まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2010年01月20日(水) ■山手七福神巡り…滝泉寺「恵比寿神」

昨日からの続きです。


いよいよ、山手七福神巡りの最後のお寺、
恵比寿神がまつられている、
天台宗 泰叡山「滝泉寺」に向かう。

山手七福神、最後のお寺だから、
しっかり行こうね、なんて張りきったわりに、
すぐに道に迷ってしまう。

何度もいうけど…
途中でもらってきた山手七福神案内地図は、
あちこちの道が省略されているから、
どの道が書かれている道なのか、
よくわからないのだった。



もし、この山手七福神に
行く機会がありましたら、
詳細な地図を持っていくこと、
強くおすすめします、はい。




そこで、今回は、
ここなら絶対わかるはずと思われる、
花屋さんで道を聞いた。
すると、やっぱり、
ばっちり教えてもらえた。



「ああ、目黒不動ですね、
 この道の突き当たりを
 右に行くとありますよ」




ということだったので、
この道をどんどんすすむ。
(この道は参道らしく、おみやげや
 おまんじゅうなども売っていた)









そして右に曲がると、
大きな「滝泉寺」
(目黒不動尊の呼び名の方が有名)
見えてきた。










「おっ、立派なお寺だね〜
 ふむ…
 このお寺は、小さいときに
 来た覚えがあるね。
 目黒不動尊…
 確かに来たことがある」




などと、小さな頃(何歳かは不明)の
記憶をぼんやりと思い出す。
でも、なぜ目黒不動を覚えていたかは、
よくわからない。

と、そんな曖昧な私の記憶はさておき、
この立派な門を入り、階段を上ると、
さらに、立派な本堂が見えてきた。








「おおっ〜
 立派だね〜」




と、しみじみながめ、
本堂のお参りを済ます。
そして、この境内の、
どの辺りに、恵比寿神さまが
おられるのだろうときょろきょろする。

だいたい七福神は、境内の端っこに、
こじんまりひっそりとあるから、
それらしきものを探してみるが、
全然見あたらなかった。



「ないね、ないね、
 どこ?どこぉ?」




と、少し焦ってきた。
回りも相当暗くなってきているし。
ぐるりと境内を歩いてみてもないし。



ああ〜
こりゃ、最後にまた誰かに
聞かないと分からないね、
と、ここまできて、
またまた誰かに聞かねばならなかった。




お寺の中のことだから、
だれかれに聞いてもわからないと思ったので、
お寺の中にいたガードマンの方に聞いてみた。



「あの〜、恵比寿様は
 どこにあるのでしょうか?」
「あ、ここじゃないよ。
 あのね、入り口の門の脇に
 駐車場があったでしょ。
 その前あたりにあるから、
 この階段を下りたら、
 右に曲がっていって」




