今日のおたけび または つぶやき

2011年07月19日(火)  スネイプ先生に涙



殺人的な太陽光線と酷暑からちょっと逃れられると思ったら台風。

あんまりな二者択一ではございませんか。

日本の夏はいつからこんなに過酷になったのでしょうね。



さてさて、三連休最終日の昨日「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」を2D吹替で

観てきました。2Dも字幕と吹替の両方上映してくれればいいのにな。

朝イチの回だったから、駅で「なでしこ世界一!」の号外ももらいましたよ。




原作の大ファンとしては、映画のストーリーは原作のダイジェストといった感じが否めませんが、

ホグワーツをはじめ、魔法界のあの景色、建物、不思議なキャラクターの数々、を映像で

見られるのは本当に幸せです。

いかにもイギリス的な趣のある、古色蒼然とした建物や調度品に囲まれた摩訶不思議な世界、

いいよねー。「ホグワーツ魔法魔術学校」メインのテーマパークとかないのかしらん。



映画のストーリーはどうしてもダイジェストになってしまうとしても、あの映像を思い浮かべながら

原作を読むと、原作の魅力はさらにアップします。

というか、他の映像が浮かんでこないものね。




さて、セブルス・スネイプ先生ですよ。

ハリー・ポッター・シリーズの裏ストーリーは、スネイプ先生の純愛物語だったという真実は、

涙なくしては観れませんことよ。



スネイプが子どもの頃からずっと大好きだった女の子リリー。

ずっとずっと大好きで、成長しても彼女だけを愛し続けていて。

でも、世界で一番愛しているリリーは、スネイプが世界で一番大嫌いな男ジェームズ・ポッターと結婚してしまい、

ふたりの間にはハリーという男の子が生まれる。



その男の子が、スネイプが仕えているご主人(ヴォルデモート)を滅ぼす力を持つとかで、

ヴォルデモートはその一家もろとも無きものにしようとする。

スネイプは、愛する彼女だけでも助けてもらえないかと、

ヴォルデモートに嘆願し、ヴォルデモートが唯一恐れる魔法使い・ダンブルドアにも助けを求めるが

結局ポッター夫妻は殺され、男の子だけが生き残る。



世界でたったひとり愛した女性リリーが、その命と引き換えに守った男の子ハリー。

この男の子を、リリーの代わりにこれからは自分が守ってゆく、とダンブルドア校長に誓い、

以来ずっとヴォルデモートに仕えているふりをしつつ、ダンブルドアの下で

ハリーとホグワーツを守ってきたスネイプ。



ホグワーツの先生にも生徒にも、そしてヴォルデモートにも、このことは知られることなく、

二重スパイを完璧に演じきってスネイプは死んでゆくのです。

死に際にたまたま居合わせたハリーに自分の記憶を託せなかったら、

このことは全く誰にも知られることはなかったはず。

唯一すべてを知っているダンブルドアも先に死んでしまってるし。




こう説明すると、めちゃくちゃカッコいいヒーローですが、ヒーローと言うにはせつなすぎて。



ハリーをヴォルデモートから守ると誓ったスネイプだけど、ハリーのことは大嫌いなわけですよ。

父親のジェームスに生き写しだから。スネイプにとってのジェームズは、傲慢で生意気で、

人気のあることを鼻にかけ、取り巻き連中と一緒に自分のことをさんざん虐めた本当にイヤな奴。

しかも、自分の生涯でただひとりの最愛の女性を奪った奴でもある。


そんな男の血を引き、しかも容貌も生き写しの男の子なんて、見てるだけでありとあらゆるトラウマや

憎しみを呼び起こされて当然。




が、しかし。

命をかけて守るのです。それほど大嫌いな少年を。

世界でもっとも憎むべき男の子どもではあるけど、生涯でただひとりの最愛の女性の子どもであるから。

そして、これからもその女性のことだけをずっと愛してゆくから。



そして実際、その子を守りきり、その子が進むべき道をすべて整えてから、

誰にもその功績を知られることなく、賞賛を受けることもなく、生涯を終えるスネイプ。




いやもう、ここまで苦しい純愛ってのもどーかと思いますよ。

ハリーに少しでも情が移れば、自分のやっていることに多少なりとも価値が見いだせたかもしれないけど、それもないし。

年月が経ってリリーへの想いが少し薄らぐとか、リリーを助けられなかった罪悪感が軽くなるとか、

そういうことも一切ないし。いや本当につらいわー。



