2012年01月02日(月) |
無流行歌祭!!@WOWOW |
あけましておめでとうございます。
どちらさまも良いお正月をおすごしでしょうか。
今年もどうぞよろしくおつきあいくださいませ。
青森への帰省が中止になったので、普段と同じ休日なお正月をすごしております。
去年の夏に帰省した時も、82歳と77歳の老夫婦宅に数日間、何人も滞在するのは
そろそろ限界のような気はしていましたが、「この正月は夫婦だけでゆっくりすごしたい」
とのリクエストが直前になってありましたので、雪かき要員として息子たち(夫とその兄)だけが
帰省することに。
正直、迎える方も訪ねる方も、帰省というのは大変な負担なわけですが、
そこはまあ避けて通れない身内のおつきあい。
ほぼ毎年、夏と冬に夫の両親宅に全員集合するのが習慣となってはや二十数年。
そろそろ、別の方法を考えねばなりませぬな。
さてさて、28日にナマで拝見したましゃの「無流行歌祭!!」、
WOWOWで早くもカウントダウン公演のオンエアがございまして、楽しく拝見しました。
ありがたや〜。WOWOWありがたや〜。
映画ドラえもんの主題歌(新曲)だけは、大人の事情があるらしくオンエアではカットに。
ざんねーん。あの曲ステキなのに。年の初めに聞いたら元気出そうなのに。
もちろん、他のノーシングル曲たちだけでも充分元気でましたが。
さ、忘れないうちにセットリスト覚書を。(よそのレポも参考にさせていただきました)
9曲目とダブルアンコールは日替わりで曲が違ってます。
順位はファン投票によるノーシングル全93曲中の人気順位。()内は発表年。
上位10曲のうち、今回のセットリストに入ってるのは5曲だけ。
01.覚醒モーメント (インスト)(07) 02.スタート 43位 (92) 03.IN MY HEART 28位 (93) 04.Like A Hurricane 49位 (98) 05.Escape 40位 (01)
06.BEAUTIFUL DAY 13位(06) 07.ながれ星 6位 (09) 08.DRIVE-IN THEATERでくちづけを 31位 (00) 09.巻き戻した夏(24日) 22位(98) /ふたつの鼓動(25日,30日,31日) 32位(92)/Girl(28日) 24位 (92) 10.まぼろし 73位 (90)
11.旅人 14位 (09) 12.Around the world(SUPER DRY 新曲 インスト) 13.BLUE SMOKY 93位(最下位) (90) 14.ON AND ON 19位 (94) 15.HARD RAIN 17位 (92)
16.KISSして 11位 (09) 17.THE EDGE OF CHAOS 〜愛の一撃〜 12位 (06) 18.逃げられない 25位 (91) 19.明日へのマーチ 3位 (94) 20.Dear 9位 (94)
e1.もっとそばにきて 2位 (91) e2.生きてる生きてく(映画ドラえもん主題歌 新曲) e3.Squall 1位 (99)
we.Kissin' in the holy night(24日・25日) 34位(00) /Good Luck 20位 (28日)(93)/ただ僕が変わった15位(30日,31日)(91)
いやー、どれもステキでしたねー。
アレンジも歌詞もいっぱい変えた最下位の曲「BLUE SMOKY」だけが、わたしが初めて聞いた曲でしたが
んー、やっぱり最下位なのわかるかも、という印象を受けました。
ましゃ曲では、女性目線の詞がすごく人気が高くて、この中では「Squall」(1位)、「ながれ星」(6位)、
あと年末の歌番組でずっと歌っていた「家族になろうよ」も。
本当によく女性心理をおわかりだわー、と感嘆する詞が多いのですが、
オトコマエさんにはやっぱりオトコ目線のオトコ口調で歌ってほしいので、
個人的には、実はそれほど大好きではなかったりします。名曲なんだけどね。
パンフではこの女性詞の曲について面白いことをおっしゃっていて、
「『squall』であんなに離れたくないって思っていた女の子が、恋人は面倒くさいから恋だけでいい、
