word...
verbal representation

2004年12月26日(日) Leave

もう戻れないよね
時は止める事は出来ないのだから
こんな所で立ち止まってる
少し歩いて また振り返ってる

あなたはこんな愚かな私の事を
どう思っているのだろう
どれだけあなたに迷惑を掛ければ
私は気が済むのだろう

ごめんなさい ごめんなさい
本当に何度も謝っても泣いても足りないくらい
でも今の私には それしか出来ないの

弱くて とても弱くて
独りじゃ生きていけないよ

お願い 私を見捨てないでいて

私には あなたしか居ないのだから・・・



2004年12月24日(金) one's journey's end.

あれからもう 一年が経った
初めての事じゃないから
そんなに驚きはしなかったけど

空港に向かう電車の中で
自分の心と身体の変化に不自然だと思いながら
必死に求めることが出来ない自分に気が付いて
悔しくて 悔しくて 悲しかった

一年で 私はどれだけ変われただろう
なりたい自分に 近づけたのだろうか

誰かの背中ばかり見て
私の背中を見ていてくれている人には
気付けていないのかもしれない

忘れる事は無い
忘れた事は無い

でも 大切な事は 忘れない事じゃない
もっと大切なモノを 私は受け取っていたはずだから

それを 信じて生きる事なのだろう
少しずつでも 前に進む事なのだろう

それは あなたに近づく事じゃない
終わりに近づく事じゃない

私自身と 大きな大切な何かと
一つになることなのかもしれない

永遠なんて存在しないのなら
せめてその言葉だけでも
否定しないで 今だけは



2004年12月23日(木) Longing

何の為に前に進むの?
何の為に強くなるの?
自分が傷つかない為?
誰かが傷つかない為?

無闇に傷を増やすことなんてしたくないけど
傷つかないように生きたって 無理な事ってわかってるでしょ?
苦しまないように生きることが 幸せって事じゃない
人生から不幸を除けば幸福になれるわけじゃないこと
頭ではわかっているでしょ

なのにどうしてわかれないのだろう
どうして分かり合えないのだろう

わかっているのに 恐くて
とても恐くて 進めずにいる

焦らなくても大丈夫だよと
ずっと側に居てくれる?

先ばかり見て 振りかえずに進むあたしを
後ろから守っていてくれる?

それとも隣で 笑っていてくれる?

まだまだ不器用に 躓きながらしか
前に進めずにいる こんなあたしが

いつか いつか あの場所にたどり着けた時

あなたは どんな顔でこちらを見ていてくれますか?

あの時のように あたしを見つめてくれますか?



今はわからなくても いつか

いつか きっと



2004年12月21日(火) nuance

冷静になるというのは ただ無感情を装うんじゃなくて
乱れた心を静める事だって 前に言ったけど
ちょっとした言葉のニュアンスで大きな勘違いをしたりする

悔しいと思うのは悪い事じゃないのに
そう思って先に進めればいいのに
出来ない自分を責めてしまっていたり

人に気配りが出来ると思って
出来ない人を蔑んでいたけど
それは 人に嫌われたくないから
周りに気を使っていただけで

自分の気にそぐわないからと
他人の言葉を素直に聞けないし
自分が人より劣っている気がして
変なプライドで自分を固めていた


そうしたくないと思っていても出来ないこともある
そうしたいと思っていても出来ないことだってある

だから 考え方を変えてみる
自己暗示でもなんでもいい
自分のやりたいように ただし自分で選択して
自分で責任を持って 行動すればいい

間違ったのなら正せばいい
分からないのなら努力すればいい

余計なプライドなんて もう要らない
自分で自分を追い込んだり責めたりなんてしたくない
変な気を使って 偽ることはもうやめにしよう

微妙な境界線は 恐れていたらずっと分からない
限界がどこにあるかなんて じっとしてたら分かるはずもない

そんなものは 行動していく内に

なんとか見えてくるものだから



2004年12月19日(日) the child wished for...

目を開けるとそこは 深い深い海の中 
眩しく輝く太陽の光ですら
届かないくらいの海の中

そんな暗闇の中 慣れてきた視界に浮かんだのは
何年前の物だろう 古ぼけた沈没船

恐る恐る中に入る 軋む床板 残された砲弾
甲冑や装飾の入った短剣 銀製の盾
何かに怯えてでもいるように どこかからか音が聞こえる

一番奥に 部屋があった
何かを守るかのように 迷路のような廊下を抜けて
掛けられた鍵や罠は 壊れてしまって役割を果たすことは無く
頑丈なわりに小さな扉は 今にも崩れそうな音を立てて
封印されていた 空間を解放した

濁った水が足元を流れてく
真っ暗な部屋にあった物は たくさんの財宝だった
どこか見覚えがあるようで 懐かしいものもあった

ゆっくりと近づき 一番近くにあった宝石に触れる
手にしたとたん 鈍く輝き 視界が揺らぎ
宝石は跡形も無く消えていった

面食らって 心に穴が開いた気がした
でもその穴から 何かが入ってきた

何かを確かめるように 再び手に取った

王冠 金貨 指輪 ランプ ネックレス

動物の置物に車の玩具 アンティークの人形

銀製のフルート クラリネット オルガン

手に取った物は 全て消えてしまった
それでも 全て手に取った

全て消えてしまってから
欲しかった物に やっと気付いた

やっと気付いて 気付いた頃には
船も海も 消えていた



2004年12月18日(土) separation

あなたは何処に居るんだろう
私が居ないうち 何処に行っているの?
私の知らないうちに 一体何を見てきたと言うの?
それを私に断片的に見せるだけで
肝心なものは教えてくれない

