* たいよう暦*
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2004年05月21日(金) それは・・・

「今日は花金やのに、なんでこんな時間まで仕事してんの〜?」

取引先の、おぢさまの台詞。

えーっと、えーっと、「花金」。
「花の金曜日」ってことですよね。

うーん、その言葉、ほんと久しぶりに聞きました。


2004年05月20日(木) 定期券はまだ買えない

会社に入社すると、交通費は会社持ちです。
自宅から会社までの結構な電車代も、会社が払ってくれるわけで、そのおかげで私は繁華街にも出かけることができます。
(繁華街を通って通勤するもので)
そうでなければ、なかなか高い電車代を自分で払わなければならないわけで、車派生活になったかもしれないなあ。

入社して以来ずーっと、半年毎に六ヶ月定期が配られていました。
会社が窓口の、社員全員分一括購入。
ところが突然、この切り替え時(6/1)より、給料での交通費支給、定期券自己購入と変更になったのです。
「自分のものは自分で買いなさい」
まあ、当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、慣れとは恐ろしい。
学生以来定期を購入したことのない身としては、恐ろしくめんどくさい。
はぁ〜。うんざり。

経費削減の折、定期券代は六か月分支給(六ヶ月にすると三ヶ月より安いのかな?)となっています。
そうすると、結構な金額になるわけで・・・。

実は、ひったくりにもスリにもあったことのあるワタシ。
恐ろしくて、5万円以上の金額を持ち歩くことができないという後遺症が残っています。
ところが、地下鉄は全線クレジットカードが使えないらしい。
(なんて遅れているんだー!頑張れ、大阪市営地下鉄!)
かくなる上は、最寄の私鉄で買うしかありませんが、なんとクレジットカードの暗証番号がいるという。

・・・?
暗証番号・・・?

そんなぁもんは、使ったことないゾ。
お店で物を買うときは、すんなりお店の人がカードを通してサインして、それで終わりなんだもん。

もちろん、大事な暗証番号。
電話一本でカード会社が教えてくれるわけはなく、さまざまな手続きを得た上で、暗証番号を再発行してもらうことになります。

はぁ〜。めんどくさい。
現金で買えば話が早いのですが、それでも、やっぱり多額の現金をどうしても持ち歩くのがイヤ。
仕方ありません、暗証番号を再発行してもらうことにしました。

というわけで、暗証番号再発行待ち。
まだ定期券は購入できてません。
素直に、現金で買えばもうちょっと楽だったかも・・・(汗)


2004年05月19日(水) どろぼう

最近通っている「大阪中央図書館」。
入り口に、とっても立派な装置がついている。
いわゆる、万引き防止装置みたいなもの。
そして、警備員さんまでそこに立っていて、ピーピーなると呼び止められることになっているらしい。

何をそんなにものものしいことを。
とその時は思っていたけれど、この間新聞を読んでびっくり!
京都の大きな図書館では、この装置がない為に、年間1000冊以上の本がなくなるのだそうだ・・・!

えーっ、びっくり☆

図書館って、本を貸してくれるところ。
借りたら、返す。
そんな単純なことをしない人が、1000人ぐらいもいるってことなのかー。
本屋さんで本をとると万引きになるけれど、
図書館だと罪の意識が薄いのだろうか。
わざわざ図書館に足を運ぶ本好きの人に、
悪い人はいないと思いたかったけれど・・・・

あの機械の設置は、すごくお金がかかるらしい。
でも、設置する価値がーーーーーあるのかもしれない。

ちょっとさびしい世の中だなあ。


2004年05月18日(火) 阪神ファンと巨人ファン

いつもよく行く焼き鳥やさんの兄弟は、阪神ファンと巨人ファン。
兄の阪神ファンは、公言しているし、テレビ中継にも一喜一憂しているけれど、弟の巨人ファンは「秘密の秘密の秘密」。

大阪で商売をしているかぎり、巨人ファンであることは、口がさけても公言してはならないそうです。

でも、実は、ほとんどのお客さんは、弟さんが巨人ファンだと知っている。

巨人阪神戦の中継をしていると、阪神ファンのお客さんが大騒ぎしている横で目が泳ぐ。
そして、阪神ファンが身をよじってくやしがっている時には、目がうふっとなっている。のだもん。ばればれです。

