2009年08月03日(月)
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陽炎の辻3 13話の感想
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なんだか、だるいなぁ。 そんなに疲れることしていないはずなのに、妙に、眠い。
磐音さまも来週っつーか、もう、今週最終回か・・・。 何か前半はまぁまぁだったのに後半ぐちゃぐちゃで、あんまりワクワクがなくなってしまった。
年老いた男が女ウケ狙って、当たり前のことだが、大きく踏み外した好例ではなかろうか。 おこん目線で共感を得ましょう・・・と、書いた話が、『うじうじおこん欝双紙』。 やっぱり嫁姑問題は外せないでしょう!とヒステリーババの話をねじ込む。
しかも、作り上げたおこんのキャラがことごとく逆なでするっつーか。 どうして、でっちあげるならでっちあげで、もう少し可愛げのあるキャラに出来なかったか。
得意技が立ち聞きと失言と欝。 怪我人に大丈夫の一言も無く、真っ先に愚痴をぶちまけ、 お仕事中に抜け出して、オトコの部屋に元カノ我が物顔で案内するわ、茶店でまったりお茶するわ。 「男の子生まないときっとみんながっかりしますよねー」と、臨月の妊婦に笑顔で話しかけるわ。
これ、魅力的か?! ひょっとしてヤな女を描きたかったのかしらん。
つか、この女の子を主人公にした物語書きたかったら、原作要らなくね。 居眠り磐音江戸双紙の核はさぁ、そもそもの話の突端は、 お家騒動と上意討ちと友の死を背負って生きる磐音さまの苦悩ではあるまいか。 (まぁ、この話そのものが、登場人物が思慮無さ過ぎて、よく考えると笑えるのだが、 一応悲嘆と悲恋はまとっている)
贖罪という表現が合っているかは、言葉が重過ぎて判断できないが、 友を切った罪として、自分は世俗の幸せを得てはいけない身だ、と 自らを閉じ込めて生きる道を選んだのだと思っている。
その磐音さまが、江戸随一の道場主というある意味、場を得、世俗的な栄達を得、 かつ、嫁も娶る。 しかも故郷の家も名も捨てる。 これは今までの磐音さまの生き方を180度変える、大きなの山場のはず。
そんな磐音さまの葛藤がほぼ描かれていない。 あの磐音さまにして不覚を取るほどの、深い思い悩み。 自ら手にかけた友のこと、奈緒のこと、自分は幸せになっても良いのだろうか? 日々のたつきのために人を斬った自分が道場を継ぐ資格があるのか?という自問自答。 おそらく現代人の想像範囲外であろう名家の嫡男が家を捨てることの重さ。
武家に嫁いで大丈夫かしら?私深川育ちだしぃ・・・という悩みとは次元が違うと思いますが。
磐音さまのキャラとして、あんまり表現しすぎるのもあれだが、だからって、あっさり書きすぎてねぇか。 しかも、誰も思い出してもあげないんだもの。
おこんのことばっかり。 あと、意味不明なバトルね。 でも、バトルはまぁいいの。 失笑はあるけど、痛快娯楽作なので、戦隊モノみてぇと思いつつも原作のテリトリーの範囲内と思う。
とにかく。 おこんもお佐紀も奈緒もばばも、とにかく女性キャラがことごとく、爆死。
脚本家。あえて名は書かぬが。 実力はあると思うんだけど。ま、今回は皆してナレのようにしゃべってて手抜き?とか思ったが、それはまぁいい。 いい年なら、女性目線で女性を描くのは自分には出来ない、という自覚くらいは持って欲しい。 そして出来ないものには手を出すな! 求められのかも知れないが、出来ないものは人に振るくらいの才覚あるだろうよ。
分を知れ、分をわきまえろとか言いたくなる。 (私この言葉って、全否定しない。 やっぱり人には分相応ってあると思うから。人が平等だとか人の命は平等だとか、思ってない。 長くなるから、これ以上は書かぬが)
2009年08月02日(日)
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千住真理子@東京オペラシティ
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先日、千住真理子のコンサートに行った。 東京オペラシティ。 初めて行ったけど駅近で楽で良いな。
4段階ある値段の下から2つ目。 場所は3階横の前列にした。(座席指定で買った。)
ステージを斜め前方上から覗き込む位置。ほぼ見えない。が、演奏会ならば音が聞ければ充分。 予想以上に気に入った。 演者の視線を気にせず、目を閉じてうつらうつらしながらでも聞ける。 後ろの席とも板で区切られてて段差もあるから姿勢も身体の向きも思うがまま。非常に楽。
一番安い席でも充分だったかも。(音響とか色々あるんだろうけれど、そういうの良くわからないから) 気になるのがあったら、また行こうと思える会場だった。
当日の埋まり具合は3階席は1割程度。1階は8割、2階は4割くらいか? 彼女程度のネームバリューでもこれくらいなのか。正直もっと埋まっているものだと思っていた。 不景気もあって最近興行系は大変というが、そういうことなんだろうか。
