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2010年04月01日(木)

新感線『薔薇とサムライ』@赤坂ACTシアター

とにもかくにも天海祐希。
これこそスターだと思った。うっかり惚れてしまいそうだった。

コスプレな衣装"群"(とにかくお着替えが多い)も悉くお似合いで、もう。
一つ間違えばあれは白いももひきですがな、という衣装をああ華麗に纏えるのは流石はヅカで異例の速さでTOPとっただけのことはある。
舞台の彼女を見たのは初めてだが、あれではもう、手に負えない。
ごぼう抜きもいたしかたがない。

意外な収穫が神田沙也加。
自分の役割をちゃんとわかって、ぶりぶりな少女を丁寧に演じていた。
それに何と言っても声質が心地良い。

あと、山本太郎!
あんなに歌えるとは思わなかった。

存分に楽しかった。

数日経つと、あれ何だっけ?とか夢が醒めたように記憶が散っていく。
もう一度あのチケット代払っていくという強い動機も沸いてこない。

ただ、爆音とこの上無く艶やかな色彩の強さが瞼にのこる。
目覚めての夢の話を延々話してもしらけるだけ。

「良く覚えてないけど、楽しかったことだけははっきり覚えてる」
夢の感想としては極上だ。


2010年03月30日(火)

蠢動

寒い。寒いなぁ。
温暖化はやっぱり信じてない。

「北極の氷河が割れて海に落ちる映像とかあるじゃん」

って、そりゃ常に端っこは砕けて落ちるがな。

それより、最近良く地面が揺れる気がする。
その方が気になる。

天が落ちてくるのを憂いてもせんなきことであるように、地についても思い煩う甲斐もないわけだが。
なるようになる。のでしょう。

ならなくてもいずれこの身体は脱ぎ捨てるわけだし。


2010年03月29日(月)

JAM最終回・江成おじさん・+act

発熱中のあれこれ

◆ スイートJAM最終回。
良い雰囲気で作っていたのだなとの一体感が感じられる最終回でした。

名残惜しくはあるが、落ち込むーまでに至らないのは、
番組の作りに不満はあったことが理由。

例えばCMになると上がる音量とか、先週のまとめや、CM前と開けの繋ぎがうざいとか。
が、得難い機会であったことは確か。

感謝の気持ちとともに見送る。

◆ 江成おじさん
発熱の中、手近な本を手にとって再読。
三谷幸喜『オンリーミー』

そこに出てきた 江成(こうせい)おじさんの話。

三成が"みつなり"ではなく"さんせい"と読むのは、理由はこれか?
命名の元ネタの阿野全成さんがあれども、偶然の妙にのっかりキャラを被せたようにも思う。
阿野さんは三谷さんの"ぼくの好きな変なおじさん"なんじゃなかろうか。

エッセイの他の回では、いつか祖父の一代記を書いてみたいとの記載もあり、
彼の中ではほぼ20年ごしの構想であったのかとひざをうつ。
実は主役は西田敏行との噂はがせではないのかもしれぬ。

「ドラマ化する時は私の役は沢口靖子以外は認めんから」と言っていた御祖母はどう思っていらっしゃるだろうか。


◆+actの対談を読む。
言葉にすることは、反面、言葉にならないものを切り捨てていることでもあると思う。
何か色々なものを振り棄てて、飛び立つ準備をしているかのような印象を、昨今のインタビューからは受ける。

価格は高いが文字がぎっしりで雑誌としても読みごたえがある。
むかいりのインタビューはまだ流し読みだが、非常に良くわかる。
それは底が浅いということでは全くなく、思考回路が自分もしくは、自分の周りに良くいるタイプだからだと思う。
理系男子に囲まれて仕事してきたからな。

堺雅人さんもわかるなぁと親和性を感じたが、むかいりはより近しく感じる。
これからぬる〜く追いかけたい人の一人である。

で、結局誘惑に負けて、L5Yのチケットを買い足してしまったのであった。





2010年03月28日(日)

発熱

風邪である。
今回に限っては何時どこで風邪菌をGETしたかは明確である。
週半ばの神楽坂で飲み会の日のよる夜中だ。

帰宅が12:00を過ぎた。そこまではいい。
その後入浴。これもまた問題ではない。
その後、全裸でPCに向かうこと小1時間。これがまずかった。

あかんあかんとは思ってはいたが気持ちの制御が利かなかった。
営業モード(というか外面)のハイを覚ましたかったのと、若干の悔恨のうだうだもあって、
PCでも触っていないと気持ちが落ち着かなかったのだ。ってPCはセキュリティブランケットかい!

人と合うと、バランスを取るだけの一人の時間が自分には必要なのだ。

悔恨はあれが出てしまったこと。
ひと呼んで"仲居上戸"。

泣き上戸、笑い上戸。お酒が入ると人格が変わるのは良く聞くが、
私の場合は、お酒が入って、かつ、うっかりスィッチが入ってしまうと、
普段の横のものを縦にもしない人格が豹変し、やたらと甲斐甲斐しく働く仲居になってしまう。

あーまたやってしまった・・・。
こうしてまた、酒席で酔いもせず気配りをする人と無駄な印象を残してしまった。
なーんか嫌味ったらしいから、嫌なんだけど、と帰宅後酔いがさめるごとにうなだれの角度が深くなる。


かくして翌朝はのどが腫れ、その後も悪化の一途。
金曜日には発熱を押して出社、土曜日には発熱を無視してフィットネス。

土曜日の夜から倒れた。

4月の頭は舞台見に行くんだから!
咳なぞしていられないんだから!

日曜日。

気合いで治す。
治療法は水を飲む。ホカロンを貼る。寝る。無理に食べない。薬は信用していないので飲まない。

日曜の夜。
ほぼ治った。

気合いです。

さて観劇週間の始まりです。まずは新感線!


2010年03月25日(木)

週刊文春4月1日号 CloseUp

山本さんのインタビューが目的。
立ち読みで良いかと思っていたのだが、心の柔らかいところを鷲づかみにされ、一読後即座にレジに。

理屈を言葉にする場合は立て板に水なのだが、気持ちを言葉にするのにかみ締める時間が必要なのが
いかにも固定宮。
見に行かなかった理由がスケジュールの都合との公式ホームページの記述を、
誰も信じていなかっただろう。

痛々しいなぁとも思いつつ、
Naviとも合わせて、ようやく言語化出来るようになったことはおそらく良いことなのだろうとの感想。

言語化は再生したての皮膚なのだ。

以前テレビで、磐音様の魅力は『叶わないこと』と言っていたが、
その文脈で語られていた全てが、まるっと本人にも当てはまるとしみじみ思ったものでした。

切なすぎて気持ちの置き所がないため、この件はこれ以上書かぬ。




alain

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