日々の泡

2010年10月03日(日) 散文

☆知らないうちに寂しさが胸のあたりでうずいてくる。休みに学校のチャイムを聞くと。なぜだろう?
☆空が高ければなおさらだね。
☆夏にはまだ日が高めのところにある 夕飯の仕度時。
☆秋には黄昏れて流れてくる醤油とみりんと…
☆かぼちゃもおさつも栗のようで。栗はまさしく栗。
☆雨の日だった。たばこ屋の小窓の前。傘の下Bのくぐもった声。
☆やめるんじゃなかったっけ?
☆月曜日には試される。雷雨の予報。よいお顔で玄関を出る決意。



2010年10月01日(金) 傾聴ボランティア そして渋皮煮…

毎年、この時期になるとAの隣家の栗の木の愚痴を聞くのが恒例になっておる。
花が臭いに始まり葉が落ちるを経、たくさん実が屋根に落ちてうるさい…に至る。
しかし、A家のもみじもまた隣家に対し同じように迷惑をかけているので何も言えないと言う。
栗の実は拾って食べてくださいと隣家の許しがあるらしく、わたしたちは愚痴を聞きながらそのおこぼれに預かるわけね。
その拾った栗というのがいがからはぜて落ちた栗だけに完熟。そして大粒。
おもしろいようにきれいに皮がむける。
わたしは皮むき名人か?と勘違いするほど。
そして渋皮煮。
ゆっくりと栗をゆでている最中。
レシピを検索してみるとブランデーを入れる人が結構いらっしゃる。
ブランデーはないので、お菓子用に準備してあるラムかグランマニエを使ってみようと思う。
むふああ…楽しみだ。
Aの隣家の方、どうもありがとうございます。
花が臭い?葉が落ちる?
そんなのへっちゃらです…
Aんちのことですから…



2010年09月25日(土) 立腹ジンクス

朝の蜘蛛みたいにいくつかのジンクスがわたしにはある。
たとえば、パンを余分に買い込んでおくとだれかがパンをくれる。
たとえば、わたしの実母はいつもしてくれることであっても、こちらが期待していたり、当然してくれるであろうと油断しているとしてくれない。
先日も入院している京都の叔父を見舞った帰り、小田原で新幹線を降りて我が家へやって来ると連絡が入ったので当然お土産は漬け物でしょう…と期待していると買って来ないわけだ。
やっぱり漬け物は冬のものであるからして買って来ないだろう…と期待していないと緋の菜だの柴漬けだのなんだかんだと買ってくるくせに期待してお箸を持って待っていると買ってこない。
もしかして、京都駅でおいしい駅弁を買ってくるかもしれない……いや、夕飯時に来ると連絡をしてきた時に何も言わなかったのだからそれはないだろう…で、鰺フライだとかがんもの煮物とか切り干し大根とか味噌汁だの用意して待ったわけだ。弁当は来ないだろうが漬け物は来るだろうとふんで待っていたわけだ。
で、漬け物はなし、で、買ってきたのは鯖と鯛の押し寿司だし…
だからこの時間に寿司を持ってやって来るのなら連絡せいつ!夕飯の準備は要らないとお言いっ!と説教したいのをぐっとこらえ、おいしいとにこやかにバッテラをほおばるわたしは大人だ。


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茉莉夏 [MAIL]