テレビザッキ
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メモ


2004年09月21日(火) 内村P、アメトーク

●内村P
引き出し王決定戦。今回はさまぁ〜ずの二人とくりぃむ有田さんで。このシリーズはいつもあまり好きではないんだけど、今回は自由度が高くて面白かった。

最初の登場時、大竹さんの紹介は「お笑い界のヨン様」。実際言われてるらしく、曰く「勝手にそう言われて勝手に「あいつは違う、品が無い」とか言われてます」とのこと。オモロ。有田さんは「今日本一モテるアゴ男」。開き直ってネタにしてるあたりがいいなー。三村さんは動くたびに「膝に気をつけろ」とか「危なっかしい」と、モニターを見守る他のメンバーに冷や冷やされてるのが笑えた。浴衣姿で下駄だから余計心配なのは分かるけど、その過保護に近い見守り方が微笑ましくてナイス。ウッチャンなんて、100m走での三村さんに対して「無茶しなかった。安心して見ていられたのでプラス10点」とか言っちゃう始末。オモロいなー。

最後の一発芸まで全体的に面白かった。同点決勝の一発芸の結果、大竹さんが優勝したのにも納得。


●アメトーク
ダチョウ倶楽部がゲスト。リアクション芸とその検証。もー面白すぎた。最高。ダチョウイリュージョンを見た。

カエルを通しての一連のリアクション(顔に押し付けられる、その後服の中に入れられるなど)の後、リーダーを中心にそのVTRを振り返りつつ検証。徹底したアイコンタクト、リアクションに対して常に能動的な竜ちゃん、はだけすぎた服をボタンを留めて戻す(開けすぎてたらカエルが出てしまうため)などなど、もう随所にちりばめられた細かい技の数々に感動。芸術の域だと思う。

二つ目の熱湯風呂リアクションも、もう見事としか言い様がない。次のアクションを起こすリーダーのため背中を向けて隙を作ったり、顔を映してもらうためどんなに熱くても手でかばったりせず「手は下」を遵守したりと「こんな所にまでそんな技が!」というプロフェッショナルぶり。

一方「カエルは必ず水槽に戻す」「火はすぐ消す」など一見当たり前のことに思えつつも若手でテンションが上がったら見落としがちになりそうな箇所もしっかりと押さえてるあたり、キャリアと「自分たちのリアクション芸をスムースに進めるための知恵」を垣間見てこれまたすばらしいなぁと思った。全てにおいて計算され尽くした動きと無駄のない連携プレー。笑いつつも、彼らのその極め方に地味に感動すらしたわ。プロ、という感じで男前。

何年か前に関西ローカル番組でダチョウ倶楽部の三人がリアクション芸について少し語るというようなのを見て、その中で彼らが「リアクションは馬鹿にならないと出来ないけれど、馬鹿でも出来ないと思う」と言ってたのを今回思い出した。ほんとそうだと思う。そしてひとつの事を極めることの突き抜けた面白さとかっこよさを感じた。あー面白かった。いいもの見せていただきました。


2004年09月15日(水) 内村P

若手芸人下克上をプロデュース。メンバーはさまぁ〜ず、TIM、くりぃむ有田、ふかわりょう。若手側は品川庄司、次長課長、有吉弘行という非若手風空気を持つメンバー。

若手ネタ見せでは次長課長が面白かった。不動産ネタいいなー。井上さんの天然&おっとりしてる感じは相変わらずでいい。今回内P初出演とのことで、探り探りながら自分たちの色を出そうと頑張ってた気がする。河本さん曰く「今までこの番組を後輩たちと一緒に見てて、ふかわいらねーとか言ってたんですけど今日分かりました。ふかわさん天才です」。失言に怒らないふかわさんにも笑ったけど、この番組の難しさというか厳しさを表してる言葉だなーと思った。雰囲気は良さそうだけど、芸人としての腕がリアルに出てしまう場所なのかも。以前土田さんが初出演した時フリップで自分だけ解答を出せなくて、全く体を動かしていないのにすごい量の汗をかいていたのが印象的でよく覚えてる。

品川庄司は連続で服を脱ぐ暴走で「一年出場停止」に。本当なのかな?以前はどちらかといえばあまり好きではないコンビだったけど、今は好きなのでそれが本当なら残念。あと、有吉さんは短期決戦の人なんだろなと思った。

