★神主の遠吠え日記☆

2006年02月04日(土) 日本で一番偉いのはオイラたちだ!

2月4日立春。
国も人間も一つずつ年をとる。

またもや朝日が反論を。

《朝日社説引用》
皇室典範 ここは冷静な議論を
 皇室典範の改正問題で、政界が騒がしくなってきた。
 女系天皇の容認に反対する与野党の国会議員が多数の署名を集め、集会を開いた。閣僚からも慎重論や、男系を維持すべきだという反対論が相次いでいる。
 皇太子の次の世代に男子がいないなかで、皇位の継承をどうするかは天皇制の根幹にかかわる問題である。きちんと論議しなくてはならない。
 小泉首相から諮問をうけた有識者会議は「女性・女系天皇を認める」「男女を問わず天皇の直系の第1子を優先する」という報告をまとめた。
 男系・男子にこだわれば、継承者がいなくなる可能性が高い。旧皇族の男子を迎えて男系維持をはかるべきだという意見もある。だが、60年以上も一般国民として過ごしてきた人びとである。皇族となることに多くの国民が納得するとは思えない。そんな判断によるものだった。
 この報告について、私たちは「妥当な結論だ」と支持した。ただ、皇位継承順を第1子優先とするかどうかには議論の余地があると考えている。
 政府は報告書に沿って皇室典範の改正案をつくり、今国会で成立させる方針だ。議論を尽くし、国民の納得がいく合意を目指してもらいたい。
 気がかりなのは、こうした議論のなかで皇族の発言が注目されていることだ。自民党内の改正先送り論の高まりについて、同党の細田博之国対委員長は「宮さまが否定的な見解を公表されたことも大きく影響している」と語っている。
 宮さまとは三笠宮家の長男、寛仁(ともひと)さまのことだ。昨年来、月刊誌などで女系天皇に異を唱える発言を繰り返してきた。
 私たちは、一般論としては皇族であっても自由に発言するのが望ましいと思う。だが、戦後の憲法で国民統合の象徴とされた天皇には、政治的行為や発言に大きな制約がある。皇族もこれに準じると解釈すべきだろう。
 天皇制は政治を超えた歴史と伝統の問題だという意見もある。だが、いまの天皇制は戦前と違い、国民の強い支持がなければ成り立たない。茶道や華道などの家元制度とは異なり、政治の土台にかかわる問題なのだ。

 天皇陛下や皇太子さまはこの間、皇位継承の問題について静かに見守り、いっさい発言を控えている。おふたりとも憲法上の立場を考えてのことに違いない
 私たちが2日の社説で寛仁さまに「もう発言を控えては」と求めたのは、皇族としての制約を超えると考えたからだ。皇室の総意であるかのような誤解も与えかねない。細田氏の言うように、政治に具体的な影響を及ぼしているとしたら、なおさら見過ごすわけにいかない。
 この社説に対して「言論機関が皇族の言論を封じるのか」という反論も寄せられた。しかし、皇族だからこその言論のルールがある。それを指摘するのはむしろ言論機関の責務ではないか。
 ここはぜひ冷静な議論を望みたい。

《引用終了》

朝日というのは大層偉いんですね。皇族に向って制約を超えてる、しゃべるなと言うんですから。言論機関というのは相手が誰であれ、どういう立場であれ指摘するのが責務?
「政治を超えた歴史と伝統の問題」は「国民の強い支持がなければ成り立たない」とは恐れ入った。つまり朝日が或は共産党が導いて国民の支持がなくなれば皇室もなくなると。それでもいいんですかと脅してるようですね。
分かってますよ、そうなった場合は、日本が日本でなくなるということですよ。そうしたいんでしょ、あなたたちは。
「皇族でであっても自由に発言するのが望ましいと思う」「でも今の憲法では」、と思うんだったら憲法改正に積極的になれば?!
歴史や伝統を踏まえた上で、色んな方策を考えて皇室を維持しようと、こんな方法もありますよ、もっと考えましょうよ、と拙速な案に問題提起することが、まるでひとり熱くなった悪者みたいな言い方ですな。冷静な議論をといいますが、あなたたちは結論ありきじゃないんですか?
言論機関いや朝日には言論のルールはないんですね。



2006年02月03日(金) 節分・立春で春が来る?