ガードマンの方が、そう教えてくれたので、
階段を下りて、右に曲り、
駐車場の前あたりに行ってみた。
写真ボケボケですが、こんな道。









このあたりも、
「滝泉寺」の一部らしく、
とても広いお寺だった。
(詳細は→「滝泉寺」



そして、この道の左側に
赤い鳥居が見え、
その横に七福神の旗が見えた。








おっここだ、
ここだと思い、入ると、
小さなお堂が二つ見えた。



「え、どっち、どっち?
 どっちに恵比寿様が
 いるのぉ?」




ひとつのお堂には立派な鳥居があるし、
もうひとつは、それより少し大きめなお堂で、
どちらにまつられてあるのか、
迷ってしまったのだ。
旗も立ってないし…

もう辺りは暗くなっていて、
(木に囲まれているから、ともかく暗かった)
字もよく読めない感じになっていた。



こりゃ、困ったね…
と思ったけど、
ひとまず、両方に手を合わせ、
大きな方にお賽銭をしてきた。




帰ってきてから調べてみたら、
大きい方で、正しかったらしいのだが、
なんと、写真は、暗くて失敗。
どんなお堂かは、こちらで見てくださいね。
「弁天堂」



恵比寿様は、右手に鯛を抱え、
商売繁盛、多幸をもたらす日本古来の
民族神さま。




もちろん、商売繁盛、多幸を
しっかりとお願いしてきた。




ひとまず、これにて
「山手七福神巡り」は
無事終了。
よかった、よかった。





しかし、最後の最後まで、
迷った七福神巡りだった。
やっぱり、行く前に、
もっと調べておくことが
大事だとしみじみ思った。



また、今年は、
誰かに教えてもらうことが
多い年になるかもね、
なんて思ったのだった。
それなら、素直に
教えてもらおうっと、とも。




そんなわけで、今年の第2回目の
七福神巡りは無事に終ったのでした。

近々、鎌倉の七福神に行く予定だし、
「ここにも七福神ありますよ〜」
なんていろいろな地域からメールを
いただいたので、あと、5つ、
今年は七福神巡りをしたいと思っています。

七福神の情報ありましたら、ぜひ、また
教えてくださいませ。<(_ _)>
行けたら、行きたいと張り切ってます。
どうぞ、よろしくです。




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2010年01月19日(火) ■山手七福神巡り…蟠龍寺「弁財天」

昨日からの続きになります。


楽しそうな七福神たちと別れて、
次の目的寺、弁財天がまつられている
浄土宗 霊雲山「蟠龍寺」に向かう。

結婚式場やすごいトイレ
で有名な「目黒雅叙園」を通り過ぎ、
(トレイの入り口から、用を足すところまで
 20メートルも通路がある超豪華なトイレ、
 TVでやってました、すごいトイレでしたよ。
 ここのすごさは、トイレだけではないけど…)
桜が咲くときれいな目黒川を渡る。
目黒川を眺めると、夕暮れが近いことがわかった。








「そうそう、
 ちょっと急がねば…
 夕方になっちゃったね。
 道草食ったからね」




「蟠龍寺」に向かう前に、
お茶なんてしたのだった。
ケーキなんかも食べてね。
こうして知らない町並みを歩きつつ、
お茶するもの優雅な気持ちになるので、
はずせないのですね〜

と、そんな一休みのことはさておき、
気づけば、回りも薄暗くなってきたので、
足早に、「蟠龍寺」に向かう。



そして、なんと、
「蟠龍寺」には、
はじめて、道を聞かずに、
行けたのだった。

ふふん〜
なんて、ひとりで
大い納得し頷いた。
(はじめてすっきり) 




ここは、わかりやすかった。
山手通りという大きな道のすぐ脇にあり、
お寺の門のところに、七福神の旗があったので。








さて、この門を入ると、参道があり、
その参道の先に、こぢんまりながらも、
風情ある本堂が見えた。
本堂の前に池などもあり、
都会の中にあるとは思えないような、
かなりの年期を感じさせるお寺だった。








さて、どこに
「弁財天」さまが
いるのかな?




なんて思い、
きょろきょろしていると、
後ろから来た方々が、

「こっちだって」

と、言いつつ私を追い越し、
本堂の右の方の小さな道を
入って行った。

おっ、こっちらしいね、
私も、その後をついて行くと、
どうやら、この奥らしかった。
ほら、先の方が覗いているところ。









そう、ここは、
岩屋弁天と言われていて、
弁財天さまは、
岩の中におられるのだった。









「わぁ〜
 こんなところに、
 こんな岩屋があるなんて、
 なんだか不思議だね〜」




なんて、びっくりしたのだった。
写真撮影禁止だったので、
この中を見たい方は、「岩屋弁天」をどうぞ。



弁財天さまは、
七福神の中で唯一の女神さまで、
インドの水の神。
川の水がさらさらと流れる音色から、
音楽の神とも言われている。
そして、御利益は、子孫繁栄、
智慧、弁才(音楽や芸術)、弁財などだ。




もちろん、これらの御利益を
しっかりとお願いしてきた。
また、穏やかに過ごせるようにとも。


ちょっと横道にそれますが、
帰ってきてから、
このお寺の「蟠龍寺」の読み方が
よくわからなかったのと、
岩屋が不思議だったので、
調べてみると…




えっ、
そんなのもあったの?
そりゃ、
しまったなぁ〜





ということもわかったのだった。
と、そのしまったことをを書く前に、
「蟠龍寺」は、ばんりゅうじという読み方、
そして、岩屋にあるのは、
「大地震や火災を防ぐ守護の為」
だということがわかった。

