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近所の奥さまたち6人と連れだって、お通夜へ行った。
お隣の奥さまが、おっきい車を出してくれた。
他のご近所の方達も、それぞれ車で数名、向かった。
葬儀のお知らせには「親族で執り行います」と書かれてあった。 私ら、行ってもいいのかな?
こぢんまりとしたお通夜だった。 本当に小さなところで、ご親族の方たちが亡くなった奥さまを囲むように 座っておられた。 無宗教とかで、お坊さんもいなかった。 一人ずつ、献花した。 丁寧にお祈りして、お顔を拝見して、それでおしまいだ。
ご近所の方達が10名ほど集まった。 それを見て、喪主のご主人が立ち上がり、挨拶してくれた。
亡くなった奥さまの結婚したての頃の話。 子育て中の話。 海外転勤での話。 病気を患った時の話。 亡くなる少し前に意識がはっきりし、夫婦でした会話のこと。 最後、ご主人は声をつまらせて、 でも、奥さまへの愛情があふれる、良いお話だった。
少ない人数でも、みな、心を込めて奥さまのために祈った。
大きな祭壇やたくさんの花、お坊さんの読経。 どれもない、葬儀だ。
今は、こんな葬儀が増えているようだ。
私も、こんなんがいいな…。 遺言に書いておこう。
もし私が死んだら、やはりご近所の奥さまたちが来てくれると思う。 その時は、おいしいお菓子を「おもたせ」したいな。 みんな、お菓子、好きだもん。 これも、遺言に書いておこう。
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