歯止めをかけることができます。しかしマシンのグリップが減るとコーナリングしにくくなり危険になるため、マシンを幅広にしてテクニカルグリップを補うと言うことですね。

 テレメトリーとは、マシンに取り付けられたセンサーによってエンジンの回転数、ギア数、水温、油圧、燃料の混合比など様々なデータが採取され、それをピットブースで受信することができる機構なのですが、それらのデータを逆にピットからマシンに送信することもでき、遠隔でマシンの状態をコントロールすることが可能になっています。これを禁止することによってピットから一切のマシンコントロールができなくなります。つまり、すべてドライバーの判断にでマシンの状態を変えていくことになります。

 他チームからシャシーを購入することを可能にするというのは、マシンの開発予算が少ないチームでも他のチームからシャシーを購入することによって、戦闘力の高いマシンでレースに出場できるようになり、結果的にトップチームと下位チームの実力差が少なくなるようになると言うことでしょう。

 さて、今回発表された新しいレギュレーション案の中で、特に僕が大賛成なのは、何と言ってもタイヤをスリックに戻すと言うことですね。F1はトップスピードを抑制する目的で、98年からそれまでのツルツルのスリックタイヤから、縦に複数の溝が入ったグルーブドタイヤに変わりましたが、僕は常々色々なところで、スリックタイヤに戻すべきだと訴えてきました。

 グルーブドタイヤは言うまでもなくスリックタイヤに比べて地面との設置面積が減りますから、特にコーナリング時のテクニカルグリップが少なくなってスリップしやすくなってしまったため、多少のスピード差では追い抜きができなくなってしまい、結果的にオーバーテイクシーンが激変してしまうこととなりました。
 しかし、スリックタイヤに戻せば、再びレースでは以前のような抜きつ抜かれつの白熱したオーバーテイクバトルが観られるようになると言うわけです。

 やはりタイヤは唯一地面に接している部分ですから、そのタイヤに溝を入れて設置面積を減らしたグルーブドタイヤなんて、実にナンセンス極まりない発想だとずっと思っていましたが、なぜ98年から現在まで8シーズンもの間継続されてきたのか、不思議でなりません。ま、いずれにせよこのレギュレーションが採用されたら、2008年から再び見応えのあるレースが観られるようになるでしょうから、期待したいものです。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 雨の日はボサノヴァがよく似合う
2005年07月04日(月)

 これはいつも僕が言っていることなのですが、この話題、以前にもVoiceで書きましたっけ?最近仕事をしながらキース・ジャレットなんぞをよく聴いていたのですが、今日は雨模様なのでボサノヴァを聴きながら仕事をしています。

 ボサノヴァについて簡単に説明いたしますと、ボサノヴァの原型はブラジルのサンバで、ジョアン・ジルベルトと作曲家のアントニオ・カルロス・ジョビンが旗手となって、演奏形態に改革をもたらし、バラード様式に構造的な修正を加え、サンバを一般的に解放したものです。ボサノヴァはいくつかのスタイリッシュな要素にとってかわり、メロディ、和音、リズムなどのダイナミックな統合を試み、ボーカルを目立たないようにしました。
 また、伝統的なサンバの2ビートのかわりに、様々に変化するシンコペーションを用い、ドラムを一般化しました。ドラムによるリズムの基礎はアコースティック・ギターの弦がかき鳴らすシンコペーションによってうまく融合されているのです。ボサノヴァは新しい和音のパターンやコード進行を提示し、しばしばジャズで用いられるコードなども使ったりします。メロディラインはしばしばまばらで半音階を多く用い、慣れていない耳には難しく、不協和音に聞こえることもあります。

 ボサノヴァの歌詞もまた特徴的で、ボサノヴァ以前のサンバ・カンソンで特徴的であったメロドラマ的な要素や悲劇的な要素を排除し、代わりに中産階級の生活や日常会話に近い形を取り入れたのです。もっとも代表的なボサノヴァといえば、ジョアン・ジルベルトのアルバム『愛、微笑み、そして花』そして、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲、ビニシウス・ヂ・モライス作詞の『イパネマの娘』でしょう。これらの控えめな表現の代表的な例は国際的にもよく知られています。またアントニオ・カルロス・ジョビンは、「ボサノヴァの父」として有名です。

