2011年02月10日(木) |
■道ばた夏みかんの顛末…最後はこうなりました。 |
《お知らせ》 2月11日(金)〜15日(火)まで、 お休みさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>
昨日からの続きになります。
ついに私は、道ばた夏みかんをゲットした。 大急ぎで家に戻り、道ばた夏みかんを取りだし わくわくして、ナイフで皮に切れ込みを入れた。
中はどうなっているんだろう? 小さなこまごまとした房に、 なっているんじゃないだろうか? どんなすばらしい味なんだろうね? 楽しみだね〜
などと、あれこれ思いながら。 すると、思いのほかいい香りがしてきた。 皮を全部むいてみると、房も小さくなく、 きれいな黄色で立派な中身だとわかった。 ほらね。

この中の一つの房を取りだしむいて、 いくつかあった種を取り出し、 ついに食べてみることにした。 大いに期待して。

どれどれ、 どんなか? パクッ もぐもぐ… もぐもぐ…
すると…
あの〜 ふつうの夏みかんの 味なんですけど…
あの〜 ごく普通な感じが するんですけど…
私には、どうしてもそうしか 味わえないのだった…
う〜ん、これが、男性の言っていた、 「すばらしくいい味なんですよ。 とてもおいしいですよ」なんだろうか? 男性が採っていた夏みかんの場所と違うところの 夏みかんだから、こんなふつうの味なんだろうか? それとも、これでも、 「すばらしくいい味」なんだろうか… だまされたのかな? (でも、私をだましても、何のメリットもないはず…) などと疑問に思わざるを得なかった。
かの男性に、 このあたりの真意を確認してみたいと思ったが、 もちろん聞けるわけもなく、この夏みかんは、 こんな味なのだと納得するしかなかった。
ただ、 「すばらしくいい味なんですよ。 とてもおいしいですよ」 というのを聞いて期待しなければ、 十分ふつうにおいしいということもわかった。 それほど酸っぱくもないし。 だって、なんだかんだ言いつつも、 全部たべちゃったもん。
ま、こんなものだね。 きっと、かの男性にとっては、 すばらしき味なんだね、と、 私は思うことにした。
そして、思いついた。 食べながら途中で 取りだした種を見て、ね。
「そうだっ! この種を植えてみよう! もしかしたら、芽がでるかも、 自然に育っているものだから、 きっと種も力を持ってるはず」
そこでいそいそと、ネットで調べてみると、 今の時期に植えてもよいとわかり、 しかも、比較的芽はでてくるらしいとわかった。
さっそく土の中に埋めた。 これで、春先には芽がでてるね、 などと、期待しつつ。 この種たちね。

本当に芽が出るでしょうかね? この種たちの状況はまたご報告します。 がんばれ、道ばた夏みかんの種たち。
そして、さらに後日。 じゃがいもを植えようと種芋を買いに、 ホームセンターに行ったとき、 「植木のことはなんでも聞いてください」 という名札をつけた売場の方がいたので、 夏みかんのことをきいてみた。
「先日、夏みかんの種を植えたのだけど、 芽が出るでしょうか? 実はなるかしら?」 「柑橘系は、割に芽がでますよ。 ただね、大きくなるのに時間かかりますよ。 しろうとだと実をつけるのも大変かな。 あれは、確か接ぎ木かなんかしないと、 実つきが悪いからね」 「接ぎ木ですか?」 「そう、他の種類の枝を途中で接ぎ木するの。 ちょっとしろうとにはむずかしいかな。 あ、ちょっと待って。 夏みかん、確か苗あったはず」
と、夏みかんの苗を出してくれた。 それがこれ。

なんでも、ここまで育つには、 3〜5年くらいかかるのだそうだ。 しかも、上手く実をつけるには、 さらに、何年もかかるとか。 そして、最後にこう言われた。
「この苗を買った方が丈夫だし、 早く実がなるから、いいですよ。 値段も夏みかんは安いし」

