今日のおたけび または つぶやき

2011年09月11日(日)  そして「an an」


前回an anを買ったのは今年の2月23日号で、やはりましゃ表紙でロングインタビューがありました。

まだ若干髪も長めで、服もちゃんと着ててくれた表紙だったので買いやすかったのでした。

今回もちゃんと服着ててくれてヨカッタです。

(ヘンタイ上等!なわたくしですが、ハダカの表紙だから特にそそられるわけでは全くない。)



2月23日号の記事にはツアーの当初の日程が載っておりました。(今、読み返してみた。)

2月にスタートしたツアーは8月の沖縄で終了予定でしたね、そういえば。

3月11日の震災以降、予定の多くが振替となり、オーラスは3カ月もズレ込んで11月後半に。



でも、非常時にこそ真価が問われるというか、災い転じて福山となすというか、

震災以降のステージはさらにステキなことになりました。

すべてきっちり振替を決定し、今までと変わらず最高に楽しいステージを展開し続けて

くれているのみならず、ライブ参加者も自然と被災者支援に参加できる形にもなり。



ましゃに限らず、エンターテインメントのありとあらゆる会場では引き続き募金箱が設置され、

一部の売上は義援金に回す、ということも行われていますが、こう言ってはナンだがやはり

時間が経つにつれ人々の興味はだんだんに失われてゆくもの。

手を変え品を変え、協力する意欲を続けさせるというのは大変なことでございますよ。



友人のひとりは「観劇やライブなど、自分が楽しんだ時には必ず募金をするようにしている」

と言っていましたが、その気持ちはとてもステキだと思いました。

自分がやりたいことを我慢してその分募金、というのも立派ですが、それではなかなか続かなかったり。

これまで通り楽しみながら、でもそのときは楽しめる環境にいることへの感謝と、

今大変な人たちにも楽しみが訪れますようにとの祈りを込めて募金、というのはずっと続けていけるし。



そういう気持ちを持ったエンタメ好きな人たちの心意気を活かすためにも、

エンターテイナーの皆さんたちには引き続き色々な協力の機会を作っていただきたいものです。




それはさておき、an an 9月14日号のましゃですが、

やはり根っから「人が楽しんでくれることをするのが好き」な人らしい発言が。


 「ただ僕は、”みなさんが喜んでくれるなら! パンツくらい脱ぎます”ってところがあって、

 あまりにも人が喜んでくれることをやっていると、ときどき自分は何が好きだったのか、

 わからなくなることはあります。だから好きなことを確認するために、ギターをいっぱい買ったり、

 お酒をいっぱい買ったりしてるのかも。それくらいしかないんですよ。洋服も何が好きなのか

 よくわからないし。」



「人が喜んでくれる顔を見ると自分も嬉しい」人がいっぱい増えれば、世の中明るくなりますなー。

ま、だからといってパンツ脱がなくてもよろしくてよ。

(でも、脱いで喜んでもらえる人はそう多くはないと思うので、必然性があれば脱いでもいいのかも。どっちだよ。)



今夜の「Music Lovers」では、人を喜ばせることに幸せを感じることにかけては

ましゃに勝るとも劣らない大泉洋ちゃんとのトークが。

このふたりが揃って大爆笑にならないはずがないので、ちょー楽しみでございます♪







2011年09月08日(木)  「髑髏城の七人 2011」



久々に味わうカタルシス。

新感線はやっぱりこうじゃなきゃ! な、爽快感と満足感でした。



1990年の初演以来、5回目の公演なんですって。

私が観たのは3回目のアカドクロ、4回目のアオドクロですが、その両方とも2004年だったなんて!

あれからもう7年も経ったなんて!



新感線の作品の中でも最高に好きなもののひとつなので、ちょー楽しみにしておりました。

すでに終了している大阪公演のレポなど拝見したら、新感線初参加にして主役のひとり・捨之介を演じる

小栗旬くんの評判が今ひとつだったので、おやおや?どれどれ?と、ちょっと上から目線の

客として臨みましたところ。



おぐりっしゅ捨之介カッコいいじゃありませんの!

スタイルのいい長身の着流し姿は染さまにも劣らずですよ。

舞台経験が豊富で踊りも殺陣も素晴らしい森山未來(天魔王)、早乙女太一(無界屋蘭兵衛)に挟まれて

殺陣や動きがひょっとしてとんでもなく見劣りするとか? とも思いましたが、そのようなこともなく。

殺陣も大きくスピーディーで見ごたえがあったし、飄々とした捨之介の魅力がよく出ていました。



染五郎や古田新太が演じてきたド迫力の天魔王を、森山未來くんが演じるといったいどうなるのだろう?

