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verbal representation

2005年04月08日(金) bare

煌めく星達に問い掛けて
流れゆく時間を辿っていく明日のことばかりに気をとられ
ただ今を無事に過ごすように努めていた

でも今なら気付くはず
星達はほんの一端に過ぎないことが
閉ざされてしまって見えなくなった壁の向こうから
金色の光が溢れ出す
在るべき姿が現われて
堂々と ただ在るがままに

それを感じることが出来るなら
例えほんの少しだとしても

全てを感じることが出来るなら
惑わされることも流されることも

今までよりは 軽くなる



2005年04月07日(木) 辛夷

先に進む足と 支え木にしがみつく腕
振り返った心に 後退せよとの声が響く
しかし麻痺した頭に考える余地は無く
心を何処かに置き忘れたそのままで
身体だけが ひとり歩き

立ち止まるのは 強さか弱さか
振り返るのは 愚かな心か
立ち止まることさえ恐くて
直視出来ないでいる 正体も何もわからないモノに

目隠しをされて 何処かへ連れ去られ
放り込まれた牢の中で 獲る(える)モノはどんなモノだろう
得られるモノとはどんなモノだろう

ふとこないだ目に入った儚げに散る桜のことを思い出す

・・・でも それよりも私は
これからの宿命を知ってか知らずか生まれてきた
あまりにも白い 大きなこぶしの木が

やけに 愛しかった



2005年04月06日(水) over

もしも今からでも伝えられるなら
話し合えることが出来るのなら
分かり合えたりするのかなんて
そんな夢ばかり思い描く

もう叶わないことだと知ってはいるけど
もしも 今少しだけでも一緒に居られるのなら
何を伝えられるだろう

きっと伝えたいことの半分も伝えられないだろうけど
本当に大切なことだけは
言葉なんて言わなくても伝わるんだろうね


此処から去る直前に 分かろうとしてくれた
私はあなたが去ったその後 とても大切なことに気が付いて
何度も涙を流したっけ

もう二度と逢えなくなると分かっていながら
あなたと向き合っていると思い込んで
気付けば現実から逃げていたの
今自分のするべきことを模索し続けても 答えなんてみつからなくて
現実から逃げていることにすら気付けなかった

