日々の泡

2010年10月16日(土) 脳性疲労

墓参を目的に旅することになった。
墓参を旅とは言わないか…でもいいや旅行と言って充分な距離なんだ。
ネットで検索して少しでも得してやろうとあっちこっち宿やらチケットやら探し回ってへとへとになった。
で、結局疲労困憊の上面倒くさい病が発祥…ノーマルで電話で予約。
なにしろ脳が疲れるのだ。昨今…
久しぶりに遠い町の知らない人と電話で話す。
たかだか宿泊の予約の数分の通話の中
知らない若い女性 懐かしい訛りが潜んだその声
彼女は今、どんな暮らしの中にあるのだろう…
あの町のあの風の中で…
気持ちだけがあの町へ飛んでいく。
そんなだから、日にち間違えたり、おぼつかないのだ、様々な事が。
ちょっと夫の機嫌が悪いので好物の里芋のにっころがしでも煮てやろうと思ったが面倒くさいなあ…



2010年10月04日(月) 不思議だ…

切り干し大根を入れて
ほうれん草のお浸しを入れて
金平牛蒡を入れて
プチトマトを詰めて
チキンナゲットにケチャップをつけて詰めて
ご飯をよそって
ちりめんとごまをちらして
梅干しと
塩昆布を添えて
弁当のふたを締め終えて
ふと気付くと
前髪がごわごわしている…
なんだ?
それはケチャップが髪について固まっているのだった…
なぜ?ここに?
よくわからない…
そんなぼんやりした月曜日
てくてく駅まで歩き始めると
町は金木犀の香り
長い長い恋愛小説
「夜はやさし」 スコット・フィッツジェラルド
すっかり浸かってしまってふらふらしている。
なので どうやって前髪にケチャップが付いたのかもよくわからない。
と言い訳する。



2010年10月03日(日) 散文

☆知らないうちに寂しさが胸のあたりでうずいてくる。休みに学校のチャイムを聞くと。なぜだろう?
☆空が高ければなおさらだね。
☆夏にはまだ日が高めのところにある 夕飯の仕度時。
☆秋には黄昏れて流れてくる醤油とみりんと…
☆かぼちゃもおさつも栗のようで。栗はまさしく栗。
☆雨の日だった。たばこ屋の小窓の前。傘の下Bのくぐもった声。
☆やめるんじゃなかったっけ?
☆月曜日には試される。雷雨の予報。よいお顔で玄関を出る決意。


 < 過去  INDEX  未来 >


茉莉夏 [MAIL]