Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 続・続・リビングデッドな夜
2005年08月07日(日)

(前回の続きです)

 さて、最後は「28日後…」です。この作品は2002年公開の映画で、「ザ・ビーチ」の原作者アレックス・ガーランド初のオリジナル脚本を「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」のダニー・ボイル監督が映画化したもの。ゾンビ映画や戦争映画をモチーフに、絶望感漂う終末世界でかすかな未来に希望を託す主人公の心の軌跡を繊細かつ大胆に綴っています。また、デジタルビデオで撮影された映像も絶望的世界観を見事に表現しています。
 ストーリーは、怒りを抑制する薬を開発中のとある霊長類研究所で、ある夜、精神を冒し即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。その直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる…。そして28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていた自転車メッセンジャーのジムは、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする……というもの。

 この映画は映画の前半、まったく誰もいなくなってしまった無人のロンドン市街の映像が非常に印象的です。僕が現在今まで観た映画の中でナンバー2に挙げている「エンド・オブ・ザ・ワールド」に通じる虚無感を味わいました。誰もいない都会の風景は、それだけで人類の終末を象徴する印象がありますね。その後舞台はロンドン郊外を抜けて田舎町へと進んでいくのですが、この途中のイギリスの片田舎ののどかな風景にも、人が誰もいないので美しい風景を堪能することができます。こちらは無人の都会とは打って変わり、ファンタジー世界のような幻想的な印象です。もちろん都会でも片田舎でも、所々にウィルスに感染した者たちはいるんですけどね。

 しかし、生き残った主人公たちがクルマで片田舎に辿り着き、軍人が登場してくるあたりから、何だか話が一気に変わってしまってイマイチでした。前半の無人の風景のあたりがよかった気がします。軍人が出てきてからは人間の心のおぞましさや残酷さが浮き彫りになってしまい、不快感を覚えました。
 ラストはハッピーエンドとそうでないものの2種類のエンディングが存在していて、両方が劇場公開されたようなのですが、僕が観たのはどうやらハッピーエンドの方でした。ハッピーエンドでない方のエンディングは知りませんが、僕的にはこの映画はハッピーエンドで終わって欲しいですね。後半の不快感を味わったあとに希望も何もなかったら悲しすぎますからねえ。

 でもまあ、ダニー・ボイルらしく、よくまとまった映画だと思います。



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 続・リビングデッドな夜
2005年08月06日(土)

(前回の続きです)

 さて、「ドーン・オブ・ザ・デッド」は昨年公開された映画で、昨日ご紹介したジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を現代的な解釈でリメイクした作品ですが、謎の“病気”に感染しゾンビと化した死者たちと、巨大ショッピングモールに逃げ込んだ生存者たちとの死闘を、オリジナルに負けない残酷描写にユーモアを織り交ぜスピード感溢れるタッチで描いています。
 ストーリーを簡単に説明しますと、舞台は米ワシントン州エベレット。看護婦のアナは、この日もいつものように仕事を終えると愛する夫ルイスと暮らす自宅へ帰り、一日を終えた。翌朝、彼女たちの寝室のドアが外側から静かに開けられる。ドアの向こう側には、隣家の8歳の少女ヴィヴィアンが佇んでいた。少女はルイスが異変に気づく間もなく、人間離れしたスピードで襲い掛かってきた。そしてルイスは絶命してしまう。が、間もなくルイスは息を吹き返し、今度は彼がアナに向かって襲い掛かってくるのだった。何も分からないまま、とにかく必死で屋外へと逃げ出したアナだったが……というもの。

 この映画はリメイクながら、ロメロ版ゾンビと決定的に違うものがあります。それは、ゾンビの動きです。この映画に出てくるゾンビは、とにかく動きが速い!幼い子供やよぼよぼだったお婆さんまでものすごい速さで襲いかかってきます!ロメロ版のようにのろのろと彷徨うように歩くゾンビだったら、分散していればゲームの「バイオハザード」のようにひょいひょいとよけながら走って逃げることもできますが、この映画のゾンビは、生きた人間を発見するやいなや、猛スピードで突進してきます。こんなに素早いゾンビは嫌です!素早いと言うだけでやられる確率が上がりますから!