それでも、「兄ちゃん、何ファンや?」と聞かれると、「いえいえ、どこでもないですよ」なあんて、言っている。

お客さんも弟さんも、そのやりとりと、公然の秘密になっていない秘密の共有を、愉しんでいるのです。

大阪に生まれて育った巨人ファンと、大阪に生まれて育った巨人ファンを見守る大阪の人達。
なんだか、やさしくおもしろくてそして屈折した関係が、そこにあります。


2004年05月17日(月) 親子

最近、「親であること」について考える機会が多いです。

私が生まれた時から、父母は「親」だったので、そんなことは考えたこともなかったのだけれど、「親」は「子」が生まれたその日から「親」になるのではなく「親になっていく」んだなあ・・・。
と、「親」としていろいろ考え、「親」としていろんな思いを抱いている友人を見て、そう思いました。

「親歴」ウン十年の我が父母も、こうして喜んだり迷ったり笑ったり悩んだりしてすすんできたのだろうか。
そんなこと、考えたこともなかったなあ、今まで。
「親はそれで完成品だ」って思っていたけれど、「私(子)」がいるから「父母(親)」がいて、親子関係というのは、相互協奏曲みたい・・・。

「親子」という言葉を辞書でひくと、
「元になるものと、それから分かれ出たもの」

ふうん、そうなのかあ〜、としみじみ文字をたどった。

そうやって「親」というものについて考えさせてくれた友人。
「親」として今がんばっているあなたを、応援してます。
物事が、いい方向に動いていくと、いいね。


2004年05月16日(日) 大雨

雨に降られた、夜。
雨に降られたおかげで、「おまけの時間」がもらえました。

たまには、雨も、いいもんだ。

うんうん。


2004年05月15日(土) いってらっしゃい

カメラマンの友人夫妻が、今度一年半の撮影旅行に出ます。
撮影旅行に出る前にスライドショーを行って、「友人の世界をみんなに見せたい」と別の友人が提案したのが、まだ春の始まりの頃・・・。

あれから数ヶ月。
カメラマンの友人の、少し前に一年半旅した南米の写真と、その時に撮った作品のスライドショー。
何人もの人の協力と、「みなにみせたい」という友人の尽力で、今日の日をむかえました。

私は、カメラマンの友人の作品が好きです。
友人だから・・・ではなくて、
たぶん、彼が友人じゃなくても、その作品は好きになったと思う。
心にすん、と入ってきて、心に響く作品です。
そして、彼の話す旅の話も大好きです。
彼の話と、その時とったスナップ写真と、その時とった作品をみせてもらうと、どんどんどんどん、未知の世界が目の前に広がっていきます。
そして、生涯見ることのない遠い世界だと思いこんでいたものが、あっという間に近づいてきて、自分のすぐ隣の手の届く世界だったということを、教えてくれます。
心にすん、と入ってくる作品と、
彼のまわりをまきこむ生命力あふれた話し方。
そのふたつが生きた、とても楽しいスライドショーでした。

これから一年半にも渡る旅に出る友人夫婦。
気をつけていってらっしゃい。と心から思います。
そして、また、心にすん、と入ってくる新しい作品たちと、
私の出会えない未知の世界を教えてくれる日を、楽しみにしています。

たくさんの世界に出会うであろうこの一年半。
私もたくさんの世界に出会って、心の旅をして、二人が帰ってきた時に成長した自分として、成長しているであろう二人に出会いたいなあ、と思います。

一年半、お互いにいい旅をしよう・・・!


2004年05月14日(金) 阪神甲子園球場

「今日、甲子園のチケットが手に入ったんだけど、観に行きませんか?ぜんぜん阪神ファンではないけど。」

と、突然友人が誘ってくれました。
どうもありがとう。
ぜんぜん阪神ファンではないけれど、
「行く、行く!」
とふたつ返事で連れていってもらいました。

虎の聖地、甲子園。

人の多さと、
応援の熱気と、
「これ、持ってや」と見ず知らずの人から手渡される紙の横断幕と、
前の席の人のおもしろい野次と、
バッターボックスにたつ人によって全然違う応援の仕方と、
鳴り物を使って応援する方法。

ひとつの独特な世界にとまどいながらも、
たったり座ったりして声を出しているうちに、どんどん楽しくなってきて、笑いながら大声を出しながら応援しました。

野球をみながら食べたお弁当
(でも攻撃になるとお弁当を座席において、立ったり座ったりの応援をしなくちゃならない)と、
7回が終わると空一面にあがった風船のすごさは、
もう一回と言わず、何回もやりたいなあ、と思ってしまった。

20時20分終了という記録的な早さの
ヒットわずか3本という阪神の負け試合でしたが、初心者には十分楽しい甲子園体験でした。
でも、もっと長く愉しみたかった・・・!

