銀河鉄道を待ちながら
鬱と付き合いながらの日々を徒然に

2006年10月05日(木) まだうつだなあ……

今週に入ってから、少しメンタル面の調子が悪い。何もやる気がしない。
原因は不明だ。またうつ病がぶり返してきたらどうしよう、と考えるとそら恐ろしくなる。

今日は午前中に病院へ行った。

主治医と話し合った結果、もう少し熟眠感を得られるように薬を変えることになった。薬が効いてくれればいいが、過度の期待はできないことはこれまでの経験で知っていることだ。

午後、何もやる気が出ず(ちょっとうつっぽくなって)、ごろりと横になって寝た。気が付いたら3時半を回っていた。

ふらりと起きた後、飼っているフェレットの世話をした。といっても部屋で遊ばせている間、部屋の中でトイレをしないかずっと見守るだけだ。

その後、パソコンを開いてネットニュースをチェックした。
特に興味を引かれたものはない。
見ていたのは主に朝日新聞などの大手新聞社のホームページだが、僕にとっては何だか味気ない。
きっと、自分が本当に興味のあることはニュースに取り上げられていないからだろうと思うが、じゃあ本当に興味のあることって何?と問われれば、分からない、と答えるしかない現状だ。
自分の好きなことをもっと掘り下げるために情報のアンテナを色んなところに立てたいと思うが、どうすればいいのか分からない。思考力が足りない。
もっとやわらか頭にならないと駄目なんだろう。

明後日から一泊二日で奈良へ旅行に行くので、ネットで地図を調べた。
旅行雑誌に付属している地図が頼りないためにしたことだったが、果たして役に立つかどうか。ちょっと微妙な縮尺の地図なので、役に立たないかもしれない。

観光旅行、なのだが、実は一番楽しみにしているのは目的地までのドライブだ。好きな音楽をかけながら高速を飛ばす。その間はなぜだか妙にリラックスできる。気が乗れば車内でカラオケをする。嫌な気分を吹き飛ばすことができる。

旅行の内容自体はあまり綿密に計画立てていないので、もしかしたらうまく観光できないかもしれない。でもまあいい。未知の土地に行って歩いて、泊まるだけで十分だ。

夕食はカレーを作って食べた。食材の余りもので作ったので、費用が安くてすんだ。お金の節約はいいことだ。

そして、深夜。

僕は日記を書いている。

心の中は不安で一杯だ。

自分の生活リズムがうまく作れないこと。思ったよりも理解力、判断力、記憶力の回復が遅れていること。職場復帰のこと。人間関係のこと。結婚のこと。車検のこと。明日の昼食と夕食のこと。WORDやEXCELの使い方が分からないこと。文章が読めないこと。趣味が見つからないこと。一つの物事に集中できないこと。そして絶対的な孤独感。

これからどうして生きていけばいいか。僕は今分からないで呆然と立ち尽くしている。

あがこうにも、飛ぼうにも、どうやってそれをするのかが分からない。

なぜ皆はあんなにも高く飛べるのだろう。

僕はこれまで、教科書を頼りに生きてきた。つまり勉強だけを頼りに生きてきた。でも、教科書には空を飛ぶ方法は書いていなかった。

僕は飛べない鳥。

地面を這いずり回って、羨望の眼差しで天高く舞う鳥を見つめる孤独な鳥。

悲劇ではなく、単なる喜劇。

そこらじゅうに転がっている膨大な数の物語の登場人物の一人。

……止めよう。そうやって自分のことを語ること自体笑止だ。

明日はいい日にならないかな。

いい日にするにはどうすればいいのか、分かったら一番いいんだけどなあ……。



2006年09月29日(金) 小学生みたいな感想を書いてしまいました。

つい先日、ふらりと立ち寄ったレコード店で、「SEAMO(シーモ)」というミュージシャンのシングル、「ルパン・ザ・ファイヤー」を買った。

一通り聞いて、僕はその音楽にすっかり虜になってしまった。

SEAMOという人は、名古屋を拠点に活躍するHIPHOPミュージシャンらしいのだが、僕はHIPHOPというジャンルの音楽自体それまで全く聞いたことがなかったので、音楽の旋律がすごく新鮮だった。

そして、それから間もなく、SEAMOのアルバム「LIVE GOES ON」を買った。

僕は今、車に乗っているときはいつもそれをかけている。

聞いていて思うのは、「何だか皆楽しそうだな」ということだ。

そのアルバムに参加した人全員が音楽を楽しんでる、そういう風に思えた。

いや、というよりも、「人生を楽しんでるように思える」といった方が近いだろうか。

その感覚は、僕にはないものだ。

僕は人生に苦しんでいる。楽しめていない。

僕が人生を楽しめていないのは、きっとやりたいことをやって人生を過ごしていないからだろう。

自分が何をやりたいのか、僕はこの歳になってもまだわからないでいる。

僕はもっと若い頃、ミュージシャンでも何でも、芸能の道を好んで目指す人たちを馬鹿にしていた。

「そんなの目指したって無理だって。食っていけなくなって終わりさ」

そう冷たい目で見ていた。

今、僕は全く逆の考え方になっている。

「人生、好きなことをやったもん勝ちさ」

そう思うようになった。

そして、芸能の道を目指す人たちをリスペクトするようになった。

果敢にチャレンジすることは素晴らしいことだ。

僕のように、何をしたいのかわからず、迷走を続けるより、したいことをとことんやってみることの方が遥かにましだ。


さて、話をSEAMOのアルバム「LIVE GOES ON」に戻そう。

僕は個人的にはとても満足している。

題名通り、LIVEの感覚がものすごく伝わってきて、グルーブ感にひたれるのがすごくいい。

ただ、歌詞にやたらと自分自身の名前が出てくるのは少し気になった。まあ「この人は自己主張が強い、アクの強い人なのかなあ」と思う程度のものですが。

うーん、小学生のような感想だ……まあ音楽はあまり詳しくないので。

ああ、誰に言い訳してるんだろ、自分。

文まで迷走してるなあ。


 < 過去  INDEX  未来 >


士郎 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加