みたいになっちゃって。10年経つと女の人もこうなるんだ、と。
『squall』(99)の女の子が、『milk tea』(06)を経て『ながれ星』(09)にたどり着いた、という。(笑)」
ステキすぎるこの42歳。
その時々の女性観が見事に詞に反映されているのは、さすが20年選手の実績。
冷静に女を見続け、女という生き物を見抜く目をちゃんとお持ちになられたようで。
「まぼろし」(90年)と「旅人」(09年)は、どちらも長崎から東京に出てくる18歳頃の
自分の気持ちだそうですが、ものすごくテイストが違うのがとても面白い。
「旅人」は40歳くらいになってから当時の気持ちを想像して書いたというだけあって、
昔を振り返る余裕がある人の大らかさというか、知らない未来へのわくわくした気持ちがメインだけど、
「まぼろし」の方はデビュー直後の作品なので、その当時の焦燥感や閉塞感がまんま伝わってくる感じ。
この場所から離れたい、もっと大きな可能性を掴みたい、でも・・・、という息苦しいほどの逡巡。
同じ状況を歌にしても、歳を重ねるとこれだけ違ってくるけど、ステキな違い方だと思いました。
さまざまな経験を経て、人間として男としてデッカク成長してきた軌跡が見えるような2曲でした。
他も1曲ずつ全部語りたいくらいどれも大好きですが、キリがないので
最後にド直球のラブソング「Dear」(94年)についてだけ。
パンフによれば、若さゆえに書けた曲だそうで
「恋のトキメキというのは脳内麻薬のドーパミンが出るらしいんですが、ドーパミンがでまくってないと
こういう曲は作れない。だってもう、大好きなんですもん、相手のことが、君のことが。
『君のことが好きだ』というひとつのテーマをこれだけの言葉を費やしてひたすら言っている。
『君が好きだ』ってひと言で終わることをひたすらずっと言ってるんですから。」
「もう今は書けないと思いますよ(笑)。筆が乱れると思います、こんなこと書こうとしたら。
うわ〜、無理!みたいな。」
若気のいたりで書いておいてくれて本当にヨカッタ。
それを今も堂々とステキに謳い上げてくれて本当にヨカッタ。
そして今もそんなラブソングが似合うオトコマエさんでいてくれて本当に本当に良かった。
本当にステキなラインナップのノーシングルライブでした。
2011年12月31日(土) |
よいお年をお迎えください |
家の中でお正月っぽいのは、玄関の飾りとお花だけだし、
夫も息子も特におせちメニューを好むわけではないので、
数の子と昆布巻きだけ用意(買った)して、あとは普段よりはなんとなーく
ごちそうっぽい、みたいなメニューの年末年始でございます。
いいんだいいんだ。
みんな揃って無事に年を越せればそれでいいんだ。(主婦の言い訳とも言う)
年末も平気でライブに出歩いているわたくしですが、
ましゃファンになりましてから、WOWOWでわりとすぐにお家でも見られるようになってから、
そんなに必死にがっつかなくなりました。
クリスマスは一緒に! とか、 年越しは一緒に! とか、
そんなスペシャルな日とかも特に望まなくなったし。行ければいつでもいいのさ。
もちろんナマ以上にステキで楽しいものはないので、都合のつく限り
これからもずっと、足を運ばせていただきたいと思っております。
で、わたしが家にいる代わり、というわけでもないけど、
今年は息子がお気に入りのインディーズのバンドの大晦日ライブに出かけております。
KEYTALKって言うんだって。わたしもCD聞かせてもらったけど、かなりカッコいい音でしたわ。
いつかメジャーになれるといいね。
さ、紅白のましゃの出番まではまだ相当時間があるぞ。
昨日録画した「アナザースカイ」での、今井さんのめっちゃ男っぽくてカッコいいフラメンコ
(でも時間がとても短かった)と、「踊る大捜査線 THE MOVIE3」でも鑑賞してましょか。
今年も一年間、駄文におつきあいいただき本当にありがとうございました。
どちらさまもよいお年をお迎えください。
2011年12月30日(金) |
種を超えたオスへの共感 |
「ホットスポット 最後の楽園スペシャル」
予想したよりはずーっとおとなしめなオスメストークでしたが(何を期待していたのだ!)
