銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2006年07月19日(水) コーヒーと僕

五月に入院して以来、僕はお酒を飲む機会に恵まれないでいる。
外出や外泊も制限されている今の状況では、それは仕方のないことだ。

でも、お酒を飲みたくなるときはあるわけで、そんなとき僕は代わりにコーヒーを飲むことにしている。

なぜかコーヒーには(僕にとっては)お酒と同じような効果があるらしく、ささくれだった心を落ち着かせてくれる。

それで僕はふと思ったのだが、仕事中にコーヒーを飲む人が結構多いのは、案外僕にとってのコーヒーの効果と同じような効果を感じる人が少なくないのかもしれない。

飲んだ後に少し胃が荒れるのが難点だが、コーヒーの癒し効果はなかなのものだと思う。

ふと、井上陽水の「コーヒールンバ」を思い出す。

その歌の中で、コーヒーを飲んだ男が忘れていた恋心を思い出す、というくだりがあるが、もしかしたら本当にそんな効果もあるのかもしれない。

コーヒー侮りがたし、といったところか。

……とこうやってこの日記を書いているうちに、何だか喫茶店に行きたくなってきた。

今週の土日にでも、喫茶店に行こうかな。



2006年07月17日(月) ラノベ読んでます

入院してからというもの、まともにテレビを見ることが殆どなくなった。

新聞も読んでいない。
だから必然、世情にうとくなる。

特に芸能関係は徹底的にダメだ。
今誰がのっているのか、流行っているのか。てんでわからない。

まあ、それらが分からなくなっているからといって、特段困ることはないのだけれど。

それでも、他人はみんな知っているのに自分だけは知らないというのも、何だか気持ち悪い。

だからといって血眼になってそういった情報をかき集める気力は湧かないので、差し当たってはその気持ち悪さを我慢するしかない。

ところで、僕がテレビも見ず新聞も読まないで何を読んでいるかというと、大体の時間は読書をしている。

読書といっても大した本は読んでいない。
いや、大したことない、というと、その僕が読んでいる本の作者に失礼なので、言い換えると、小難しい本は読んでいない、ということになる。

まあ、早い話がいわゆる「ラノベ」、ライトノベルを読んでいるのである。

今の僕の脳みそは難しい思考ができないので、純文や学術書はついていけない。

僕の今の脳みその現状にふさわしい本。それがラノベだったというわけだ。

ラノベを読んでいると、僕は中学生や高校生だった頃の自分を思い出す。そのころ僕はラノベに夢中だった。

本に出てくる登場人物に感情移入し、自分を重ねあわせ、想像の世界だけでなく現実の世界でも自分が主人公であるかのように考えていた頃。自分には何でもできると恐れ多くも考えていた頃。幸せだった頃。

僕は苦笑して、その頃の僕自身にこう声をかけたくなる。

「お前が思ってるほどお前はすごくないぜ」
と。

まあ、それはともかくとして、結構ラノベで楽しませてもらっていることは間違いないことで。

なかなかラノベも奥が深いなと。

つまりはまあ、そういうことです。


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