って、自分もクラシックのコンサートはほぼ行ったことない。 多分、生まれてからの累計でも片手じゃないだろうか。 そんな身で言うのはあれだが、もっと盛況でも良いのに。 原宿の服屋に並ぶより、コスパ良いと思うが・・・とか人の金の使い方にあれこれ言うなって。
ま、それはさて置き。 前述の通り、クラシックに接点がないので、比較のしようはないのだが、漫然と受けた印象を書く。
千住真理子の音って"腕力"。 天に駆け上る奔馬、もしくは天馬(ペガサス)を思い起こさせる力強さだった。 ヴァイオリンという楽器には、触れなば折れんの繊細な印象を持っていたが、彼女の音にはそれはほぼ感じなかった。音が厚くて太くて強い。青年期というより脂のまわった壮年期の力強さがある。 曲は切なくとも、まとう雰囲気ははかなさではなかった。あくまで悲嘆に引きずり込む引力。
私はいいなと思ったけれど、古典的なクラシックファンでは好まない人もいるかもしれない、と思った。
胸の奥に手を突っ込まれてぎゅっと握られて揺さぶられるそんな感覚。 芸術に感動して涙を流すって一般に、ストーリーに共感とか美しさに打たれて・・・とかだろうが、 たまねぎを切るとか、頭をどっかにぶつけたとか、そんな身体の反射として、泣けた。
シャコンヌとアンコールのヴィバルディの冬。 号泣。
良いとか好きとか嫌いとか、そんなんじゃなく。 気持ちじゃなくて、身体が涙を出した。
イメージ映像は、胸の奥が、緑のつるりとしたハートで、それが震えてる。 楽器で何がどこまで変わるのかとかも全くわからないが、確かに「あのヴァイオリンは触れるとね、 血が通っているように暖かく脈打ってるんだよ。」と言われたら信じても良いくらい、生き物っぽかった。 ちょっと気味が悪いくらいの生命感があった。
以前、癒しのなんたらヴァイオリンとか聞きに行ったことがあったけど、もう全然違う。 海に潜る深度が違う。
千住真理子が枯れて、もう駆け上がれなくなり、その哀しみをはらみつつも、 経てきた時代を大切に誇りながら弾く、そんな演奏をいつか聞きたいと思ったのでした。
スイートJAMがくれた出会いに感謝。
2009年07月31日(金)
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TwinとDoubleは分けようよっ!
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スイスの宿を探し始めて驚いたこと。TwinとDoubleの区別がないっ! Twinにしてもベッドはぴったりくっついてて、見た目はDouble。
調べたところ、スイスでは家族旅行がほとんどなのでDoubleなのだ・・・とか。 家族にしたってDoubleはイヤだけどね。という人はおらんのか。 もしくは身内以外とは旅行しないのか? っつかスイス人旅行するの?それ意外。
だって九州ほどの小さなところで言葉が4つもあるから、よほど移動せず、引越しせず、閉塞して郷を閉じてきたのかと・・・。
と、スイス人の嗜好に忖度しても仕様がない。 限りなくきちんとわかれたTwin、見た目Doubleにしても(つまりベッドボートは1つ) せめてマットレスは分かれている部屋を探せ。
で、静かで、でも、危なくない程度には人通りがあって、 周囲の治安はよろしく、公共交通機関(出来れば地下鉄)の駅に近く、食料品が調達出来る店が近く、 周辺が坂でなく、部屋が清潔なところ。
条件を満たすホテルを探すのは結構大変。 ホントは予算は1〜1.5/泊だったんだけど(かなり大盤振る舞いなつもり)、 Zurichでそれでもかなりきつかったので、2/泊までは仕方ねーかと。 でも、かなりきつい。
直前に値下がりしたところを狙い撃ちしようかと思ったのだけれども、 あまりのTwinの少なさと価格の高さ、そして案外聞く評判"トラムの騒がしい""音楽が人の声がうるさい"に不安はつのるばかり。
ということで、Webの大海で波にもまれつつ探しまくった。
これだ。所謂早割りで165スイスフラン。 72時間前までならキャンセル可能らしいことともあり、ひとまずap入れた。
場所・価格から考えてまぁまぁでしょう。 Confirmationにもtwinと書いてあるって事は少なくともマットレスは2つだろう。 あれこれ考えている時間が辛かったから。気が楽になっただけ良かった。まぁ落ち着け。 (が、再確認しているうちに不安がつのり、結局直にメールして最終確認しているところ。 あーめんどくせぇ!でもツアーに入るよりまし。)
Prahaのホテルは、まだtwinも数ありそうなので、そして値段もまぁ何とかはなりそうなので、 Booking.comでぎりぎりまで値下がりを待ってみよう。
さてスイスの他の4泊はどうしようかね。 現地についてから、あれこれ見て探すのが周辺環境も部屋も確認できるから一番確実なんだけど、それで半日とか掛かってしまい、日程に余裕がないともったいない気になってしまう。 一ヶ月周遊とかなら良いんだけどね。
しっかし、田舎でもホテル、それなりに高いなぁ・・・・ ま、とりあえず最初の1泊目はKEEPしたのだから、あとはひとまず一週間前まで静観の構えで行こう。 今見ても8月頭分はかなりDiscountされてる。だったら10月はもう一声いくはず。 賭けてみる。