負けていても、あれだけ楽しいんだもん。
去年の優勝がらみの時は、もっと楽しかったんだろうな〜。
今度は、勝つ時に応援に行きたいな。
勝たなくてもいいや、もっと試合時間が長い時。

がんばってね、阪神!
また甲子園に応援に行きたいよ!


2004年05月13日(木) 笑顔

ここ数年、消費者金融のCMが、やたらお茶の間に流れる機会が増えたと思う。
こぞって、人気のあるキャラクターやグラビアアイドルを出演させ、その名前をアピールするのに余念がない。

そんな中で「声の笑顔でお答えします」というキャッチコピーを流しているCMがあったけれど、あれは当たり前でいてそして意外ととても大事なことを言いあてているなあと思う。

私の仕事は、取引先とのコミュニケーションツールとしては、電話が一番多い。
以前の部長が、入社した当時から
「お客さんが見えなくても、見えているつもりで、気持ちをこめて話す」
と口すっぱく言って、みなに徹底してきた。
電話をかける時だけでなく、かかってきた電話に出る時も、社名だけでなく自分の名前まで名乗って電話に出るようにさせられた。
あの時は、口がもつれそうで、めんどくさいなあ〜と思ったものだけれど、名前を名乗ることによってより受け答えに責任をもって話すようになったのも事実だ。

当たり前だけど、電話は相手に表情が見えない分、普通に話すだけでは、相手に伝わりにくい。
こちらの好意や気持ちを電話の相手に伝わるように受け答えする。というのは気をつけていないと、案外できなかったりする。

電話で、気分を害することも多々ある。
相手の受け答えが、とてもエラソーだったり。
適当だったり。
むこうはそういうつもりがないかもしれないけれど、顔が見えない分、誤解を生じやすいのだ。

電話は、便利ではあるけれど、本当にむずかしい・・・。

今日、とある場所で、買い物をした。
気持ちのいい接客も、ふつうの接客も、いろいろあったけれど、その表情からみなが一様に一生懸命であることが伝わってきたし、何より笑顔が気持ちよかった。

顔が見えようが、顔が見えまいが。
どれもこれも、サービスというのは提供する側の個人の気持ちの持ちようひとつ、だと思うけれど。
その気持ちの持ちようをちゃんと覚えていよう、と、接客業のサービスを見て、忘れがちな自分の仕事のサービスの部分を振り返ったのでした。

顔にしろ、声にしろ。
笑顔はとても気持ちがいい。


2004年05月12日(水) 二人・・・

「ちゃんと、伝えたで。」
電話がかかってきました。
私が6日に会って、右手で「おもい」を伝えた人からです。

私の右手の「おもい」を伝えるべき人は、もう一人いました。
6日に会った時に、そのもう一人にはどちらか早く会った方が伝えようと決めていたのですが、今日、彼の方が先に会ったらしい。

会うなり、
「右手だせ」
と言って、一分ほど握りしめたのだって。
相手は驚いていたようです。
まあ、そりゃそうでしょう。
男二人、手を握り合う・・・なんてことは、めったにする経験ではないでしょうから。
「これは、ほっぺたさわってきたからって受け取った’おもい’や。おまえも受け取れ」
というと
「・・・そうか」
と言って、無言で静かに右手をながめていたらしい。

「ちゃんと、受け取ったで。ありがとう」
もう一人からもメールが来ました。
よかった、伝わって・・・。
間違いなく最後の一人にも届いたことで、少しだけほっとしました。

それにしても、夜中近くの、住宅街の路地で、幼なじみの男二人、一分間手を握り合っていた・・・。

ちょっとその光景はみてみたかったな・・・


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