テレビザッキ
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メモ


2004年10月26日(火) 内村P

「ふかわの夢をプロデュース」。「お題を出されてすぐ答える大喜利は僕には向いてない。時間をかけて考えたら絶対面白くできます」と飲みの席で言っちゃったふかわりょうに対し、今回の番組内容およびお題を一人だけ一週間前に全て知らされて全解答を用意して臨む、という企画。変わってて面白かった。

先輩たちを前に「解答を用意してても結局ダメじゃん的な浅いノリじゃありませんから」とか「咄嗟に出た解答が面白い、というのは逃げですよ」などとしょっぱなから毒づいてるふかわりょうに笑った。普段からそういう傾向はあってそれもひとつのキャラだと思ってるけど、彼の虚勢と言い訳ばっかりなダメっぷりが面白かった今回。

レッドの勢いありきな解答を皮切りに、そのパターンでどんどん面白解答を重ねてくるさまぁ〜ず、TIM、有田。さすがという感じ。その空気には勿論乗れず、為す術なしなふかわさんは「団体芸ですよ」と捨て台詞。拗ねちゃった。違うお題でもゴルゴのオヤジ的解答が完全にハマり、面白かった。しょーもなさすぎる、でもそれが面白すぎる。

結局「トップでもなければ最下位でもない成績」に終わり、罰として低周波を付けられたそのリアクションが今日一番面白かったふかわさんだった。持ってるノートが低周波の度に吹っ飛ぶのがナイス。「今回初めてノートが役立った瞬間です」というテロップも最高。


2004年10月25日(月) しりとり竜王戦

面白かった。言葉同士の組み合わせで爆発力のある面白さが生まれることがある面は普通の大喜利より大きい気がした。勿論それは稀で、センスや力が求められる難しい言葉遊びなんだけれど。

出演は板尾創路、よゐこ有野、ジャリズム渡辺、笑い飯西田、千原兄弟Jr、おぎやはぎ矢作、二丁拳銃小堀、ブラザートム、ピエール瀧という豪華な顔ぶれ。あとは番狂わせ要員なのか、大槻教授など数人。この役割は要るのかな…。あった方が面白いのかもしれないけど、個人的には笑いに秀でた人達だけの方が、より見たい。でも大槻教授の攻撃的な解答は面白かった。進行のいとうせいこうのそれに対するコメントが秀逸だから余計そう感じたのかも。

■笑い飯西田さん、緊張してた気がする。勝俣さんも言ってたけど、本当途中から「あったまってきた」という感じだったので、そこで終わってしまったのが凄く勿体ない。本人が負けた後のコメントで「普通にもうちょっと出たいです」と言ってたのが印象的。見てる方も、もっと見たかったなー。敗者は後ろでその後の対戦を見てるんだけど、ネタの時みたく「代われ!俺にやらせろ」って思ってそうだなあと思った。
■個人的に特に面白かったのは渡辺さんと板尾さんかなぁ。板尾さんは「金まわりの良さそうな言葉」で「オーストラリア2周」とか、「矢沢永吉の寝言」で「九九八十七」とか凄いなー。彼の解答ってジワジワ来るというよりも、爆発力がある感じ。渡辺さんは「甘えん坊っぽい言葉」での「デモ行進で母乳を要求」が最高だと思った。すごく渡辺さんらしい感じも。
■「金まわりの〜」のお題で矢作さんの言った「金ぴか和尚」も笑ったし、あと「つんくが捨てた曲のタイトル」というお題で西田さんの答えた「いい湯だぜ」も好き。「演歌っぽい言葉」での千原Jrの「太鼓が目覚まし」も。あと「さみしくなる言葉」での矢作さんの「占い師の持ち物」、同じお題でのJrの「インディカ米のライスシャワー」もいい。良すぎ。キリ無いか。
■決勝戦はJr対渡辺。この二人が向かい合って決勝戦というエヅラ自体がちょっと嬉しい。優勝は渡辺さん。
■生放送、しかも順番が来たら嫌でも答えないといけない追い詰められた状況で行われてるというのを考えると、出演者全員本当凄いなあと改めて思う。尊敬。


2004年10月22日(金) やりにげコージー / ベリーベリーbase

●やりにげコージー
吉本貧乏列伝。2週に分けて放送するらしく、6人ほど出演していた中で今日トークがあったのは水玉れっぷう隊ケン、次長課長河本、ガリットチュウ熊谷の3人。トークの内容はかなりの濃度。半端な貧乏じゃありません、て感じだった。芸人になってからの貧乏話が多いのかと思ってたらそうではなくて、幼少期の悲しい思い出が多かった。それでもそれらを昇華させ(してないかもしれないけど)、「笑える話」としてちゃんと成立させてるのはホント凄いなぁと思った。

次課長河本さんの貧乏前、貧乏後の変貌の仕方は強烈すぎた。4年くらいしか経ってないのに、顔つきというか表情が別人。Wコウジ曰く「(貧乏後の方は)心折れてるやん!」「人間の精神が崩壊した瞬間の写真」。2階から聞こえる「喧嘩を始めそうな両親の声」の模写に笑った。この人も器用な人だなぁ。話も巧いし。

そんな河本さんの後に続いたのはガリットチュウ熊谷さん。あまりの喋られなさ具合が逆にハマったわー。Wコウジのフォローありきでトークが進行していくという見事な拙さぶり。大きな身振り手振りや大げさに作った表情と話の内容が微妙に合ってない感じが面白かった。

メッセンジャー黒田さん(吉本若手〜中堅貧乏界の御大)は来週登場。千鳥大悟も楽しみ。




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【GAORAメモ】

●ベリーベリーbase
番組開始1周年ということで、名場面集。スタジオには現baseメンバーの多くが集合。こうして一堂にそろうのって私は初めて見た気がする。ずらっと並んだ見た目だけで見ると、やっぱり前のbase芸人より「キャーキャー言われる芸人は少なそう」という感じ。いい意味で地味というか。

■千鳥ノブの、麒麟川島さんのモノマネは笑った。しょーもなくて。
■アジアン隅田さんの大喜利面白い。大喜利系得意なのはどっちかというと相方の馬場園さんなイメージあったけど、今日の解答の数々は「そりゃ名場面になるわ」という感じだった。女性コンビは貴重だし頑張って欲しい。
■ブロンクス中岡さんはジャリズム渡辺さんの若い頃に似てる。前から思ってたけどやっぱり笑顔が特に似てるなー。
■レギュラー、最近全国放送でもちょくちょく見るようになって嬉しいんだけど、「あるある探検隊」とイコールなイメージがついてるような気がして。あるあるも面白くて好きだけど、それで消費してほしくない。彼ら(特に松本くん)は我が道を行くタイプだと思うので大丈夫かなと思いたいけれど。個人的には彼らの普段の漫才(グダグダすれすれ)が凄く好き。これからもチョケてください。
■笑い飯西田さん、髪の毛いつのまにあんなにロングに。侍みたいでカッコエエ。


チズ