そして、その
しまったとこととは…




このお寺には、
「おしろい地蔵」があり、
なんと、
「このお地蔵様の額に
 おしろいを塗り、
 その余りを自分の顔に塗ると
 美人になる」
といわれているそうなのだ。

(詳細は→「縁結び神社研究会」




すっかり見逃してきたね、
美人になり損ねたね…
と残念に思ったのだったけど、
来年は、おしろいをもっていくぞ、と、
すでに来年も行くつもり満々だ。



さて、話は戻り、「蟠龍寺」を後にし、
最後の 恵比寿神さまのところに
向かうことにした。

いよいよ加速して、元気に行ったけど、
最後はまた、迷いましたね〜
また、明日書きますね。




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2010年01月18日(月) ■山手七福神巡り…大円寺「大黒天」

昨日からの続きです。


私は、次なる目的寺、大黒天がまつってある
天台宗 松林山「大円寺」に向かった。
ここからは、目黒駅近辺のお寺になる。

わかりにくい地図を見つつ向かうが、
やっぱりわかりづらい。
というか??なのだった。



妙円寺を出て少し歩くと、
道が2本に別れているが、
地図では、遠回りの方に点線があるし、
(何が意味があるのかなあ)
でも、違う道の方が近道に見えるし…

(地図は→「山手七福神地図」



迷いつつも、地図の点線に逆らい、
近道を行くことにした。
どうせ、迷うんだから、
どっちでも同じ、なんて思ってね。
ひとまず、目黒駅に向かう。



そして15分くらいで、目黒駅についた。
目黒駅には、久しぶりに降り立ったが、
こんなに立派になったのね〜などと驚く。

(以前どんなだったか、思い出せないけどね) 








そして、その目黒駅近辺でまた迷う。
だって道が何本もあるんだもん。
もうっ、わからないな、
この地図は、なんて
プリプリしながら。

で、もちろん、街の方に聞いてみた。
今まで、住んでいそうな方に
聞いてきたけど、今度は、
お店の方ならわかるかも、と思い、
老舗風の店ののれんを出している
30代くらいの男性に聞いてみた。



すると…
全くの失敗。


「え?お寺ですか?
 この近辺に住んでないので、
 全くわからないですね〜
 あったかなぁ…」




そこで、駅の前に戻り、
やっぱり住んでいそうな方に限るね、
と思い、今度は、住んでいそうな
男性(50代かなあ)に道を聞いた。
すると、やっぱり…
こういう答えだった。



「お寺ですか?
 そういえば、コッチの先に、
 確か、お寺があったなぁ…
 そこかどうかわからないけど、
 そこしか思いつかないな」
「きっと、そこですね」
「うん、僕もそう思う」




この辺りの方は、あまり、
お寺を知らないんだなぁ、と
またまた思う。

ともかく、教わったコッチの先の方に進む。
少しいくと、お寺らしきものが見え、
そこが、目指す「大円寺」とわかった。



やれやれ…
見つかった、
よかった、よかった




と、ホッとする。
後で、地図をみると、このお寺の先に、
小さく「雅叙園」と書いてあるのを発見。
目黒雅叙園は、結婚式などで有名な場所だから、
お寺を聞かず、ここの場所を聞いた方が
よかったかも、と思ったのだった。
今度は、そうしよう。

お寺の境内に入ると、今までのお寺と違い、
何となく華やかな感じがした。









旗が立派なせいかな?
いや、そればかりではないと、
後で気が付いた。





こんな七福神たちが
庭先にいたのだ。










しかも、この神様達が、
とっても楽しそうだったのだ。
ほらね。







(恵比寿神と布袋尊)




(弁財天と大黒天)




(福禄寿と寿老人と毘沙門天
 毘沙門天さまだけは、笑ってないようだけど)



「わぁ〜
 とっても楽しそうだね〜
 いいね、いいね〜
 ふふふふ〜」




なんて、私も思わず笑ってきた。
見ているだけで、楽しくなってくるようだった。

さて、このお寺にまつられてある
「大黒天」さまは、



「右手に打ちでの小槌、
 左肩に大袋を背負う
 インドの仏法守護神で、
 元は農民の神。
 五穀豊穣、実りのシンボル」




ということだったので、
実り豊かな年になることを、
お願いしてきた。

そして、次なるお寺の、
私がいちばん身近に感じる女神様、
弁財天さまがまつってある
浄土宗 霊雲山「蟠龍寺」に向かう。



実は、このお寺がいちばん、
印象に残りましたね。
弁財天さまがいるところが、
変わっていたから。




また、明日書きますね。




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2010年01月17日(日) ■山手七福神巡り…妙円寺「福禄寿、寿老人」