 この映画を観ている最中に、どうも観たことがある人が映画の中のブラウン管に映っているなあと思ったら、この映画のすぐ前に観たロメロの「ゾンビ」で最後生還したSWAT隊員役のケン・フォリーが、この映画ではテレビの中の伝道師役として再登場していました。彼は1978年の「ゾンビ」で生還し、2004年の「ドーン・オブ・ザ・デッド」でその教訓を伝えたかったのでしょうかねえ。

(さらに続いちゃったりして……)



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 リビングデッドな夜
2005年08月05日(金)

 ……いえ、別に引っ越しの荷ほどき作業に疲れ果てて僕がリビングで死んでいるというわけではありませんよ。「リビングデッド」とは「死してなお生ける者」という意味で、つまりはゾンビのことです。

 実はデッキ型のDVDレコーダーを買って、内蔵のハードディスクに手軽に番組を録画できるようになってから、「TV TARO」を見ながら片っ端からWOWOWの観たい映画を予約録画しているのですが、今日のWOWOWはゾンビ映画の特集のようで、1978年のジョージ・A・ロメロの傑作「ゾンビ」、そしてそのホラー映画の金字塔となった「ゾンビ」を現代的な解釈でリメイクした、昨年公開の「ドーン・オブ・ザ・デッド」、さらには「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」のダニー・ボイル監督で2002年に公開されたSFホラー「28日後…」が立て続けに放送されました。

 いまや古典となったロメロのゾンビ映画第一作は1968年の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生」(日本未公開)ですが、今日放送された「ゾンビ」は、その「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生」に次ぐ“リビングデッド”プロジェクト第2弾。
 ゾンビが増え続ける中、都市からの脱出を試みるSWAT隊員たちとその仲間。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで得た束の間の平和も、乱入して来た暴走族によって終りを告げてしまいます……。残酷描写ばかりに話題が取られがちですが、友人がゾンビと化す恐怖感や全編に漂う世紀末の雰囲気がしっかり描かれ、極限状況でのサバイバル物としても屈指の出来となっています。

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」は謎の“病気”に感染しゾンビと化した死者たちと、巨大ショッピングモールに逃げ込んだ生存者たちとの死闘を、オリジナルに負けない残酷描写にユーモアを織り交ぜスピード感溢れるタッチで描いた作品。

 「28日後…」は、ゾンビ映画というわけではないですが、感染すると激しい怒りに満たされ見境なく他の人間を襲うようになる新種のウィルスが蔓延したロンドンを舞台に、感染を免れた人々の生き残りをかけた戦いを描くSFホラーです。

 まず「ゾンビ」に関しては、製作されたのが1978年ということもあり、ゾンビのメイクアップがただドウランを塗っただけというしょぼいもので、しかも時々流れる音楽がホラー映画に似つかわしくないポップで楽しげなものだったりと拍子抜けしてしまう部分はありますが、それでも銃を撃ちまくってもきりがなく、そのうち弾が切れて集団で襲いかかられてしまう恐怖感や、先程も述べたように自分の友人が襲われてゾンビに変わってしまい、そのゾンビと化した友人を撃たなくてはならない悲壮感などが表現されており、ショッピングモールという、食料も衣服も銃も何でも揃っているが限られたスペースでの立てこもり生活という設定が今観てもとても新鮮に感じられました。
 しかし、やはり僕としてはロメロのゾンビ映画1作目である1968年の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビの誕生」の方が秀作だと思いました。この映画はモノクロなのですが、一軒屋に立て篭った7人の男女と怪物の死闘というストーリーはさして目新しいものではないものの、ロメロの客観的で冷徹な演出とモノクロ画面が醸し出す恐怖感は他に類がないと思います。
 ふらふらっと頼りなさげに歩き、襲ってくるゾンビが非常に怖いです。闇の中から何体も歩いてくるゾンビの集団も怖いですが、この映画で一番怖いのは、冒頭に墓場で一人歩いているゾンビ。姉弟が会話している奥で一人歩いてるあのカットは素晴らしいと思いました。

(続いちゃったりして……)



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 荷ほどき作業は73%完了
2005年08月04日(木)