という興味もあったのですが、キャスト全体が若返ったこともあって全く違和感がなく。

「ワカドクロ」という命名は絶妙だなと思いました。



キャラ的には、兵庫(勝地涼)や三五(河野まさと)が大好き。笑わせてくれるし。

勝地涼くんは過去2回、新感線の舞台で拝見していますが、どんどん鍛えられてどんどん

魅力的になっている役者さんだと思うので、今回の兵庫役への抜擢はとても嬉しい。



刀鍛冶の贋鉄斎がまさかの高田聖子さんとかもね。最高ですよ。

贋鉄斎は最初に観たときにもう涙流してアゴはずれるかと思うくらい笑ったので、

きっちりがっつり笑わせてくれる役者さんじゃなきゃイヤですが、聖子姐さんなら間違いはない。

仲里依紗ちゃんの沙霧も逞しくもキュートだったし。



で、早乙女太一くんの無界屋蘭兵衛は、わたしが観た蘭兵衛役の中では一番好きです。

わたしの中では一番蘭兵衛らしい蘭兵衛というか。今までの中で一番感情移入できた蘭兵衛というか。

天魔王と捨之介の最後の一騎打ちも最高に見ごたえがありましたが、蘭兵衛の最期も

すさまじくドラマチックでしたわ。



髑髏城の中に浮かぶ7人のシルエットには、7年ぶりに観てもしっかり泣かされるし。

諸々のツボを外さない最高傑作のひとつですよね、やはり。



パンフの対談も面白いのですが、旧・捨之介(古田新太)から新・捨之介(小栗旬)への

アドバイス、旧・天魔王(市川染五郎)から新・天魔王(森山未來)へのアドバイスが

非常にユニークで、でも的を射ていてとても面白かった。

さすが百戦錬磨の先輩たちは目の付け所が違いますな。





2011年09月05日(月)  AERAげっと



本日9月5日のgoogleトップがステキすぎる。


そうかー。ご存命だったら65歳。

「Don't Stop Me Now」も、何年経ってもいつ聞いても元気になれる曲ですね。

熱烈なファンというわけではなかったですが、クイーンは中学高校時代の楽しい思い出のひとつです。

レコード(その当時はもちろん)も何枚か持ってましたっけ。


ロックだけどメロディラインやピアノの旋律やコーラスがとても美しくて、

野蛮で凶暴なあたりからは一線を画する上品でアーティスティックなかほりがありました。

(野蛮で凶暴なあたりも好きだったけど。)




さてさて、本日はましゃ表紙の「AERA」を入手。

震災を機に感じたことを少しだけど語っておられます。



インタビューの掲載は、本人の言葉をそのまま載せる部分と、

インタビュアーが言葉の一部分を引用しながら解説してくれる部分とがありますが、

ましゃのように話し方がとても上手で、その言葉だけで十分に伝えられる人の場合は、

インタビュアーによる短い補足ですら、ちょっと邪魔に感じられたりします。



とてもステキにまとめてくれているのだけどね。

あの口調のまんま全文載っけてくれたらもっといいかも、と思ったり。



これほど、もともとわかりやすい人であるにもかかわらず、

さらに「もっとはっきり言葉を届けていこう」と、今回の震災をきっかけに思われたそうです。

先先週のラジオでも同じようなことをおっしゃってました。

言わなくてもこんなことはわかってもらえるだろうと思ってたけど、やっぱりちゃんと言わないと

わかってもらえない、って。



AERAでは、

 「1990年代は、むしろはっきり言うことが好きじゃなくて、擬人化とか、

  間接的に行間を読んでもらうような歌詞を好んで書いてました。だけど曖昧で詩的な表現、

  たとえば「虹を追いかけて」「あの空のむこうへ」みたいな歌詞は、今は何か違うように思うんです。

  より視覚的に、はっきり言葉を届けていこうというのが、2011年以降の僕、なのかもしれない。」



そうかー。

わたしには以前の曲も、詩的ではあっても曖昧とは感じられませんでしたが。

詩的でありながら視覚的でもあり、意思も感情もちゃんと伝わってきたけどなー。



でも、「はっきり伝える」という決意には逃げ道がないよね。潔いよね。

曖昧な言葉でどうにでも解釈できて、あとでどうにでも言い訳できるのと正反対だものね。



「はっきり言葉を届ける」とはおっしゃりつつも、


 「わかり合うことイコール人間関係のゴールだと、僕は思わない。

  彼女に「あなたのこと、私なんでもわかってるわよ。私は理解者よ」と言われたら、

  たぶん相当うっとうしい(笑)。」



って言うましゃが大好きです。

わたしも、そんな人がいたら激しくうっとおしい。っつーか怖い。




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