先週からの続きになります。
そうそう、「山手七福神巡り」です。


さて、元気に3番目のお寺、
福禄寿と寿老人がまつってある
日蓮宗 誠滝山「妙円寺」に向かう。




今度の場所の目安は、
公衆便所ではなく、
「自然教育園庭園美術館」だ。
その前あたりにあるらしい。





横道にそれますが、こうして都内を歩いてみると、
知らないところがいっぱいあるんだなぁと思う。
「自然教育園庭園美術館」知らなかったもん。
HPを見るとけっこう広々としている。
春になったら、一度訪れてみてもいいな、
なんて思った。

さて、この「自然教育園庭園美術館」を
目安に、てくてくと歩いていると、
こんなものを見つけた。
あまり見たことがないものを見つけると、
どうしても、いちいち立ち止まってしまう。








「わぁ〜
 でかでか袋がいくつも並んでいるね〜
 なになに?」




だって、本当に大きな袋だったのだ。
身長も、横幅も1メートル以上ありそうだ。
でも、ちゃんと取っ手みたいのがついていた。
誰かが持ちあげるのかな?
とっても重そうだけど…
ほらね。








近づいてみたら、
「ジオセット263」と
書いてあった。









帰ってきてから調べてみたら、



「テフロン®の微細な繊維網が粉体微粒子を
 補足し、発塵及び飛散を抑制します。
 これにより、市街地や農園などの環境を
 損なうことなく施工が可能となります」




というようなセメントで、
この取っ手をクレーン車で持ち上げて、
袋の下をやぶり、地上にまくのだとわかった。
そうだよね、人間じゃ、持ち上がらないよね。
(詳細は→「ジオセット263」



今時は、セメントも、
環境を考慮したものを使うんだね、
なんて、また1つ覚えたのだった。




と、こんな袋を見つつ、
「自然教育園庭園美術館」を探す。
そして…見つけた。




しかし、見つけたはいいけど、
やっぱり、
どの小道を入ればいいのか、
さっぱりわからない。





そこで、また、道を尋ねた。
今度もまた、道を知ってそうな、
ちょっとおしゃれな60代のおじさんに。
しかし、おじさんの答えもこうだった。



「妙円寺?
 あのお寺かな?
 七福神がまつってあるかどうか、
 ちょっと分からないけど…
 もうちょっと先の道を、
 少しくだるとあるはずだけど…
 多分、そのお寺だな、
 この地図だと」




この辺りの方は、あまり七福神とか、
お寺の名前は知らないようだった。
たまたま私が聞いた方がそうなのかもしれないけど。

古くから住んでいる方が少なくなって、
新しく移り住んで来ている方々が
多くなっているのだろうな、
なんて、しみじみ思ったのだった。

何度か、ここかしら?なんて、
道を行きつ戻りつして、
やっと、妙円寺を見つけた。
だって、こんな道を入っていくのだったから。








しかし、入っていくと、
落ち着いたたたずまいのこじんまりとした
お寺があった。
都心にあるとは思えないような、
静けさがあった。









そして、この奥に、
福禄寿さまと、寿老人さまがまつってある
のだった。








福禄寿さまは、「幸福、財産、長寿」
寿老人さまは、「学芸、智慧、長寿」
の守護神で、この2神様は、中国の神様で
同じ神様という説もあるようです。
白いひげがあり、ちょっと似てます。




もちろん、お賽銭をして、
それらをていねいにお願いして、
このお寺を後にした。




しかし、後で、
あっ、大変!
と気が付いた。





「しまった!
 お賽銭、2神様分しないといけないのに、
 1神様分しかしてこなかったぞ」




なんて。
でも、気持ちの大きな神様たちだから、
きっと許してくれると思い、
戻らなかった。

ということで、次なる
大黒天(天台宗 松林山 大円寺)
に向かうことにした。



これから先は、白銀台を離れ、
目黒近辺のお寺になります。
もちろん、このお寺も迷いました。
この続きは、また明日書きますね。




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2010年01月15日(金) ■山手七福神巡り…瑞聖寺「布袋尊」

