word...
verbal representation

2005年04月25日(月) 限無

母なる宇宙が無限なのだとしたら
私達は有限なる存在で
それは私達が理解するにはあまりにも大きすぎて
自分がとても小さく感じられる

それでも無限を掲げて生きていこうと
そう思っていたのは いつだったろう
そう気づいたのは いつのことだったろう

小さい頃なんて本当は
限界なんてわからないハズなのに
私はたくさんの限界を知りすぎて
今になって 果てしない夢ばかり見てる

日記帳が少しずつ 書き込まれていくように
幼い頃はたくさんの 何かを得るハズなのに
私はたくさんの何かを失って 拒絶して
今頃 欲して縋るようになった

でも それで良かったと思うの
そうゆう 宿命なんだろうなって
もう 諦めてしまったわけじゃなく
だからこそ 今の私が存在するのだから

限界を見せ付けられて それでもなお
無限であることを信じ続けられるのなら
安いものだと そう思う
決して後悔なんて してないもの

過去にも未来にも失望することは無い
ただ 今がとてつもなく恐ろしいけれど
それでもきっとどんなことがあっても

この先に道が続いているのなら

歩き続けていくのだろう



2005年04月24日(日) EXPERIENCE

同じような過ちを
何度も何度も繰り返し
失ってしまったのは私のせいなのに
見えもしない何かのせいにして

また同じような繰り返し

何度繰り返して
何度も後悔して
そこから何かを学んでいけるはずなのに
学んでいるはずなのに

私はまた あなたを傷つけてしまった

どんなことでも私に課せられたものならば
乗り越えて 力に変えて行けたらと
そう思うけど苦しいことなんて少ないほうがいいに決まってる

何か 悲観的な何かが
私には当たり前に思えて
少し感覚が麻痺してるのかもしれない

当たり前なんて 何もわからないのに
何も変わらないのに

そう どこか私は
幸せになる事を恐れている
どうでもいいような事ばかり求めて
肝心なモノに 触れることさえ出来ない

失うのが恐いのか
それとも別の何かが存在するのか
わからないけどただ少し
あなたを近くに感じていたい

当たり前に思えて

あなたを見失わないように
あなたを近くに感じていたいの



2005年04月23日(土) for the time being

自分で選んだハズなのにね
苦しいのはどうしてだろう
他人から促されたり 束縛されていたとしても
最後にそう決めたのは私なのにね

そう今はそんな時なのと
叫びそうな身体を鎮めさせてるつもりで
爆発しそうな感情を圧し潰していることに
気付きもしないで 今がゆき過ぎる

解放するのは難しいけれど
解放してみると呆気なく散ってゆく
一瞬の解放と快感が
あっという間に消えてゆく

何を欲して何を求めているのかさえ
わからないような今この時に
出来ることはどんなこと?

とりあえず今は ただ思うがままに身を委ね
流れゆく先を見つめていよう



2005年04月22日(金) relive

視界に入った 漆黒のモノが
何か蠢いたような錯覚に陥り
唇から零れた己の台詞で
ふと 我に返った

デジャビュのようだけど明らかに現実で
過去で私はパニックに陥っていた
目の前が薄暗い灰色のカーテンに仕切られたように
何もかもが汚れて見えて
それは私自身を映した世界

眠ることで 何かに没頭することで
見ないようにしてもそれは無駄な足掻きに過ぎなく
毎日毎日眠れない苦しい日々が続いていた

光なんて何処にも見いだすことも出来ず
何度も過った愚かな考えを振り払ってくれたのは
きっと その時には見ることの出来なかった光が
私が気付けなかっただけで照らし続けて居てくれたの

今は気付けたからあの時のように
暗闇からすぐに抜け出てこれたけど
また同じ暗闇が現われるとは限らない

その時は自分から 少しでも
光を見出だしていけるように
自分自身で輝きを放とう



2005年04月21日(木) 警告

感じられるのは何なのか
今の私にはわからないけれど
怒りや嫉妬や憎悪なんてものは
結局全て悲しみから産まれ
悲しみに辿り着くの


哀れみなんてするつもりないけど
可愛そうだとそう言ったら壊れてしまうでしょうね

でもひょっとしたらお互い様なのかもって思ったら
また少し 恐くなるけど

でも それでいいの?
あなたは
本当に それでいいと思っているの?

きっと 後悔するよ
あぁ もう遅かったんだって
ねぇ 本当にどうでもいいだなんて言える?
今は永遠じゃないんだよ
いつか別れの日が必ず訪れる
その時に今のように居られるの?
なんとも思ってないんだなんて そう言えるの?

言ってもいいの?
あたしが あなたに

あたしはいいよ 精神的にやばくなるだろうけど
でもきっとあなたの方が
壊れてしまいそうで恐いと言ったら
あたしを弱いと叱咤する?
そうね 言うつもりもないし
言う権利も無いのかもしれない

でも きっと

あたしは正しいと思うよ
あなたが間違っているわけじゃないけれど

あたしは自分が間違っているとは思わない



2005年04月14日(木) 対。

そう全部ひっくるめて考えて
善か悪か 良いか悪いか 明るいか暗いか 肯定的か否定的か
二つの答えしかないなんてあるわけないのに
どっちがどっち 誰が誰だなんて
そんなのどうだっていいじゃない

両極端になるのは当たり前よ
根本的なモノがそれじゃあ見失うのも無理ないよね
自分からわからなくしていったのだから

本当は傍に居るのに
気付かなくしていったのは誰?
本当に必要なモノなんて少しでいいって
そう言ったのは いつの話?

