今日のおたけび または つぶやき

2011年08月24日(水)  八月花形歌舞伎



ご優待料金のおかげでお得に観劇させていただきました。

歌舞伎のお客さんたちは若い人たちも多いけど、主流はご年配の方々なので、

この夏は劇場に足を運ぶのを控えた方も多いのかもしれませぬね。


よほどお家が銀座に近くて、地上に出ずに地下鉄で行けますとか、タクシーですぐ行けますとかでないと、

猛暑に電車乗り継いで炎天下を歩いてというのは、ご年配にはキツかよー。



昼(第二部)と夜(第三部)を拝見しましたが、残りあと5日だというのに

いつもよりは空席が目立っていたような。

とはいえ、わたしが観た中では若干空席が多い、というだけで、大盛況には違いないですが。



2部はG2の新作歌舞伎『東雲烏恋真似琴(あけがらす こいのまねごと)』と、

舞踊『夏 魂まつり(なつ たままつり)』。


昨年夏のクドカンの新作歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』は、

大変にインパクトの強いゾンビ大集合で、歌舞伎というジャンルの中で観るにはちょっと、な、作品でしたが、

今回のは全然違和感なくとても面白く拝見しました。



ひょんなことから、美しい花魁(福助)を身請けすることになったカタブツの侍(橋之助)。

身請けして祝言をあげるはずだったのに、花魁は吉原の大火の夜に殺されてしまうのです。

殺されたことを信じようとしない侍の元に、花魁そっくりの人形が届き、

この人形を「生きてちゃんと自分の元に戻ってきてくれた花魁」と信じて疑わない侍。

人形と侍とその家族の奇妙な生活が始まり・・・、というお話。



どこまでが現実でどこからが夢まぼろしなのか、あるいはすべてが本当のことなのか、

「人形」に翻弄されていく人々の様子が滑稽でもあり薄気味悪くもあり、

ラストもハッピーエンドなのかホラーなのか、視点によって全然異なる、

ある意味これも「怪談」と言っていいお話かと。


橋之助の真面目で人のいいカタブツっぷりと、福助の変幻自在なお人形っぷりがステキでした。

「人形」モチーフのお話って怖いよね。




3部は舞踊劇『宿の月(やどのつき)』と『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』。

『怪談乳房榎』は勘太郎が四役の早替りを見せてくれるのですが、これが本当に凄い早替り。


「父勘三郎の当り役を受け継いだ」とのことですが、お父さんのこの作品は観たことないけど、

その舞台裏のドキュメントはTVで見たことがあるような気がします。

ダッシュで走るくらいじゃ追いつかなくて、ロケット的なトロッコとか、滑り台とか、

一気に吊り上げられたりとか、なんか凄まじい舞台裏だった記憶が。



お父上の舞台を見慣れている人にはどう映ったのかわかりませんが、

私には本当に見事に自分の舞台としてモノにしているように見えました。

声がとにかくお父上にそっくりで、動きや笑わせどころの間合いもお父上の名人芸を

しっかり受け継いでいて、芸が継承されてゆくって本当にステキと思わせてくれるお姿でした。







2011年08月22日(月)  夏の終わりに福山雅治「ひまわり」



GyaOの無料動画でましゃの「家族になろうよ」のPVが観られるというので、さっそく拝見。

素敵でしたー。(横に出る口裂け女の広告がひじょーに目障りなので、画面でっかくしてお楽しみください。)



少年とその父の、夏のおだやかな一日、といった風景で、父親を演じているのがましゃ。

でっかい父ちゃんカッコエエー。


男同士の微妙な距離感と、父と子のゆったりした信頼関係と、

でっかい父ちゃんから小さい息子への包み込むような愛情が感じられる、とてもステキなPVでしたわ。

遠くに山並みが見えるこの緑の多いキレイな場所はどこだろうな。



GyaOでは今、他にもましゃのPVやライブ映像が無料で観れますが、

ここしばらくの涼しさで夏の終わりを感じさせる今日この頃は、「ひまわり」や

「遠くへ(from 福山☆夏の大創業祭 稲佐山)」あたりが特にぴったり。

とってもとっても癒されますー。

(季節感はまったくないけど「最愛」のビジュアルも最高に美しくて大好き。)



「ひまわり」は先週のラジオでもリクエストが大変多かったそうで、ステキに弾き語りで聞かせてくれましたが、

恋人に限らず大切な人との別れ、一緒に過ごしたかけがえのない日々、

そんな思い出に「もう戻ってこないんだ」と、せつない想いを寄せる人々が、この夏は、

というかあの3月11日以降、とてつもなく沢山いらっしゃるのでしょうね。




「ひまわり」PVのましゃは30代半ばで今よりちょっとお若いですが、

わたしの超個人的な好みで言えば、ましゃはこのくらいのお年頃から超絶かっこよくなられたと思います。

(リアルタイムでは観てないけど! ガリレオ先生の時はすでに38才だし!)

だって先日の代々木のライブだって、原宿にもどるまでの道端に、買っちゃいけないライブ写真が

どどーんとたくさん売ってましたよ。

つやつやぴちぴちのお若いアイドルならまだしも、42才のビジュアルでここまでの需要があるということに、

いたく感服した帰り道でした。




「遠くへ」はわたしの大好きな「稲佐山メドレー」の中の一曲ですが、

稲佐山の夕暮れどきの美しい空の下で歌うましゃがステキすぎ。



この2曲に限らず、ましゃの詞とメロディーからはその風景がはっきり見えてくるのですよね。

美しい自然の風景も、日常のさりげない情景も。



それだけでも十分に美しくて感動的なのだけど、

私の脳内では、その風景の中にこのカッコいいオトコマエさんが主人公として常に居てくれるわけで、

それでまたその情景が100倍くらい魅力的なものになるのです。






2011年08月20日(土)  電気代減りましてよ



涼しい♪

昨日も今日も気持ちの良い涼しさでシアワセでございますー。



はー。

窓を開けると外の風がひんやりっていいなー。

たまに虫の声も聞こえたりする。


このまま秋に突入なわけはないですが、明日と明後日くらいはまだ涼しいようですので

残暑を元気で迎えうつためにも、この貴重な涼しさを満喫させていただきましょ。



ところで8月の我が家の電気料金。

昨年8月と比べて22%減ですって。あらびっくり。

この夏もエアコンはほぼ24時間連日稼働していたのに、さらにもう一台エアコン増やしたのに、

なぜ減らせたのだろう? 設定温度は29度くらいで例年と変わらないのに。



掃除機の代わりに乾拭きワイパー&コロコロにして、

各部屋の照明も、それぞれ3本ずつくらい蛍光灯がついていたのを、一番小さい一本だけに

してみたのだが、少しは効果があったのかしらん。


とは言え、金額にすれば1600円減くらい。

映画が1回観れるくらいか。(メンバー優待料金で。)



優待料金と言えば、eプラスから八月花形歌舞伎の優待料金のご案内がきたので、

お得さに目がくらんで(一等A席13000円が7500円に!)チケット取ってしまいました。

9月は新感線の『髑髏城の七人』(吉田メタル氏骨折により「六人」になってるそうだが)に行くし、

8月の歌舞伎はガマンするべし! と思っていたのに、まんまと釣り上げられるわたくし。

7500円になったって、昼夜見たら1万5000円じゃんね!



まあしかし。

猛暑はイヤですが、舞台の上の日本の夏は風情があって素敵ですし。

G2の新作歌舞伎『東雲烏恋真似琴』、勘太郎が好演の『怪談乳房榎』、楽しみでございます。




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