昨日からの続きになります。



あまりに簡略化されてわかりづらい地図を片手に
次なる目的地、布袋さまがまつってある
「禅宗 紫雲山 瑞聖寺」に向かうことにした。

地図に「都ホテル」は書いてあったので、
まずは、都ホテルを目指して歩いた。
こんな道をてくてくと歩いていくと、
右手に、透き通っているようなビルが見えた。








「あ、全身ガラス張りだね〜」



全身が透き通っているような、
やや寒そうな、ガラス張りのビルが
建っていたのだ。
ほら、このビル。








「ふぅーん、
 中身が見えるね〜
 ふぅーん、
 中はスタジオ風内装だね」









カーテンが開けてある部屋は、
中が見えていた。
どうやら、全階層とも、
同じような内装になっているらしい。
ちょっとスタジオっぽく見えたけど、
普通のオフィスなのかもしれない。



「これだと、周りの景色が
 よく見えるだろうね」




なんて思いつつ、このビルの前を過ぎると、
目指していた「都ホテル」があった。
(詳細→「シェラトン都ホテル東京」








「ずっと前に来たことがあるね。
 以前は、相当人気ホテルだったけど、
 今もそうなのかなぁ?
 でも、何となく古い感じになったね〜」




ちょっと入ってみようかしら、
なんても思ったけど、リュックなのでやめた。
そして、足早に通り過ぎ、
次なる目安になる場所に向かった。




今度の目安は、
白金台駅前にある
「公衆便所」だった。
公衆便所の近くに
あるらしいのだ。





しかし、これまた、
あちこちに小さな道もあり、
大きな道もどれなのか、
それを過ぎてどの辺なのか、
まったく分からなかった。
公衆便所も見あたらなかった。
(見落としたのかもしれない)

そこで、またまた、
今度は、この辺りに住んでいると思われる
犬を連れて散歩している60代くらいの
女性に声をかけて「瑞聖寺」を
聞いてみることにした。



「あの〜、すいません、
 教えて頂きたいのですが…
 このあたりに、
 七福神布袋様がまつってある
 「瑞聖寺」ってありますか?」




すると、やっぱり
こういう答えが返ってきた。



「瑞聖寺?
 え、この辺にあるの?
 あら、ごめんなさい、
 わからないわ。
 この辺りにお寺、
 何カ所かはあるけどねぇ〜
 このちょっと先の小さな道を
 少しくだったところに
 お寺さんはあるけど、
 そこのことかしら?」
「ああ、たぶん、
 そこだと思います」

「じゃね、この道、もう少し行って、
 えっと、角に何があったかしら…
 何屋さんだったかしら…
 ともかくそこを曲がるんだけど、
 ちょっと下る感じで…」




どうやらこの辺りの方々は、
お寺の存在は知っていても、お寺の名前までは知らない、
という方が多いように感じた。
古くからの住民の方ではないのかもしれない。
この辺りは、どんどん開発されたからね。

私は教えてもらったお礼を言い、
多分、そのお寺だと勝手に決めて、
気をつけて先に進み、
ここかもと思うような道に入った。

すると、こんな立派な門が表れた。
きっとここに違いないね。
ただ、この門から見える景色が、
倉庫のようだったから、
やや不安を感じながらね。








すると、大丈夫。
奥の方に入っていくと、
立派な「瑞聖寺」が見えてきた。









ここは、ほとんど人もいなくて、
静かで、落ち着いた感じだった。
七福神の旗も、控えめだし。





しかし、その控えめと反対に、
本当に立派な「布袋尊」が
まつってあった。











「わぁ、
 大きくて、りっぱだね〜
 御利益ありそうだね〜」




思わず、写真を撮ったけど、
「フラッシュ撮影は禁止」だった。
でも、周りに誰もいなかったので、
注意されなかった…ホッ
(自動でフラッシュになったんだもん)
いかんね、気をつけなくちゃ。



布袋様は、
「中国の禅宗の僧侶がモデルで、
 大きな袋を担いでいます。
 肥満体で太鼓腹でにこやかな顔をして、
 豊かなくらしと円満な家庭などの
 福を授ける守護神です」




