母なる宇宙が無限なのだとしたら 私達は有限なる存在で それは私達が理解するにはあまりにも大きすぎて 自分がとても小さく感じられる
それでも無限を掲げて生きていこうと そう思っていたのは いつだったろう そう気づいたのは いつのことだったろう
小さい頃なんて本当は 限界なんてわからないハズなのに 私はたくさんの限界を知りすぎて 今になって 果てしない夢ばかり見てる
日記帳が少しずつ 書き込まれていくように 幼い頃はたくさんの 何かを得るハズなのに 私はたくさんの何かを失って 拒絶して 今頃 欲して縋るようになった
でも それで良かったと思うの そうゆう 宿命なんだろうなって もう 諦めてしまったわけじゃなく だからこそ 今の私が存在するのだから
限界を見せ付けられて それでもなお 無限であることを信じ続けられるのなら 安いものだと そう思う 決して後悔なんて してないもの
過去にも未来にも失望することは無い ただ 今がとてつもなく恐ろしいけれど それでもきっとどんなことがあっても
この先に道が続いているのなら
歩き続けていくのだろう
2005年04月24日(日) |
EXPERIENCE |
同じような過ちを 何度も何度も繰り返し 失ってしまったのは私のせいなのに 見えもしない何かのせいにして
また同じような繰り返し
何度繰り返して 何度も後悔して そこから何かを学んでいけるはずなのに 学んでいるはずなのに
私はまた あなたを傷つけてしまった
どんなことでも私に課せられたものならば 乗り越えて 力に変えて行けたらと そう思うけど苦しいことなんて少ないほうがいいに決まってる
何か 悲観的な何かが 私には当たり前に思えて 少し感覚が麻痺してるのかもしれない
当たり前なんて 何もわからないのに 何も変わらないのに
そう どこか私は 幸せになる事を恐れている どうでもいいような事ばかり求めて 肝心なモノに 触れることさえ出来ない
失うのが恐いのか それとも別の何かが存在するのか わからないけどただ少し あなたを近くに感じていたい
当たり前に思えて
あなたを見失わないように あなたを近くに感じていたいの
2005年04月23日(土) |
for the time being |
自分で選んだハズなのにね 苦しいのはどうしてだろう 他人から促されたり 束縛されていたとしても 最後にそう決めたのは私なのにね
そう今はそんな時なのと 叫びそうな身体を鎮めさせてるつもりで 爆発しそうな感情を圧し潰していることに 気付きもしないで 今がゆき過ぎる
解放するのは難しいけれど 解放してみると呆気なく散ってゆく 一瞬の解放と快感が あっという間に消えてゆく
何を欲して何を求めているのかさえ わからないような今この時に 出来ることはどんなこと?
とりあえず今は ただ思うがままに身を委ね 流れゆく先を見つめていよう
視界に入った 漆黒のモノが 何か蠢いたような錯覚に陥り 唇から零れた己の台詞で ふと 我に返った
デジャビュのようだけど明らかに現実で 過去で私はパニックに陥っていた 目の前が薄暗い灰色のカーテンに仕切られたように 何もかもが汚れて見えて それは私自身を映した世界
眠ることで 何かに没頭することで 見ないようにしてもそれは無駄な足掻きに過ぎなく 毎日毎日眠れない苦しい日々が続いていた
光なんて何処にも見いだすことも出来ず 何度も過った愚かな考えを振り払ってくれたのは きっと その時には見ることの出来なかった光が 私が気付けなかっただけで照らし続けて居てくれたの
今は気付けたからあの時のように 暗闇からすぐに抜け出てこれたけど また同じ暗闇が現われるとは限らない
その時は自分から 少しでも 光を見出だしていけるように 自分自身で輝きを放とう
感じられるのは何なのか 今の私にはわからないけれど 怒りや嫉妬や憎悪なんてものは 結局全て悲しみから産まれ 悲しみに辿り着くの
哀れみなんてするつもりないけど 可愛そうだとそう言ったら壊れてしまうでしょうね
でもひょっとしたらお互い様なのかもって思ったら また少し 恐くなるけど
でも それでいいの? あなたは 本当に それでいいと思っているの?
きっと 後悔するよ あぁ もう遅かったんだって ねぇ 本当にどうでもいいだなんて言える? 今は永遠じゃないんだよ いつか別れの日が必ず訪れる その時に今のように居られるの? なんとも思ってないんだなんて そう言えるの?
言ってもいいの? あたしが あなたに
あたしはいいよ 精神的にやばくなるだろうけど でもきっとあなたの方が 壊れてしまいそうで恐いと言ったら あたしを弱いと叱咤する? そうね 言うつもりもないし 言う権利も無いのかもしれない
でも きっと
あたしは正しいと思うよ あなたが間違っているわけじゃないけれど
あたしは自分が間違っているとは思わない
そう全部ひっくるめて考えて 善か悪か 良いか悪いか 明るいか暗いか 肯定的か否定的か 二つの答えしかないなんてあるわけないのに どっちがどっち 誰が誰だなんて そんなのどうだっていいじゃない
両極端になるのは当たり前よ 根本的なモノがそれじゃあ見失うのも無理ないよね 自分からわからなくしていったのだから
本当は傍に居るのに 気付かなくしていったのは誰? 本当に必要なモノなんて少しでいいって そう言ったのは いつの話?