(去年ポルトのホテルは前日にリスボンのネカフェで予約入れようとしたら、間際過ぎて2つの候補がどっちもだめだった。 結果取ったホテルが凄くよかったのでかえってLuckyだったけど。)
テンション低いっす
磐音さまも美しく、(宮戸川で一人包丁を丁寧に包むシーンが特に) お話も大団円に向けて白い翼を畳みつつあり (そこまで回収なくてもという気もするが・・・。粘着気質のスタッフでも居るのだろうか?) 個々人のキャラにも連続ドラマならではのお馴染み感とそれ故のお遊びがあり、普通に楽しめる回でありました。
イケ麺探偵も、コスプレ堪能できたし、芸達者と楽しく遊んでる様を見ることが出来て幸せでした。 衣冠束帯も良くお似合いでしたが、乱れ髪に和服の文士姿の方がより色っぽくてよろしかった。 旅行準備で毎日モーツァルト特別編を見返したのだけれど、"若い"。 痩せたというのもあるだろうけれど。 苦味。のようなものが出てきたようにも思う。 磐音とヘドウィグは出会うべくして出会った作品であり、それをきっちり糧にしているなと、 あのゆるーいドラマを見て思ったのでした。
見たい見たいと思っていた『ディア・ドクター』を見た。 作り手の意思が感じられる映像世界で、商品というより作品である、真っ当な映画だった。 演者が綺麗にではなく、そこに居る人として撮られていた。
見たことに後悔するレベルでは全然ないのだけれど。 どっちが好きといったら『築城せよ』のほうが好き。 おそらく完成度とかこっちの方が低いのだろうけれども、でも好き。
鶴瓶は秀逸なキャスティング。 良い映画でした。
新規開拓した韓国料理屋も、食後に入ったカフェもいい感じでした。 サムギョプサル美味しかった。 キムチめったにないほど美味しかった。
が、テンション低いっす。 暑いからだろうか?あるある。 旅行の日程とホテルのことで考えすぎて、疲れたのだろうか?あるある。 マヤ暦の新年だったからだろうか?それはどうだろう?
こんなダウナーな日は、 今年後半のスケでさー何かぱっとした話聞きたいねーとか思ってしまう。
いかんいかん 他力本願はいかん
自分の楽しみは自分の人生で賄わねば。 って旅行準備で疲れてますがな。
2009年07月23日(木)
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10月の予定がぱらぱらと
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10月の予定。 えっと、まず『蛮幽鬼』 チケット取れた!
で、後。 航空券も・・・取れたというか、取った。 去年、ポルトガル行って、しばらくは大人しくしているつもりだったのだが・・・。 先々のことがわからないため、行ける時に行っておけとか、なんとか言いながら、 今年もひょこひょこと出かけることになりました。
まず、アンダルシアに憧れたのだが、やはり遠い。 イタリアいいからスペインに直行便飛ばさねーかな。 最近イタリア人気落ちてるっていうじゃん。
ニュージーランドは高いし。 ハワイはよいよいになってからでも行けそうだし、 フィジー行ってクルーズというのも考えたのだが、両方とも一週間あれば余裕で、 今回はもう少し時間が取れたので、この機会はもったいないなとか。 あれこれ価格と嗜好と旅程構成を考え考え・・・・
予想もしなかったスイス航空に。 スイスとプラハの旅にした。スイス5泊。プラハ4泊の構想。 チェコはプラハ滞在のみ。スイスは考え中。 スキーには早いし、山を歩くにはちと遅い。 どうするかなぁ・・・。
温泉どーかね。バーデンとか?とか考えてる。 プラハとバーデン。モーツァルトの足跡を辿っているようだ。。。 『世界ふれあい町歩きのチェコ編』取ってありますがな!(理由:ナレが山本さん) 『モーツァルトへの旅』取ってありますがな!(理由:ナビが山本さん)
AirさえKEEPしてれば、ホテルと電車は直前か着いてからで十分だろう。 Vでも見てつらつら考えよう。 しかし、今まで関心なかったから知らなかったけれど、スイスのホテル代高っ!
ざっと、リスボンの2倍の感覚。 っつーことはポルトの3倍かっ!
これならツアーのが安かったか?とも思ったけれど、あのハードスケジュールには臆してしまう。 成田から飛んで夜ついたのに、翌朝早々にチェックアウトなんて、それは無理だ。
皆さん体力あるなぁ。 色々手配とか移動とかに神経使わなくて楽とは思うんだけど。ドイツ語・チェコ語はおろか英語も出来ないからさ。 でも、休みの日に朝から叩き起こされるのはイヤなんだよね。目覚ましなしで起きるのが休みってもんでは? 好き勝手に昼寝も出来ないし、スナック菓子とか酒とか調達する時間もあるかないかわからないし。 でもって、また個人旅に。(つか、それしかしたことないけど) これまた、何かと大変なんだけど、でも朝寝!と昼寝!が全てを凌駕するっつーか。
alain
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