 新居での荷ほどきの作業は、部屋に積み上げられた段ボールをひとつひとつ空にしては潰していき、キッチンとリビング、そして和室は完全に収納もレイアウトも完成しクリアになりました。残るは音楽機材やパソコン関係がある洋間だけなのですが、こちらもかなり段ボールを減らし、だいぶ上の視界も開けてきて、作業もしやすくなってきました。この分だと明後日ぐらいには、完全にすべての荷物が収納されて、新居のレイアウトが完成すると思います。

 現在潰した段ボールは束ねた状態で廊下の壁に立てかけてあるのですが、部屋の段ボールを次々に空けていくうちに、今度はこの潰した段ボールの束の厚さが増えていき、だんだん通行の妨げになって来つつあります。しかしこれらの段ボールは、縛って自分で「引っ越しのサカイ」に持っていけばタダで引き取ってもらえるので、もう少し頑張ってすべての段ボールを空にし、一度に持っていってスッキリさせてしまいます。

 リビングには4人掛けの食卓があるのですが、両側に引き出しが付いているので、その中に2組ずつ箸、箸置き、スプーン、フォーク、コースター、ランチョンマットなどを入れました。すべて片づいてしまったら、自分で料理を作ってこの食卓で夕食を食べるのが楽しみです。



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 F1、佐藤琢磨来季参戦絶望か?
2005年08月03日(水)

 えーと、まず始めに、昨日付けのVoiceでWOWOWが映らないというお話をしましたが、映るようになりました。僕の初歩的なミスでした。

 さて、改めまして、今日のF1ニュースで何と!かねてから噂されていたルーベンス・バリチェロの来季フェラーリ離脱と、現ザウバーのフェリペ・マッサの来季フェラーリ入りが発表されました!マッサは2003年シーズンにフェラーリのテストドライバーを務めた経験があり、久しぶりの古巣復帰をレギュラードライバーという形で迎えることになります。

 そうなると気になるのはバリチェロの来シーズンの移籍先ですが、現時点ではBAR・ホンダの名前が挙がっているようです。BARは話し合いがまとまれば今週末にも正式発表にこぎ着けるらしいと噂されています。
 なお、現BARのジェンソン・バトンは来シーズン、ウィリアムズへの移籍が契約上では決定していますが、バトンはBAR残留を強く望んでおり、チームもバトンの引き留めに躍起になっていることから、今後はウィリアムズを含めて話し合いを行うことになりそうです。もし万が一バトンのBAR残留に失敗した場合は、バリチェロのチームメイトとして現ルノーのジャンカルロ・フィジケラ、もしくは現ウィリアムズのニック・ハイドフェルドの獲得を検討しているそうです。

 つまり、バリチェロが来シーズンBARに移籍すれば、バトンが来シーズンウィリアムズに行こうが残留しようが、今シーズン末で契約が満了するもう一人のBARのドライバー、佐藤琢磨はBARから放出されてしまうと言うことです。琢磨がBARから放出されるとなれば、ホンダとの関係も切れてしまうわけですから、他のチームからのオファーは極めて厳しい状況であると言わざるを得ません。

 早くも琢磨のF1キャリアは、今年で終わりを迎えてしまうのでしょうか……。

 しかし、今年の琢磨の走りを見ていると、やはり放出はやむを得ないかなという気はしますね。ミスも多かったですし、これまでのところでは不運にも見舞われて結果を残すことができていませんし、予選・決勝ともにチームメイトのバトンに大きく実力差を見せつけられている感があります。
 仮に僕がBARのチームオーナーだったとしたら、やはり琢磨よりも、フィジケラかハイドフェルドを選択するでしょう。
 BARのチーム代表ニック・フライは「彼が2006年のドライバーの一人でいるためには、残りのシーズンで再び適切なパフォーマンスを演じる必要がある。でもまだ彼にドアは開いているよ」と言っていますが、それなら今週末に来季のドライバーを発表するというのはどういうことなんでしょうかねえ。フライの言う「ドア」とは、テストドライバーのシートのことを指しているのでしょうか?

