豪華駅弁の特集をラジオで聴いて以来、 松阪牛ステーキ弁当一万数千円のことが気になって仕方がない… 何をしていても、ふと心に現れる。 こだわりの弁当、牛肉は血統書も付いているらしい。うまいんだろうか… どうなんだろうか… うし… 仕事中、そんなことを考えていると、「牛沢さん」という人から電話が来た… それにしても、ステーキ弁当… おいしいんだろうか… 一生に一度くらいは食べてもバチは当たらないんじゃないだろうか… うーん…三重県か… うし… なおもそんなことを考えていると、「牛田さん」という人から電話があった。 これを「引き寄せの法則」というんだろうか? いやどうせ引き寄せるなら弁当の方を、どうか… 寒さも一段落したようで、湿度の少ない晴れた一日… 去年の今頃は 語るに足る、ささやかな人生 アメリカの小さな町で 著者 駒沢 敏器 という本を読んでいた。 アメリカの小さな町を車で旅するロードドキュメンタリー。 小さな町でささやかに暮らす人々とのふれあいの十四編が修められていた。 著者が運転する車に同乗して、一緒にハイウェイの風を体に感じるような気持ちになった。 そういえば、こんな心地良い日は、風を感じるような物語を読みたくなるよなあ… そう思っているとラジオから聞こえて来たのは向井万起男さんの声。 で、思い出したのが、 謎の1セント硬貨 真実は細部に宿るin USA 著者 向井 万起男 旅が好きな万起男さんの車でのアメリカ旅行記。 これを読むことにする。 おお… アクセルを思いっきり踏み込んでハイウェイをすっ飛ばしてみたいものだわ… 来世に期待。
2010年04月11日(日) |
そんなこんなの日曜日 |
Roses by Janis.Ian仕事の資料造りが終わらない。 Vaio TYPE-P OSはVISTA これがスクリーンリーダーで読み上げさせるとめっちゃくっちゃ遅い! 途中から、6年近く使ってるTYPE-Tに代えてみたら、はっやい!XP万歳! 焼いた魚の味がイマイチ。 資料造りが押して、アイロンかけてない。 冬物のブーツたちを磨いて乾燥剤入れてしまおうと思ったのにできなかった。 朝、風呂場に洗剤をスプレーしておいたのを、今になって思い出した… そのうえ、明日は雨だとさ。 で例によって月曜日だし。 そんな気分を何と言おう? と、ふと耳を澄ますと、ラジオから溝口肇のチェロが聞こえて来ました。 音楽というのは、瞬間的に染みこんできてわたしの体内に化学反応を誘う。 さて、口角をあげるエクササイズでもしましょうか。 パチンと一泊 手を打って 青い帳をはらいましょうか。 げっつようび 機嫌良く参りたいものであります。 春になると、ジャニス・イアンを引っ張り出して聴いています。 のどかな午後の勉強部屋を思い出します。 のどかな春の日は何処? Rose by Janis.Ian
2010年04月10日(土) |
昨日出会ったふたりの女性 |
昨日の帰りのことだ。 電車を降りると、年配のご婦人が声をかけてきた。 一緒に行きましょう。 婦人は、わたしを抱くように腕を背中に回し、歩き始めた。 本当のところ、盲人というのはそんな風にされると後ろから前へ押される形になるから歩きにくいものだ。 けれど、その婦人はとても大柄でわたしを包むように歩かれる。 身長165センチのわたしよりかなり大きい感じがする。 その体からはなんともリラックスした感じが伝わり、わたしはうっとりとした気持ちで歩いた。 待てよ… この感じ、前にも体験したことがあるような… 背が高くてらっしゃるんですね… と尋ねると、 そうなの、わたし170センチあるのよ… その声は深くて、なんだか宝塚のスターみたいだ。 もしかして、以前にもお声をかけてくださいませんでした? と訊くと、 あら、すごいわ、そうなの… でも、もう何年も前のことよ。 やはり。確か、あれは暑い夏の盛り、婦人はわたしの持っていた日傘を、まあ、しゃれてる!と褒めてくれたのだった。 そして昨日のようにわたしを抱くように歩いてくださったのだった。 わたしね、思うのよ、お目々のわるい人って、他の感覚がもの凄いんだって。わたし、だって集中したい時は自然と目を瞑るものね。 その口調は、わたしが、今盛んに読んでいる明治、大正、昭和初期の女の人のように奇妙に艶っぽく、かといってあだっぽすぎない品がある。 確か、あの夏の日、このご婦人はエステティックの帰りだと言っていた。 マッサージを受けて、気持ちがよかったと恍惚とされていた。 そのリラックスして弛緩した体で、わたしを包んでくれたのだった。 母ほどの年齢だろうか。 わたしまで恍惚としてしまったのだった。 あの包まれた安心感。 幼子が母に抱かれて歩くような安心感。 しばし、うっとり歩いたのだった。 婦人と別れて、スーパーで買い物をする。 サービスカウンターで誘導を頼むと初めて担当してくれる店員さんが来た。 肩におつかまりください… つかませてもらった肩はずいぶんと低いところにあった。 うって変わって小柄な方だ。 たぶん140センチぐらい。 明るくはきはききびきび… 山椒は小粒で…の通り、。 個性的なふたりの女性に出会った黄昏でありました。
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