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| 2010年08月20日(金) いつか「お前ら」の一員に。 |
BSで、松山千春さんのコンサートを放映していた。
東京厚生年金会館が閉館する時の、最後に公演した歌手が千春さん。
懐かしい曲からスタートして、懐かしい曲で終わった。(笑)
「なんで、オレなんかのコンサートに来るんだ?」
松山千春さんは、本当に不思議そうに客席に問いかける。
「ヒット曲も少ないべ?数えてみろ?こんなオレのために、 なんでコンサートに来てくれるんだ?」
(そうだよね〜)と、私もテレビ画面に向かってつぶやく。
「オレは日本一、歌がうまい」と千春さんは常々言っているけど、 それほどうまくはない。(笑) 見た目も、すっかりおっちゃん風味。 そう、ヒット曲も数えるほど。
私が千春さんの歌を聴く理由は、昔の想い出の中に彼もいるから。 高校時代に、学祭に来て歌ってくれた姿が思い出されて、それと共に 昔の頃のニオイとかも感じることができるから。
第一部、譜面台を前に置き、ギター一本で歌う千春さん。 譜面に書かれてある歌詞を確認しながら歌う。 自分で作った曲なのに、たぶん数え切れないほど歌ったはずなのに、 たんねんに、譜面の上に目を走らせ歌う。
それには理由がある。 ずっと昔、歌手になるきっかけの選考会の折、 千春さんは、いつも歌っていたお気に入りの曲を歌った。 が、 緊張で歌詞をど忘れしてしまった。
そのトラウマがあるので、彼は30年以上も、コンサートの時には 譜面台を置いて、歌詞を見ながら歌うのだ。
譜面は、見ているふりで、見ていないかもしれない。 でも、目を譜面に向けなければ歌えないのだろう。
「お前ら〜」と乱暴な言葉で語りかける彼の中の、繊細な部分。
ファンには、これがたまらないのだろう。
第二部は、バンドと歌った。
一部のギター一本より、バンドと歌った方が音程もしっかりしていて、 上手に聞こえる。
アンコールでは、「みんな一緒に」と、客席に降りてお客さんたちと 歌っていた。 歌詞は、舞台の大画面に出ていた。
彼は、郷ひろみさんと同じことを言ってた。
今、この時代に、こうして共に過ごせることの奇跡。 同じ時間を共有できたことの幸せ。
「みんな、幸せでいてくれよ」 そう客席に呼びかけた。
あぁそうだ、彼のこの暖かさが人を引きつけるんだね。
彼は、こうも言った。 「オレが偉そうじゃなくなったら、オレじゃないべ? お前らも、自分らしく生きろよ。自分をなくすなよ。」
自分らしく生きることの、難しさ。 自分をつらぬくことは、相当意志が強くなければ無理だ。
ひろみさんも、自分らしさを貫いているね。
私は、どうだろう? 周りに迎合して、自分を見失ってはいないだろうか?
「お前ら、なんでオレのコンサートに来るんだ?」 彼は、客席に問いかける。 彼は、自分の歌を聴きに、こんな大きなホールに人が集まるのが、 本当に不思議だと思っている。
なぜか? それはきっと、彼の魅力が人々を引きつけるから。
いつかきっと、近い将来、松山千春さんのコンサートにも行くからね。
その時は、私も、「お前ら」の一員になれるんだ。(#^.^#)
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