確かにリーズナブルな気がした。 苗は生き生きしてるし。 そこで、購入することに決定!
ついに我が家のベランダにも、 夏みかんの木が 仲間入りしたのでした。
これで、私はもう道ばたにある夏みかんを どきどきしながら採ることもなく、 我が家で夏みかんを収穫することが できるようになる、はずなのです。 これから、うんと楽しみです。
この夏みかんの育ち具合もご報告しますね。 実がなるといいなぁ〜 そして、いつか、道ばたにあるような いっぱいに実の付いた木にすることが目標です。
今回は、なんだかんだ言いつつ、 夏みかんに魅せられたお話でした。
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2011年02月09日(水) |
■道ばた夏みかんを、もぎ採りに行く |
昨日からの続きになります。
なんとか1個でも手に入れたい、 そしてなんとしても味見をしなくちゃ、と やや怪しげにきょろきょろとしながら 道ばたの夏みかんを探していると…
「あっ、あった、あった! あれなら、採れそうだ。 しかも、 誰のものでもなさそうだぞ」
という手頃な木を見つけた。 まさに道ばた(歩道)にあり、 夏みかんがいっぱいなっていた。 その前に家もなく、誰のうちの夏みかんと いうのでなさそうだった。 あえていうなら、都のものなのかなぁ…
しかも、私が精一杯手を伸せば届く範囲に、 立派な夏みかんが一つ二つあったのだ。

そこで、いよいよ手を伸して、 その夏みかんをもぎ採ろうとしたら…
人通りが… 多いんですね〜 次から次へと人が通るので、 なかなか思い切ってもぎ採ることが できないのだった。
先日の男女のように、 堂々と採れればいいのだけど、 私は高枝切りバサミも持ってないし… なんとなく…こう後ろめたいのと、 恥ずかしい気持ちがあるのだった。
しばらく人通りがなくなるのを待ち、 タイミングをみはからっていると、 ついに、そのタイミングがやってきた。 そのタイミングを逃さず、 狙っていた夏みかんを、
えいっ!
と、もぎ採ろうとした。 しかし、採れない。 意外に夏みかんは、木にしっかりと ついていたのだった。
げっ… 採れないよ〜 はっ、早く採らねば… また人が来る…
焦る気持ちが抑えながら、 今度は遠慮なく、力一杯ぐりんと 枝をひねってぐいっと引っ張った。
すると、 ボソッと音がして、 採れました〜 立派な夏みかん! よかったあ〜
その夏みかんを大急ぎでしまいこみ、 この場をさっと立ち去ることにした。
幸い、数人しかいなかったし、 そんな私の怪しい行動を じろじろと見ている人もいなかった。
やれやれ… よかった、よかった… 無事に夏みかんをゲットしたね。
と、満足して帰ってきたのだった。 帰ってきてから、その夏みかんを リュックから取りだしみてみると、 直径が9センチほどのやや小ぶりながら、 きれいな夏みかんだった。 ほらね。

ふっふ… いよいよ食べられるね、 すばらしくおいしいかな? どんなすばらしくいい味かな?
ついに食べてみることにした。 そこで、皮にナイフで切り込みをいれると、 ぷう〜んといい香りがした。 これは、期待できそだね〜
ということで、ついに食べてみたのでした。 その味がどうだったか、また明日書きますね。 その後、また違う展開もあったしね。
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2011年02月08日(火) |
■道ばた夏みかんの「味は」?驚きでした〜 |
昨日からの続きになります。
私は、街路樹として育っていた夏みかんを 収穫している男性に、この夏みかんが おいしいかどうか、聞いてみたのだった。
すると、その男性は、 きっぱりと、こう答えたのだ。
「すばらしくいい味なんですよ。 とてもおいしいですよ」
私は、びっくりした。 こんなふうに道ばたに好きになってる (と思われるような)この夏みかんが 「すばらしくいい味」だなんて。 あまりに驚いたので、再び確認してしまった。
「えっ?すばらしく いい味なんですか?」 「ええ、すばらしくいい味なんです。 すばらしくおいしいですよ。 ジュースにすると最高ですよ」
男性は、またきっぱりと 答え、ニッコリとしたのだった。
この道端の夏みかんは、 「す、ば、ら、し、く、おいしい」のだ。 ジュースにすると最高なのだ。 知らなかった…
道端夏みかん… あなどっちゃいかんね。
私は、ずっと勝手にこう思い込んでいた。 とてもすっぱくて、食べられたものではなくて、 だから、道端にあっても誰もムキになって、 取ったりしないのだろうな。 粒も小さくて、食べづらいにちがいない、と。
でも、それは完全に違った。 すばらしくいい味で、 すばらしくおいしいらしいのだ… うーん、まいったね…
そう知ると、この男女二人がせっせと 収穫しているのも、なるほどと思えてきた。 そして、おいしいジュースにして売るのかも知れない。 だって、山のように収穫していたからね。 「東京夏みかんジュース。 一度飲んだらやめられない」 とかなんとか、のね、などと思えてきた。
そんなことを瞬時に思いつつも、 そんなことを悟られないように男性に、 「教えていただき、ありがとうございます」を言って、 この場を離れることにした。 一つでもくれないかなと、ちょっと期待しつつ。 でも、もちろん、くれるそぶりはなかった。
そんなわけで、私の頭の中では、 「すばらしくいい味。 すばらしくおいしい」 という男性の言葉ががんがん鳴り響き、 「そっか、おいしいのか… しかもすばらしくだって!」 などと、夏みかんの味が ぐるぐると渦巻いていた。
ものすごく気になった。 そして、ついにこう決めた。
こっ、これは、 食べてみねば… 食べて確かめてみないと、 なんとしても!
そう決めてからは、続きのウォーキング中、 どこかに夏みかんの木がないか、それも、 人知れずに採れそうな木がないか、 きょろきょろと探しながら歩いた。
しかし… 探して歩くときには見つからないもので、 なかなか見つからなかった。 すると、今度は一転してこう思えてきた。
みんな、採っちゃったんだ、 すばらしくおいしいから… 悔しいな〜 食べてみたいのに…
そう思ったら、ますます食べてみたくなった。 しかし、この日は見つからなかったので、 すごすごと諦めて帰ってきた。
そして、次の日。 なんとしても見つけようと張りきって出発した。 その途中で、昨日の夏みかんの木のところに また行ってみた。 もしかしたら、少しは残っているかも、 と思いながら。
でも、夏みかんは、ほとんど採られて、 高枝切りバサミでもとれなかったと思われる、 うんと上の方に取り残しが、ほんのいくつか、 あっただけになっていた。

