今日のおたけび または つぶやき

2012年01月10日(火)  間違いない方々



「とんび(前編)」(NHK)の堤真一、「平清盛」(NHK)の中井貴一、「ステップファザー・ステップ」(TBS)の上川隆也、

「ジェネラル・ルージュの凱旋」(WOWOW)の阿部寛。



大変有名なお馴染みの役者さんばかりですが、なんというかやはり、この人を出しておけばまず間違いはない、

というのをしみじみ実感した正月明けのドラマ&映画。

4人とも魅力的でしたが、お話として一番面白かったのは「ジェネラル・ルージュの凱旋」。

「チーム・バチスタの栄光」も今さらながらWOWOWで拝見しましたが、

二作目のジェネラルの方が圧倒的に面白かった。



その他の3作は、そういえばどれも子役が大活躍してましたね。

間違いのない大人の主役に、芸達者な子役たちという組み合わせがブームなのでしょうか。



間違いがないといえば、もうすぐ中村勘九郎を襲名する勘太郎が「あさイチ」に登場した際、

三谷幸喜氏から「とにかくこの人さえ出しておけばその舞台は何も心配がない、何があっても大丈夫、

それが勘太郎さん。だから僕の舞台には全部出て欲しいくらい」とおっしゃっていました。




「やっぱりこの人凄いわー」と観るたび畏れ入ってしまう役者さんたちは他にもいらっしゃいますが、

演じている姿には畏れ入っても、プライベートの素行やら発言やらで、一気にイメージダウン、

ということもあるわけで。



演技力の面だけでなく、色々な意味で「この人を起用しておけば間違いはない」と

思える役者さんというのは、やはり貴重なのでございましょうな。




さて、この人の座長っぷりも間違いはない堂本光一氏の「SHOCK」も博多座で開幕。

わたしが拝見できるのは帝劇に戻られてからですが、色々とステキなリニューアルがあるそうでとても楽しみ。

しかもリカ役があの神田沙也加嬢って素晴らしすぎる。

サヤカ嬢も、舞台に立たせたら間違いのない、素晴らしい舞台人でいらっしゃいますから。



帝劇は楽しみですが、唯一残念なのは、博多座の「プリンス弁当」は帝劇には無いということですよ!

博多座のHPでプリンス弁当見てうっとりですよ!

「出演者の好物の生姜焼きをメインにおいて」(HPの説明より)、まわりにまぁちまちまと美しく

彩り豊かにたくさんのおかず! おいしそうすぎる。

そして臆面もなく堂々と「プリンス弁当」という命名。博多座さんステキすぎる。





2012年01月07日(土)  初詣&初みくじ



今年は珍しく元日に初詣に行きました。

千葉県民としては成田山新勝寺だろうとは思いましたが、大混雑が予想されたので

ちょっと近場の稲毛浅間神社。

で、帰りに遅いお昼ご飯をファミレスで食べている時に震度4だったりしたわけですが。



浅間神社も相当な混雑でしたが、30分ほどの待ち時間。

おみくじも引いてみましたよ。

「幸せを招く ひと言根付入 女みくじ」。



根付の漢字は「芳」。美しい立ち居振る舞いを心がけるように、とありました。

ぴったりのご助言ありがとうございます。

美しい立ち居振る舞いの人(特に舞台の上の人)を見てはうっとりして、

自分もかくあらねば! といつも思うのに、いつもすぐ忘れてしまうトリあたま。(トリに失礼)



