銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2006年07月29日(土) 実家より来る

今日は実家(愛知県)から父たちが僕の主治医より現在の状況の説明を聞きに来がてら、僕のお見舞いに来てくれた。

主治医の話では、僕は順調に回復しているとのことで、8月の終わりくらいには退院の目途がつくようになるだろう、とのことだった。

しかし、僕が職場に復帰できるようになるには、後半年から一年はかかるだろうと言われたとのことだったので、それには少しがっかりした。

でもそれは受け入れなければならない現実なので、致しかたないことだ。それに僕自身、そうじゃないかな、ということを感じていたということもある。

うつとの戦いは、まだまだ続くのだろう。

ところで、今日は昼ご飯に寿司を食べた。父のおごりだ。僕は遠慮なく高いねたのものを食べた。

寿司を食べるのは3カ月ぶりくらいだろうか。
久しぶりに食べる寿司は格別だった。

もし退院したら最初に寿司を食べよう、僕はそう思った。



2006年07月22日(土) 僕と夏とアイスクリーム

病院食を毎日食べているとどうしても飽きが来てしまう。

別にまずくはないのだが、入院も二カ月を過ぎるとメニューを一巡し、目新しいものはなくなってしまう。

それともう一つ残念なことは、甘いデザートが出てこないことだ。
僕はお菓子などのいものはほとんど口にしないタイプの人間なのだが、そんな僕でもたまらなく甘い食べ物がほしくなるときがある。

そこで今日は外出ついでにアイスクリーム店に
行くことにした。

選んだアイスクリーム店はハーゲンダッツ。

他にもアイスクリーム店はあったけれど、僕はハーゲンダッツが好きだ。

他のアイスクリーム、例えば31イアウクリームやジェラート・ジェラートは、あっさりしていて食べやすくはあるけれど、どこか物足りない気がする。

僕は店に行くまで、何を頼もうか全く決めていなかった。

店の中に入り、商品が並んでいるのを見てもなかなか決められず、迷いに迷った挙げ句、僕は普通のバニラを食べることにした。

チョコチップやストロベリーには随分悩まされたがここは一つ王道を行こうと思い、バニラにしたのだった。

久しぶりに食べるアイスリームは僕の胃に染みわたり、脳に満足感をもたらした。

と同時に僕は「今は夏なんだなあ」としみじみと感じた。

気がつけば周囲には蝉の鳴き声が響き、太陽がじりじりと肌を焼いてくるようになっている。

僕は思った。真夏の間入院し続ける僕にとってこの夏は、特に何ら思う出来事もなく、あっという間に過ぎ去っていくのだろうと。

そして僕は思う。「それもいいか」と。


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