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■ F1イギリスグランプリ決勝
2005年07月10日(日)
F1第11戦イギリスグランプリ決勝、勝ったのはモントーヤでしたか。いや〜モントーヤ、3番手からルノーのお株を奪う見事なロケットスタートを決めましたねえ。1コーナーまでにバトン、アロンソをかわしてトップに躍り出ると、そのままマクラーレンの速さを活かして危なげないレース運びをして、マクラーレンに移籍して初めての勝利をものにしました。
一方、同じマシンに乗るキミ・ライコネンは12番手からのスタートでしたが、こちらも燃料を多く積む作戦でライバルがピットインした隙に順位を上げ、最終的にアロンソの後ろ3位でフィニッシュすることができました。これでポイントランキング首位のアロンソに再び2ポイント引き離されて26ポイント差になってしまったわけですが、何とか2ポイントに留めたのはさすがです。これであとはちゃんと最前列からスタートできれば、今後は何とかアロンソよりも前でフィニッシュできるようになり、少しずつでもポイント差を縮めていけるようになるのではないでしょうか。
しかし、残りのレースはあと8戦なので、仮にライコネンが今後すべてのレースで勝っても、アロンソが2位に入り続ければ逆転は不可能という厳しい状況には変わりありません。まあ、F1は何が起こるかわかりませんから、諦めずに少しずつでも差を詰めていって欲しいですな。
さて、イギリスF3でチャンピオンを獲得した第2のホームコースでのレースということで期待していた佐藤琢磨でしたが、何と彼はスタート前のフォーメーションラップの終わりに、燃料の混合比を選択するボタンを押そうとして誤って隣のキルボタンを押してしまい、エンジンストールを起こして最終コーナー手前で立ち往生してしまうという失態を演じてしまいました。 レースはそのままスタートが切られましたが、琢磨がコース上に取り残されてしまったためにすぐさまセーフティーカーが入りレースを先導、琢磨は何とかピットでエンジンを再始動し、1ラップ遅れでコース上に戻りました。せっかく得意のコースで7番手スタートという絶好のグリッドを得ていたのに、初歩的なミスでの脱落、結局琢磨はポイント獲得は確実だったレースを16位で終えることとなりました。
ところでこの琢磨が間違えた燃料の混合比を選択するボタンとキルボタンは、どちらもステアリングに付いているボタンなのですが、チームの説明によると、ジェンソン・バトンのステアリングでは両者は離れているものの、琢磨のステアリングの場合は隣同士になっているのだそうです。なぜ同じチームメイトなのにボタンの配置を変えているんでしょうかねえ。同じマシンなんだから同じボタンの配置にすればいいのに……。
昨年の王者フェラーリは、ミハエル・シューマッハが6位、ルーベンス・バリチェロが7位と今回もポイントゲットがやっとという結果。やはり今年は全然良いところがないですな。第4戦サンマリノグランプリで見せた、あのミハエルの2秒以上速かったのは一体何だったんでしょうかねえ。
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