「これじゃ、採れないね。 無理だね、がっくり」
とがっくりきて、また、夏みかんを求めて、 きょろきょろしながら歩き始めた。
しばらく探しながら歩いていると、 ついに、ついに、 手頃で、しかも所有権が誰にあるか、 全然わからないようなところにある 夏みかんの木をついに見つけたのだ。
うひっ、嬉しいな〜 ふふ、一つ採っちゃお、 ふふ、どんな味かなぁ〜 と思ったけど、そううまくは いかないのだった。
この続きはまた明日書きますね。
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2011年02月07日(月) |
■歩道にたわわに実った夏みかんの顛末 |
このところ幾分かあたたかくなり、 ウォーキングの距離も伸ばせるようになってきました。 春が、少しずつ近づいている気配が感じられ、 嬉しい気持ちになります。
さて、今日は、そんな日のウォーキングで知った 「新鮮な驚き」のお話です。
実は、都内の歩道や庭先には、 夏みかんの木が多く植えられている。 そして、1〜2月頃にかけて、 オレンジ色の実をたわわにつける。 結構、いっぱい実るんですよ。 ほら、こんなふうに。

そして、このたわわに実った夏みかんは、 庭先にずっとそのままだったりすることもあれば、 (あまり食べないような感じ) 街路樹として植えられているものは、 誰かが採ったりするのか、いつの間にか、 なくなったりしていた。
私は、この夏みかんが、 食べられるのかどうか、 おいしいのかどうか、 こんなにたくさんなって、 どうするんだろう、と ずっーと気になっていた。
すると、先日、 ウォーキングの最中に、 大きな通りの街路樹の 夏みかんの木から、 夏みかんを収穫している、 男女二人(40代前半くらい) に出合ったのだ。 この木からね。 (もう採られてしまった後の木)