逃げていることに気付いた時にはもう 手遅れだったよね
ここまで来る道程が あまりにも長く感じられたの

やっとここまで 辿り着いたの


私がこの先 伝えていきたい気持ちとか言葉とかは
涙を流したその先にある

涙で出来た海の向こう岸に
もうひとりの私が待っているから

だからもう涙を流してもきっと・・・平気。



2005年04月05日(火) 明日。

真実を求め続けていくけれど
自分の正体を突き詰めていくけれど
他人の意見ばかり求めても

すれ違うばかり

温もりを感じていた とても癒されるはずの場所が
一変して凶器に変わった

思いひとつで ちょっとしたきっかけだけで
どんなものに変わるかは 人それぞれ 自分次第だけど

変化するのは当たり前
だけど 不安定すぎる今を生きるのは
そう 簡単なことじゃない

流されて流されて
それでも泳ぎ続ける先に
見えていく未来は どんなものでも
受け入れる事は 出来ると信じたい

生きている限り 修正できるものならば

その先にも 待っている者が在るのなら

今日を終わらせて 
明日に進む 道が見える



2005年04月04日(月) miti

道をどう選ぶかで その先は
山にも谷にも平坦な道にも変わってく
でもほとんどは自分で選べることも選んでいることも知らずに
ただただ目の前の道を進んでく

たとえ気付いたとしても
楽な道を選んで行くことは難しくて
望んだ道に進むのは困難で
目の前の道すら 見えないときもある

手探りで進んだその先には
また道が分かれていたりして
いつも迷ってしまうけれど

きっとどの道に行ったって
自分自身が迷わなければ
少なくとも そんなに悪い所には辿り着かないよ
自分が誇れるように ただ
毎日を進めばいい

今日は昨日の結果で
明日は今日の結果で
毎日の積み重ねが 大きな未来になるのならきっと
今のあたしが少しでも ほんの少しでも幸せなら

どんな未来だとしても 不幸せだなんて
言うことはないの



2005年04月03日(日) yume

いつか見た 小さなカケラを
手にしようとして 腕を伸ばした
気が付けば こんなに遠かったのと
震えた指を 左手で隠した

近付いて 気が付いて
遠くなって 振り返って
だるい身体を引きずるように
重い足を 前に運んだ

冷たい身体に 太陽は降り注ぎ
優しい光で 包み込んだ
ココに在るよと 言っているようで
胸の中に 何かが生まれた

大切なモノほど 見えなくなりそうで
失うのが恐くて 手にする事すら臆病になる
厳しいものだと知っていながら
何度目かの 腕を伸ばす

諦めきれず 諦めきれず

何度も何度も 腕を伸ばした



2005年04月02日(土) ウソツキエガオ。

笑顔だった 自分でも
情けないほど 悔しいほどに
素直になれない 自分の感情なんて
理解出来ないと誤魔化したまま
複雑な心境を 押し殺していた

そう 好きなはずが無い
私のことも あなたのことも
上手くなったものね ウソツキのエガオ
ばれてないと思っているのは私だけ?
わかりやすいって よく言われていたっけ
気付いて欲しいようで 気付かれたくない
気付かれたくないけど 心では叫んでる

そう誤魔化し続けていたから わからなくなったのに

複雑なほどに 何かが大きくなっていく
大きくなって 何になるのだろう?
とても大きな 力になるの?
それとも深い 闇になるの?

とりあえず今は明日の為に
休もう 少しでも



2005年04月01日(金) CHAPTER

月が変わった。
あぁ、こんなもんかと思った。
一つの区切りなんて人間が勝手に決めた事で、
本当の違いなんて、境目なんて見えないものだから。

自分で見つけたり、決めたりするのだろう。

運命と宿命は違うのだよ、と。
そう、言われた言葉がふと、浮かぶ。
そう言うあなたの宿命とは、一体どんなものなのだろう。
私の宿命は、何となくだけど理解は出来る。
理解は出来るけど、難しいものだ。
それでもやっていこうと思えるのだから、
やはり、私に生まれつき宿っていたものなのだろう。

・・・そっか、私も普通の人間だ。
君と同じ事を、思っていた。
近くに感じて居たかったのかも知れない。
離れていくのが、恐かったのだろう。

それでも生きて行こうと思うのは、
私自身の力か、それとも・・・



2005年03月31日(木) It's as simple as that.

動かない。動けない。
早く進んで。こんな時間。
早く終わって。今を終わらせて。

何故なのと問いかけても何も聞こえなくて
どうしてと考えても何も見つからない
溜まった膿を 全て吐き出すために
必要な時間は 思ったよりも長かった

ただそれだけだと気付いたのは
疑問を投げかけてから どのくらいだっただろう

燃料切れにも気付けない
壊れたロボットのように
水に濡れて回線がおかしくなった
壊れかけたロボットのように

ワタシハコンランシツヅケテイタ


何の事は無い
無理が祟っただけ
タイミングが悪かっただけ
その為に化膿して膿が溜まった

ただそれだけの話。



2005年03月30日(水) trashy story

戻りたい 帰りたい
帰れない 帰りたくない
もう二度と 戻れない
戻る事なんて 出来ないから

何にも見えなくて
何も聞こえなくて
縋り付いた場所は 幻と現実の境目

目に見える物ばかりを求めて
その奥に隠されたモノに気付かずに
後から届くあなたからの手紙で
もう二度と取り戻せないと知る事になる

何度も繰り返して
何度も 何度も
本当に気が付く事が出来るのは
一体どのくらい先の話?

何の為に 誰の為に
このどうしようもない話を

終わらせる事が出来るのはいつ?


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