私の雑記帳
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2005年12月02日(金) 冴えない

午前中に、無料のIT講習(ただし自習)の5回目に行く。
前回で一通りワード(今更だが)をやり終えたのでようやくエクセルというものをやってみた。わからないことはないが、何もかもが面倒くさい。なぜなら、私が普段使っているパソコンは富士通の親指シフトのキーボードだからだ。マニアックと言われるが、20年以上も親指シフト愛用なので。
しかし今からこんなことしている中年に、事務の仕事は無理なんだろうか。

一昨日、ハローワークで紹介されて履歴書を送った会社から電話があり、明日面接。十年以上前に勤めたしょぼい会社の事務より、更に安い給料だが、それでさえたぶん私の歳と取り柄のなさで採用されるのは無理そう。いつまでやっているのか、求職活動。

私にお金さえあれば・・と相変わらず夢みたいなことを一生思って生きていくのだろうか。

お金も、愛も、きっと幻想なんだろうけど。


2005年12月01日(木) 使い切りの幸せをかみしめてみる

Fのことを思いながら占いなどやっていると、突然彼から携帯が鳴った。私にくれると言ったクリスマスケーキの最終確認の件だった。 Fが詐欺にあった話の後日談や、驚いたのは私を騙した詐欺師が現れそうな所に行って犯人の車(車種と番号で)を探してみたけど捕まらなかった、などと言った。電話で話すとき以外は私のことなど全く忘れていると思ったのに、Fのなかに私の存在があったことが嬉しかった。(それが愛でないのはさみしいけれど)

前から報告しようと思っていた、私が最近になってジャニスの「pearl」をよく聴いていることを話した。「あれの良さがわかるようになったなら、お前も大したもんだ」と偉そうにぶつぶつ言っていた。この歳で成長を褒められても嬉しくないが、そんなふうに目上(格上)の人間から言われる機会などもう何年もなかったから、そういうことが新鮮に感じる。
Fと話している数分間は夢のようにあっと言う間に過ぎて行った。最後に私はまた「私を置いて、どこか遠くに行ってしまわないで」と言った。どんなに私が願っても彼はやがて東京に戻るだろう。それがわかっていて、まだ私から完全に居なくならないで、と願ってしまう。Fに期待してはいけないのだが、こうして声を聞くと嬉しいし、ほんの少し幸せ。
Fとの将来に渡っての長い幸せはないけれど、使い切りのような1回限りの小さな幸せを、いまだけかみしめている。
それほど私は愛に飢えているんだろう。

・・

いま、ニュースで地元西武撤退のニュースが。
Fが仕事を辞めたときに西武へ行く話しもあったようで、私はそちらの方が良かったでは・・と思っていたが、とんでもない。もし西武だったら、来年には確実に余所へ転属になってしまっただろう。何が不幸で何が幸せなのか、まさに「塞翁が馬」でわからないもの。(もちろん、いまが幸せなのかも本当はわからないのだけれど)



2005年11月30日(水) スペシャルな大吉?

昨夜の出来事。

夜遅く、子供達と川の字になって寝ながらぽつりぽつり話す。
「こんな惨めな生活と人生ならば、生まれて来なければよかったし、親を選べないあんた達も可哀相だね・・」と言うと、次女が「でも○○ちゃん(自分の愛称)たちが生まれなければ(お母さんは)今よりもっと惨めだと思うよ」と言った。そうかもしれない。私のなぐさめのためにも存在している子供達が可哀相になった。母だからって強くなれない。

・・・

気乗りがしない仕事だけれど、2社に履歴書とハローワークの紹介状を送った。片方はたぶん面接前に落とされる気配。
地味にこつこつ出来る仕事がないかなぁ。

・・・

本日のヤフー占い

「今日のあなたの基本運はスーパー! ミラクル! スペシャル! な大吉。すごい! すごすぎます!! なんて強い運勢なのでしょう。こんなにすごい運勢はまず出ません。アンビリバボーです!! 精神的にも肉体的にも最も充実した一日となるはず。男性からも女性からも良い意味で「ウワサの人」になること間違いなし。誰もがあなたと友だちになりたがり、あなたの喜ぶことを望みます。絶妙なタイミングのよさと、チャンスを生かすツキや行動力も。自信を持ってGO!」

毎日見ていると↑は一月に1度くらいは必ず出る。「こんなすごい運気はまず出ません」をいままで何度見たことか・・。でも、ちょっと期待してしまった。今日一日を何とか無事に過ごせたのは、もしかしたら本当はミラクルなのかもしれないな。

・・・

お世話になっている役所の田中さんが昨日、テレビに映っていた。ローカル局のリポートで「男に磨きをかける」講座に集まった人へのインタビューの中に彼の姿があってびっくり。ファッションのアドバイスやら、男の料理やら色々やっていたようだが、磨かなくても十分いい男なのに、何やってんだろう。(奥さんもちゃんといるのに)いつも仕事が忙しそうだが、こんなこと気にする余裕があるなら、いくらか平和なのか。来週、役所に顔を出す用事があるので、ちょっとからかって来ようと思ったり、余計なことは言うまい、と思ったり。


2005年11月29日(火) 肉だんごを作った

早く油を使い切ってしまいたいので、久しぶりに肉団子を作った。
スーパーなどのヘボな肉ではなく、なじみの肉屋さんで、その場で挽いてくれる肉を買う。(その方が美味しくて、しかも安い)

問題は、あん(たれ)の方だが、本に書いてある分量だと甘味が足りないので、砂糖を倍に増量して作る。油を熱してニンニクのスライスを炒めて、スープ(プラス酢、醤油、砂糖など)を煮立たせ、水とき片栗粉でとろみをつけ、団子とからめて出来上がり。
私にしては、よい出来で頑張った甲斐あり。

いつもこの調子で家事が出来るなら、私ももう少しましな女になれたかもしれない。

誰かによりかかりたくて、しょうがない。
寂しさを紛らわしてくれる人が欲しい。
もちろん、一時しのぎとわかっていても。


2005年11月27日(日) 追い打ち

昨日の伴奏もなんとか出来て、娘がようやくピアノに興味を持ち、自分から頑張ってくれるようになったというのに、先ほど、上の階の年配の婦人から苦情が来た。クラシックは好きだが、へたなピアノが流れてくると、ずっと体調が悪くて昼間も寝ているのに神経に障って我慢出来ないと何度もくどくどと言う。うちのグラビノーバがおいてある真上が寝室になっているらしい。とにかく悪いのはこちらなので平謝りに謝ったが、これから先の生活を思うと気が重い。今後どうやって娘に練習させたらいいのか。本当は中古でもいつかピアノを買ってやりたかったが、とんでもない。楽器だけじゃない、聴く音楽だって怖くて音は出せない。このマンションに引っ越して2年半、気をつけてきたつもりでも、これからはもっと息を潜めて生活しなければならない。ヘッドホンでなら聞けるとはいえ、ささやかな楽しみだった音楽さえも私から遠ざかっていく。娘も「もう練習できないね」と呟いた。本当に平穏に暮らしたいだけなのに。

一刻も早くここから引っ越したいという気持ちが時間と共に募る。ここを出るときは、実家に戻る時だと思っていたけれど。



pearl〈パール〉 |MAIL

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