そういえば去年だって、年始早々に坂東玉三郎丈の麗しいお姿を拝見し、

お手本にせねば、と、身の程知らずな大志を抱いたのに、たぶん数日後くらいにすっかり忘れたのだ。

何かとソコツな立ち居振る舞いの数々を改めるべく、今年は漢字までいただいたのだから

忘れないようにせねば。



おみくじは「大安」。

実はわたしは「大安」をひくことは滅多にございません。

でもかつて青森帰省中のお正月に「凶」を引いた年だって

全然悪い年にはならず、むしろとても穏やかないい年だった記憶があるので、

「大安」なんてめずらしいものを引くとかえって緊張してしまいましてよ。

お言葉もいい事しか書いてないと「ちょっとは叱咤してくれないと、むしろ不安」な気分だったり。



まあね。何を引き当てようと、すべては自分次第ですよ。

自分がどう受け止め、どう決断し、どう行動するか。

大安引いたからって、楽できる得できるなんて思っちゃいないもん。



ちなみにおみくじのお言葉は

「どんなことも朗らかに受けとめ、笑顔を忘れなければ 願いかない夢が花開く」。



いつも朗らかでいつも笑顔か。

結構難題ですがなこれは。



がんばります。





2012年01月04日(水)  「愛」は進化の過程での産物



「ホットスポット 最後の楽園」の一挙アンコール放送(2日、3日)が面白すぎて!

本編は全部視聴済みだったのですが、有働アナ×福山×五箇先生(生物学者)の

とても興味深いトークや蔵出し映像のおかげで、全く新鮮に楽しむことができました。



というか、オープニングで有働アナが「最後の楽園 福山雅治スペシャル!」と

コールなさっていて、あらあらいつの間に福山雅治スペシャルなんてことになっていたのだと。

でも全くその通りでしたわ。



異国の美しい街並みにしっくり馴染んだ、PVのようなステキな福山映像の数々、

写真家でもある福山本人が撮影した風景写真や生き物写真の数々、

そして何より、人間という生き物として、人間のオスとして、

感性の豊かさをとても感じさせるトークを繰り広げた福山雅治氏なくして、

こんな面白いスペシャル番組にはならなかっただろうと思いましたので。



福山ファンとしてのツボを挙げたらキリがないのですが、

生物学者の五箇先生の解説もすごくわかりやすくて面白かった。



さまざまな生き物の「進化」の話は驚愕と感動の連続でしたが、、

特にビックリしたのは、人間の一夫一妻制と「愛」という感情の誕生について。



人間はなぜ一夫一婦制で進化してきたのか。

他の生き物たちのように、なぜ繁殖の度に交尾の相手を変えたり、ハーレムを作ったりしないのか。



五箇先生いわく、

人間はアフリカで二足歩行に進化した段階で、あらゆる運動能力を失いとてもひ弱な動物になったのだそうだ。

サバンナで早く走るとか、木に登るとかの運動能力。

さらに、頭脳が発達したため、赤ちゃんを未熟児で産まなくてはならなくなり、

メスは最低1年は子どもにかかりっきりになり、その間はオスにえさを運び続けてもらわなくてはならなくなった。


オスも、とても強い動物とは言えなくなったので、メスと子どもを守るだけで精一杯になり

結果、一夫一妻しか選択肢がなくなったと。


とは言え、オスとしてはできるだけ多くのメスと交尾をして精子を残したいという、根源的な欲求もある。

だけどメスは子育てのためにもオスを確保し続けたい。



ではどうするか。

人間は頭脳が発達したため、感情というものも発達した。

そこで「愛」というもので絆を強める、という進化が生じた。

男と女が愛し合い、絆を強め、一夫一妻を強固に維持することで、人類は生き残ってこられた。

だから「愛」というものも、進化の過程で育まれたものではないか、と、考えられていると。



おもしろいーーー!

「愛」も、はじまりは「生存戦略」のひとつだったなんて。



もはや「愛」は生存戦略以上の働きをするようになってしまいましたけどね。

歌だって物語だって「愛」が絡んでないものなんてほとんどない。

「君が好き」しか言ってない、人気投票第9位の名曲「Dear」だってそう。



人間がこれからも進化してゆく過程で、「愛」に代わる感情が生まれることもあるのかしらん。

その時人間はどんな環境で、どんな風に生きているのだろう。

愛の歌をステキに歌うオトコマエさんにうっとりする、という幸せな感情はちゃんと残っているかしらん。






 < 過去  INDEX  未来 >


ふー [MAIL]

My追加