口の端が切れている。 先週直ったばかりなのに。胃が悪いのだろうか。
人から貰った本を読む。 一冊は、山崎マキコの『さようならスナフキン』 心理描写がことごとく図星で胸にずさずさささるが、いかにせんくどい。 同属嫌悪なのかもしれないが、読んでいていらいらした。
太宰治に共感する人も多いというし、この本も需要があるから出版されているのだろうから、 "生まれてすみません。世間についていけなくてすみません"という人が一定層は居るのであろうが、 じゃあ、世間を構成しているのは何者?と思わないでもない。
本を読むというのがそもそも少数派なのかもしれない。 もしくはぐだぐだを抱えている反動で、他人のぐだぐだに過剰に反応し抹殺しようとするとか。
もう一冊は『まもなく日本が世界を救います』大田龍とベンジャミン・フルフォードの共著。 表に出ない権力者層が居るって言う構図はわかりますし、自分も911がイスラム過激派のテロであり、 ゴアは正義の使者であると信じているほど、おめでたくはありませんが・・・。
「生物兵器や最終戦争で地球の人口を5億に減らすという計画が・・・」というのはいかがなものでしょうか? 10年前から比べて人口はいくら増えている? 減らす前に増えないように手をうっておくべきでは? 計画に無理はないか?今でも上手くいってないんじゃない? だって死体を55億も処理するの大変よ。日本だけだって一億以上いるのに。 一見干からびて見える老人の死骸だって、ほぼ半分が水分だっていうから、簡単には燃え尽きないし。 燃やすのにもエネルギーが要るし、放置すれば匂うし虫は湧くし。 動物に食わせるにしたって、全部は食わないだろうし・・・。
そもそも、一部の権力集団が世界を牛耳るほど、世界って予測可能なものなのかしら? "途中混雑のため〜"とか言って、電車のダイヤすらほぼ時間通りに動かないのに。
2008年12月14日(日)
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『三億円事件 40年目の真実』
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『三億円事件 40年目の真実』を見た。 予想以上に、山本耕史さんの出番が多くて嬉しかった。
ドキュメンタリー部分と再現ドラマが無理なく繋がっていたし、 論理的な謎解きに加えて、事件に関わった刑事達それぞれの未だ消えない執念、 巻き込まれてしまった人々の憤りなど人生も描いていて、見ごたえのある良作だったのではないかと思う。
背広の山本さんも堪能できたし。 童顔なのに、なぜドラマでは実年齢より上の役が多いのだろう? 意図的に選んでいるのかしら? でも、童顔の人ってふけ方が難しいけれど、今のところ良い感じに年を重ねているように思う。
今日は朝、結樺健さんの夢を見た。 今年の夏から3,4回かの連ドラ形式で見ている夢の続編。 起きた時に「覚えていよう!」と思うんだけど、やっぱり忘れてしまう。 覚えていることだけ断片を書いてみる。
まず、基本的な夢の設定を言うと ・夢の中では私は何かを調べる人(スパイ?)のようだ。 ・どっちかっていうと敵対関係。 ・場所はライブハウスというか、小さなステージのある飲食店。 ・道路に面した入り口から階段を下りて、右手にドアがある。 ・店の色調は原色系。朱色とかオレンジとか黄色とか水色とか。中島哲也監督の映像みたいな感じ。 ・カウンターがある。 ・健ちゃん・大くんなどのお友達のたまり場になっている。(山本さんは登場しない) ・ひげの生えた恰幅よい人がオーナー。たまにドラムをやる。
夏に何回か見た夢では、結局私は正体がばれてしまって、 でも、あんまり責められず、事情があるんだよなとか暖かく言われてほのぼの〜みたいな ところまで話が進んでいた。 そして、何度行っても健ちゃんは常に不在だった・・・。
今朝のは。 健ちゃんが亡くなったということで、お花を持ってその店に行く夢。 顔を出せた義理ではないんだけどと、ひっそりと行く。 予想外に暖かく迎えられ、そこにいる全員とはぐ。 一番覚えているのは、体のきれが良い女の人とのはぐ。黒のパンツに黒のタンクトップ。 ダンサー系のしなやかな身体。奥さんだったのかなぁ。
送る会に行かなかったので。 夢でお花を供えたということなのかもしれない。
目が覚めてから、ぼーっとした頭で「これで終わりということか」と思った。
2008年12月11日(木)
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『グッドナイト・スリープタイト』
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『グッドナイト・スリープタイト』@パルコ劇場を見る。 最前列のど真ん中。 しょっぱなから中井貴一とがっつり視線がからみ、緊張した。
上演時間は2時間と10分くらい。 実際の時間より短く感じたが、演者が立つと仰ぎ見る姿勢にならざるをえず、多少疲れた。
戸田恵子と中井貴一の二人芝居。 戸田恵子の若さとカラダの柔らかさに驚いた。 新婚時代から結婚30年後の離婚までを順不同で演じるのだけど、 きゃぴきゃぴの時代も全く違和感がないのが不思議だ。 いやぁ憧れる。
中井貴一も熱演だったが、こちらは年相応な感じ。 あと、キャラ的に、三谷幸喜のうざさとしつこさ(いや好きなんですけどね)を てんこもりにされていて、損な役回りだったので気の毒だった。
哀しみをはらみつつ、だからこそ明るく自立していく妻と、 ぐだぐだと理屈をこねつつプライドを抱えて暗く自閉していく夫。
邪推は下品と思いつつも、戸田恵子にあてがき?という発想が出てきてしまう。 (実際はそんなに人間関係単純ではないのだろうけれども)
