今日のおたけび または つぶやき

2012年06月18日(月)  上海第二夜



先週土曜の夜は、たまラジの冒頭に上海から電話でご本人登場。

つい今しがたまで、レッドカーペットの上をスターオーラ全開で闊歩なさっていたのに、

ラジオでは普段どおりの気のいい兄ちゃんに戻って、そのつい今しがたの裏側を

色々教えてくれたのが、本当に楽しかったです。

これぞまさにメディアの醍醐味というか、時の人を追っかけていることを実感するというか。



有楽町のスタジオが一曲目に「最愛」をかけると、

電話のましゃが「これこれ! これ歌ってきた!」と、ご紹介。

あんなにしっとりカッコよく歌ってた人が、なんて無邪気にご報告なさること。



現地の新聞は早速福山づくしになったらしく、

それらの新聞も、ホテルのましゃのお部屋から、有楽町ニッポン放送の荘ちゃんのもとへ

FAXでただちに送られてきたり。




日本とは何もかもが違っていた、とおっしゃっていましたが、肖像権の扱いのユルさは

想像以上だったようで。

ご本人の画像や動画は、撮ったはしからとにかくすべてネットに上げられてしまうと。

本人の許可を取るなんてことも一切なく、夏にオンエア予定(現地のTVで)のインタビュー番組すら、

インタビューされてる途中ですでにその動画がネットに流れていたそうな。



しかも、撮ってる人たちが、メディアの人なのか一般の人なのか全然わからないくらい、

とにかく誰も彼もが撮っているのですって。

いつなんどき誰からカメラを向けられているかわからないから、こちらでは

「24時間ずっとスターを演じ続けなくてはいけない。でも、それがこの町の

エンターテインメントのあり方なのかな、と思う」と、中国のエンタメ事情を語っていらっしゃいました。



「もし、いきなりカメラを向けられたことに怒ったりしたら、その怒ってる様子だってすぐに

アップされてしまうだろう」って。



たしかに、ネットで拝見した画像や映像には、パーティ会場で人の隙間から隠し撮りしてるみたいに

見えるものや、これ明らかに監視カメラ映像ちゃいますの? みたいなものもありましたわ。



でも、ご本人はそういう環境をしっかり認識した対応をしていらしたようですし、

お留守番組にはかなりありがたかったのも事実ですし。

それでも、こういう環境の中にはそんな長く滞在してほしくないかもー、と、うっすら思いましてよ。



24時間スターを演じる必要があるなら、滞在も24時間か48時間くらいでよくないかい?

その間は完璧に演じて、今回みたいにスターオーラ出しまくってお仕事して、

終えたらすぐ帰ってきて、あとはいつも通りにオーラ消して、大好きな伸びる素材の上下を着て、

らくちんなスニーカー履いて、肖像権が守られている場所で過ごしていただきたい。



ま、しかし。

スター福山もカッコいいけど、ナチュラル福山も充分ステキだから、24時間狙われても問題ないか。

むしろナチュラル福山の方が人を惹きつけてやまないと思われる。



そんな上海をあとにして、今はどちらに向かわれているのでしょうね。

旅のご無事をー。






2012年06月16日(土)  ましゃ@上海上陸中



昨日の第18回上海国際テレビフェスティバル、

レッドカーペットに登場の瞬間から最高にカッコよかったですが、

現地の美女と一緒に堂々のプレゼンターっぷり。

井上鑑さんのピアノ伴奏だけでの「最愛」もステキでしたー。



リアルタイムのネット映像は、3秒ごとくらいに止まりまくりで鑑賞には難儀しましたが、

今日になったら映像も画像もあっちにもこっちにもアップされていて、なんともありがたく。

リハの様子までしっかりカメラが入っていて、鑑さんはもちろん、おなじみの最強マネージャー陣が

がんばってる様子もしっかり拝見できました。



しかし中国語はまったくわからないので、そもそも「福山雅治」の発音すら知らなかったのですが、

「ふーしゃんやーちゅう」と聴こえる音がそれっぽいことに、ようやく気づきました。

いいもん観たー。ネット社会ありがとう。



ご本人も中国語で挨拶したり、英語でちょっと会話したりしていましたが、

中国語は何しゃべってるかまったくわからないから全然気にならないけど、

英語はなまじわかるだけに、聞いてるとなんかものすっごく緊張します。

ま、ほんのひと言ふた言のましゃイングリッシュに何の問題もないですが。

それに、言葉以上に、国を問わず誰に対しても態度と笑顔がいつもとても感じがイイですし。




今夜の第15回上海国際映画祭にもましゃ登場だそうですよ。

(日本時間20:30〜 現地時間19:30〜)

日本からのゲストはましゃの他に常盤貴子さんと、堺雅人さんのお名前があるそう。



コミー! なんでこんな時期に上海行ってんのー!