 そしてボサノヴァの主流は、落ち着いた抑制されたボーカル・パフォーマンスにあります。器楽曲だけによる即興演奏もまたこの流れの中で成長していきました。ジャズに似たこの形態は作曲され、もともとはボーカル曲として作曲されたものから派生していきます。ボサノヴァを聴けば、気だるそうに歌うボーカルが特徴的であることがわかると思います。

 さて、ボサノヴァは熱帯の国ブラジルで生まれた音楽ですが、そのシャンソンに似たソフトでメロウな歌い方はフランスの晴れた日の午後、あるいは意外とイタリアの海岸の砂浜などのシチュエーションにもよく似合うと僕は思います。もちろん音楽の印象は人それぞれの感性によって様々ですから、一概に万人に合うかと言われればそれはわかりませんが、少なくとも僕がボサノヴァを聴くと、僕の心の中にはフランスの晴れた日の午後やイタリアの海岸の砂浜などの情景が思い浮かびます。

 しかし、僕は意外にもボサノヴァが雨の日にもよく似合うと言うことを、大学時代に発見したのです。当時住んでいた学生マンションの部屋は、窓が磨りガラスでない、大きな透明のガラス窓だったんです。僕の部屋は2階だったのですが、窓の向こうには広大な田園風景が広がっており、そのはるか向こうに河原の土手、さらにその向こうにはPL学園のシンボルであるPL塔がそびえ立っているのが見えました。
 そのため雨の日は窓ガラスの向こうに、雨に濡れもやがかかり、墨絵のような灰色の空の下、田圃の鮮やかな稲のグリーンが一層鮮やかに見えるという、とても幻想的な風景が広がっていたのです。その景色をただ眺めながら、窓を打ち付ける雨の音を聞き、そしてボサノヴァの優しいギターシンコペーションに乗せて歌うアンニュイなボーカルを聴くと、何とも言えない清涼感のような感覚を味わうことができたんですよね。

 今でも、雨の日になるとボサノヴァを聴きたくなります。きっとボサノヴァの涼しげなサウンドが耳に心地よくて、雨の音にも良くマッチしていて、じめじめとした湿気感から解放してくれるのかもしれません。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 F1フランスグランプリ決勝
2005年07月03日(日)

 今日はF1第10戦フランスグランプリの決勝が行われました。結果は1位アロンソ、2位ライコネン、3位ミハエルと、仲良くポイントランキング順に表彰台に登ったといった感じですな。しかし、マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンが13番手スタートで最終的に2位フィニッシュしたのを考えると、今年のマクラーレンのマシンは相当速いと言うことがわかりますな。しかもライコネンはライバルよりも燃料を多く積んでおり、重い状態でも速かったことを考えると、相当マシンバランスが優れているんでしょうねえ。
 そうなると、金曜日のフリー走行でエンジントラブルに見舞われ、エンジンを交換して10グリッド降格を余儀なくされてしまったのは、非常に悔やまれますね。それさえなければ優勝は確実でしたし、ランキング首位のフェルナンド・アロンソに対して2ポイント縮めることができたわけですからねえ。

 しかしまあ、もしエンジントラブルが金曜日に出ていなかったとしたら、決勝でそのトラブルが出てしまいノーポイントの終わってしまった可能性も考えられるわけですから、そう言う意味では、トラブルが出たのが金曜日で良かったなとも思います。

 さて、気になるBAR・ホンダ勢ですが、7番手からスタートしたジェンソン・バトンが4位フィニッシュしたのに対し、4番手からスタートした佐藤琢磨は11位に終わり、結局今回もポイントゲットはなりませんでした。
 琢磨はスタートでフェラーリのバリチェロにかわされ、その後はバリチェロと共にその前を走るトヨタのヤルノ・トゥリーリのスローペースに付き合わされるという展開だったのですが、22周目のアデレードヘアピンでまずはバリチェロをオーバーテイク。ここまでは良かったのですが、さらに同じくアデレードヘアピンで前を行くトゥルーリにしかけ、ブレーキングをぎりぎりまで遅らせてオーバーランしてしまいました。コースに復帰したものの10番手まで順位を落としてしまいます。
 その後再び追い上げを試みる琢磨でしたが、前をゆくマシンがコース上に撒いた砂に乗ってしまいまたもコースオフし、さらに順位を落としてしまいました。

 ……うーん、やっぱり琢磨は、まだまだだなあ……。

 次戦イギリスグランプリの舞台となるシルバーストーンは、琢磨にとってはイギリスF3で走り慣れた第2のホームコース、是非とも次こそ!ポイントを獲得して欲しいぞ!チームにとって、そしてチームメイトのバトンにとっても母国グランプリとなりますが、がんがれ琢磨!激しくがんがれ!

