2012年03月01日(木) |
雅治&雅子&雅秋@anan |
表紙に雅治&ちっさい雅秋がいる3月7日号のananです。
ましゃのトークはいつだってすごく面白いのだけど、このインタビューもとても読み応えがあります。
お近くの本屋さんに、もしまだこの号がありましたら、立ち読みだけでも是非!
いやしかし、きっともう売り切れているかもな。
それは大変に残念なので、この名言の数々を、ちょっとずつご紹介してゆきましょう。
正直、全文が名言なので、どこまでご紹介できるかわかりませんが。
しかも明日のMステを皮切りに3月は歌番組、CM、ラジオの全般にわたって大変な露出月間ですし。
テーマは「性格美人」。
ーー自分の性格にコンプレックスを持つ人も多いと思いますが、
性格って大人になってから変えられるものでしょうか?
福「変えられると思いますよ。と言うよりも、必要に応じて変えていけばいいんじゃないでしょうか。
ひとつの人格ですべての対人関係を担うのは不可能だと思いますから。(中略)
何かを発信しても、人に伝わらなきゃ意味がない。どれだけ喋っても『この人、なに言ってんのか
わからない』って思われたら意味がないから、相手によって使う言葉も変えて然るべきだと思います。
1パターンの人格だけで、いろんな人に自分のすべてをわかってもらおうというのは、
むしろワガママなのではないかと。(中略)
ただ、自分を変えるということに対して、世間的にはネガティブな意識を持ってる部分も
ありますよね。本当の自分じゃないとか、作ってるとか思ってしまったり。
でもキャラを作ったり、無理をするのは悪いことではないんじゃないでしょうか。当たり前。
言い換えれば、それが社会性だったり適応力だと思いますよ。
野生動物だって、その場に適応するために、様々な形に変化したりしますからねぇ。」
なんと明解な解説なのだ。
このページに、あんなましゃやこんなましゃの写真が載ってなかったら、
どこの学者さんだろうと思ってしまいましてよ。
ーー福山さんご自身の性格はどんなだと思われます?
福「どうなんでしょう? 卑しい性格なんじゃないですか(笑)。そもそも僕は、自分のことが
そんなに好きじゃないんです。でも世の中に、自分のことが好きな人ってどれくらいいるんでしょうか? (中略)『俺、自分好きでぇー』みたいな人、イラッとしませんか? 僕はそういう人とは一緒にお酒
飲めないと思いますよ。世間的にはなんとなく『自分のことを好きにならなきゃダメ』って風潮に
なってますけど、『そうかなぁ?』と思うんですよ。自分のイヤなところは自分が一番よく知って
るんだから、そんなに簡単には好きになれないんじゃないかと。(中略)弱くて当たり前だし、
自分を嫌いだったりするのも当たり前だと思うんです。(中略)」
ーー性格を変えようと試みられたことはありますか?
福「それがないんですよ(笑)。最初からあきらめてます。
誰からも見えない、他者がパーフェクトに理解できない自分の内面というものが、誰しもあると
思うんですけど、そこは絶対に直しようがないと思っていて。見せなきゃいいのかなと。
自分の嫌いな部分、イヤなところを持ったまま生きるというか・・。
人に迷惑をかけるような悪癖は直した方がいいと思いますけど、例えば家で一人でテレビを見ながら
ぶつぶつ文句言っても、人に迷惑はかけないだろうし。いや、僕ではなくて(笑)。例えば、です。」
この「見せなきゃいい」っていうのが、すごく現実的で好きです。
そりゃ、心の底から純粋で善良な人だったら、それにこしたことはないけど、
誰だって超カッコワルイ部分や、どす黒いモヤモヤした何かしらは抱えているはず。
抱えたままでいなきゃいけないなら、とりあえず見せなきゃいい。
そしたら人を不愉快にも不幸にもしないし、その人が自分に抱いてる夢や幻想も壊さないもの。
「墓場まで持ってけ」ってやつですね。
自分に正直でいたいからと、イヤな部分もさらけ出していたら、自分は楽かもしれないけど、
まわりの人は大迷惑なわけだし。まわりに大迷惑かけまくりの「自分に正直」のどこが美徳なのだ、と
わたしもよく思います。
というわけで、とりあえず4分の1くらいご紹介してみました。
さ、今夜はこれからZEROでましゃの被災地支援密着、そして明日はMステですよー。
2012年02月28日(火) |
大人にしか書けない子どものための歌 |
んー。「生きてる生きてく」いいわー。
最初、クセのある歌い方がちょっと気になったのだけど、もう全然違和感を感じなくなりました。
この軽快なメロディにこの歌い方は、
「ビートルズの『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』をボブ・ディランが歌いに来たような感じ」
というご本人の説明がありましたが、わかったようなわからないような。