「我が人生最悪の戦い」の最中なんじゃないんですかー! ま、楽しみだけど。



そしてその後のたまラジはそんな上海上陸中のましゃとお電話を繋ぐことになってるそうなので、

なんとも落ち着かない土曜の夜になりそうです。







2012年06月13日(水)  リーガル・ハイ 第9話



サッカーの審判も終わり方もあんまりだったので、

次にこの審判員見かけたら呪いの念とか送ってしまいそうです。

とにかく負けなくてヨカッタ。



日本のゴールが脅かされる時でないと川島の姿が見られないので、

「もっとえいじくんが見たいです!」とは簡単には願えませんが、

昨夜はわりといっぱい見れて嬉しかったですし。



さてさて、そんなモヤモヤを一気に吹き飛ばしてくれたコミー。

最後の凄まじい演説は、言葉の力、脚本の力、役者の力をひしひしと感じると共に、

なんとも耳に痛かったです。

おそらく自分も、ああいう立場にいたらあんなふうに「金じゃない」とか「誠意を示してくれれば」

とか甘ったるいイイ子(御しやすい棄民の老人)になってしまうだろうと思うと。

「もう年だから」「具合が悪いから」とか言って戦闘放棄するに違いないだろうと思うと。



「和解でいい。絆を再確認できたから」と言う老人たちに、

コ「黛くんよく覚えておきたまえ。これがこの国の『馴れ合い』という文化の根深さだ。

  人間は長い年月飼いならされると、かくもダニのような生き物になるのだよ。

  コケにされているのも気づかずに墓に入れるなんて、幸せな人生だ。」



コ「最初に申し上げたとおり、わたしは皆さんのような惨めな老人が大っきらいなもので。」

老「目上の人を敬うという気持ちはないの? あんたの倍は生きてんだ。」

コ「倍も生きていらっしゃるのにご自分のこともわかっていらっしゃらないようなので、

  教えてさしあげているんです。皆さんは国に見捨てられた民、『棄民』なんです。

 
  国の発展のためには年金をむさぼるだけの老人は無価値ですから、チリトリで端っこに集めて

  羊羹を食わせて黙らせているんです。大企業に寄生する心優しいダニ、それが皆さんだ。」



コ「そして今、土を汚され、水を汚され、病に侵され、この土地にはもはや住めない可能性もあるけれど、

  商品券ももらった、誠意も絆も感じられた、ありがたいことだ、本当にヨカッタヨカッタ。

  これで土も水も蘇るんでしょう、病気も治るんでしょう、工場は汚染物質を垂れ流し続けるけど、

  きっともう問題は起こらないでしょう。だって絆があるから!」


老「どうしてそんな酷いことが言える? 俺たちだって悔しくて仕方がないけど必死で気持ちを

  押し殺して納得しようとしてるんじゃないか。」

コ「なぜ? なぜゴミクズ扱いされてるのがわかっているのに、納得しようとしてるんです?」

老「俺たちはもう年寄りなんだよ。」

コ「年寄りだから何なんですか」

老「具合が悪いのにみんな頑張ってきたんだ!」

コ「だからなんだってんだー!(絶叫)

  だからいたわってほしいんですか? だからなぐさめてほしいんですか? 

  だから優しくされたらすぐに嬉しくなってしまうんですか? 先人たちに申し訳ないとは、

  子々孫々に恥ずかしいとは思わないんですか?

 
  誰にも責任を取らせず、見たくないものを見ず、みんな仲良しで暮らしてゆけば楽でしょう。

  しかしもし、誇りある生き方を取り戻したいなら、見たくない現実を見なくてはならない。

  深い傷を負う覚悟で前に進まなくてはならない。戦うということはそういうことだ。

  グチなら墓場で言えばいい!


  金がすべてではない? 金なんですよ。あなた方が相手に一矢報い、意気地を見せつける方法は。

  奪われたものと、踏みにじられた尊厳にふさわしい対価を勝ち取ることだけなんだ。

  それ以外にないんだ!」 

 


コ「敗戦のどん底から この国の再繁栄を築き上げたあなた方なら、その魂をきっとどこかに残してる!

  ・・・はずだと期待した私が愚かでした。

  いいですか、二度と老後の暇つぶしに私を巻き込まないでいただきたい。

  心優しいダニ同士、お互い傷を舐めあいながら穏やかに健やかにどーぞくたばっていってください。

  それではみなさん、さようなら。」

 

老「先生よぉ、あんたなら幾ら取れるというんだ?」

コ「それを決めるのはあなた方だ。好きな金額を言えばいい。わたしが取ってごらんにいれよう。」

老「負けたらあんた責任取れるのか?」

コ「責任取るわけないでしょう!」(キッパリ)



とても全部は書き起こせないので、たぶんこれでも半分にもならないかも。



真実を的確に語る言葉には、揚げ足取りなんてまったく通用しませんな。

その真実をきっちり見据えることがあまりに大事すぎて、その真実があまりに重すぎて、

「ダニとかくたばれとか、そんな言い方は失礼じゃありませんか」なんて抗議は薄っぺら過ぎる。



しかしこれだけ叱咤激励、鼓舞、扇動、やるだけやっておいて、

「責任とるわけないでしょう!」が、さすがコミー。



この濃くて長い演説を一分の隙もなく完成させた堺雅人氏は本当に素晴らしかったが、

脚本の古沢良太氏はもっと凄い。でも、コミーの口を借りずにここまで言わせられただろうか、

これほどの説得力が生まれただろうか、と思うと、この両者の組み合わせの妙としか。






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