ねぇ 全てのモノには意味があるけど 必要の無いモノなんてないって言うけど 全てを手にすることなんて出来ないしする意味も無いよね? だって自分も全ての一部分なのだから 本当の高みに昇れたのなら きっとわかるんだろうね 全てを手に入れようとすることが 如何に愚かな事なのかって
そう考えると可愛そうにもなるものかもね なんてそんな大した者じゃないけど 愛しさなんて本当は 嫌いと紙一重なのかもしれないし
ただ今のあたしには必要の無いモノもあるんだって 色んな側面で物事を見つめようって事 今のあたしと向かい合って 忘れないでいようね
余りにもハカナク 物事は散っていくのに 都合悪いときだけふと 思い出したりするのだから 何かそれだけしか見えなくなってしまうけど
たくさんの色があること あたしだけの色があること
見つけて 見つめていこうね
2005年04月13日(水) |
just + little |
あぁ 今なら少しだけ わかった気がするの 本当は他人を羨んだりしなくても 此処に ちゃんと居てくれたんだって
ただ 離れてみないとわからないことって多過ぎて 学んでいくうちに 遠回りして歩いていくうちに 振り向いて 気付くんだ
でも だからこそ進めるのだろうね
今から 明日へと
もしこの力が 短命ゆえに発されるものだとしたら 無意識に焦りが出てしまうのも無理はないのかもしれない 遅れているのか進んでいるのかわからない時計を ずっとずっと握り締めて 見えない道を走っていく
そう考えたらどんな人も 持っている力は同じなのかもしれない 決められた力しかなくて 決められた何かしかなくて それをどう利用するかで 全てが変わっていく
そう きっとみんな平等に 同じものだけ与えられていたの たとえ手足が無くても 目が見えなくても それ相応の何かが備わっているはずなの
欠落してる何かを求めるように 埋めるために生きていく
不完全なのか 完全なんてありえないのか そんなことわからないけど
きっと 生きていくことの意味が 何処かにあるはずなの
心の中に空洞が出来た ぽっかりと空いた 空間 でもきっと 何かは在るのだろう 今は正体がつかめないだけで 原因が分からないだけで きっと 何かが埋めてくれるのを待っている
だから 何かを求めてる 何かを 何かを求めている
不安 恐怖 見えない何かに 怯えているような そんな気がした
明日や未来に 少しだけ 怯えているような そんな気がする
あぁ そう疲れたね 疲れているのかもね
目を閉じて 問いかけてみよう そうしたらまた少しだけ 見えてくるものが 在るだろうから
明日 明後日 明々後日
毎日を怯えて過ごしたくはないから 振り回されないように 見失わないように
今 出来ることをしよう
2005年04月09日(土) |
steer one's course |
僕は何でも知っている。 僕が持ってる辞書の中には、 全てが記されているから。 他人が知りえないようなたくさんの情報が、 ココには記されているから。
だから僕はこの世で誰よりも物知りなんだ。
知りたいことがあれば、ペ−ジを捲るだけで、 どんなことでもすぐにわかる。 どんな頭の良い人でも知ることの出来ないような、 難しい問題でさえ。 僕にとってはたいした難しい話じゃないんだ。 だって、少し時間があればすぐにでも、 全てわかってしまうのだから。
だからみんなは僕を頼って、 いろんな質問を問いかける。 僕はそれに全て答える。 それが僕の仕事であったし、使命でもあったから。 僕に答えられない質問なんて存在しなかった。
ある日、子供たちが僕に問いかけた。
『どうして太陽は沈んでしまうの?』 『鳥は何で空を飛べるの?』 『海はどうしてあんなに青いの?』
僕はいつも通りに答えていく。 一人の女の子が僕にこう言った。
『私、イデアって言うの。 ・・・あなたのお名前は?』
僕には・・・答えられなかった。 誰もそんなこと、聞いてきたことなんてなかったから。 急いで辞書を引いたけれど、そんなことどこにも書かれていなかった。 何度も何度も繰り返し、見逃していないか確認する。 焦る僕に冷やかしの言葉を投げかけて、子供たちは去っていった。
ただ一人、イデアと言う女の子を除いて。
僕は愕然とした。 答えられない僕に、存在する理由なんて何もないのだ。 少しずつ、意識が遠のいていった。 『どうしたの?』と女の子が不安そうにこちらを見る。
僕は、僕の正体がわからなかった。 自分が理解できなかった。 僕は、いったい誰なんだろう。
『お名前・・・ないの?』
女の子は僕に問いかける。 僕はただ頷いた。
『じゃあ私が付けてあげる』
『あなたの名前はスティアよ』
『・・・・・・・ありがとう』
女の子は微笑みながら帰っていった。 その後、何人かが僕に質問を投げかけた。 でも僕は答えなかった。
僕は旅に出るとだけ告げ、 この町を、出て行った。
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