 いずれにせよ、やはり日本人ドライバーにとって、F1はまだまだ厳しいんですねえ。今年の鈴鹿は思いがけない琢磨のラストランで盛り上がりそうですな。

 そうそう、琢磨に今年12月に子供が誕生するそうですね。琢磨にはデビュー直後からレースに付き添って支える恋人がいるそうですが、その恋人との間に待望の第一子が誕生することになります。できればおめでたついでに来季のF1のシートも獲得して欲しいものです。



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 テレビ廻りの復旧作業
2005年08月02日(火)

 荷ほどきの作業は、とりあえずキッチンとリビングがほぼ整備され、和室は完全に段ボールがなくなりクリアになりました。しかし、洋間にはまだ大量の段ボールが埋め尽くされています。基本的に新居では和室で寝起きするので、まずはその生活空間を確保したと言った状況です。

 今日はリアル・テトリス(昨日付参照)は中断し、テレビ廻りの復旧をすることにしました。壁に設置されているアンテナ線からケーブルを別の部屋に引っぱってきたり、スカパーとBSのパラボラアンテナを設置してケーブルを部屋に引き込んだりと何かと面倒なので、「S2000ニュース」にも登場した電気配線が得意な高校時代からの親友、タクヤに手伝ってもらうことにしました。で、ケーブルや必要な部品を買うためにヤマダ電機に行ったのですが、タクヤが「ケーブルはウチの会社に余っているからあげるよ」と言ってくれたので、ケーブル代が浮いてしまいました!

 うーん、至れり尽くせり!親友で新居に遊びに来るとはいえ、一応出張作業で、しかもケーブルまでいただけるなんて……。そんなわけで、まず作業の前に、美味しいおそば屋さん「八平衛」で冷製の天おろしそばをおごらせていただきました。

 引っ越しの時のイソといい今回のタクヤといい、何だか飯をおごって友達を買収して作業を手伝わせているるみたいだなあオレ……。

 さて、夕食を済ませてタクヤとともに新居に戻り、早速作業が開始されたのですが、先程述べたように、まずアンテナ線のコネクタがある部屋とテレビを設置した部屋が違うので、ケーブルを引っぱってこなくてはなりません。アンテナ線のコネクタは洋間の壁に設置されているのですが、テレビは隣の和室に設置してあるのです。
 そこでまずは13メートルのケーブルを用意し、僕が洋間のコネクタにケーブルを繋ぎ、それを部屋の隅に這わしていって洋間まで持ってくる作業から始めたのですが、冒頭で述べたようにコネクタがある洋間は段ボールの山。僕は「ミッション・インポッシブル」のテーマを口ずさみながら、通気口などから建物に侵入するトム・クルーズのような気分で洋間の狭い隙間に潜り込み、ケーブルを繋いで部屋の隅にケーブルを這わして戻って和室に戻ってきました。その間、幸いどこかに潜んでいるかもしれない敵には発見されなかったようです。

 その後、タクヤがスカパーとBSのパラボラアンテナをベランダに設置している間に僕はテレビ、DVDデッキ、スカパーのチューナー、WOWOWのデコーダー、ついでにプレステ2などを接続する作業を行いました。比較的誰でもできるような簡単な接続は僕がやって、ケーブルの先端の端子を作ったりパラボラアンテナを設置したりという専門的な作業はタクヤがやるという作業分担です。

 一応一通りの接続が終わり、各機材の電源を入れてみると、観られましたよテレビが!そしてスカパーが!これで再び世の中の情報がわかるようになり、ドラマやDVDやビデオ、そしてF1も観られるようになり、ついでにプレステ2でゲームもできるようになりました。スカパーのアンテナ受信レベルは85、新居でも良好です。

 しかし、なぜかBSだけは観られませんでした。実は引っ越す前からBSが観られなくなっていたのですが、台風でアンテナの位置がずれただけだと思い、新居に引っ越してアンテナを設置し直した時に調整すれば再び観られるようになると思っていたのでそのままにしていました。しかし、今回新居にアンテナを設置し、タクヤが持ってきた検波計では受信レベルが77まで来ているのに、テレビにはBSがまったく映らないのです。

 BSアンテナに繋がっているケーブルの時点では信号は来ているので、考えられる原因は、受信レベルがまだ足りないか、足りているのであれば先日買ってきたばかりのDVDデッキに内蔵されているBSチューナーに問題があるかです。とりあえず今日は遅いので、明日DVDデッキのメーカーに問い合わせてみようと思います。