ねぇ 全てのモノには意味があるけど
必要の無いモノなんてないって言うけど
全てを手にすることなんて出来ないしする意味も無いよね?
だって自分も全ての一部分なのだから
本当の高みに昇れたのなら
きっとわかるんだろうね
全てを手に入れようとすることが
如何に愚かな事なのかって

そう考えると可愛そうにもなるものかもね
なんてそんな大した者じゃないけど
愛しさなんて本当は
嫌いと紙一重なのかもしれないし

ただ今のあたしには必要の無いモノもあるんだって
色んな側面で物事を見つめようって事
今のあたしと向かい合って
忘れないでいようね

余りにもハカナク
物事は散っていくのに
都合悪いときだけふと
思い出したりするのだから
何かそれだけしか見えなくなってしまうけど


たくさんの色があること
あたしだけの色があること

見つけて 見つめていこうね



2005年04月13日(水) just + little

あぁ 今なら少しだけ
わかった気がするの
本当は他人を羨んだりしなくても
此処に ちゃんと居てくれたんだって

ただ 離れてみないとわからないことって多過ぎて
学んでいくうちに 遠回りして歩いていくうちに
振り向いて 気付くんだ

でも だからこそ進めるのだろうね

今から 明日へと



2005年04月12日(火) LEVEL

もしこの力が 短命ゆえに発されるものだとしたら
無意識に焦りが出てしまうのも無理はないのかもしれない
遅れているのか進んでいるのかわからない時計を
ずっとずっと握り締めて
見えない道を走っていく

そう考えたらどんな人も 
持っている力は同じなのかもしれない
決められた力しかなくて
決められた何かしかなくて
それをどう利用するかで 全てが変わっていく

そう きっとみんな平等に
同じものだけ与えられていたの
たとえ手足が無くても 目が見えなくても
それ相応の何かが備わっているはずなの

欠落してる何かを求めるように
埋めるために生きていく

不完全なのか 完全なんてありえないのか
そんなことわからないけど

きっと 生きていくことの意味が
何処かにあるはずなの



2005年04月10日(日) 今。(パート3?)

心の中に空洞が出来た
ぽっかりと空いた 空間
でもきっと 何かは在るのだろう
今は正体がつかめないだけで
原因が分からないだけで
きっと 何かが埋めてくれるのを待っている

だから 何かを求めてる
何かを 何かを求めている

不安 恐怖 見えない何かに
怯えているような そんな気がした

明日や未来に 少しだけ
怯えているような そんな気がする

あぁ そう疲れたね
疲れているのかもね

目を閉じて
問いかけてみよう
そうしたらまた少しだけ
見えてくるものが 在るだろうから

明日 明後日 明々後日

毎日を怯えて過ごしたくはないから
振り回されないように
見失わないように

今 出来ることをしよう



2005年04月09日(土) steer one's course

僕は何でも知っている。
僕が持ってる辞書の中には、
全てが記されているから。
他人が知りえないようなたくさんの情報が、
ココには記されているから。

だから僕はこの世で誰よりも物知りなんだ。

知りたいことがあれば、ペ−ジを捲るだけで、
どんなことでもすぐにわかる。
どんな頭の良い人でも知ることの出来ないような、
難しい問題でさえ。
僕にとってはたいした難しい話じゃないんだ。
だって、少し時間があればすぐにでも、
全てわかってしまうのだから。

だからみんなは僕を頼って、
いろんな質問を問いかける。
僕はそれに全て答える。
それが僕の仕事であったし、使命でもあったから。
僕に答えられない質問なんて存在しなかった。

ある日、子供たちが僕に問いかけた。

『どうして太陽は沈んでしまうの?』
『鳥は何で空を飛べるの?』
『海はどうしてあんなに青いの?』

僕はいつも通りに答えていく。
一人の女の子が僕にこう言った。

『私、イデアって言うの。
  ・・・あなたのお名前は?』

僕には・・・答えられなかった。
誰もそんなこと、聞いてきたことなんてなかったから。
急いで辞書を引いたけれど、そんなことどこにも書かれていなかった。
何度も何度も繰り返し、見逃していないか確認する。
焦る僕に冷やかしの言葉を投げかけて、子供たちは去っていった。

ただ一人、イデアと言う女の子を除いて。

僕は愕然とした。
答えられない僕に、存在する理由なんて何もないのだ。
少しずつ、意識が遠のいていった。
『どうしたの?』と女の子が不安そうにこちらを見る。

僕は、僕の正体がわからなかった。
自分が理解できなかった。
僕は、いったい誰なんだろう。

『お名前・・・ないの?』

女の子は僕に問いかける。
僕はただ頷いた。

『じゃあ私が付けてあげる』

『あなたの名前はスティアよ』

『・・・・・・・ありがとう』

女の子は微笑みながら帰っていった。
その後、何人かが僕に質問を投げかけた。
でも僕は答えなかった。

僕は旅に出るとだけ告げ、
この町を、出て行った。


 <past  index  future>


fountain infinitude