でも、この超一流の技術を持つ魔法使いが、このあまりに苦しい純愛を貫き通したからこそ、

ほかの人では絶対に不可能だった二重スパイを完璧にやってのけ、結果的にヴォルを倒すことになったのです。

まさに「愛」こそが「最も古典的で強力な魔法」(byダンブルドア)というわけですね。




これまでスネイプが見せてきた表情といえば、感情の起伏がほとんどない冷徹なものばかりでしたが、

今回の最終章では、人間らしい表情を初めて見ることができます。

こんな苦しさ悲しさをあの冷徹な仮面の下にずっと隠していたのだとわかると、

やはり涙なしには見られないわけです。




ほら、第一巻からまた読み直したくなるでしょ? 

映画も第一作からまた観なおしたくなるでしょ?

スネイプの一挙一動、一言一句をもう一度なぞってみなくては、って。





2011年07月15日(金)  心はハリポタ完結編



心はもう、本日公開のハリポタ完結編なわけですよ。

今日はまだ観れないけどね。週末からの3連休中に行ければいいな。



2時間の上映時間内で、原作のあれだけの内容をいったいどうまとめるのか、

正直、ぜってー無理よね、と思ったりもしているのですが、それはそれとしまして。

個人的には、原作の最終巻でいきなり心を鷲掴まれたスネイプ先生の真の姿、

成長著しいネビル、やんちゃで自由だが最高に信頼できて魅力的なフレッド&ジョージの双子、

あたりをどう描いてくれるのかが一番気になるところです。

でもこれをきっちり描いていたら2時間じゃ足りないし。








原作におけるスネイプ先生の知られざるストーリーは本当に切なくて、ただただ涙。

あの黒づくめ衣装と、真っ黒で重たそうな髪と、ハリーへの敵意むき出しの態度の

下に、あんな姿が隠されていたと誰が想像できましょうか。

ハリポタシリーズ全七巻の表のストーリーの影で、スネイプの物語もずっと並行して

進行していたというのが本当に驚きです。

観終わったら、スネイプ先生について色々語りたいですわ。



あとネビルもね! あのとろい子ネビルがあんなカッコいい(ビジュアルではなくて)青年になるとは。

まさか「ネビルかっこよすぎ!」と思う時が来るとはね。

ネビルは、とろくて何かと心配な孫の面倒を見なくてはならないばーさん達の希望の星ですね。

(ばーさん達だけでなく、魔法界にとっても希望の星になりましたが。)



ネビルくん


なんか色々気になりすぎて、映画観る前に復習ももっとしておきたい、と思ったりもして、

この期に及んで「ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下」と、そのひとつ前の

「ハリー・ポッターと謎のプリンス 上・下」を大急ぎで読み返してみたり。

どんだけ落ち着きがないんだ自分。




集中すると猛暑も一瞬は忘れるのだけど、ハリポタ読みふけっていて気づいたら熱中症、という

情けないことにならないよう、気をつけます。

どちらさまもくれぐれもお気をつけて。











2011年07月12日(火)  ガガ様カッコよすぎ@スマスマ



スマスマご出演のガガ様を拝見しました。

中身もパフォーマンスも、なんてカッコイイ姐さんなんだ。

惚れました。



今まで、生肉着てるひとー、とか、海老かぶってるひとー、とか、

そのくらいしか知らなくてごめんなさい。

奇抜な不思議ちゃんな方なのかと思っていたら、超礼儀正しくて、まわりの人たちに

まんべんなく気を配り、しかもそれがとてもナチュラル。

考え方も感じ方もとても素敵な方でしたわ。



わさびをタレにどっちゃり入れたあとに「こういうところがアメリカ人っぽい?」

とか、ちょっと冷静にまわりに尋ねたり、そのわさびに悶絶したりする様子も

ちょーナチュラル、ちょーラブリー。 うん。惚れたわー。




「Born This Way」はじめ、どの歌詞も、こういう人が歌うと本当に説得力があるし、

生き方にも作品にもきっちり一本筋が通ってるのがなんとも潔い。

パフォーマンスも、過激とか露出過多とかいうより、とてもアーティスティックで力強くて

美しいと思いました。イヤないやらしさが全然ないですな。



あのパフォーマンスに、かっこよく溶け込むSMAP兄さんたちもさすがだわ。

いやー。ガガ様ステキだー。





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