内Pメンバーの安定感はさすがという感じだった。巧い。あと、TIMレッドの「ドッキリレポーター」のはまり具合は笑った。彼は以前エキストラの時も異常に馴染んでたし、こういう「そつの無さ」が求められる役割が凄く上手いなぁ。でもフリップの解答や5文字シリーズなんかはいつも自分の色を持ってる。相反するふたつを状況に応じて出せる彼は凄く器用なのかも。個人的には彼のギャグが大好きなので、そっちだけは失くさないで欲しいなーと思う。


2004年09月14日(火) アメトーク

先週放送のミドル3の延長戦。やっぱり面白いわー。
くりぃむ上田さんによる相方有田さんへの嫌味の数々(ピンの仕事が少ない有田さんに「お前いいなー、休み多くて」、ピンのCMで自分だけギャラが入った時に「お前いいなー、税金少なくて」)。パンチ繰り出すなー上田さん。曰く「何も言わないと空気が重くなるからそれを避けるために言ってる」らしいけど、ちょっと苦しい気も若干。聞いてる方は面白いからいいんだけど。それを聞いてるさまぁ〜ずが責めるでもなくただ地味に驚いてるのが面白かった。二人とも「信じられない」という感じで。彼らの間じゃあそういうのはありえないんだろうなと思った。三村ツッコミブームの時(確かにあった…)、ピンでの仕事が増えた三村さんだったけれど、当時のさまぁ〜ず二人での楽屋での様子の再現で「行ってくるわ仕事」と言う三村さんに微笑んで頷く大竹さん。微笑ってのが嘘くさくて面白かったけど、でもこんな感じだったんだろうなーと思わせるなぁ。以前三村さんがしていた、彼らの不遇時代の話で「本当に仕事がなかったので、どうでもいい仕事も僕はどんどん引き受けたけど、大竹にはさせなかった。あいつにはその間ネタを書いててもらって。大竹は安売りしたくなかったから」というようなエピソードが印象に残ってる。そういう信頼関係がしっかりとあるんだろうなぁと。くりぃむも基本は同じなんだろうな。コンビ間のやりとりや距離の取り方みたいな「形」はいろいろ違っても、いいコンビに共通なのはコンビ間の強固な信頼関係だと思うから。

あと、三村さんのMC出来ない宣言。一度だけゴールデンで特番の司会をしたけど全然だめで、最近はMCの仕事を引き受けるマネージャーに怒るという。あれだけのキャリアがあって未だに司会が一度だけっていうのも逆にオモロいなー。相方がそんな有様なので、最近はボケの大竹さんが司会進行をして三村さんが解答者席にいることもあるらしい。他の2組から「あかんやん!」とか「(ボケを)解答者席でボケさせてあげないと」と責められる三村さん。もっともです。そんな彼の言い分は「俺も(大竹に)悪いから、大してボケない」。何そのメリットのない遠慮は。オモロすぎ。

雨上がりの二人へのダメ出しで、宮迫さんに対しては「役者メインになってる」「違う場所(役者的立場)から俺らを見てる時がある」、ホトちゃんへは「競馬しか考えてない」と次々に挙げていく他の2組。その様子を見てて、「よく見てるんだなぁ」と地味に感心してしまった。オンエアでもオフエアでも、それぞれ他のコンビをよく見てるんだなぁ。あと、フジの27時間テレビの「かまさわぎ」での様子を聞かれて「あんな凄い場所で、僕なんかが喋ったらダメ」と普通に言うホトちゃんに笑った。清々しいほどの消極さ。そして前に出てガーッと喋ってる相方宮迫さんの腰をそっと押して「お前は下がるな」という無言のアシスト。

馬好きのホトちゃんに、「共同馬主にならないか」と持ちかけてきたという上田さん。「自分がちょっとでもお金を出した馬が走るのを見るのは楽しいじゃないですか」と話す上田さんを見て三村さんがぼそっと言った「…イギリス人みたいだな」と、宮迫さんが大きな声で突然言った「そういえばお前耳たぶデカくなってきてる!」はダブルで面白いなー。二つとも「どんな感想よ」と思いながらもなんか分かる、って感じがナイス。

ミドル3で特番が決定したそうで、楽しみ。


チズ