私はあなたに翻弄されてばかりで
きっと上から見下ろして
笑って見ているんでしょうね
それとも 必死に伝えてくれているのかしら

聞いて 今日とても恐ろしい考えが頭を過ったわ
前も感じたの こんな感覚
同じ恐怖かどうかはわからない
でもとてつもなく恐ろしい考えよ

あなたが肝心なものを見せてくれないのは
私が見たくないと思っているから?
ねえ もう決まったものだなんて私は思わない
だから 見せてくれないのよね
これからを信じて生きてゆくために
知らなくていいものだってあるんだって

いつだったか言ってたじゃない
全てを知ってしまえば死んでしまうだろうって

あなたが何の為に見ているのかわからないけど
お願いだから 先に進ませて
私の恐ろしい考えが
事実だなんて 絶対に言わないで
お願いだから
導いてくれないのなら
始めからそんなもの私に見せないで

でなきゃ 私はもう
立ち上がれなくなってしまうかもしれないから
だから お願い
一つになれると 信じているから
あなたを
私を導いてくれていると
あなたが



2004年12月17日(金) Not

助けてと 声が聞こえた
考えてなんて居られない
君の元へと 急いで駆けつける

すすり泣く声だけは聞こえるけど
君の姿は見えない
扉も無い ただ薄汚れた壁が見えるだけ
小さな小屋に閉じこもった君は
煙突からの煙で私を呼び寄せたのね

小さな小屋の 小さな窓から
薄っすらと 君の姿が見えた
声を掛けても こちらを見てはくれない
『どうしたの?』
私には 手を差し伸べることさえ出来ない

『帰りたい』と言った君に私は尋ねた『そこはどこ?』
『わからない』そう答えが返った来たけど
今居る場所じゃないのは 君にも分かるはず

少しずつ 少しずつ 君は話してくれた
まるで自分をダブらせるように 過去に記憶が遡る
そう 同じような事を 私は思っていた
同じような所に 私はあの時閉じこもっていたのだ

その話を前に君にしたからこそ
君は私に話してくれた

そんな昔話があるからこそ
君に私は話すことが出来る

君を ここから導いてあげることなら
私なら 出来るはず

私の口から零れる言葉は
決して慰めの言葉じゃない
むしろ現実を君に叩きつけるような
そんな言葉だったかもしれない

でも 君なら分かってくれるはず
少しずつでいい 少しでも
聞いてくれるだけでも 大切なことは伝わるはず

ぼんやりと視界があやふやになり
何も無かった壁に 扉が現れた
鍵は向こうから掛かっているから
まだ私は 君に会うことは出来ないけれど

『ありがとう』囁く声が
微かに耳に届いた

伝えたかった事がちゃんと
伝えられたか分からない
伝わったのか分からないけど

君なら分かってくれると信じて
私は自分の家へと帰って行った


何かあったらまた呼んで
私なんかで良ければ いつでも駆けつけるから



2004年12月16日(木) be no match for...

敵わないと そう思うよ
まったく 君の事はどうしても
嫌いにはなれないんだ

近づいて 離れて また近づいて
でも決して触れ合うことは無いだろう
僕と君は そんな距離にいる

どうしようもないと思いながら
呆れて何も言えなくなるけど
お互いに良いトコも悪いトコも
認め合っている存在だから
一緒に居て楽なんだと思うよ
たまにムカつく事も あるんだけどね

無いものねだりだと思いながらも
君の真っ直ぐな貪欲さが羨ましい
失うのが恐くて 手に入れるのを怖れている
僕にはまだ そう簡単には手に入れられないものだ

でも僕もいつか手に入れるよ
君が羨ましがるような 何かをたくさん
進む道は同じ道ではないけれど
お互いに自慢し合って 精進していこう

容赦はしないよ 君には
誰よりも強力な 好敵手だから



2004年12月15日(水) rather the future than the present.

また眠れずに 朝を迎える
わけがわからず涙は溢れ
肉体的なものなのか 精神的なものなのか
不快感が 身体中を覆った

逃げていたのかもしれない
いや 逃げていたのだろう
でも 私は素直になりたかった
たとえ 愚かな行為だとしても
今の自分の感情に 心に
素直に動いてあげたかった

迷惑かけただろう
私を見る目が変わってしまったかもしれない
後悔もしたし なかなかそれを拭い去ることは出来ないけど
何が大切か それに気付いてあげられた気がする
私のしたいことが それじゃなくて
ちゃんとココにずっとあって
だんだん明確に見えてきたような気がする

同じようなもの 似たようなもので満たされるくらいなら
始めから求めたりなんてしたくない
中途半端に生温いこんな世界で
満たされるわけなんてあるはずがない

今は傷ついたっていい
欲しい未来がその先にあるのなら
本当に手に入れたい未来だけを見つめて
それを見失わないで生きてゆけるなら

私は何度だって傷ついてもいい
見失わない限り 見失ったとしても
何度だって立ち上がってみせるから



2004年12月13日(月) profound word

警告されていたのに結局
君を振り回している事に気付かずに
後悔して謝った後では
もう遅すぎる事は少なくない

私に投げ掛けられたあの言葉の
隠された本当の意味に気付くのは
いつも一人になってからで
自分の腑甲斐なさに腹を立てる

もっと器用に もっと素直に
人の言葉を受け入れられたら
こんな不器用に遠回りしないで
人も自分も 傷つけることなんて
少なくなるんだろう

でも傷ついたからには
傷つけてしまったからには
忘れてまた同じ事を繰り返さずに
傷を胸にしっかり刻んでおこう

痛みは無くなっても 傷が癒されたとしても
無意識の深い闇の中に閉じ込めて忘れてしまわぬよう

何度も何度も思い出せるように
深く深く刻んでおこう


 <past  index  future>


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