* たいよう暦*
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今日コンビニに寄ると、 「父の日に贈るギフト」とでかでかと案内が・・・。
つい一昨日までは、でかでかと「母の日ギフト」って書いてあったよなあ。 気持ちはわかるんだけれど、 あまりにも商魂がすけてみえるというか、 踊らされているような気になるというか、 次のイベントをおいかけて日々暮らしている気分になるというか・・・。
もうちょっと、「余韻」ってものを、残して、「さりげなく」商売してほしい んだけれどもなあ〜。
ここ二週間ぐらい、気持ちをうまく表現したり整理したりすることが、できなくなっていました。
でも、今日ようやく気持ちを少しづつ書き記すことができました。 伝えられるようになるまで、自分の気持ちが表現できるようになるまで、ずいぶん時間がかかりました。
書き記すことができて、ようやく自分の気持ちと少しづつむかえあえるようになったような気がします。 忘れたくなかったことを、ひとつ、書き記すことができてよかったと思えました。
5月8日土曜日、 午前0時に友人の誕生祝いをした後、 午前4時までみなで話しこみ、 午前7時に起床して、 午前8時に友人宅に集合し、 午前9時に出発、 午前10時には明石海峡大橋を眺め、 午前11時に徳島にてうどん♪を食し、 午後1時にいちご農園でいちご狩り、 午後3時にジェラートに舌鼓、 午後4時にすぺすべ温泉につかり、 午後6時に湯上りほこほこで帰路につき、 午後8時に車中にて軽食、 午後9時に友人宅に帰宅、 午後10時に夜食を準備、 午後11時に冬のソナタを突っ込みながら見て 日付変わって5月9日日曜日、 午前1時CDTVを見ながら、力尽きて眠りにつき、友人家族と5本川(そんなのあれへんっちゅーねん(笑)!)になって眠る・・・・・
そして、午前9時に起床し、だらだらだらだらのんびりした一日を、友人宅で過ごした・・・ 充実した週末だったなあ〜。
「その時」がやってきました! 隠し事が、隠し事でなくなる時。
こっそり冷蔵庫から出したケーキに、こっそりろうそくをたて、こっそり火をつけ、こっそり午前0時になるのを、待ちます。
0時に、アラームが鳴りました。 電気が消され、ろうそくの炎を消さないように、ゆっくりゆっくりケーキが運ばれてきました。 「HAPPY BIRTHDAY TO YOU〜♪」 誰かが歌い始めると、あっという間に大合唱に・・・。 歌声が響いて笑顔が並びます。 とてもとても幸せな気持ちになります。 「とびきりの笑顔」がはじけます。 とってもとってもしあわせな空気が、そこに生まれました。
お誕生日のお祝いって、ほんとうに、いいね。 嬉しそうな顔をみていると、どんどんあったかい気持ちになって、どんどん幸せになってくる。 生まれてきたことと、こうして元気にまた新たな誕生日を迎えられたということ。 元気に生きて新しく年を重ねるって、いいことだなあと、改めて思う。
おめでとう、おめでとう。 大事な友人。 またいい一年が始まりますように・・・!
「全然こっそりになってへんよなあ〜」 「わかってんのかな〜」 「わかってへんやろ?」 「大丈夫かなあ?」 「私、おかしかった?」 「どんな顔すればいいんやろ?」 「ちゃんとあれは、かくしてあるかな」
みんな、善人すぎて、隠し事が下手です。 でも、下手は下手なりに、がんばって隠し通します。
だって、その時の「あなたの笑顔」を見るのが、とびきり楽しみだから・・・!
