銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2005年03月09日(水) アパートの解約

転居先の間取りの確認、ごみの処分、荷物の梱包、引越し業者の選択、電気などの手続き……、いざ引越すとなると、やることはあまりにも多い。

ただでさえ遅れている仕事を早く終わらせなければならない上に、仕事の引き継ぎと、部屋の整理もしなければならない。

寝不足もあって、仕事の最中、本当に胃が痛くなってきた。

定時後に、ちょっと仕事を抜け出して、不動産業者に行った。
今月末までで賃貸契約を解約したい旨を申し出ると、快く応じてくれたが、部屋の明け渡し日が28日になってしまったのには参った。

ちょうど卒業シーズンということで、他の日は全て業者の予定がうまってしまっていたのだ。

今の段階では、28日の時点で転勤先の部屋(前任者と入れ替わりになる部屋)が空いているかどうか分からないので、最悪、数日間はホームレスになる可能性がある。

4月いっぱいまでアパートの契約を伸ばせばよかった、と後悔したが、まあこれも経験か、とあきらめることにした。



2005年03月08日(火) 大迷惑?

朝一番に、課長がおれに一言 「部長室行って来て。異動のことだと思う」

一瞬、頭の中が真っ白になった。

この時期に、異動のことでわざわざ部長室に呼び出されるとしたら、用件は一つしかない。
おれの4月からの東京行きが決まったのだ。

でも、思ったほどの心の動揺はなかった。
決まってしまったことは、まあ仕方ないと受け止める他ないから、それ以上考える必要がないからだ。
選択肢がないことは楽でいい。

部長室に入ると、部長からも一言 「先日のあの話だけど、君に決まった」

部長はいかにも「選抜された」かのようにフォローしようとするが、目が微妙に泳いでいる。
それもそのはず。

東京行きの話は、選抜されたからではなく、他に行く奴がいないからおれに来たということは、誰だってわかることだからだ。

だから誰からも「よかったねー」とは言われない。

おれだって、行きたいわけじゃない。


それでも、これでよかったのかもしれない、とも思う。

小さな子どもだった頃想像していたよりもはるかに、はかなく、それでいてそれほどおもしろいものでもないおれの人生に、少し刺激が生まれるかもしれない。

東京に行くことが、おれの人生にとって、結果として凶だったとしても、どうせ人生はなるようにしかならないのだから、仕方がない。

それにしても、今までやったことがない引越しをしなければならなくなったのは、頭が痛い問題だ。


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