 ま、BSが観られないのはさておき、とりあえず新居で地上波とスカパーが観られるようになったのは嬉しいですね!MacやCDコンポはまだ繋がっていないので、今まで新居はまったくの無音状態でしたからねえ。やはりテレビの音が部屋の中で聞こえていると、一気に生活感が増しますな。僕は新聞を取っておらず、ネットもまだ繋がっていないのでテレビ番組表が観られないのが難点ですが、ネットが繋がるまではテレビガイドでも買ってきて対応することにします。

 タクヤくん、手伝ってくれてありがとう!やはり持つべき物は友達ですね!



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 リアル・テトリス
2005年08月01日(月)

 Voiceの先月のエンピツランキングは、現時点で72票獲得し351位でした。ただし、今後も先月の記事に誰かが投票すれば、ランキングがアップする可能性もあります。先月もっともアクセス数が多かった記事は7月27日付の「結局DVDデッキ、買っちゃった!」でした。皆様投票ありがとうございました。
 ちなみに、投票できるのはお一人様1日1票です。つまり3件の記事に投票したとしても、反映されるのは最初に投票した1票だけということになります。ですから書く方も、毎日コンスタンスに日記を書いていかないと、票が集まらないということですね。頑張ります。1日の区切りは午前4時5分です。

 で、エンピツランキング1位は42623票獲得した芸能関連の日記でした。恐ろしいほどのアクセス数ですな。この日記は毎回1位にランクインされています。上位20位ぐらいまでは、ラインナップは毎回同じメンツのようです。やはり上には上がいますな。上を目指してもきりがないので、とりあえずは1ヶ月で3桁の票を獲得できるよう頑張りたいと思います。

 さて、引っ越しの方ですが、昨日は引っ越し作業の疲れとあまりの段ボールの多さに、まったく荷ほどきに手をつける気力がありませんでしたが、今日から気持ちを入れ替えて、荷ほどきを進めていきます。
 現在パンダ印の立方体が部屋中に所狭しと積み上げられている状態で、ゲームのテトリスのように4つ並んだからといって消えてくれるわけでもないわけですが(消えてしまったらそれはそれで困る)、まずは今回新しく買った食器棚の中に入れるグラスや食器類、そして2003年7月13日付のVoiceでもご紹介したスライド式本棚に収納する本を出していくことにしました。

 食器棚と本棚に一通り収めると、だいたい1/4ほど段ボールを空にして潰すことができました。その後、旧居で廊下の本棚に入れてあったマンガなどは、段ボールから出さずにそのまま押し入れに収納してしまったので、これでだいたい1/3ぐらいの段ボールがなくなったことになります。何だか1箱1箱段ボールを空けて潰していくので、リアルでテトリスをやっているようです。まあ次々に上から段ボールが降ってきて、早く消していかないとどんどん増えていってしまうなんてことはないので少しずつやっていけばいいのですが、まだまだ先は長そうです。
 食器棚と本棚は一応入る物が決まっているのでスムーズに進みましたが、これからは何をどこにしまおうか考えながら進めていかなければならないのでペースが落ちそうです。しかしまあ、新居の収納スペースは旧居の収納スペースよりもかなり広いので、旧居で収納されていた物が新居で入らないはずはないので安心です。

 そうそう、旧居では上着やコート、スーツなどを収納するハンガーチェストを2つ使っていたのですが、おそらくもう2度と着ることはないようなものを思い切って処分することにして外していったら、チェスト1つに収まってしまいました。これでチェストが1ついらなくなるので、部屋の省スペース化に成功しましたぞ!

