銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2005年10月29日(土) 演劇と自分

劇団黒テントの公演「作者を探す6人の登場人物」を見に行った。

こういう劇もあるのだな、と楽しませてもらった。

個人的な感想では、頭を使って楽しむ劇、という印象だった。

劇について言及する劇というか、理論的な劇のように見えたので、つい頭を使って「これはこういうことなのかな」と考え込んでしまい、頭がオーバーヒートを起こして劇中少し眠ってしまった。


この4月に東京に来てから、劇を見るのはこれで6つ目になる。

友人Tの影響からか、観劇がいつの間にか自分の一番の趣味になっている。

もう少し劇と早く出会っていたら、役者を目指していたかもしれない。

今、自分は劇をやってみたいという気持ちでいっぱいだ。

昔から、何かを表現したい、人を感動させたい、という気持ちは強い方だったが、それを具体化するときのツールとして、劇を演じることが自分には一番合っている気がする。

石川に帰ったら、ぜひどこかの劇団に加わりたいと思う。

入れてくれるところがあればの話だが。






2005年10月22日(土) 三ツ星の日

週の半ばから、演劇を見たいという欲求が高まっていたので、休みとなった今日、早速行くことにした。

毎週末、東京では本当に多くの劇が上演されるので、どれにするか選ぶのには苦労したが、今回は自転車キンクリーツカンパニーの「ブラウニング・バージョン」を見ることにした。

六本木にある俳優座劇場での公演だったので、当日券を買うと、上演開始時刻まで、六本木ヒルズ周辺をふらふらと歩いて回った。

途中、「ROTI」というイタリアンの店に立ち寄り、昼食を取った。

最初、僕の他にはサラリーマン風の男性二人と、一組のカップルしかいなかったので気が付かなかったが、どうも外国人向けのお店であるらしく、僕の後から次々と増え出したお客さんは、全て外国人で、周囲から聞こえてくる言葉は英語を始めとする外国語ばかりだった。

久しぶりのゆったりとした休日を過ごしている自分自身にうきうきしていた僕には、そのことがかえって楽しく思えた。

食事も非常においしく、満足した気分で開演を迎えることができた。

劇は脚本、役者ともに素晴らしく、「ああ、劇っていいな」とあらためて思わせてくれる内容だった。

その夜、職場の同期たちと鍋を囲んだが、その鍋も逸品で、またお酒も各自が持ち寄った粒ぞろいのものばかりだった。

最近ではめずらしいほど楽しく、また充実した一日だった。










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