ま、どうでもいいような。(オイ)
歌詞の一言一句、その素晴らしさを語りたいところですが、
まだリリース前だし、今週のMステでお披露目もあることだし、今しばし待ちましょう。
4分に満たない曲だから、TVでも歌詞をはしょることなく全部聴けるとよいのですが。
先週のたまラジでは次のような解説も。
福「実はこれ全然子どもが歌うような内容の歌じゃないからね。完全に大人の歌です。
だけど、子どもに向けてる歌。歌詞にもあるけど、
『今まで生きて 出した答えは 正解よりも 間違いの方が多いよ
僕は 間違いながら 大人になってきたんだ』
僕は子どもの頃、大人っていうのは完璧な生き物なんだって思ってたけど、
自分が大人になってみたら完璧どころか日々間違い続けてるってことに気づくじゃないですか。
だけどそういう本当のことをちゃんと大人が言ってないなって思って。僕もそうですけど。
あと、過去の恋愛でも、人を好きになって覚えてることって、
良かったことより良くなかったことの方が多い。『あの恋愛のあの瞬間ってサイコウだった!』
なんて覚えてないんだよね。どっちかというと傷つけたとか・・」
荘「そうそう、すっごい目で睨まれたとか。」
福「はっはっはっはっはっは!」
荘「睨まれたなあ、あの駅の改札のとこで、とか」
福「冷たい目をされた、とか、自分が傷ついたとか。そういうことの方が覚えてるじゃないですか。
ともするとネガティブなことではあるんだけど、みんなそういう感じで大人になっていくわけだから。
大人になっていくというのはそういうことの毎日の積み重ねであり、決して正解ばかりではない。
正解っていうのはむしろ10個のうちの1つくらいしかなくて、あと9個は全部間違いだったりする、
っていうことを、ちゃんと伝えてあげた方がいいのかなぁって。
今でもそうだけど、失敗することって怖くて、怖いけど失敗しないと成功しないし、
失敗しないと人間は学ばないし。
だから大人も子どももそんな変わらないよって言いたかったんですよね、
可愛すぎる43歳としては。」
これを言うのに可愛すぎる43歳である必要はないのだけど、
オトコマエな上に可愛すぎる43歳の言うことは、やっぱりすごく熱心に聴きたくなります。
たまラジで「生きてる生きてく」のフルお披露目と共に、PVについてもちょこっと言及。
ご本人はこのPVが素の自分すぎて、恥ずかしくてあまり観てないとおっしゃっていましたが、
ファンの間では、あまりにらぶりーな43歳の表情の数々が大好評大絶賛でございます。
ご本人もこの映像を観て初めて
「オレって可愛い」
と、気づかれたそうです。
43歳にして初めて、自分は表情がこんなにも豊かで、素の表情はこんなに可愛かったんだって
気づいたんですって!
むしろ、今までどうして気づかずにいられたのかが疑問です。
気づいてないのに手相にはハッキリクッキリ「ナルシスト線」が入っていることをどう納得されていたのか。
「可愛い」ことには気づいてなくても、「カッコいい」ことだけは自覚していたということなのか。
ご本人いわく、自分の顔に遭遇するのが一番多いのはCMなので、
たとえばTOSHIBAレグザだと表情はいつもクール、ASAHIスーパードライだとシャウト系のお顔、
キューピーだとほぼ無表情なので、自分の素というのは常に仏頂面なのだろうと思って生きてきたと。
そしたらラジオで毎週ましゃを目の前に見ている荘ちゃんが、
荘「ラジオの時、目の前で見てますけど、ああいう表情いくつかするときありますよ。」
福「マジで?あった?」
荘「ありましたありました。ラジオって素でやってるから、リスナーの人が見たら『ウキャッホー!』って
なるような表情たまにしてます。わたしが鏡向けてたら、自分で気づくと思いますけど。」
福「ってことはオレって表情豊か? たけゆたか? みずたにゆたか? ひゃはっはっは!」
荘「ほらほらそうやって、言ったあと軽くドヤ顔でしたけどそういうのそういうの。」
福「そうなんだー。オレって可愛かったんだー。なんでそういうの教えてくれなかったの!?」
荘「だって終わったあとに耳うちするような話でもないんで。」
福「『今日もかわいかったねー。特にあのトークの時のあの表情最高!』とか。」
荘「あぶねー。それなんかアヤシイプロデューサーみたいな感じですけど。」
自分のことは自分がいちばんわかっていない、とも言いますが、
これだけ自分自身の姿を客観的に観る機会が多い職業にあっても、なかなか気づかないものなのですね。
ま、気づいていてこれ見よがしに可愛さ振りまかれても、それはそれでちょっとイヤなので、
まったく自覚してないのにナチュラルにカッコよくて可愛い、というこれまで通りのましゃでいてください。
PVが発売されるまで、あの1分間の映像を観倒しますよー。
|