ということだったので、
お賽銭をし、家庭円満と今年の福を
ていねいに祈願して、このお寺を後にした。

そして、また次なるお寺に向かった。
もちろん、地図はまたまたわからかなった。
この続きは、また来週に書きますね。




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2010年01月13日(水) ■山手七福神巡り…覚林寺「毘沙門天」

昨日からの続きで、
「山手七福神めぐり」のお話です。


と、その前に、
「七福神」について。
「七福神」とは、インド、中国、日本の
福を授ける神仏を7体集め、
人々の願いを聞き、
御利益を与えるという
「日本独特の信仰」
だということです。

(つまり、御利益の強い神様たちを、
 集めたらしいですよ)




さて、私は、白金高輪駅に降り、
地上に出て、いざ出発と思ったけど、
方向がよくわからない。

持っている地図によると、
この駅の近くに「公衆便所」が
あるらしいのだけど、それがどこに
あるのかもわからないのだった。



あ、ちょっと横道にそれますが、
東京の「七福神巡り」は結構盛んなので、
こんなパンフレットがその街の駅や、
お寺、飲食店などに置かれています。
(どこの地域でもあるとは思いますが)

このパンフレットには、七福神の説明やら、
簡略された地図などが掲載されていて、
これがあると、七福神巡りは便利です。
ほら、こんな。








話は戻り…
このパンフレットを駅でゲットして、
このパンフレットの地図を
見ながら行くことにしたのだった。
(もっとも事前にネットで調べた地図も、
 プリントして持っていたけど)




しかし、
このパンフレットの地図は、
あまりに簡略化されていて、
よくわからない状態だったのだ。

(同じ地図はこちらで見れます→「MAP」




また、パンフレットの地図には、
「公衆便所」はまめに書かれているけど、
角を曲がるときにめやすになる建物や、
通りの名前などは、
ほとんど書かれてないのだった。

トイレが大事なのはわかるけど、
もっとわかりやすい目安になる情報も
載せてほしいと思ったのだった。
東京の街は、大きな道も小さな道も
ごちゃごちゃとあるから、ね。



そうぶつぶつ独り言を言いつつ、
自分の勘を信じて、歩き始めてみた。
しかし、どうも違う…
でも、地図によると、
どうみても、こっちだし…

「これは、誰か、
 わかりそうな人に
 尋ねた方がいいね」




そう思い、
近くを通りがかった60代くらいの男性の方、
(この近辺に住んでそうな方で、
 セーターにマフラー、紙袋をさげていた)
に、声をかけてみた。



「あの〜
 教えて頂きたいのですが、
 この辺りに、七福神をまつってある
 お寺ありますか?
 覚林寺というのですが」




すると、この男性は、
首をかしげてこう答えた。




「え?七福神? 
 覚林寺?
 そんなのあったかいな?
 どれ、地図を見せて?」





そこで、パンフレットの地図を見せたが、
今度は字が細かくて、男性にはよく
見えないようだった。
すると、男性は、紙袋の中から眼鏡を
取り出しかけて、そして、また地図を見た。



「あ、なんだ、
 清正公の寺か…
 それだと、あっちの道の方だよ。
 こっちの道路じゃない。
 あっちに歩いていくと、
 大きなお寺があって、そこだよ
 七福神なんて飾ってあるのかな?」
「ええ、この辺りには、
 「山手七福神」があって、
 これがパンフレットなんですよ」