この木には、いっぱいの夏みかんが なっていたことを私は覚えていた。
「あ、夏みかん収穫されてる。 あの木の家の人かしらね〜」
最初私は、この夏みかんの木の前の家の方 (写真の右の家の人)が収穫していると、 思っていたけれど、立ち止まって見ているうちに、 どうもそうではないことがわかってきた。
その二人は、高く伸びる枝切りばさみを持ち、 大きな買い物カートのような車輪のついた、 手押し車を持ち、その中にいっぱいに 夏みかんを採っていた。
どう見ても、この辺りの人ではなく、 歩道にたわわになっている 夏みかんを採るのが目的に思われた。
街路樹として植えられている夏みかんの木が、 誰のものなのか、所有権は誰にあるのか、 分からないけど、ともかく男女二人が せっせと夏みかんを収穫していた。
女性の方が、器用に高枝バサミを使って、 相当上の方の夏みかんまで採っていて、 男性が、落ちてくる夏みかんを キャッチしていた。
うーん、どうやら、 歩道の夏みかんを 集めているようだね〜 何かにするのかしらね?
どうみても、そんな感じに見えた。 すると、どうしても聞いてみたくなった。
「集めて、何するんだろうね? 何か加工したりするのかしら? おいしいのかなぁ?」
そこで、あまり警戒されないように、 うんとさりげなく近寄り、 うんとさりげなく、声をかけた。 (自分的にはだけどね) ちょうど男性が、キャッチした 夏みかんをしまうところだった。
「こんにちは〜 夏みかんの収穫ですか?」
すると、意外にも男性は、 にっこりとして、
「ええ、そうです。 いっぱいなってますからね」
と、明るい返事をしてくれた。 私は、少しホッとしてこう質問した。
「いつも思っていたんだけど、 この道端になってる 夏みかんはおいしいの?」
すると男性は、大きく頷き答えてくれた。 その男性の答えに、私はびっくりしてしまった。 意外な答えだったから。
この続きは明日書きますね。
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2011年02月04日(金) |
■こらこら、あちこちに捨てないのっ! |
さて、今日は昨日の美しさを保つための お話と180度変わって、ゴミ捨ての話です。 ウォーキングしていると、ゴミもとっても、 目につくんですよね。
時々、ウォーキングにゴミ袋を持って行き、 拾ってきたりするのだけれど、そんなことでは、 間に合わないくらいのゴミが捨てられているんですね。 そのたびに、
こらこら、 あちこちに捨てないの!! 道端にゴミ捨てないの!!
なんて、思わずプリプリするのですが、 このところ、こんなゴミたちが目につき、 大いに気になったのでした。
最初は、閑静な高級住宅街と 言われている近所の通りでみつけた。

この辺りは、立派な大きなお宅が立ち並び、 塀だってとても長くて立派なところが多い。
その塀に、えっとこれは、なんて言うんでしょうね? 名前ついているのかしら? ともかく、水を流すパイプが何本か、 こんな風につくられている。

で、この中を何気なく なぜか、見てしまったら、 こんなふうになっていた…

これって…
この長い塀を通り過ぎるときに、 缶入りの飲み物を飲んでいたり、 チョコなんか食べていて、 ちょうどこの塀のこのパイプの辺りで、 全部なくなり、
「おっ、ちょうどいい。 ここに捨てよ」
なんて、思って捨てるんですかね? 確かに、手頃な高さにあるし、道端にぽいと 捨てるよりも罪悪感は少ないと思うけど、 ともかくこのようなゴミが、 パイプの中にもれなく入っていて驚いた。 入れるんですねぇ…
雨が降ると道路に流されて落ちるのかなぁ… すると、誰かが掃除するんだろうなぁ… などとも思ったりしたのでした。
さて、続いて、こちらの道路の このゴミ捨て。

こちらのゴミは、 相当怒られていた。 ほら。

「不法投棄 持ち帰れ。 町会」
だもん。 それも、テレビだけでなくて、 ほら、こっちにも。

捨てられたゴミが気の毒。 こんな怒り紙を貼られてもなぁ… このゴミたちどうなるのかなぁ… どっかにちゃんと処分してもらえるのかなぁ… 誰かがいずれするんだろうね。
この怒り貼り紙を、 捨てた人は、見るんでしょうかね? 見たとして、どう思うのでしょうね。 きっと見ても、見ないふりして、 通り過ぎるんでしょうね〜
この街に住むなら、ゴミは、 ちゃんとルール通りに捨てようよ、 最低限のルールは守ろうよ、 と、捨てた人に心の中できっちり注意したのでした。 (聞こえないか…)
というわけで、ゴミ捨てのお話でした。 不法投棄は本当にいかんと思いますっ。
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2011年02月03日(木) |
■外苑いちょう並木の美しさの秘密 |
関東地方は、風がなければ、 ウォーキングに最適な日々が続いてます。 (大雪の地方の方には、すいません…) 少し、春めいても来ています。 さて、今日は外苑のいちょう並木のお話です。
先日、この辺りをウォーキングしていたら、 こんなところに出くわした。

いちょうの 枝刈り作業と いうことだった。
外苑いちょうの根の工事については、 以前に書いたことがあるのだけれど、 (過去のお話→「外苑いちょう並木100年工事」) 枝を刈っているところには初めてだった。
そこで、立ち止まり、見ていると、 一つの木に、2〜3人くらいが登り、 枝を切り落としていた。 また、クレーン車も使って、 人が登れないようなところの枝を切っていた。