「右手貸して」 「え?」 「いいから、右手貸して」 「・・・?はい」
不信気に出した右手を、ぎゅっと、ぎゅっと、握り締めた。
「?!?!なんなん?なんなん?!」 すっごいびっくりしている。 当たり前だ。 会うなり、「ただいま」でも「久しぶり」でもなく、「右手だして」。 そして、道のど真ん中で、ぎゅううううっと右手を握り締めだしたのだから。
「あのね、私ね、右手でほっぺたさわらせてもらってきたんよ。だからね、行かれへんかった二人に会ったらね、一番最初に右手で握手して、伝えようと思っててん」
「・・・・・うん、そっか」
ぎゅうううう。 今度は、むこうから手を握ってきた。 私は、その間、一生懸命さわったほっぺたと、顔と、語りかけたことと、その他たくさんのその時の情景を思い出して、右手にこめた。
一分くらいかなあ。 夜の大通りで、二人、物も言わないで、ただひたすらお互いの右手に意識を集中して、手を握り合って立っていた。
「ありがと。ちゃんと、もらったわ」 手を離してから、大事そうに左手で右手をさわりながら、その人は言った。
まだ、会っていないもう一人には、どちらか早く会った方が、右手で伝えようということになった。 どちらが伝えることになっても、必ずもう一人にも伝わるだろう。 「思い」が「そこ」にこもっている。
「いってらっしゃ〜い!!」
と見送られて、宿を出ました。 「さようなら〜」ではなく、「いってらっしゃい」
みんな当然のように「さようなら」とは言いません。 「いってきまぁ〜す!」 大きく手をふりながら、宿と見送っている人が見えなくなるまで手をふっていました。
また、いつか「ただいま」が言えたら、いいな。 五日間、どうもありがとうございました。
すごくヘンな話なんだけれど・・・。 自分の中で「日本海」っていうのは、「本州の西側だけ」ってイメージでした。 だから、おとつい山に登っている時に、 「日本海がきれいに見えるね〜」 といわれてなんだかとても違和感があった。 北海道にも「日本海側」ってあるんだね〜(当たり前!)
ってことで。 今日は北海道の日本海に面した「日本海食堂」というところで、おいしい海の幸をたっぷりいただきました。 そして、日本海の地平線を眺めながら露天風呂に入りました。 大阪に住んでいると、太平洋や瀬戸内海を見ることは多々あれど日本海は見る機会が少ないです。 「北海道」の「日本海」。なかなかいい海でした。
実は、今まで一度も一人旅というものをしたことが、ありません。 一人旅を「絶対」したくなかったので、あえてしないようにしてきました。
そんな私には、一人旅の達人の友人がたくさんいます。 その一人一人が、一人旅を愛してやまない人たち。 「一人旅のよさ」も「やってごらんよ」も「絶対楽しいよ」も何度も聞いたけれど、「したくない」と振り切ってきた私。 でも、今日はとあることから、わずか数時間ではありますが一人旅となりました。
ほんとは丸一日一人旅のはずが、おまけがついて数時間だけの一人旅予行演習。 うん、ちょっとだけ、一人旅をするみんなの気持ちがわかったかも・・・。 一人旅をすると、自分の中をのぞきこむ感じがするね。
一人旅の達人のアドバイスに支えられながら、楽しく過ごした数時間。 一人旅。 したくない。と言い切るのは、ちょっとやめにしようかな。
2004年05月02日(日) |
スキーをかついで山を登る |
今日は、シャクナゲ岳(の、となりの山)に登りました。 私は登山靴に「スノーシュー」で。 友人は、スキー靴に「かんじき」をつけて、スキー板をかついで。
「かんじきでスキー板かついで登って、上からすべりおりるんだ〜」 という話は何度も聞いていたけれど、実際に友人がスキー板を背負って山を登っている姿を見るのは、初めてです。
うぷぷぷぷ。 おかしい。どう考えても、おかしい! すべる為にだけ使うと思っていたスキー板が人の背中にかつがれているのは・・・・! ただひたすら、山からすべり降りるその一本を楽しみに、二時間近くも登るのです。 そのあなたたちを突き動かしている原動力はなに?!と思わず問いかけたくなるほど、重そうなスキー板をかついで登るその姿は大変そう。 それでも、誰もが根をあげず、どんどん登っていきます。
そして、登頂後昼食をとり、下ることになると。
途端に、きらりん、とみんなの顔が輝きだしました。 どちらかというと、無言だった登りとは違い、みんなうきうき、そわそわ。ざわざわ、わくわく。 しゃべらなくても、わかります。 本当に好きなことをしようとしている時の人の顔は、本当に輝いている。
ざーーーーーーーーっ。
美しいシュプールを描きながら、みんなどんどん降りていきます。 いやいや、すごい。 姿があっという間に消える。 すべりおりる姿が、すばらしく美しい。 そして、きらきらと顔が輝いている。
登るのは二時間。くだるのは、あっという間。 それでも最初から最後まで、すごく楽しそうだったスキー組。 そっか〜。なるほどね〜。 こんなに楽しいから、あんな風にかついで登るんだね〜。
それにしても・・・背中にスキー板をかついで山に登る何人もの人々・・・! いいものを、みさせていただきました。
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