脚本も役者も充実していて、満足のいく舞台ではあったのだけれど、 人間を多層的に描きすぎ、底流がビターであり、単純で楽しけりゃいいという私の好みからは、いささか外れた。
この間の『決闘!高田馬場』は本当に日参しても良いくらい好きだったのだけど。
あと、三谷幸喜の舞台にしては、今回は俳優さんの観劇情報をあまり聞かないのも不思議。 年末は皆様忙しいのか。 業界内で評判がイマイチなのか。
どうなんでしょうね。
この期で見ているドラマはバチスタと流星。
バチスタのトオルは容易に阿部ちゃんを連想できて笑えるところもあるが、 癖のある役を軽やかに流していて、わりと好き。 無駄に引っ張りすぎと思う展開ではあるが、次回が楽しみというのが連ドラの醍醐味だし、 肩透かしも想定内と思って楽しんでる。 その他、釈由美子がいきなりおばさんっぽくなったなとか、 宮川大輔は目つきが悪いから眼鏡かけて活動しているのかとか、そんな感想。
山南さん(どーしてもぱっとこの名前が出る・・)が映画版バチスタに出ると聞き、 他に回覧しても映画が始まる3月までに戻ってくるだろうし、その時期なら300円くらいで売れるやも知れず、 だったらまぁいいか、と『ジェネラル・ルージュの凱旋』を購入し読了。
本は面白かった。が、映画化には一抹の不安。 まず、原作のイメージは山南さんとはかぶらない。原作を小手先で弄ると人物描写が破綻しかねない。 また、論旨展開を読んでいる分には大変どきどきするが、映像にした時の面白さを想像出来ない。 前作の評判があまり芳しくなかったことも、不安要素の一つ。
あと、ぐっちーの役を女っつーのも気に入らないところ。 別に竹内結子がどーのじゃなく、あえて女性にする意味がわかんない。 綺麗どころで客を呼ぼうという発想なら、全くずれてるし、 (桜の園が目標興行収入の十分の一というありえない大コケをしたことでもわかると思うが・・・。 がっきーのアイドル映画も振るわなかったし。要するに今、女性を鑑賞しに映画に行く奴はいないってこと。 ちちでも出してるんならともかく。) 恋愛要素展開を盛り込むと、ストーリーが散漫になりすぎて虻蜂取らず。
まぁ、評判を聞いて良ければ、山南さん鑑賞に行っても良いけど。 『アフタースクール』はとても面白かった。あれ見終わると絶対もう一度最初から見たくなる!! 悔しくて!!
もう一つの見ているドラマは流星の絆。 やっぱり、ニノは別格に上手いなー。 なんといっても間がいい!
クドカンのドラマは好きで他のも欠かさず見てる。 これも最後まで楽しみだ。 今までで一番好きってわけでもないけれど。 好きなのはなんだろう?タイドラか木更津かなぁ。 木更津でコヒさんが和田アキ子の真似をしてあの鐘を鳴らすのはあなたを歌うシーンは、 すごく可笑しいんだけど、物凄く切なくて、思い返すだけでじーんとくる。
2008年12月09日(火)
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胃痛と吐き気。でも叱咤をもらう
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昨今の暗い世相ニュースと戦前戦中のリアル描写を読みすぎたのか。 見事な胃痛と吐き気。
風邪か?立ち上がる元気もなく寝込む。
ありそうななさそうな先々の不安が心に重い。 何時の時代もどんな身分も、絶対的な安定なんてないのに、どうしてこう変化が怖いんでしょうね。 初めて陸に上がった生物は凄い。あと、なまこ食べた人。
間歇的に痛い胃をさすりつつ、さっきある人のBLOGを読んだ。
今年に入って、知ったことの一つ。 一つのドラマにとても多くの俳優さんが関わっていて、こんな風に仕事を取っているんだってこと。 知ったきっかけは山本耕史さん。 彼の出ている、例えばドラマの打ち上げのこととか、ロケのこととかが、 共演した人のブログに書いてあることもあり、それを知ると書いた人のBLOGに行って読んでいた。
色々な俳優さんがいた。 磐音様でいうと中居様や柳ちゃんのような有名どころにもお邪魔した。 あまり有名でない、という描写は曖昧だが、例えば"役に名前がない人"のもあった。 陽炎の辻のある話では女中、他の話では花魁役という人もいた。 ワンシーンだけだけど、マネージャーが何度も何度も局に営業して取ってきた仕事だ、と心をこめてと、 気合を入れている人も居た。 思ったように演技が出来ず夜、部屋で泣いてしまったと書いている人も居た。 仕事運UPのお守りの写真とともに"今年は"と書いている人もいた。(2007年のお正月というのが泣ける) メインキャストが壇上で挨拶するのを見て、又、差し入れ大盤振る舞いを見て、 いつかは自分もやっちゃる・・・と書いている人もいた。
好んでやっていることとは言え。 少なくとも読んだ人のBLOGは俳優専業で、実はそれなりに恵まれた位置にいるのかも知れずとは言え。
その真剣さに心を打たれた。 主役やキャスト相関図に出てくる脇役以外にも色々な役者がいることはもちろん概念として承知はしていた。 でも、どこか実感がなかった。 肉声(文字だけど)を読むことで、言い方は悪いけれど、一人ひとりが人間であり、俳優であることが、 心に落ちたような気がした。 役を仕事を取ることがどんなに大変かも知った。
他の仕事でも真摯な人はいくらでもいるのだろうね。 今日もまた、ある俳優さんのBLOGを読んで、過去LOGもほとんど読んで、元気と勇気と叱咤を貰った。 ありがとう。 陽炎の辻の3話の長太郎役、改めて見返しました。これからも応援します。
今を大切に。 出会いを大切に。 目の前のことに全力で。
alain
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