今日は節分。
昨年の日記再掲
『節分って皆さん知ってます?もちろんご存知ですよね。節分とは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」夫々の前日を指していて、季節の分かれ目のことなんです。でも今は「立春」の前日だけ言われています。これは古来冬から春になる時期を一年の境として、いわば現在の大晦日のように考えられていたためなんです。
また、節分に巻き寿司を恵方に向って食べる風習がありますが、これは主に関西で行われていたものだそうで、食品メーカーが便乗して全国に広まったそうです。
何故、巻き寿司を丸かぶりするのかというと、巻き寿司は「福を巻き込む」ことから、丸かぶりは「縁を切らないため包丁を入れない」ということなんだそうです。』

今朝、境内の掃除をしていたら何やら池の方からチャプチャプと音が・・
のぞいてみると、何と狸が池にはまってる!助けてあげようと網やら棒やら差し出すが、野生の警戒心もあって逃げるのみ。
はしご、板を渡して苦闘の末、狸は走りあがり、一目散に裏山へ。
ちょっと水浴びには早すぎるようで、震えてましたわ。
池の周りは危ないから安全なところで遊んでね。
写真はHPニュースのページに。


さて昨日日記にも書いた朝日の社説について今日の産経が対抗。

《産経社説引用》
【主張】朝日社説 「言論封じ」こそ控えては
 寛仁さまが月刊誌などで皇位継承について発言されていることに対し、朝日新聞は二日付で「発言はもう控えては」という社説を掲載した。同じ言論機関として、違和感を覚える社説だ。
 寛仁さまは、皇位が男系で維持されてきたことを強調し、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が一年足らずの議論で女系容認の結論を出したことを「拙速」と批判されている。また、男系維持のため、元皇族の皇籍復帰や養子制度導入などを提案された。
 朝日は「一連の寛仁さまの発言は、皇族として守るべき一線を超えているように思う」とした上で、「天皇は日本国民統合の象徴だ。国民の意見が分かれている問題では、一方にくみする発言は控えた方がいい。これは皇族も同じである」「そろそろ発言を控えてはいかがだろうか」と書いている。
 寛仁さまの発言を批判することは言論の自由の範囲内であるが、その発言を封じようとする社説は、言論・報道機関として、守るべき一線を越えているように思われる。
 皇位継承問題に限らず、靖国、歴史認識問題など多くのテーマで、産経と朝日は対立しているが、もし、朝日の言論が封殺されるような事態が起きれば、言論の自由を守る立場から、産経は朝日を徹底して擁護するだろう。現に過去に起きた朝日へのテロ行為に対しても、この立場を貫いてきた。
 朝日は、寛仁さまの発言の趣旨について「戦後に皇籍を離れた元皇族を復帰させるなどして男系維持を図るべきだ」などとしている。
 しかし、寛仁さまが言わんとしていることは、安易に女系を認める前に、いろいろな選択肢があり、あらゆる手を尽くすべきだという趣旨だ。それでも男系維持が難しければ「女帝・女系の議論に入っていけばいい」「最終的には皆さんのご判断を待つ」(雑誌『正論』三月号)とも言っている。
 「国民的な議論が不十分だ」という寛仁さまの発言全体の趣旨を正しくとらえてほしかった。
 今国会での皇室典範の拙速な改正に反対する国会議員の署名は、百七十三人に達した。皇位継承問題は、寛仁さまが指摘するように、政治を超えた日本の歴史と伝統文化の問題である。結論を急ぐべきではない。

《引用終了》

やっぱりこっちが正論でしょう。


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