 ……引っ越しの前に処分しておけよって感じですね……。



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 引っ越し2日目
2005年07月31日(日)

 実は昨日、すでにニトリで買っておいた食卓と食器棚が配送されたのですが、何と食器棚は自分で組み立てるタイプ!しかも取扱説明書を見てもわけがわからず、開いた瞬間途方に暮れてしまいました。しかし明日にはすべての荷物がここに運び込まれてしまいますので、箱のまま置いておいたらもっと面倒なことになってしまうと思い、午前1時過ぎから夜を徹して食器棚を組み上げました。作業は2人でおこなったのですが、完成するのに朝の5時過ぎまでかかってしまいましたぞ!1人で組んでたら絶対朝までに完成しなかったでしょう。

 で、とりあえず6時過ぎから8時まで仮眠を取ると、もう9時には「引っ越しのサカイ」の荷造りスタッフが旧居に来てしまいました。基本的には荷造りはすべてしてくれるので僕は何もしなくて良いのですが、「これはいるかいらないか」「これはどこに運ぶのか」などといちいち確認していかなればならないので、その場にはいなくてはなりません。しかもすでに旧居のクーラーは取り外してしまったので部屋は蒸し風呂状態、とても辛かったです。

 それにしても荷造りのスタッフはすごい!さすがはプロ!荷造り専門のスタッフが4人来て、そのうち3人が女性だったのですが、グラスやお皿などの食器類など、ものすごい速さで次々に紙に包んでは段ボールの中に詰め込んでいました。
 その他にも本棚の本も布団も衣類もすべて荷造りスタッフが段ボールに入れてくれるのですが、皆さん鬼のように作業能率が良く、部屋はみるみるうちに段ボールの山と化していきました。

 しかし……やたらと段ボール多いなあ……独り暮らしなのに……。押し入れの物もすべて段ボールに詰め込んでしまうと、その数は約200箱!よくこれだけの物が収納されていたなあと思ってしまいました。

 荷造りが終わると、荷造りスタッフはここで帰り、あとは運送専門のスタッフが来てこの段ボールの山を新居に運んでくれるのですが、何と午後1時に来てくれるはずの運送スタッフが交通事情で遅れ、2時半過ぎに到着するという連絡を受けました。1時間半も時間を持て余してしまうことになってしまったわけですが、僕はその場から離れるわけにもいかず、かといって部屋の中はすでに段ボールだらけで椅子も何もなく、おまけに暑くてほこりっぽいので、しかたがないので駐車場に停めてあるS2000の中でクーラーを利かせ、ナビのテレビを見ながら時間を潰していました。

 2時半過ぎにようやく運送スタッフが大型トラックとともに到着し、荷物の搬出、運送、搬入作業が始まりました。運送スタッフは男性が8人で来てくれたので、こちらも僕は基本的に見ているだけで、たまにこれはここ、それはそこと指示するだけでした。
 しかし、新居にどんどん段ボールが運び込まれていくうちに部屋がどんどんいっぱいになり、そのうち「これはどちらに置きましょうか?」と言われるたびに「うーん、どこに置こうか……」と混乱するようになってしまいました。

 とりあえず何とかすべての荷物を新居に運び込み、運送スタッフがすべて撤収して独りになると、新居の中に大量に積み上げられた段ボールの山に、再び途方に暮れてしまいました。もうはっきり言って何から手をつけたらいいのかさっぱりわかりません!まるでテトリスの中にいるようです!しかも「引っ越しのサカイ」のマスコットキャラのパンダがすべての段ボールに描かれているので、数百ののパンダに見つめられ、何だか夢に出てきそうです。

 今日はF1ハンガリーグランプリがありますが、今日はもういい!寝ます!疲れた!今日はもう何もやる気力がない!テレビも電話もMacも繋がってないけど、寝る!

 ちなみに、現在YahooBBの方で移転手続きをおこなっていますが、新居でネットができるようになるのは、早くて来週の月曜日になりそうです。

 つれー……。



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 引っ越し1日目
2005年07月30日(土)

 今日は本格的な引っ越し作業の初日です。「引っ越しのサカイ」来るのは明日なのですが、今日は親友のイソが愛車ランドクルーザーで応援に来てくれたので、壊されたら困る機械類だけ全部運び出しました。

 まずは昨日のうちに、まるでコアなメカアニメに出てくるアンドロイドのように、無数のコードに接続された音楽機材の配線をすべてバラし、Macと周辺機器もすべてバラし、ついでにテレビとDVD、WOWOW、スカパーを繋いでいる配線もバラし、TVケーブルも切断し、僕の部屋にある電子の要塞のような大量の機材は、すべて機能を停止しました。これで再びすべてのケーブルを接続し直さない限り、テレビも観られなければパソコンを使うこともできません。