ひぇ〜 怖いね、怖いね。
と、高所恐怖症気味の私などは、 ドキドキしたのだが、職人さん達は、 手を枝の先に延ばして切ったり、 枝の上に立ち上がって切ったりしていた。 もちろん、命綱はついていた。

そして、職人さんたちが切り取った後は、 こんな風にさっぱりしているのだった。 手前が切り落とした木で、 後ろはまだの木。

この様子を見ていると、職人さんらしき人が、 私の横を通り過ぎようとした。 そこでいつもの通り、ちょっと声をかけてみた。
「あの〜少し聞いてもいいですか?」 「うん、いいよ、なに?」
「この木の高さはどのくらいなんですか?」 「そうだなぁ、18〜20メートルだな、 ここの木は大体そのくらいの高さに 調整しているからね」
「一日どのくらいの木の枝の 切り取りができるんですか?」 「そうだなぁ、 一つの木に3人くらいで4本くらいかな。 でも、木にもよるし、 急がせることが出来ないからね、 時間はかかるね」
職人さん達は、10人くらいはいたから、 一日10本以上は枝切りするのだと思う。
「高いところは大変ですね?」 「うん、クレーン車でやるしかないね。 ほら、あの木を見てごらん」
そう言われて、上を見ると、 一つの木には、上の方に枝がぽよぽよと残っており、 もう一つは、きれいに刈られていた。

「上の方は、クレーン車で刈り取るんだ。 あの上の枝をさっぱりと切り落として 終わりになるんだよ」
ということだった。 そして、切り落とした枝は、さらに、 細かく切られ、粗大ゴミとなるのだけど、 この枝切りも、相当な労働だということだった。 落ちた枝はすごい量だった。

「大変な作業ですね〜」 「仕事だからね、でもこれで、 また春に元気は葉っぱが 出てくるんだよ」
と、職人のおじさんは笑って言った。 私は、教えてもらったお礼を言って、 また、歩き始めた。こう思いながら…
そうだね〜 こうして手間をかけるから、 この外苑いちょう並木は いつも美しいんだね、 なんでも手間をかけないとね。
春になると、美しい緑の葉っぱが育ち、 秋になると美しく黄色く色づき、 たくさんのぎんなんをつけて、 楽しませてくれるのだと思ったのでした。
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2011年02月02日(水) |
■こんなものでもあると、景色が違ってみえるね。 |
いよいよ2月ですね〜 天気は毎日いいものの、風が冷たいと、 思うように歩く距離が伸ばせないので、 春が待ち遠しいこの頃です。 今日は、まだ寒い日のウォーキングで見つけて、
「こんなものがあるだけでも、 景色が変わるね」
なんて思ったもの紹介です。 寒い中で、こんなものに目をとめる人は、 あまりいないと思うけど。
この日は、いろいろな路地に入ってみて、 まだまだ知らない路地があるものだと、 思いながら歩いていた。
すると、感じのいい階段道に出て、 何か銅像らしきものがあるのに気がついた。 ほら、黄色丸のところ。

「何かいるね。 なんだろうね」
と近づいてみると、 それは、こんな動物だった。

そう、リス。 このリスは、寒さの中で、 大きなしっぽを上に上げて、 礼儀正しい感じで立っていて、 ちょっとかわいかった。
「こんにちは。 今日は寒いね。 でも、なぜ、ここにいるの? リス坂というでもいうのかな」
挨拶をしつつも、疑問に思った。 そして、ふと、以前、この近所の同じような階段で、 ふくろうがいたことを思い出した。 ほら、このふくろう。

同じ地域の階段道にあったのだから、 きっと、何か意味があって、 この動物たちがつくられたんだろうね。 このリスやふくろうがいるお陰で、 ただの坂も、ただの坂じゃなくなる、 そんな感じがしたのでした。
さて、続いて、 どんよりした曇りの日の 全体的に灰色の路地で見つけた。

何気なく通りすぎようとしたら、 こんなバケツたちが、 お行儀よく並んでいたのだ。

「なんだかカラフルで ちょっとかわいいね。 この灰色の中で、 映えていいね」
このカラフルバケツの中には、 お水がたっぷりと入っていて、 何かに使うらしかった。

「色別に役割があるのかしら。 それとも、ただの趣味かな。 なんにしても、やっぱり、 色があるといいね」
などと、水をのぞきつつ、 この場を後にしたのでした。
ちょっとしたものでもあると、 景色が変わったりするものだね、 なんて、思ったのでした。
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