 僕もF1レポート、がんがれ!



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 F1フランスグランプリ予選
2005年07月02日(土)

 今夜はF1第10戦フランスグランプリの予選がマニクールサーキットにて行われました。前戦アメリカグランプリではミシュランユーザーの7チーム14台がタイヤの安全性が保証されないと言う理由でレース出場を辞退し、ブリヂストンチームだけによる前代未聞の3チーム6台のみでのレースとなってしまいましたが、今回はミシュランチームも、無事に明日の決勝を迎えることができそうです。

 アメリカグランプリに関しては、大方の見方では「タイヤを用意できなかったミシュランが悪い」という意見が多かったようですが、ま、僕は最初から言っていますように、ミシュランがインディアナポリスに対応したタイヤを用意できなかったのは、仕方のなかったことだと思いますよ。インディアナポリスは今年の大改修で、レース前になって路面にレイングルーブと呼ばれる進行方向を向いた細かい溝が切り込まれていたそうで、これがミシュランにとって予想外の負荷を生んだらしいですからね。そんなことインディアナポリスに入ってからでなければわからないことですからねえ。僕の意見は一環していまして、今年のアメリカグランプリの異常事態は起こるべくして起こったものであり、避けられなかったものであり、ミシュランに否はないと考えています。

 さて、話が逸れてしまいましたが、今日の予選ではアメリカでのうっぷんを晴らすべく、再びそのミシュラン勢が速さを発揮しました。ポールポジションはルノーのフェルナンド・アロンソ。ルノーはフランスのチーム、さらにミシュランもフランスのメーカーなので、両者にとっては今回が本拠地グランプリと言うことになります。2番手はトヨタのヤルノ・トゥルーリ、3番手にマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネン、そしてようやくブリヂストンタイヤを履くフェラーリのミハエル・シューマッハが4番手に入り、5番手には何とBAR・ホンダの佐藤琢磨が続いています。3番手のライコネンはエンジン交換を行っているため10グリッド降格のペナルティを受け、明日の決勝では13番手からスタートするため、明日の決勝ではシューマッハが3番グリッド、琢磨は4番グリッドからスタートします。

 燃料の搭載量が違うのかもしれませんが、チームメイトのジェンソン・バトンが8番手なので、琢磨が予選でバトンより前に出るのは久しぶりですな。単純に予選タイムだけで琢磨がバトンに勝ったのは昨年の日本グランプリ以来で通算8回目、今シーズンは初めてバトンに勝ったことになります。琢磨は昨シーズンから同僚のバトンに実力差を見せつけられていますし、現在琢磨は唯一まだポイントを獲得していないドライバーですから、明日の決勝では是非ともポイントを獲得してもらいたいものですな。

 それにしても、ライコネンの10グリッド降格は痛すぎる……。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 雨男のジンクス健在
2005年07月01日(金)

 えー、もう梅雨入りしてずいぶん経ちますが、今年の梅雨は全然雨が降らなくて、静岡では最高気温が35℃を越すところもあったりと、カラ梅雨が続いていましたな。地方によっては田んぼの水が干からびてしまったりと、深刻な水不足になっているところもあるようです。

 しかし、今日は久しぶりに雨が降ってくれました。おかげで気温も下がり、湿気はありますが、過ごしやすい気温になったのではないでしょうか。

 ええ、今日雨が降ったのは、きっと僕が昨日洗車したからでしょう……。

 まあ、梅雨時ですから雨が降るのは仕方がないので、雨に濡れる紫陽花の花でも眺めながら、てるてる坊主でも吊り下げて雨を楽しんでみてはいかがでしょうか?ちなみに紫陽花は僕が好きな花のひとつです。



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 洗車とオイル交換と散髪
2005年06月30日(木)