どんな生き物のオスに対してもその行動に深く共感し、人間としての立ち位置からも冷静なコメントをする
最高にカッコいい人間でありオスである、ナビゲーター福山雅治氏でいらっしゃいました。
インドリ(サルの一種)のメスに求愛される福山を見た生物学者の先生いわく、
「人間と動物の信頼関係は訓練で築くことができます。コミュニケーションも取れるようになる。
でもこの場合は(インドリからの)ひと目惚れですよね。野生動物にひと目惚れされる人間を
僕は初めて見ました。人間界だけでなくサルの世界でも通用する人だということです。」
福「めちゃくちゃ嬉しい。誇らしいです。他にもスタッフはいたのに、求愛されたの僕だけですから。」
インドリのメスとコミュニケーションとれるとしたらどんな会話しますか? との問いには、
福「食べ物は何が好き?とか、どこに行きたい?とか。人間の女性に対するのと変わらないです。」
オーストラリアの砂漠に住み、花粉と蜜だけを食べていきているフクロミツスイ。
ちっちゃくて可愛らしいねずみのような生き物だが、
実は生物界で一番大きな睾丸(人間で言うとスイカを2個ぶら下げているのに匹敵)と
精子(人間の3倍、鯨のより大きい)を持つと聞き、
福「我々男性からしたらもう「さん」付けで、「フクロミツスイ兄さん」って呼ばなきゃ」と
種の垣根を越えて絶大な敬意を表すヒトのオスましゃ。
ほとんどの生き物のオスはまずオス同士で戦って勝ち残った者だけがメスと交尾できるのに、
フクロミツスイはその過程を省き、メスはどのオスとも交尾をする。
そして体内に入った精子レベルで競争をし、強く大きい精子が勝ち残り受精する、という
システムに至ったのだそうで、これについてもいたく感銘を受けていたオスましゃでいらっしゃった。
日本固有のカエル、ナガレタゴガエルは繁殖期になると皮膚がぶよぶよになる。
皮の面積をふやし、皮膚に多くの酸素を取り入れて、水中でできるだけ長い時間
メスを待ち伏せできるようにするためだと。
で、メスが通りかかったら一斉に跳びかかるのだけど、当然あぶれるオスのほうが多いわけで、
あぶれた奴らはそばを通りかかった魚にでも抱きつく。
福「動くものならなんでも抱きついちゃうってのがね・・・」と、なんともやるせない表情で
オスのせつなさに思いを寄せていたましゃですが、
生物学者の先生に「でも、強いオス同士が争っていてメスが空いている瞬間に、
さっと飛びついて交尾しちゃう強くないオスもいたりする。間男みたいに」という解説に
福「間男というか間ガエルですね! あー。一番イラっとくるタイプですね」と。
どちらかと言えば、メスが絶対に選びたい強いオスに違いないのに、間男に出し抜かれた
経験もあるに違いないオスとしての感想も。
生物学者の先生の専門がダニということで(なんで好き好んでダニを研究なさる!)
ダニのメスは1回交尾をするともう他のオスの精子は受け入れられないそうで、
それならダニのオスはどうするか。まだ成虫になる前のさなぎ状態のメスを捕まえて
囲っておき、脱皮して成虫になると同時に交尾する、という方法を取るのだそうな。
「へえ〜〜〜」とこれまたいたく感銘を受けた表情をする福山雅治42歳独身。
もちろんそんなオスへの共感ばかりでなく、
福「この旅を通じて一番感じたのは「知る」ことの大切さ。
何をすれば地球上の生物や環境にどう影響するかを、人間はまず知らなくてはならない。
そしてそれを伝え広め、生き物としてどちらが上とか下とかではなく、
地球上に住む生き物として一緒に生きてゆく、共存の方法を考えていかなくてはいけない」と、
人間という生き物の立場からもきっちり意見を述べていらっしゃいました。
2日と3日にNHKBSプレミアムでオンエアされるアンコール放送も、
単なる再放送でなく、さらなるオスメストークが追加されているようなので、
まるっと録画してトーク部分を楽しみに拝見しようと思います。(がんばれHDD!)
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