 イソは朝の10時半に来てくれました。今日は夕方から雨になると言う予報だったので、雨が降り出さないうちに機械類をすべて新居に移動するため、急ピッチで作業が進められました。まずは音楽関係の機材、続いてMac関係、最後にテレビ回りの順で、入る物からどんどんランクルに積み込んでは新居に運び、旧居に戻って積み込んでは新居に運びという作業を延々続けました。

 とりあえず今日は機械類だけだから3時間ほどあれば余裕で終わるだろうと高をくくっていたのですが、これが意外に時間がかかり、機材の数も半端ではない上に重量が重い物もあり、結局お昼休憩の30分を挟んで夕方の5時までかかってしまいました。

 しかし、幸い今日は天気予報が外れて雨が降らなかったのでホッとしました。機械類を運んでいる最中に雨に降られたらもう最悪でしたからねえ。今日ばかりは神様も僕を雨男から解放してくれたようです。しかし、今日は機材の運び出しとは別に、イソに手伝ってもらいながらS2000にハードトップを取り付けるために洗車してきたので、明日の天気が非常に心配です。ちなみに明日の天気予報は曇りのち雨なのですが、今日洗車しないと7月分の洗車ポイントが使い果たせないのでもったいないんですよね。

 作業が終わった後は、今夜は安倍川で花火大会があり、イソは友達と花火大会に行く約束をしていたので、新居のシャワーを貸してあげました。今日は暑かったのでいっぱい汗をかきましたから、さすがにそのまま花火大会に行かせるのも可愛そうですし。まあ手伝ってもらったせめてものお礼です。……いえ、その他にも昼飯は僕がおごりましたし、後日焼肉もおごることになってるんですよ。



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 「着信アリ」
2005年07月29日(金)

 今日は引っ越しの準備を進めながら、金曜ロードショーで柴咲コウ主演の映画「着信アリ」をやっていたので観てしまいました。この映画は昨年大ヒットしたホラー映画で、企画・原作の秋元康。
 ストーリーを簡単に説明しますと、携帯に表示された“着信アリ”のメッセージを見ると発信元はなんと自分。着信時刻は3日後になっており、メッセージを再生すると恐怖に怯える自分の声が聞こえる。そしてその3日後に、実際に死の瞬間が……という内容。
 いろんなところで怖い怖いと話題になり、ハリウッドでもリメイクされたりしている話題作だったので、怖いもの好きの僕は、どれだけ怖いか期待して観てみました。

 うーん、そんなに怖くなかったけどなあ……。

 近年のホラー映画にありがちな「突然大きな音で驚かす」というのが数ヶ所あったので、映画館で観ていたらその音でびっくりしてビクッとしてしまうことはあるかもしれませんが、基本的に内容の怖さは今ひとつでしたね。
 ホラー映画のような霊的なものは、基本的に非科学的ですから何でもありと言われればそれまでなんですが、それにしてもストーリー上、観る者が納得できるような秩序というかルールみたいなものがある程度は必要だと思うんですよね。例えば、なぜこの霊はそこにいるのか、なぜこの霊はこの人には見えるのか、何のために、どうやって危害を加えるのか、とか。しかし、この映画では、霊的な力であるはずなのに、その呪い方というか襲い方が物理的で、法則性がなくてかなり矛盾を感じてしまいました。

 しかしまあ、映画で表現するには限界があるんでしょうかねえ。どうしても映像や効果音に頼ってしまいがちですからね。僕はまだ「リング」が話題にも登っていない頃から鈴木光司の小説は読んでいましたが、その頃彼の新作として「リング」が紹介されていて、題名だけ見た僕は「へえ、鈴木光司ってスポ根モノも書いたりするのか〜」なんて思いながら買って読んでみたら、そのあまりのすごさに衝撃を受けました。しかし、映画化されたらやっぱり原作にはほど遠い出来映えでしたからねえ。

 ……しかしまあ、今日観た「着信アリ」よりは「リング」の方が面白いと思います。何か「着信アリ」は、話の流れが何となく「リング」のパクリっぽいんですよね。「自分自身からの死を予告する着信がかかってくる」という話が、都市伝説のように広がっているところなんか、まんま「リング」やん……。



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