私の雑記帳
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久しぶりに、彼のことを書いてみる。
もう8ヶ月も会っていない。 というかこれから、会えるメドもない。 彼がお金で困っていたから会える機会もあったが いまは長い借金から開放されて、私に会う絶対的な理由が もはやないのである。 彼自身、そんなつもりはないと思う。でも現実に、彼は 休みのない仕事と危篤状態の続く母親のことだけで、 時間はいっぱい、したがって私と会う時間はないのである。
もう私を愛してもいないし、必要も感じていないのだ。 電話で話すことでさえ月にせいぜい2度である。 愛情などあるわけがない。
私は一時期、恋愛に恋焦がれていた。今でも誰かを強く愛したいと 思うし、愛されたい。 恋愛で満たされたいと思うのは、おかしいことだろうか。 彼を好きになって本当に苦しかった。
彼に貸したお金の残高は、まだ110万円ある。 昨年12月から毎月給料日が過ぎると3万を振り込んでくるように なった。いままでかえしてもらった分は私の用立てた金で 後110万は私が妹からかりたお金なので、ようやく私も その金を妹に返していける。
もう私たちをつなぐものは、悲しいことに 返済の振込みだけになっている。 私の調子が悪くて、ずっと考えることを避けてきたが 私たちは、とっくにおわっている。私は、ずっと来ない人だと 知りつつ待っていたに過ぎない。 もう少し愛されていると思っていたけれど、彼から会おうと 言い出すことはないような気がする。 彼は息子二人との生活、私は娘二人との生活、それぞれの生活は もちろん大事である。 でも、とても寂しいとおもう。そして、薄情な彼を恨んでみる。 昔、彼が仕事で行ったというイタリアかハワイに、何時の日か 一緒に行けたらいいねと話したのが1年前。 英語が話せる彼に憧れた。いつか本当に一緒に旅行したかった。 外国はおろか国内でさえ1泊もしたことがないのに。 人並みな恋人でもなかったわけだ。
私も最近年をとり否応なく衰えを感じている。 どっぷりと中年なりになりもう恋をする相手もみつからず、 このまま惨めな生活のまま 老いて行くのが、私のこれからなのだと思う。
いろんなしがらみのある地元を離れて、どこかだれも知らないところへ 行ってしまいたいが、そんな望むような場所などこの世のどこにも ないだろう。 日々の暮らしの金さえない人間に、遠くに行く術はない。 野垂れ死にする覚悟でもあれば別だが。
彼に愛してもらえないのなら、私は死に物狂いでいまの生活から 抜け出して、自分がこれ以上惨めな思いをしないようにして 自分を守るしかない。 娘たちにも、世間に肩身の狭い思いをこれ以上させられない。 学歴もなく資格もとりえも特技もない惨めな中年女が わたしなのである。
いまから私に何ができるのだろうか?
20年以上も使い慣れた親指シフトのキーボードから JISキーボードに変えて、まるで左手で文字を書くがごとく まどろっこしくキーを叩く。
ようやく回復傾向にある体調だが、元気になったら今度こそ 体力をつけたいと思う。
子供たちが新学期を迎え、否応なくわたしも親として さまざまな試練がある春である。 私の辛さなどだれにもわからない。 私がどれだけ不安でびくびくしているかなど どんなに話しても、理解できないだろう。
私の苦しみや悲しみは、私の中だけで存在すると思えば 他者に理解を求めても仕方ないのだが。
まったく、風邪がぬけないというのに昨日は姪を三鷹の家まで 送り届けることになりまた上京。ここひと月で3度も上京というのに 三鷹往復ばかり、行きたいところには行けず、銀座も新宿も 素通りである。
とにかく身体が回復しないことに苛立ちを感じる日々。 今も調子が良くない。 頭痛もひどくなりイライラする。 やることがすべて滞り、時間だけがすぎてゆく。 新年度を迎えたというのに自立のめどがたたないのは 相変わらず辛い。保険証がない生活の恐怖は 計り知れない。 身体のこと、経済的自立、何もかもが連動している。
☆
地元の高校が甲子園優勝した。 県勢では29年ぶりの快挙であった。 こんなに高校野球をしっかり観たのは久しぶり。 縁もゆかりもない高校だが、地元というだけで楽しませて もらった。一生のうち地元が優勝するなんて 何度も観ることは無いだろうと思うと 今日の優勝も、これからも長く言い伝えられるのだろうなと思う。 監督が29年前の優勝チームの主将だったというのも なんだか不思議なめぐり合わせである。 明日には地元テレビでは特番をやるので、それも見て なんとなく嬉しい気分を味わいたい。
月曜から風邪でダウン。
風邪のあらゆる症状がひどくなってしまい 夜も眠れぬほど、のた打ち回っている。 今も息が荒い。 体力がないせいかひどく回復も遅れている。 基礎体力の低下をこんなに実感することになるとは。 ゴホ、ゴホ、ゴッホーーーッ
嫌になる。自立の道がまた遠のいているようで。
明日は、姪が遊びに来る。 何とかなりますように・・。
2007年03月22日(木) |
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」 |
巨匠ロバート・アルトマンが亡くなったことを最近になって知った。 邦題「今宵、フィッツジェラルド劇場で」が彼の遺作となった。 無教養なテキサス男に買収されることになった小さなラジオ局が舞台で、主演の一人がメリル・ストリープ(好きでも嫌いでもない)だそうだ。 未見だがきっと良質な出来であることは間違いない。 基本的にハッピーエンドなストーリーしか好まない私だがこれは見ておきたいと思う。
「華麗なる一族」で魅力ある悪女を演じてここのところ成長著しい鈴木京香が出演する映画「アルゼンチンババア」もちょっと観てみたい気がする。
今期は、私にしてはわりによくドラマを観た。 だが今の私にはドラマについて語れる友がいない。 ずっと一人で心に溜めているだけなので少し寂しい。 でもネットでそんなドラマファンのサイトを覗く気にはなれない。 たぶんマニアックにはなりきれないのだろう。
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