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verbal representation

2005年08月03日(水) 大切な…心

何か大切なモノを忘れていた気がした

何か大事な欠片を手放していた気がした


ふと 色んな何かを手放して

あなたの指先に 髪に 腕にそっと触れて
ただただ優しい顔で眠る あなたの傍で

大切な何かが 少しだけ

思い出せたような そんな気がした



2005年08月02日(火)

母から受け取った
中身が何かなどとうに忘れたけれど
古い 懐かしき香のする若草色の風呂敷が
押入の奥から 現われた

水に浸け 軽く洗う
皺にならないように優しく水気をとった

掃除も洗濯も一段落してやっと気付く
その風呂敷に 私の家名が印されていることに

少しずつ この歳になり
家元を離れ

名前の重みを 感じるようになった


不可思議な環境で

私は生きてきたのかもしれない


ふと そんなことを 思った


煙草の煙が 目にしみる

現実に……引き戻された



2005年08月01日(月) 鏡の中のセカイ

人と環境は微妙にリンクして
この世界ですら 自分を映しだす鏡のようなモノで
何を妬んでも 羨んでも
肝心なモノは 変わりはしない

変えられるのは自分自身なのだろう
今はまだ 小さな翼で 傷ついた羽で
はばたくことも 出来ないけれど

鏡の中の世界が 映しだす世界を
今度はあたしが創りだせばいい



左右逆転した世界を

歪んだ 奇形なココロを

あるべき世界へ 帰す その刻まで



少しでも あなたに近付けたらいい



2005年07月31日(日) キョリ

僕達はいつの間に変わってしまったのかな
あんなに無邪気に触れ合えたのに
あんなに近くに歩いていたのに

いつの間に このキョリは
生まれてしまったんだろう

透明な硝子に入ったヒビ
…欠片

一緒に歩いた
一緒に遊んだ
手と手をつないで
この道をずっと
一緒に行けると思ってた

いっしょ おなじ ちかい にてる?
ふたり ずっと ・・・ずっといっしょ。


僕は 君に 何が出来る?
僕は 僕に 何をしようか…



2005年07月30日(土) ココロ

ねぇ あなたはただただ寂しいだけ?
簡単に摑まる 暇つぶし?

そこにあたしが求めているようなものは
何処にも無いの?

ねぇ あたしきっと すごく傷つくんだろうね
不安に押し潰されて また
見失っちゃったりするのかな

それでも後悔なんかしないって
なんとなくだけど そう思うの

こんなにこんなに 必死になれたの
希望が持てたの 頑張ろうと思ったの

新しいあたしが たくさん見えてきたの

だから この先どんな結末が待っていても

その心を ずっと ずっと見つめていたい


・・・遠くからでも。



2005年07月29日(金) ・・・あなたを。

ねぇ それって何のつもり?
あたしを諦めさせようとでもしているの?
それとも あたしの気をひこうとしてる?


あなたがどんな人間かなんてわかんないけれど
どんな過去があったのかなんて
関係ないから

そうゆう人なら それでいい
あなたもあたしも否定するつもりなんて毛頭ないし

…ただ あたしの思い通りにいかないのなら

あたしが あなたを
変えてあげる

あたししか見えないように

ゆっくりと こっそりと

あなたが知らないそのうちに
あなたを変えてあげる



少しずつ 焦らしながら



2005年07月28日(木) かおり

恋しくて恋しくて
やさしい空気の中
あなたの香に包まれたくて

白い煙
はく息と共に溢れだすやさしさ

香をたいても それは
あなたの香とは違う

それでも何だか私には

あなたが近くにいるような気がする



2005年07月27日(水) tabako

どっからが大人?
いつまでが子ども?
でもきっと 変わらないよね

人であることには違いないもの

昔は間接キスなんて 嬉しかったり
小さなことにドキドキしたりして
今はなんともない?
それでも少し
戸惑ったりしてるのはあたしだけ?

食べる?って渡したリンゴ少しタバコの味がした

そうだよね


もう私たち 子どもじゃないんだよね



2005年07月26日(火) variation

国語の先生がみんなに聞いた
普段疑問に思っていること 考えていることは何か
僕は答えた

『自分が生きている意味が知りたい
 何の為に生きているのか
 何の為に生まれてきたのか』

そう 素直に言った

その女の国語の先生は明るくて
いつも華やかな個性的な人に思えた
きっと 答えてくれるだろうと思った
答えなんて誰も知らないのは僕だって知っている
それでも僕の言葉を真直ぐに受けとめてくれると思った

もう先生がどんな顔でどんな反応をしたかなんて覚えていない
ただ教室の空気が 温度が冷たかったことだけ覚えている



僕がまだ 中学2年生の時の話だ



2005年07月25日(月) destruction

涙を流したあの時の僕は
もう何処かへ行ってしまったんだろうか

もう涙すら 出てきてはくれない・・・


太陽の光が銀色に変わる
僕の元を去っていった
その行方は 誰も知らない
さよならと 掛ける言葉は届きもしない

何も出来なかった 幼い僕には


君が壊れてしまった
僕が壊してしまった
なのに何も感じない

僕は大人になってしまったのかな

大人になるってこうゆうことだったのかな

バラバラにしてしまおう
姿形も思い出も・・・
誰の手にも渡らぬように
誰の目にも触れないように

僕自身の手で


何もかもを 壊してあげる


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