 今日は月末と言うことで、毎月3回までの洗車が無料という「シェルおまかせくん倶楽部」の会員になっている僕は、今月まだ一度も洗車をしていなかったので、天気は特に良かったわけではないのですが、使わないともったいないので洗車してきました。しかも一番値段の高い手洗いのフッ素加工、さらに車内も掃除してもらいました。

 さらに、僕が会員になっている「シェルおまかせくん倶楽部」では、年3回までのオイル交換も無料なのですが、前回オイル交換をしたのは昨年の11月だったので、距離は3000キロにも満たないですが、半年経っているので今日ついでに交換してもらうことにしました。ちなみに「シェルおまかせくん倶楽部」はオイルのグレードによって毎月の会費が違うのですが、僕の車は回転数の高いスポーツカーなので、入っているコースは一番高いグレードの「HELIXウルトラ」のコースです。このオイルはF1のフェラーリチームとシェルが共同開発をしたオイルとして知られています。

 さて、洗車もしてオイルも交換してクルマがリフレッシュしたというわけで、僕自身もリフレッシュするために、散髪に行ってきました。もちろん前回同様、小学校・中学校と同級生だった理容師の日本チャンピオン、シゲのお店です。
 相変わらずシゲの店は散髪の技術はもちろんのこと、シャンプーが丁寧でマッサージも充実していてとてもリラックスできます。しかも今日かかっていたBGMがスカだったので、散髪しに来ているだけなのにご機嫌な時間を過ごすことができました。

 夏を前に髪の毛をバッサリ切って、男前度が増しましたぞ!



↑エンピツ投票ボタン
My追加




 靴を買う
2005年06月29日(水)

 先日、新しい靴を買いに行ってきました。一つはマジックテープで足の甲と足首を固定するタイプのナイキのサンダル、そしてもう一つはアディダスのスニーカーの計2足。

 サンダルは、足の甲だけ固定するタイプのものを一足持っているのですが、これだとちょっとコンビニに行くときなどにはすぐに脱いだり履いたりできて便利なのですが、かかとの部分が固定されていないのでぱたぱたとなってしまうので、S2000(つまりミッション車)で買い物に行ったりするときには履いていけないんですよね。まあミッション車をサンダルで運転することは禁止されているんですがね。
 でもってこの時期は家にいるときはほとんど裸足でいるのですが、サンダルを履いてクルマが運転できないということは、当然靴を履いて運転しなければならないと言うことになるわけで、僕は石田純一ではないので、ちょと近所までクルマを出すときは、わざわざ靴下を履いて靴で出なければなりません。
 しかし、今日買ったサンダルは古代ギリシャ人が履いていたような、足首も固定されるタイプなので、かかとがぱたぱたしないので裸足でS2000を運転でいるというわけです。

 今までこういうタイプのサンダルって持っていなかったのですが、裏が結構しっかりしていて、登山靴のように厚くてグリップもいいので、アスファルトだけでなく岩場や山道などの悪路でも全然問題なく歩けるのでこれからの季節は重宝しそうです。
 お値段は6800円、サンダルにしては結構なお値段ですが、裏がしっかりしているのと、ナイキだからなのでしょうかねえ。


ナイキのサンダル


 もう一足はアディダスのスニーカーなのです。で、僕は服でも靴でも、モノトーンか原色が好きなんですが、今持っている靴は黒いライダーブーツにフォーマル用の黒のローファー、あとは赤いNEWBARANCEのスニーカーかアディダスのネイビーブルーのスニーカー、そして黒いコンバースのバッシュぐらいです。
 で、今日は新しいスニーカーも買おうと思っていたのですが、店に行ったら、僕に買って欲しそうに輝いていた一足、それは、真っ赤なアディダスのスニーカーでした。このスニーカーは昔流行った「Dragon」の復刻版で、定価8000円が半額で売っていました。

 赤いです!とにかく赤いです!写真で見るよりも真っ赤です!印刷用語で言うと金赤です!普段ジーパンとTシャツというファッションの僕にとってはピッタリの靴です。でも、せっかく買った靴をすぐに汚してしまいたくないので、この靴は梅雨が明けてからおろそうかなと思っています。



アディダスのスニーカー



↑エンピツ投票ボタン
My追加


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加