男性は、
この地図をまじまじと見て、
もう一度、



「七福神…
 あったかなぁ」




とつぶやいた。
ともかく、私は道がわかったので、
このおじさんに丁寧にお礼をいい、
あっちの方の道という方にむかった。

このおじさんが、本当にこの辺りに
住んでいるかどうかはわからなかったけど、
おじさんは、七福神については、
本当に知らないようだった。



さて、道が分かったので、
ぐんぐん行くと、確かに大きなお寺
「日蓮宗 覚林寺」)が見えてきた。










「おっ、
 ここだ、ここだ」





と、門から中に入ると、多くの方が、
私と同じようにリュックを背負い、お参りしていた。
どうやら、みんな七福神巡りをしているらしい。








ひとまず、本堂にまつられている
ご本尊に手を合わせる。
それから、七福神がどこに
まつられているかを探す。
だいたいは、ご本尊と別の場所に
まつられているので。




きょろきょろと境内を見渡すと、
隅の方に、七福神の旗が見えた。








「あ、ここだね〜
 毘沙門堂だね」




ご本尊のちょっと離れた場所に
こじんまりと建っていた。
なるほど、これじゃ、
道を聞いたおじさんも知らないかもね、
と思ったのだった。



毘沙門天は、インドの神様で、
仏教の守護神でもあり、
厄除け、災難除けに
御利益があるとされているので、
ここでは、

「今年も災いから
 無事でありますように…」




と、お賽銭をして祈願した。



そして、次の布袋尊の瑞聖寺に
向かうことにした。
しかし、このお寺も、これまた、
大いに迷うようなところにあった。
でも、立派だったけど。




この続きは、また明日書きますね。
ホント、地図には怒りまくりでしたよ。




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2010年01月12日(火) ■山手七福神巡り(白金台〜目黒周辺)

さて、今日は、
(あ、今、今日、って入れようと
 思ったら、凶ってでました〜
 変換ったら、お茶目なんだから)

と、そんなお茶目な話はさておき、
今日は、「七福神巡り」のお話です。
やっとゆっくりウォーキングの時間が
とれるようになったので、早速、
都内「七福神巡り」に出掛けたのです。

早速、毎年恒例の、
「新宿七福神」に行ってきました。
これは、我が家の近所なので、すぐに行け、
以前も紹介したので、割愛します。
次の日に、新たな「七福神巡り」をしたのでした。



私は、今年は、
7カ所くらい、七福神巡りをしたいと
張り切っているのですね〜
頑張りますっ。




というわけで、
今年第2回目の七福神巡り、
「山手七福神」の紹介です。





「山手七福神巡り」
昨年行こうと思いつつ、
行けなかったので、
大いに張り切って、
出掛けることにした。





そそくさとリュックを背負い
いつも通りに万歩計装着し、
水をもって元気にでかけた。
時間は午後2時。

今回の「山手七福神」は、
「シロガネーゼ」なんて言い方で
有名になった、白金台から、
さんまで有名な目黒周辺に点在している。




そして、由緒ある七福神巡りで、
このコースは、江戸最初の七福神巡り
であるということだった。




コースは、こんな。
ひとつのお寺に二つの神様が
いるところもあるので、6カ所となる。



《白金近辺》
      
■毘沙門天(日蓮宗 最正山 覚林寺)
      ↓
■布袋尊(禅宗 紫雲山 瑞聖寺)
      ↓
■福禄寿
 寿老人(日蓮宗 誠滝山 妙円寺)


《目黒近辺》
      
■大黒天(天台宗 松林山 大円寺)
      ↓
■弁財天(浄土宗 霊雲山 蟠龍寺)
      ↓
■恵比寿神(天台宗 泰叡山滝泉寺)




だいたい2時間くらいで、
距離にして3〜4キロとか。
(詳細コースは→「山手七福神」



このコースは、白金近辺から巡ると、
「無病息災、長寿祈願」
目黒近辺から巡ると
「商売繁盛祈願」になるらしい。




「どっちからにしようかなぁ…」
と、迷ったけど、電車の関係で、
白金近辺から出発することにした。
「無病息災、長寿」コースだ。

まずは、「白金高輪駅」に行く。
ほら、こんな駅(地下鉄)で、
私は初めて降りる駅だった。
めったにこの辺りにはこないからね。








駅員さんに「七福神巡り」のことを
聞くと、出口を教えてくれて、
地上にでると、こんな感じだった。












なんだか、
素っ気ない駅だけど…
そんなことはさておき、
よっし、
山手七福神、
レッツゴーだ!





なんて、張り切った割に、
この七福神巡りは、最初から、
すっかりつまずいてしまった。



だって、道が
全然わからないんだもん。
地図見たって、
その地図がかなり不親切で…
めやすになる建物とかも
書かれてないし…




地上に出て、すぐに
どっちの道にいったらいいのか、
途方にくれてしまったのだった。

そして、巡るうちに
この周辺の方々のことも、
わかったりしてきたのでした。
なるほどね、なんて。

この話の続きは明日書きますね。



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